生々しい内戦の傷跡に驚き(>_<)～１６年夏ボスニア・ヘルツェゴビナなど４カ国周遊８月１０日その１モスタル

2016/08/06 - 2016/08/14

クロアチアをいったん離れ、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルに入ります。観光地として活気を見せる街並みでも、銃弾の痕跡が残るアパートの壁や、崩壊したままの石造りの建物など、内戦の傷跡が生々しい場所があって衝撃を受けました。

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 4.0

このホテルの食事はあんまり期待できないので、手堅いものを少しだけ食べました。

さあバスで出発。本日は山を越えて隣国のボスニア・ヘルツェゴビナに行きます。

峠の結構高いところまできてスプリット市街を見下ろします。ちょっとガスってますね。

トイレ休憩でドライブインに立ち寄り。

荒々しい山肌が見えます。削って道路をつくったんでしょうね。

「倒れたクロアチア兵士の記念碑」まで３００メートルと書いてあります。

矢印の先には、このようなモニュメントが建ってました。近くまでは行ってません。

国境の検問所です。少し通過に時間がかかりましたけど、無事通過。

ボスニア・ヘルツェゴビナに入りましたよ。モスタルと書かれた標識がありました。

ネレトバ川です。「ネレトバ川の戦い」という映画がありましたね。

ブドウ畑が延々と続きます。ワインの産地なんでしょうね。

ネレトバ川沿いにモスタルに近付いて行きます。

ボスニア・ヘルツェゴビナは渓谷美が有名なようです。

ツアコンＫＷさんの説明を書いときます。

ボスニア・ヘルツェゴビナの人口は３７７万人で、うち４０万人が首都のサラエボに在住。宗教はイスラム教４５％（ほとんどボシュニャク人）、セルビア正教３０％（ほとんどセルビア人）、カトリック２０％（ほとんどクロアチア人）。

通貨はマルカです。ｋｍと略するので、クーナのｋｎと間違いやすい。今回はユーロでだいたい支払いができました。

文字はラテン字ですが、キリル文字も使ってます。

ボスニア・ヘルツェゴビナは大きく「スルプスカ共和国」（セルビア人主体）と「ボスニア連邦」（ボシュニャク人とクロアチア人）に分かれます。同じマルカを使ってますが、それぞれデザインが違うとか。

はとバス！どうやら東京都から寄付か払い下げられたようです。

イスラムっぽい？建物がありました。

ボスニア・ヘルツェゴビナあたりは１５世紀のオスマントルコ侵入後、トルコ化が進み、１８７８年の露土戦争集結まで支配が続きます。この後にオーストリア、ハプスブルクの支配になるわけです。

モスタル市街に入りました。丘の上に何か見えます。

丘の上アップ！十字架です。多分、内戦の慰霊の意味を込めているんだと思います。

本日の昼食はこちらのレストランで。

死にそうに暑いテラス席かと思ったら・・・。

ちゃんと冷房の効いた室内に案内してくれました。

ボスニア風パイだったかな？モグモグ。「まあまあですね」とＹＫさん旦那さんと話していたら、吉田羊系のクールなＴＫ嬢が「おいしい！これおいしい！」を珍しく連発したのでちょっと驚きました。若い女性向きでしょうか。

ソーセージとタコスみたいなのがメインディッシュ。

アイスも美味しゅうございました。

レストランのテラスから。景色はいいけど、めちゃめちゃ暑いです。内陸だからでしょうか。

写真だと分かりづらいかもしれませんが、スプリンクラーで盛んに散水してます。

歩いて旧市街中心部に向かいます。このアパートには砲弾や銃弾が当たった跡らしき凹凸がありました。

この建物はボロボロのまま放置されてます。激しい内戦の傷跡ですね。

旧市街に行く途中に巨大なタワーが。ツアコンＫＷさんも「こんなのあったかなあ」と不思議に思っていると、入り口の係員が「３日前にオープンしたからね」。

後で登ります。

モスタル平和の鐘の塔と書いてあります。

隣にあった聖ペーター教会です。塔はこの教会の一部なんでしょうかね。

教会と塔の位置関係はこんな感じです。

バスを止めた場所からしばらく歩きましたが、あんまり観光地っぽい感じはありません。この道路を渡ると雰囲気が変わるはず・・・。

と思ったら、またもボロボロの建物がありました。土産物屋が並んだりする地区でも、このようにまだ内戦から復興しきれていないのが現実です。