2016/11/10 - 2016/11/24
2129位(同エリア7860件中)
ST&Gさん
この旅行記ではホーチミン主要観光スポットだけでなく、一般観光客は入れない施設や、何が起こっているのか分からないまま入場してしまった美術館などを紹介します。
今回も美しいフレンチコロニアル様式の建物を探しながら街歩き。
その中には設立からおよそ150年が経っている伝統校も含まれます。
他にも、一般の人は入場が出来ない人民裁判所や、どさくさに紛れて入ってしまった休館中のホーチミン市美術館、心地よい風が吹いていた市立博物館などを紹介します。
おまけでベトナムのトイレ事情を記載しておきますので、旅の参考にしてください。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 徒歩
-
シンチャ~オ。
この日は朝から伝統校訪問。 -
ベトナムの友人がホーチミンの有名な学校だと言っていたレ・クィ・ドン(Le Quy Don)ミドルスクールにお邪魔しました。
しかし別の友人(在越邦人ビジネスマン)から、「ベトナム人はすぐ有名と言うけれど、実際には違うことが多いんだよねー」と皮肉っぽく言われましたが、そんな彼も「確かにここは有名です」と認めていたサイゴンで最も歴史ある学校です。
カンボジアのシアヌーク国王など多くの著名人を輩出したことでも知られている学校。
建物は古いものの、中庭に木陰が出来ているとても感じの良い学校です。
外務省(キッズ外務省)のホームページでは、レー・クイ・ドン中学校になっていますが、この旅行記では、レ・クィ・ドンで紹介します。
外務省ホームページ(キッズ外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/kuni/vietnam_2015.html -
L先生の話しでは、フランス領だった時代にフランス子弟のために建てられたのがレ・クィ・ドン学校(1877年完成)。
20世紀に入るとフランス国籍を持つベトナム人子弟も入学できるようになったのですが、フランス人子弟が学ぶ教室とベトナム人子弟が学ぶ教室は分かれていたようです。
設立当初はフランスの名前が付いていましたが、今はレ・クイ・ドン。
教育の分野などで貢献した学者レ・クイ・ドン氏に因んで付けられたものではないかと思われます。
各教室には扇風機やウォーターサーバーはありますが、造りは非常に質素。
日本の学校の教壇と言えば木造のイメージが強いのですが、こちらはタイル(セメントタイル)。
またベトナムの建物の壁と言えば、レンガを積んでそれにモルタルや漆喰を塗り、平らに削ったらペンキを塗る…というのが主流です。
授業は大きな太鼓の音で始まり、太鼓の音で終了。
学校内に神社があるのかと思いましたが、なかなか面白い体験でしたよ。
女性の先生たちは全員アオザイ着用で、一般の職員は私服。
そして生徒たちは、日本の学生と同じように制服を着用しています。 -
こちらが、授業で使用している日本語の教科書。
「もうこんな日本語は使わない」と思う箇所も有りますが、外国語の教科書アルアルですね。
今回は生徒の中に交ざってL先生の授業を見学していましたが、生徒がお喋りをしても、勝手に席を立ってウォーターサーバーの水を汲みに行っても、先生はそれを叱ることもせず黙々と授業を進めています。
緩々のベトナムの授業。
しかし生徒の日本語のコミュニケーション能力は非常に高いですよ。
授業の後半は私も教壇に立たせてもらい生徒から日本に関する質問を受けましたが、生徒の興味は★引きこもり問題★と★日本で人気のスポーツ★でした。
勿論質問も答えや説明も日本語オンリーでしたが、同年代の日本人の英語のコミュニケーション能力と比べたら、彼らの日本語のレベルの方が遥かに上というのが私の感想です。
彼らには仕事で使える日本語能力試験N2を目指して頑張って欲しいと思いますが、更に上のN1は尊敬に値するレベル。
このN1は非常に難易度が高く、ビジネスにおける通訳レベルです。
漢字2,000、単語10,000語が求められると聞きましたが、単語は何とかクリアできても、漢字の2,000は正直キツイ…。
いずれにしても、とても楽しかったベトナム伝統校の訪問。
しかし一般の観光客が許可なく入れる施設ではないですし、学校の回りを歩いても壁。
中の様子は見られないので、面白さはないと思います。
この施設は参考までに…という事で紹介しておきます。 -
今回は、美しいフレンチコロニアルの建物を探しながら街歩き。
統一会堂のすぐ横にあるこちらも、それらしき建物でした。
過去の旅行記でも紹介しましたが、黄色はフランス人が思い描く南方の色。
地図アプリで確認した時は市役所(City Hall)と出ていたのですが、実際には民事裁判所でした。
「何が市役所よ」と思いましたが、ベトナムではGoo●le先生と言えども良く行きたい場所と違う所が表示されるので、こちらもあるあるだと思って諦めましょう。
※追記:今はアプリでも裁判所で表示されています。 -
アプリに騙されたものの、こちらも非常に美しい建物。
フランス支配下になった年に建てられたもので、正面には正義の女神とベトナム人のレリーフが施されているのですが、カメラを構えようとすると即座にセキュリティが近づいてきて、「観光客は入れません」と言われます。
ここはセキュリティの目がかなり厳しかったので、正面の写真は撮影出来ず、ササッと通り過ぎました。
このような施設は殆ど入れないので、次の場所に移動。 -
続いては、ベンタン市場のすぐ近くにあるホーチミン市美術館。
現在は美術館になっていますが、建てられた当初(1934年)は中国福建省の商人フイ ・ヴォン・ホア氏の事務所兼邸宅でした。
不動産業で成功したホア氏はホアおじさんの名で親しまれていましたが、彼の一族が投じた主な施設には、ホーチミン市博物館やマジェスティックホテル、ツーズー病院(ベトちゃん・ドクちゃんの分離手術が行われた病院)などがあります。 -
窓が非常に多いことで知られるホーチミン市美術館。
建物は3棟ありますが、私が訪れた時は1号棟と3号棟の入り口は閉鎖中。
画像の2号棟のみ、ドアが開いていました。
しかし来館者らしき人の姿がない。
駐車スペースには好き勝手にトラックが停めてありましたし、建物の入り口には美術館関係者(!?)と業者の人がいただけ。
何が起こっているのか良く分かりませんでした。 -
中にも人がいない。
「ここって無料で入れる施設だったのかしら?」
何となく嫌な予感がします。 -
兎にも角にもスタッフらしき人も、来館者も見当たらないので不安になりましたが、折角ここまで来たのですから少しだけ見学して帰りましょう。
建物の中は西洋と東洋が混ざった造り。
パリのオペラ座を模して造られたオペラハウスとは違う雰囲気があります。 -
案内パネルといい作品と言い、床の上に置かれたまま。
-
日付を見ると…あらっ、明日から?
因みに私が訪れたのは前日の11月14日月曜日。 -
こちらの部屋も、絵が床に置かれたまま…。
絶対に変でしょ! -
丁度スタッフらしき人が来たので聞いてみると、やはりこの日は休館日で、作品の搬入を行っているところでした。
今回はどさくさに紛れて入館したような形になりましたが、作品を見ても良いという事でしたので、お言葉に甘えて鑑賞させてもらいましたよ。 -
参考までに1号棟はインドシナの有名画家の作品や国宝のものなどが展示されていますが、ステンドグラスも見どころ。
前述の2号棟では現代アートの企画展が開催され、この日は丁度その作品を搬入しているところでした。
3号棟は仏教芸術や古代芸術、伝統的な手工芸品が展示されていますが、らせん階段も人気撮影スポット。
最後にスタッフにお金を払うと申し出たのですが、「ノー、ノー、ノー!」と言われそのまま美術館を後にした私でした。
このような施設を訪れる時は、事前に休館日をチェックしてから行きましょう。 -
この建物は、ホーチミン市総合化学図書館。
南ベトナムの首都サイゴン陥落前は国立図書館でしたが、1978年に名前が変わり総合科学図書館になりました。
施設の前にあるのは、リ・トゥー・チョン(Ly Tu Trong)通り。
私たちはリ・チュー・チョンと言っていますが、この図書館の庭には17歳の若さで亡くなった政治革命家リ・トゥー・チョンの像が置かれています。
あまりにも暑かったので、図書館の庭で休憩していこうかと考えましたが、緑が多い所には蚊も多い。
既にベトナムで蚊に刺されてしまった私は、別の所で休憩することにしました。 -
参考までに、これは私がホーチミンで購入した虫除け。
友人から日本の虫よけ剤はベトナムの蚊には効かないと言われていたのですが、その忠告を聞かず日本から持参した薬(塗るタイプとスプレータイプ2種類)で対応。
また蚊に刺されるというのも全く想定していなかったので、『刺されて気付くこの痒さ』でした。
即薬局に直行。
帰国してからも強い痒みが治まらず大変でしたが、デング熱かからなくて本当に良かったです。
虫よけ薬&虫刺され薬は現地調達がお勧めですよ。
ベトナムは処方箋がなくても簡単に薬が手に入るので、専門家に相談してみましょう。
痒みだけでなく熱もあれば、その場合は病院へ行ってください。 -
先程の薬の効能/効果を確認してみると、虫よけ&虫刺されだけでなく鼻水、悪寒、頭痛、捻挫、乗りもの酔いなどズラズラと書かれているので万能薬のようですが、これだけ記載されていると逆に本当に効くのかと疑ってしまいます。
ちなみにこちらは、かなり強烈なニオイ。
使い始めた頃は、塗る度に倒れそうになりました。
薬を勧めるつもりは毛頭ないのですが、ベトナムの蚊はかなり手強いので、日本の薬では恐らく歯が立たたない…という事だけお伝えしておきます。 -
続いては、ホーチミンの主要観光スポットとして名が挙がる施設を紹介しましょう。
化学図書館の横にあるホーチミン市立博物館。 -
入り口に戦闘機が展示されていますが、こちらは戦争証跡博物館のような重苦しさはなく、ベトナムの歴史や自然、そして人々の暮らしぶりなどが学べる施設になっています。
ホーチミン市立博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
設計はフランス人建築家。
植民地時代のベトナムの建物と言えば、(私の中では)黄色というイメージがありますが、こちらは白亜の建物。 -
建物の色といい、柱の上部に施されている装飾は西洋風。
-
しかしこちらのレリーフを良く見ると、東洋の要素も混ざっています。
描かれているのは、川(!?)やそこに住む生き物や植物。 -
かつては、インドシナ副総督や歴代コーチシナ総督の邸宅だったこの施設。
-
かなり豪華な造りです。
-
ここからは展示されているものを少しピックアップしてみました。
下から二つ目の写真は、ホテル・マジェスティック・サイゴン。
リバーサイドにある感じの良いコロニアルホテルですが、こちらは別の旅行記で紹介しています。 -
統一会堂や戦争証跡博物館と比べると観光客の数は少ないのですが、なかなか興味深い施設。
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ベトナム人が荷物をたくさん運ぶのは、今も昔も変わらないようです。
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風の通りも良ければ上階からの眺めも良いので、晴れた日はバルコニーに出てみましょう。
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参考までに、こちらがホーチミン市立博物館からの眺め。
ビテクスコフィナンシャルタワーの奥側にはサイゴン川が流れています。 -
この日も数組のカップルが写真撮影を行っていましたが、プルメリアの季節は特にお勧めですので、休憩を兼ねて訪れてみませんか?
-
最後はおまけで、ベトナムのトイレ事情を紹介します。
新しい施設のトイレはそれなりですが、昔からある観光スポットなどは泣きそうになることも多いベトナム。
トイレットペーパーは無いのが当たり前で、ゴミ箱は使用済みティッシュの山。
下水設備も整っていなかったり紙の材質にも問題があるのか、日本の様に流せないというのが困りものです。
この画像はアパートメントで撮影したものですが、左にあるホースはビデ用。
全て揃っている非常に綺麗なトイレです。
屑籠も無いので日本と同じ感覚でトイレに流すことができますが、トイレットペーパーの位置が微妙。
どうしたらここになるのか不思議ですが、ベトナムではタンクの方に向かって座るのでしょうか。
それにしては便座と壁の間隔が狭過ぎ。
謎多きベトナムのトイレですが、まだ多くの施設でティッシュペーパーが流せない所が多いので、使用済みのペーパーはゴミ箱に入れましょう。
これだけは未だに慣れませんが、トイレが詰まったら大変です。 -
続いてはこちらのトイレ。
便座がないトイレは良く見掛けますよ。
ヨーロッパの先進国でもこのようなトイレが多かったのですが、どうやって用を足せば良いのか悩みます。
男性ならまだしも、私たち女性はどうしたら良いのでしょうか。
①靴を履いたまま便座の上に乗る?
(滑ったら大変…)
②中腰でお尻が便器につかないように用を足す?
(流石にこれは筋トレ…)
③除菌アルコールウェットティッシュなどで便器を拭いてから座る?
(除菌したと言ってもかなり抵抗がある…)
④ティッシュペーパーを、トイレシート代わりに何枚か便器の上に置いて座る?
(トイレットペーパーも無ければポケットティッシュもすぐなくなる…)
さて、皆さんはどうしますか? -
3番目に紹介するのは、シャワールームのような部屋。
扉を開けた瞬間何の空間なのかと思いましたが、こちらがベトナム出張族から聞いていた謎の便器無しトイレでした。
シャワーヘッドもなければ便器もない。
画像の右側にゴミ箱が写っていますが、有るのは蛇口とバケツ、そして桶代わりの物だけ。 -
こちらは別の場所で撮影したものですが、全体としてはこのような感じのスペース。
目が点になり、便器がある別のトイレを探しに行きました。
トイレは出来るだけホテルやデパート、新しいレストランなどを利用するようにしましょう。
本日はこれにて終了。
良かったら旅の参考にしてください。
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