バルカン半島を旅する17セルビア・ノヴィ・パザル編

2018/06/23 - 2018/06/23

2018年6月4日から7月6日迄、ルーマニアから始まりブルガリア、マケドニア、アルバニア、メテオラ（ギリシャ)コソボ、モンテネグロ、セルビア、クロアチア、スロベニアと旅して何故かサンマリノに立ち寄ってベネチアで旅を終えました。2011年に訪れたクロアチア・ドブロブニクとボスニアヘルツェゴビナの旅を併せて自分なりのバルカンの旅完全版としたいと思います。

エリア その他の都市(セルビア)

時間が開いてしまってごめんなさい。
前回迄11年に旅したドブロブニクからサラエボ迄を記しましたが、今回から再び今回の旅に戻ります。
今日はモンテネグロのプドヴァからセルビアのベオグラードを目指します。

モンテネグロからベオグラード迄の鉄道は景勝路線として有名なので悩みましたが、途中立ち寄りたい街があったのでバスを選択しました。
でもバスの車窓も抜群でした。
思わず子供の様にバスの車窓にがぶりついてしまいました。だってこの風景…

右を眺めればプドヴァ旧市街。

左を眺めればスベティ・ステファン。

アドリア海を離れるとバスは深い峡谷沿いを進みます。

バスの窓越しに興奮しながら写真撮りまくったので光線が入りまくってごめんなさい。

でも本当に美しい景色が続きます。

レンタカーでマイペースに走りたい、そんな道です。

でも、お客さんを乗せて運転しなければいけないバスの運転手さんにとっては神経を使う道だと思います。
バスの運転手さんにありがとう！

本当に深い渓谷です。

やっと山並みが穏やかになってきました。

川幅が広くなり、峡谷が終わった事が解ります。

途中休憩です。
運転手さん、お疲れさまです！

シャコタンになってしまったバスがありました。

漸く山道がなだらかになってきました。

ノヴィ・パザルの街が見えてきました。

小さなモスクがお出迎えです。

殆どの住人がアルバニア系となったコソボでは、その中に取り残された形のセルビア正教会の教会や集落を訪ねました。
一方ノヴィ・パザルはセルビアに取り残されてしまったコソボとも言えるイスラーム教徒中心の街です。

私はイスラームの街が大好きですが、今回の旅でこれから先にイスラームの街はありませんから、最後に雰囲気だけでも楽しもうとノヴィ・パザルを訪れました。

これはサラエボ旧市街の中心にもあった水呑場です。
と言うことは此処がノヴィ・パザルの中心でしょう。
イスラームは砂漠で生まれた宗教ですから、貴重な水場を街の中心に設置するのでしょう。

中心部なのに何とも倒れてしまいそうで心配になるお店です。

城塞跡でしょうか？

メインストリートだと思われます。

コソボではイスラーム主体とは言え殆どの女性は髪を覆う人を見かけませんでした。
が、此処では年配の女性を中心に多くの髪を覆った女性を見かけました。

これはウイグル自治区やインドに暮らすイスラームの人々も同様でした。
周囲に脅かされる環境に暮らしていたり、マイノリティと言う立場が民族意識や宗教意識を強調させる要因になっていると思われます。

分かれ道、さてどっちに行きましょう？

ミナレットに導かれました。

街の規模はそれほど大きくなく、メインストリートはやがて住宅地に繋がっていきました。

住宅地に建つ比較的当たらしめのモスク迄歩き、ベオグラード行きのバスに乗るべくバスステーション迄引き返しました。

銀色に輝くドームとオスマン様式のミナレットを持つ美しいモスクでした。

可愛らしいミナレット。

メインストリートの入り口まで戻って来ました。

時間が許せば、あの丘を登って街を眺めたかったです。
短い間でしたが楽しいひとときを過ごせました。
ノヴィ・パザルにありがとう！

山の上の城跡を眺めながら一服入れます。

材木を運ぶ超巨大トレーラーも一服です。

汚い写真をごめんなさい。
ワールドカップ中でもあり、とてもウケてしまいました。
これなら楽しみながら溢さず出来そうです(笑)

バスの車窓から綺麗な夕焼けが見えました。

ベオグラード到着です。
ベオグラードのバスステーションは鉄道駅のすぐそば。
鉄道駅は、これがあのベオグラードの中心駅？と思う程こじんまりした駅でした。

駅前にはレトロなトラムがひっきり無しに走っています。

さてベオグラードはいったいどんな街でしょう？

最後までご覧になってくださりありがとうございます。

次回はベオグラードを訪れます。

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