初めてホーチミンを訪れる観光客や出張者にお勧めのレストラン

2015/03/12 - 2015/03/16

ホーチミンの中心部で食べ歩き。
今回は、初めてホーチミンを訪れる観光客や出張者にお勧めの店３店舗を紹介します。
見て楽しめるニャーハンゴン、ビジネスユースにもお勧めの個室が利用できるノンラーレストラン、そして日本人経営のハイレベルなイタリアンのピザフォーピース。
用途に合わせて行ってみましょう。

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー

シンチャ～オ。
今回は初ベトナムの観光客またはホーチミン出張者にお勧めしたい３店舗を紹介します。
食べ歩き１軒目は、ニャーハンゴン(Nha Hang Ngon)。

ニャハンゴン 地元の料理

こちらは調理している様子を見ながら注文が出来るので、「メニューを見ても分からない。」「言葉が通じない。」という初心者向けのレストランです。
ランチ時はベトナム人オフィスワーカーの姿も多く、中には外国人のお客様を連れて来店している人もいますよ。
兎にも角にも店の雰囲気が面白いので、日本のガイドブックでも良く紹介されているニャーハンゴン。
涼しさを求めるなら室内ですが、テラス席は欧米人観光客に人気。
私なら室内に近いテラス席を選びますが、その理由は①調理している様子が見られる②道路に近いほど排気ガスが凄い。
そうは言ってもベトナムなので、排気ガスを気にしていたら殆どの店がアウトになってしまいます。
参考までにベトナムへ行くと、ニャーハン（Nha Hang）とクアン（Quan）の言葉を目にしたり耳にすると思いますが、ニャーハンは比較的大きなレストランで、クアンは個人経営のような小さな店舗のこと。
しかしクアンでも、「これが小さいの？」というような広い店もあります。

こちらはビールのプロモーションガール。
彼女達にビールをお願いすると、結構マメにドリンク（氷）の様子を見に来てくれます。
勿論銘柄は、彼女達がPRしているものを選びましょう。
黒い服は日本のサッポロビール？
殆ど気にしていなかったので、どのメーカーなのかは覚えていません。

私たちが頼んだサインゴンスペシャル。
ジョッキに氷を入れて飲むのが、ベトナムスタイルです。
日本の飲食店では冷えたビールが出てきますが、ベトナムでは殆どの店が常温保存なので、氷無しではとても飲めません。

品数が豊富なメニュー。
ホーチミンにある綺麗な店は外国人客が良く来店していますのでスタッフも英語で対応してくれますが、その英語も自信がないという人はスタッフと一緒に調理コーナーへ行き、「これが食べたい！」と指させばOK。
初めて来店する人は躊躇いを感じるかもしれませんが、この店では当たり前です。
むしろスタッフから、「一緒に来て！」と連れて行かれる人も多いので、安心してください。
調理コーナーを眺めるのも、中々面白いですよ。
それが出来るのも、ニャーハンゴンの良いところです。

調理しているのがこちら。
早い時間帯でしたからスタッフも暇そうにしていましたが、店が混雑してくるとこのコーナーも活気があります。

１品目は、生春巻き。
「えっ、どれが？」と思うかもしれませんが、これら全てが生春巻きの具材なのです。

作り方が分からない人は、遠慮せずスタッフに聞きましょう。

乾燥したライスペーパーの上に全ての具材を少しずつ載せ、クルクルと巻いて食べるだけ。
乾燥ライスペーパーですからかなり硬めの状態で食べることになりますが、それが気になるようであれば、水分を含んでいる物から先に載せると良いでしょう。
葉っぱに水を付けてライスペーパーにふり掛ける人もいますが、水を心配する人もいると思いますので、その辺りはご自身で決めていただければと思います。
バリバリッと食べるのがベトナムスタイルですが、日本で食べるような水でふやかした軟らかい生春巻きは、作っている所を自分の目で確かめることが出来なければ絶対に避けなさいと言われた私でした。

揚げ春巻き以外の料理を撮影し忘れ、思い出した時には最後のデザートに…。
画像は私のお勧めで、ベトナムスイーツのチェー。
見た目はパフェのようです。
氷を砕きながら食べていくのですが、これがとっても美味。
スイーツ好きなら、是非食べてみてください。

ここで再びスタッフ登場。
余程私が頼りなかったのか、至れり尽くせり。
友人はスタッフを真似て、チェーをクルクルとかき混ぜていました。
以前出張族の友人から、もしニャーハンゴンで500,000VN（女性2人）の料理を食べる事が出来たら、次回ホーチミンでご馳走してあげるヮ。」と言われたのですが、頑張って食べても394,000VND（約1,970円）でした。
この店で女性1人が250,000VND（1,250円）を超えるのは、酒豪か大食い或いは一番高いメニューから選択しない限りかなり厳しいと思います。
※2022年追記：　これは2015年時点の料金でしたから、今は料理の値段も上がっていると思います。

続いてはノンラーレストラン（Non La Restaurant)。
ベトナム料理店としては少し高級ですが、ここは個室があるので日本人ビジネスたちも打ち合わせなどで利用しているようです。
事前にリクエストすれば、有料でベトナム伝統舞踊なども見ることができますよ。
今回は私たちも個室を利用しました。

ちなみにノンラーとは、メニューにある笠のこと。

こちらの店はベトナム伝統料理がメインなのですが、まず最初は日本人ビジネスマンお勧めの料理から食べてみることにしましょう。
それがこちらの２品。

最初に担当してくれた男性スタッフ。
個室には必ずスタッフが付きますので、何かあればすぐ対応してくれますよ。
先程紹介した海苔巻きの料理を、目の前でくるくると巻いていくスタッフ。

こちらが完成形。
海苔が使われているせいか味は日本的でもあり、そうでもないという不思議な味。
日本人のお勧め料理だけあり、とても美味でした。
ノンラーを訪れたら、是非食べていただきたい一品です。

続いてはカボチャの花のガーリック炒めで、ボン ビー サオ トイ(Bong Bi Xao Toi)。
同席していた友人（ベトナム人）から、ビーは『行き詰まる』という意味があるので、試験前には食べないと聞きました。
他にも丸い豆は『０』の形なのでダメ。
バナナは皮でツル～～～ンと『滑る』からダメ。
探せばもっと色々ありそうですね。
今回はカボチャの花のガーリック炒めを紹介しましたが、空心菜（ラウ ムン／Rau Muong）のガーリック炒めよりも見る機会が少ないと思いますので、見掛けたら是非召し上がってみてください。

途中から担当が変わり、フレンドリーな女性スタッフになりました。

ここからは、ベトナム人の友人が勧める料理を紹介します。
揚げ豆腐（厚揚げ／Dau Hu）の上に載っているのは、カリカリに揚げたレモングラスや唐辛子など。
ホーチミンにあるベトナム料理店へ行くと大抵この料理があるので、ベトナム人にとっては定番メニューと言えるでしょう。

ビッグサイズのタニシもベトナム人が良く食べていますが、日本人ビジネスマンたちにも人気のメニューですので、貝料理に抵抗がなければチャレンジしてみましょう。

３店舗目は、ハイレベルなイタリアンレストランで『ピザフォーピース』(Pizza 4P's)。
起業したのは元サイ●ーエージェントの社員と言うので話題になった店ですが、日本人やベトナム人だけでなく、いろいろな国の人たちが来店しています。

ピザ フォーピース ピザ

ピザフォーピースへ行くのであれば、ランチもディナーも予約が必要。
特に週末は14時近くになっても、予約無しではかなり待たされます。
と言うよりも、断られる可能性大。

いつも混雑しているというイメージしかないレストランですので、必ず予約をしてから行ってください。
※2022年追記：　最近は支店が増えたのでお客さんも分散しているようです。

接客は日本と変わらず。

こちらはハウスメイドのチーズが載ったピザ。
生地もチーズもこのハムもバランスが良く、とてもデリシャス。
見た目以上にボリュームがあるので、結構お腹にたまります。

フェタチーニもシェア。
「どの料理がお勧め？」と聞かれたら、「どれもお勧めです！」と答えますが、美味しいものを食べている時は本当に幸せですね。
今回は初ベトナムの観光客や出張者にお勧めしたい３店舗を紹介しましたが、定番のベトナム料理を食べてみたい、或いはベトナム料理から離れたいと思った時に利用してみるのは如何でしょうか。