2018/06/11 - 2018/06/12
39位(同エリア99件中)
さっくんさん
2018年6月4日から7月6日迄、ルーマニアから始まりブルガリア、マケドニア、アルバニア、メテオラ(ギリシャ)コソボ、モンテネグロ、セルビア、クロアチア、スロベニアと旅して何故かサンマリノに立ち寄ってベネチアで旅を終えました。2011年に訪れたクロアチアとボスニアヘルツェゴビナの旅を併せて自分なりのバルカンの旅完全版としたいと思います。
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スコピエからオフリドはミニバスで移動でした。
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オフリド到着。
小さな可愛らしいモスクがありました。早速私がモスクを撮影していると「早く行こうぜ!」と私を急き立てる白人兄ちゃんがいます。
どうやら彼は急ぎ足で旅をしている様で、で、独りで急げば良いものの、何故か私を巻き込みます。 -
モスクがある広場からメインストリートが始まります。
二人でスタスタ歩いていると、旧市街で立ち往生している東洋系の女性と出会いました。巻き込み癖のある彼が言います。
「同胞のピンチだよ!助けてあげな。あ!私は急いでいるので、ご機嫌様!」
「はぁ?」
と言う訳で、私は強制的に東洋人女性の助太刀に…。 -
お土産屋さん等が建ち並び賑やかです。
彼女はどうやらホテルを探している様です。でも不思議な人なのです。ロングの青いワンピース姿にストレートのロングヘアに黒縁眼鏡。そして巨大なスーツケース。その姿はまるでリゾート地に降り立った御令嬢。でも、彼女はどうやら私の様に乗り合いバスで、この地へ訪れ、私の様に予約サイトでホテルを予約し、スーツケースを引き釣りながらホテルを探している様です。で、道も解らなくなり、坂道を前にして立ち往生と言う訳です。 -
街の中心の湖畔の広場ももうすぐ其処。
オフリドで一番賑やかな界隈です。
大丈夫なのでしょうか?心配になりながらも、勝手にジミーちゃん(地味だったので)とあだ名を付けて、途中迄同じ道だったので、彼女に付き添う事となりました。 -
新市街を抜け湖畔の広場を過ぎると旧市街に入ります。旧市街には大小沢山の教会があります。なんと365の教会がある(あった?)と言われています。
オフリドは坂が多く、石畳なので、彼女に代わって私が彼女のスーツケースを運びます。一瞬後悔しました。異常に重いのです。いったい何が入っているのでしょうか?きっと御令嬢なので、とんでもないもの…例えば死体でも入っているのだろうと思って、何も聞けず彼女を導く私でした。 -
昔オフリドは大ブルガリア帝国の首都として君臨した事もあり、首都としての役割は短かったものの、南スラブの東方正教の中心地として長く繁栄したと言われます。
重いスーツケースを運び、漸く彼女の宿へ到着しました。どうやらホテルでは無くルームシェアの宿です。私が良い旅を!と離れようとすると、ジミーちゃんは悲しそうな目つきで消え入りそうな声でこう言います。
「誰もいないアルョ…。」
「うん、此処はホテルじゃ無いから、ホスト・ファミリーに電話すれば鍵を持って来てくれるよ!」
と言い残し、今度こそ私が去ろうとすると、ジミーちゃんは最早泣き出しそうな表情で縋る様に私を見つめます。私もルパン三世みたいな性格なので、ジミーちゃんに寄り添うと、彼女のスマホに出ている電話番号を自分のスマホに打ち込んで、ホスト・ファミリーを呼び出しました。 -
旧市街に入ると途端道幅が狭くなります。
程無く湯婆々の様なホスト・ファミリーが登場して
「いらっしゃい、いらっしゃい、お二人さんですか、どうぞ!どうぞ!」
慌てて私は
「ワタクシ目は此方のお嬢様のポーターでして、お泊りはお嬢様お一人でございやんす。」
と、重いスーツケースを階下の彼女の部屋迄運び入れ、彼女が湯婆々に部屋の説明を受けている間に、こっそりお暇させて頂きました。 -
オスマントルコ征服時代にはモスクとして利用された聖ソフィア大聖堂
ジミーちゃん…。本当不思議な女性でした。是迄私が出逢った中国人女性は、揃いも揃ってイメージ通りに口が利き、押しの強い人でした。一方ジミーちゃんは、日本でも絶滅危惧種の深窓の御令嬢タイプ。あの出で立ちで、死体が入っていそうな重いスーツケースと共に、私と変わらないスタイルで旅が出来るのでしょうか?電話もかけられない彼女を放って置いて大丈夫でしょうか?いや、きっと彼女はああ見えて、春麗の様に強いのでしょう。ならあの重いスーツケースも頷けます。勝手な解釈で自分を納得させ、自らの宿を探しました。 -
古代円形劇場もありました。
この短い出逢いで、何故これだけ覚えているかと言えば、ジミーちゃんの強烈な印象と共に、オフリドから移動する際再び出逢う事になるからです。その時の話題は次回ベラト編に続きます。 -
宿を目指して坂道を上がっていきます。
テンションもドンドン上がります。 -
坂が多い街なので立体感に富み絵になります。
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まるでお花屋さんの様な一般家。
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お花に囲まれた玄関。
素敵です。 -
湖の青が橙色の屋根瓦に生えます。
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オフリドでキリスト教布教に努めた聖クリメントが眠る聖クリメント教会
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聖クリメント教会からのサミュエル要塞方面の眺め
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オフリドを一望出来るサミュエル要塞。
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サミュエル要塞から旧市街の眺め。
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サミュエル要塞から新市街の眺め。
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聖パンテレモン教会が見えます。
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城壁はスコピエのものよりしっかりと修復されています。
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要塞から坂道を下り聖パンテレモン教会を目指しました。
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聖パンテレモン教会に到着です。オフリドでも、最も古い教会のひとつですが、修復を終え美しさが再現されました。
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薔薇も季節ですね。
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聖ヨハネ・カネヨ教会。
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前回のコーカサスでも湖畔に美しい教会がありましたが、この教会も負けてません。
教会を建てた人、センス良いなぁ。 -
世界の美しい湖畔の教会なんて写真集あったら欲しいなぁ。
自分で写真集作れる程旅がしたい! -
教会から眺める湖も綺麗。
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聖ヨハネ・カネヨ教会は街の西部の断崖絶壁の上に位置します。
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レトロな車が似合う街です。
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モスクのある広場で子供達が出し物を披露していました。癒されます。
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モスクのあるところ安食堂がきっとある!
夕食を探しにいきましょう。 -
夕食はケバブチチ。
バルカン半島南部の代表的料理でファーストフードとしても親しまれています。
私はサラエボでこの料理を覚えたので、この呼び方で覚えましたが、確かマケドニアでは違う呼称だったと思います。 -
お腹を満たしたら旧市街を抜けて宿に戻りましょう。
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宿までもう少しです。
宿は要塞のすぐ側なので要塞まで足を伸ばして夜景を眺める事にしました。 -
サミュエル要塞のライトアップが始まりました。
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サミュエル要塞城門門前から暮れゆくオフリド旧市街を眺めました。
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旧市街の夜の雰囲気もバッチリです。
今日も素敵な1日でした。 -
宿の近くで見つけた小さな教会。
今日が良い1日であります様に! -
天気も絶好
今日一日の期待が高まります! -
雰囲気の良い旧市街の小道を歩き、街の中心の湖畔の広場を目指します。
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バルカン半島にもスイカバーがありました!
大人気の様で何処でも見かけます。 -
街の中心の湖畔の広場に出たら、スベティ・ナウムへ行くボートが集客中でした。
折角なので参加します。
デッキで出逢った一番奥のおデブなオジチャン。
アニメのキャラが飛び出して来たかの様な愉快なオジチャンで、クルーズに花を添えて頂きました。 -
聖ヨハネ・カネヨ教会がまるで灯台の様に見送ってくれました。
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船からオフリドの街を眺めます。
オフリドが山の斜面を利用して築かれた事が解ります。 -
街がどんどん離れていきます。
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道中ホテルの桟橋で宿泊客をピックアップして船は進みます。
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青い世界に吸い込まれていく様な…
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湖面がまるで鏡の様です。
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スベティ・ナウム到着です。
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オフリドでさえ透明度が高いと思っていたのに、スベティ・ナウムは更に高いです。
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どうしてこんな色合いになるのでしょう?
この後訪れるアドリア海と言い、プリトビツエと言い、バルカン半島の水は緑がかった透明な水の色が強く印象に残っています。 -
滞在時間は約3時間。
シーズンは時間を置いて別のクルーズ船も停まるので自分の船を覚えておきましょう。 -
これがお目当ての聖ナウム寺院です。
聖ナウムもまた、この地で布教に努めた聖人で、寺院には彼が眠っています。 -
ちょっと引いて寺院を眺めました。
寺院に泊まる事も出来るそうです。 -
名物らしい孔雀さん。
季節なのか必死にアピールしていましたが、
想いは空回りを続けていました(泣) -
此処まで訪れたのは良いですが、教会も素晴らしかったですが、でもそれだけでは時間をもて余してしまうかな?と言う不安はありました。
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オフリドの人々にとって、此処は聖地であると共にリゾート地でもある様です。
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湖畔のビーチで湖水浴を楽しんでいる人も多かったです。
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でも海水パンツ持って来てないし…(泣)
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オフリド湖の奥に水源池がありました。ボートに乗れる様ですが1艘あたり15ユーロ。人数が集まれば良いのですが…。
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池の畔はレストランになっています。
でも、高そうです(泣) -
それにしてもこの透明度!!
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まるで透明なガラスが張ってある様な湖面です。
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嗚呼ボートに乗りたいよぉ!
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少し離れたローカルな食堂で大好きになったバルカン半島版ハンバーグ、プレスカビッザを頂きました。
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諦めきれずボート乗り場に戻るとヨーロッパからの女子旅三人組が
Let's join us!
勿論オフコース!! -
出航です。
現実離れした透明度に、水の上を船で進んでいる気がしません。 -
木陰に小さな教会が見えました。
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ミズスマシ?
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いや、目を凝らせば湧いているのです。
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オフリドの水源のひとつです。
ポコポコと水が沸いてきます。
皆暫し無言で船から身を乗り出し水が沸くのを見続けました。 -
小説の題名にありましたが
正に限り無く透明に近いブルーです。 -
都会暮らしのストレスで濁りきった心まで洗い流してくれるかの様な光景でした。
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源泉へのボートトリップのゴールには小さな教会がありました。
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中には源流が!
ローカルな人が聖水と崇めて飲んでいても、日本人が飲むと御利益でお腹を壊してしまう事も多々ありますが、此処は心配ご無用です。 -
オールを漕ぐ音、
鳥の鳴き声
聞こえてくるのは二つの音だけ -
素敵な時間を過ごせました。
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湖畔のレストランで昼食を楽しむ賑やかな声の出迎えを受けて、ボートトリップ終了です。
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湧き水が物凄い勢いでオフリド湖に流れ込んでいます。
透明度が高い訳です。 -
観光客もそろそろ引き揚げ
孔雀さんも引き揚げです。
結局有意義に大満足で滞在時間を過ごせました。
ありがとう
スベティ・ナウム -
湖畔の村を眺めながらオフリドに戻ります。
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古代の人が暮らしていた水上集落を再現した場所に立ち寄りました。
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オフリドに戻って来ました。
先ずはひと休憩所です。 -
旧市街から聖ヨハネ・カネヨ教会の近くまで湖に木道が通っています。
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波の無い湖ならではの道ですが、ちょっと怖い。
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慎重に歩みを進めます。
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今日も来ました。
聖ヨハネ・カネヨ教会 -
水面にキラキラと陽の光が乱反射。
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美しい場所は何度訪れても飽きません。
教会と、その背景に広がるオフリド湖を眺めながら、今日訪れた対岸のスベティ・ナウムの事を振り返りました。 -
旧市街の坂が多い小径を気ままに歩きました。時折覗くオフリド湖が気持ち良いです。
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この坂道は湖へと続いているのでしょうか?
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降りていきましょう!
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カヌーも気持ち良さそうです。
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夕食は、大好きなプレスカビッザにチーズを駆けたもの。
夕食なのでチョッピリグレードアップ(笑) -
教会のライトアップを眺めながら夕食を頂きました。
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夜の木道を歩いて見ました。
ライトに照らされた湖面には、透明度が高い為、水中の水草がユラユラと映り、幻想的だけど、チョッピリ怖い。 -
足を踏み外さない様に、慎重に戻ります。
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オフリド滞在終了です。
綺麗なオフリドの湖、そしてその水源。
その風景は私の濁った心まで清めてくれました。
正にオフリドは聖地ですね。
オフリドにありがとう!
そして最後までご覧になってくださりありがとうございます。
次回はアルバニアのベラトに向かいます。
https://4travel.jp/travelogue/11382647
目録へ
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この旅行記へのコメント (2)
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- travelさん 2022/12/28 14:25:15
- オフリド
- さっくんさん、オフリドはのんびりとした素敵な町ですね。
ティラナからミニバスでアクセスしました。
コロナ禍前の最後の海外への旅だったので思い出深いです。
9月初旬の訪問でアルバニアは酷暑だったのですがオフリドは湖からの風が爽やかで身体をゆっくりと休められました。
お礼が遅くなりましたが旅行記への訪問有難うございます。
どの旅も記憶に鮮明でつい昨日の事のように思い出されます。
自然美は気持ちが癒されますね。
travel
- さっくんさん からの返信 2022/12/30 19:05:08
- Re: オフリド
- travelさん いつも訪問ありがとうございます。本当オフリドは嘗て一国の首都だったとは思えない風光明媚な場所ですね。私は歴史に興味があり訪れた場所ではありますが、美しいオフリド湖の美しさにうっとりしてしまいました。私は歴史が優先してしまうので街の散策が優先してしまう事が多いですが、上手くそれにリンクさせて美しい自然美も体験していきたいと思います。
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