2015/03/12 - 2015/03/16
85位(同エリア244件中)
ST&Gさん
ベトナム観光の王道、メコン川クルーズ。
一度は行っておきたい観光名所として有名なトイソン島ですが、私達を待っていたのは美談だけではない観光地の『今』でした。
現地ガイドさんも苦言を呈する島民とのバトルや、相変わらずのショッピングタイム。
更に、伝統芸能でのやる気無しの演者や、メインのクルーズでの露骨なチップ要求など、久々に海外ならではのビターな経験を味わうことになりました。
今回は美味しいグルメや魅力的な御土産との出会いも含めて、マイナス面も包み隠さず、リアルなツアーの様子をお届けします。
折角のメコン川クルーズ、これから行かれる方は参考にしてください。
- 旅行の満足度
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シンチャーオ。
今回は、友人とメコン川クルーズの現地ツアーに挑戦です。
ホーチミン中心部から1時間半から2時間弱のロングドライブですが、クーラー完備のマイクロバスのおかげで移動は至って快適。
暑いベトナムにおいて体力を消耗せず、また時間のロス無しで観光スポットを周れるというのは、ツアーを頼る大きなメリットだと実感します。
ただ、今回の私達の目的は観光だけではありません。
誰もが気になる「ツアーにつきものの土産物店巡り」の実態や、チップ不要なはずのベトナムで囁かれる「メコン川クルーズのチップ要求の噂」を、この目で確かめるための旅でもあります。
ちょっぴりビターな影もあるメジャー観光地の『今』。
美味しいグルメとの出会いも含めて、リアルなツアーの様子をありのままに紹介します。 -
いよいよツアー開始。
参加者の殆どはホーチミンの1区中心部にあるホテルやサービスアパートメントに滞在していたので、あっという間にピックアップが完了。
高速道路に乗るのもそれ程時間はかかりませんでした。 -
こちらが高速道路の入り口。
路面は先進国の高速道路のような滑らかさはなく、時折ガタゴトと揺れますが、道中の景色を味わいながら、約1時間半~2時間弱の旅を楽しみましょう。 -
いよいよメコンデルタと呼ばれるエリアに到着。
今回の目的地であるトイソン島へ行くために、私たちはまずは島の北側にあるミトーの街に向かいました
写真は、ミトーの街にある永長寺(ヴィンチャン寺)。 -
広大な敷地を誇る仏教寺院ですが、中国様式とフランス様式が融合しているせいか、他のお寺と比べても非常に明るい印象を受けます。
-
敷地内でひと際目を引くのが、こちらの大きな涅槃像。
この日はお天気にも恵まれたので、真っ青な空のブルー、鮮やかに咲き誇るブーゲンビリアのピンク、そして涅槃像のホワイトのコントラストが、とても印象的でした。 -
沖縄の豆腐ように似た発酵食品を発見。
クリームチーズに似ているとも言われますが、万人受けは難しい味かも…。
しかし、興味がある方は、是非チャレンジしてみてください。 -
トイソン島に渡る前に、まずはミトーでランチタイム。
こちらではメコン名物の料理をいただきますが、世間では良く「名物に美味いもの無し」なんて言いますよね。
果たしてここのお料理はどうなのか、確かめたいと思います。
今回訪れたお店は、Mekong Rest Stop。 -
写真は、名物の象耳(ぞうみみ)フィッシュ。
ミトーだけでなく周辺のエリアでも食べられますが、実はホーチミンでも食べられる所があります。
しかし、ガイドブックなどを見るとこの辺りの名物として紹介されていますので、私達もそのようにしておきましょう。
この魚は多めの油で揚げてあるような感じで、外はカリッ、中はフワッ。
表面がクルクルしているのは、鱗です。
白身魚で癖もなく、非常に食べ易いのが特徴。
そのまま食べるのも良いのですが、ライスペーパーの上に魚の身や葉っぱなどを載せ、くるっと巻いて食べるのがベトナムスタイル。
鱗のせいで見た目は少し「・・・」となってしまうかもしれませんが、実際に食べてみるとお箸がどんどん進みます。
ンゴーン(美味しい)! -
もうひとつの名物は、甘味のある風船餅。
こちらも、ツアーに参加していた皆さんの間で大好評でした。
外側の茶色い部分はパリッと香ばしく、そのすぐ内側はもっちり柔らか。
中は綺麗な空洞という不思議なお餅で、こちらも見逃せない名物料理です。
個人的には、ミトーの麺料理 フーティウミトーも是非食べたかったのですが、流石に今回のツアーメニューには入っていませんでした。
これだけが唯一の心残り…(残念)。 -
名物料理をたっぷり楽しんだ後は、いよいよ待ちに待ったメコン川クルーズです。
周りを見渡すと、私達と同じようなツアーバスが続々と到着中。
観光地らしい賑わいに、こちらのテンションも上がってきました。 -
船に乗り込んだら、トイソン島に渡ります。
島内では、蜂蜜農園の見学や、ココナッツキャンディ工場訪問。
そして、フルーツの試食付き伝統音楽鑑賞など、ベトナムならではの体験が始まります。 -
島に着いて最初に訪れたのは、蜂蜜農園。
こちらで蜂蜜とロイヤルゼリーを試食しましたが、このエリアの蜂蜜は発酵も素晴らしく、味も抜群。
その品質は折り紙付きで、私がベトナムへ行けない時には、友人に頼んでペットボトル入りのものを購入してもらうほどです。
しかし、発酵の勢いが凄いため、持ち帰る前に何度か蓋を開けてあげないと、すぐにボトルがパンパンに膨らんでしまうのだとか。
手元に渡った後も発酵は続き、生きている蜂蜜なのだと実感します。
私にとって最高のベトナム土産は、このエリアの蜂蜜。 -
いよいよ試食&試飲。
昔の私は蜂蜜が大嫌いで、知人から高級な蜂蜜を貰っても全く手を付けませんでしたが、メコンデルタの蜂蜜の美味しさを知ってからは、どんな蜂蜜でも食べられるようになりました。
当時のあの苦手意識は一体何だったのかと思うほど、今では大好きな一品です。
ちなみにこのメコンデルタの蜂蜜は、その味からして、ロンガン(竜眼)の花から採取しているのではないかと思います。 -
写真は、巣箱から取り出したばかりの蜂蜜。
お店の方がフーフーと息を吹きかけながら、蜂を取り除いているところです。
ちなみに、ここではニシキヘビを首に巻いて写真撮影も出来るのですが、蛇嫌いの私は勿論チャレンジしませんでした(笑)。
いくら大人しいと言われても、こればかりは無理!
蜂蜜農園の見学を終え、続いては別の場所で伝統音楽の鑑賞です。
美味しいフルーツの試食は嬉しかったのですが、肝心の音楽の方は、演者の一部(若者のアルバイト?)のやる気の無さがあまりにも酷すぎて、参加者の間で大不評という結果になりました。
旅先でこうした場面に遭遇した時は、余計なことは考えずフルーツの試食に専念するのが一番です。
とはいえ、そのすぐ傍らで一所懸命にパフォーマンスを続けていた演者の方が、気の毒に思えてなりませんでした。
そんな場所でも、最後はしっかりチップを入れる容器が回ってくるのが、何とも言えない現実です。 -
いよいよメコン川クルーズ。
これは船により当たり外れがあります。
私達が乗船した若い男女の漕ぎ手は大ハズレ。
さっさと終わらせて次の稼ぎに入りたい魂胆が見え見えで、優雅さなどは殆どない、ただの超高速移動でした。
一方、同じツアーに参加していた出張族3人組の船は、漕ぎ手がおばちゃまだったせいか、乗客自らが船を漕ぐシステムだったようです。
「帰国当日なのに疲れるじゃないか」と文句を言いながらも、彼らは凄く楽しそうでした。
体力を消耗させられる仕様でも、風情のない高速船に乗せられるよりは、体験型クルーズのようで羨ましい限り。
私もそのおばちゃまの船に乗りたかったなー。 -
ちなみにここでは、乗船料とは別にチップを要求されます。
あくまでもチップなので強制ではないのですが、不愛想な上にチップをよこせという態度があまりにも露骨だったため、漕ぎ手が目を離した隙にサッサと下船しました。
出張族の船のおばちゃんに対しては、体験料としてチップを払う価値があったと思いますが、私達の漕ぎ手は、乗船料を全額…とは言わなくても、半額返して欲しいと思ったほど酷いものでした。
しかし景色はとても良いので、漕ぎ手が当たりなら楽しいクルーズです。
もしハズレの漕ぎ手にあたったら、運が悪かったと思って諦めましょう。
あまりにも憤慨していたせいか、下船後に寄ったココナッツキャンディ工場は写真が1枚もありません。
試食や買い物を楽しんだ施設でしたが、余程頭にきていたようです。
しかし、このココナッツキャンディ工場では、しっかり御土産を購入しました。
先程紹介した蜂蜜農園とココナッツキャンディは、同じツアーに参加していた駐在マダムも御土産を購入。
値段はホーチミンより若干高いかもしれませんが、ここでしか手に入らないものもあるので、島に渡ってからのお勧め施設として残しておきます。 -
ミトーからホーチミンへの移動中、船着き場から車で5分ほどの所でこちらのお店を見つけました。
自分が座る椅子を用意し、商品はバイクに並べて販売するという屋台よりも簡易だったお店。
しかしこの様な光景は、ベトナムで良く見掛けます。
ツアーでは絶対に寄らない場所。
近くに何があるのかと思ったら、中にお墓もあるCong vien Tet Mau Thanという公園でした。
ベトナム語のCong vien(コンヴィエン)は、日本語の「こうえん」に響きが似ていますが、意味もそのまま公園。 -
続いてはフォーのお店。
どの辺りで見つけたのか記憶にないのですが、このローカル感が良いですよね。
ベトナムで美味しいお店を探すのであれば、地元の人たちがどれくらい利用しているのかを確認しましょう。
バイクの多さでも人気は判断できますが、もし衛生面を気にするのであれば、ワーカーよりもオフィスワーカーが多く入っている店を選ぶと良いです。 -
今度はサトウキビジュースを販売する屋台。
隣のお店の一部なのかもしれませんが、下に落ちているのは汁を搾った後のサトウキビ。
世間的な基準の綺麗・汚いに関わらず、日本との差が大きくなる程、私の旅のテンションは上がりますが、自分が実際に利用するかと聞かれたら、そこは限りなくクエスチョン。
これほど日が当たっているお店では、どうしても衛生面で不安があります。 -
ベトナムでは大人も子どももこのような感じで椅子に座っているのを良く見掛けますが、お店の前に一人で座っている成人男性(特におじちゃま)であれば、セキュリティの可能性が高いです。
また、リード無しで道を歩く犬も沢山いるのですが、飼い犬でも首輪をしている犬が殆どいないので、飼い犬なのか野良犬なのか区別がつきません。
更にベトナムは、狂犬病の注射を打っていない犬が多いため、そういう意味でも私は怖くて触ることが出来ません。
発病すると致死率100%の狂犬病。
万が一噛まれたら、即入院しなくてはいけません。 -
ホーチミンが近づくにつれ、景色は少しずつ変化していきますが、ふと目に飛び込んできたのは、こちらのロゴでした。
異国の地で見慣れた名前を見つけると、少しホッとするものがあります。 -
車は、ホーチミンの中心部へと戻ってきました。
今回の日帰りツアーでは、昔の東南アジアをどっぷりと体験しましたが、愚痴ってしまった部分を差し引いても、メコンデルタは非常に面白いスポット。
もしこれから行かれる方は、ツアーに参加するのではなく、ドライバー付きのレンタカーと日本語ガイドさんを個人で手配して、自分たちの好きなようにワガママに回るのも絶対に楽しいと思います。
旅の参考にしてください。
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