小さな街を駆け足で１周～１６年夏クロアチアなど４カ国周遊８月９日その３トロギール

2016/08/06 - 2016/08/14

午後からはスプリットから３０キロほど離れた古都トロギールの観光です。小さな町を駆け足で見て回りました。でもちょっと時間が足りなかったかな・・・。

エリア トロギール(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.0

スプリット旧市街を出発してバスでトロギールに向かいます。途中に見えるのはローマ時代の水道橋です。

向こうに見える山から水を引いたんですね。

これはサロナ（ソリン）の遺跡です。車窓からのみ。

はげ山が目立ちます。昔の人が船を作るために木を切ってしまったかららしいです。

トロギールはギリシャ語でヤギだそうです。この辺はヤギが草を食べていたところらしいです。

実はトロギールの近くにはコジャック山があります。そうコジャック湖はヤギがおぼれた湖。クロアチア語でもヤギなんですね。

トロギールの看板が見えました。

世界遺産トロギールに到着です。

この橋を渡るとトロギールに入ります。実はトロギールは島なんですね。

正確には、昔は地続きだったけれど、防衛のため掘削して島にしたそうです。

スプリットと同様、異民族の侵入を避けて人々が逃げてきたようです。

小型のプレジャーボートが多数係留されてます。

北門から中に入ります。門の上にいるのはトロギールの初代司教らしいです。

トロギールのガラグニン宮殿は現在博物館になっています。中には入りませんでした。

このように２階が玄関になっている家が多いのが特徴。

中世の雰囲気があるのはよいのですが、道が狭いので、押し合いへし合い進みます。

このレリーフはカイロスです。ギリシャ神話で幸運の神様。前髪しかないというあの神様です。この像を見ると後ろにも髪があるような気がしますが？

ギリシャの植民都市だった時代の名残で、トロギールの各所にありました。

このように２階が玄関となっていて、１階はオリーブや食料の貯蔵庫、動物の小屋にしていることが多いそうです。

ここでドラゴさんが「主に何の動物を飼っていたでしょう」と質問。ＳＴさんが「ロバかな」と言ったら大正解。ドラゴさんは「一発で解答が出たのは初めて」と驚いてました。馬よりも小さいので、室内に入れやすいためだそうです。

窓枠は後から作られた物でしょうか。

門の上に「イエスとマリア」と彫られてます。

細い路地を延々と進みます。ガイドがいないと迷子になりそうです。

トロギールの建物は１２世紀ごろから建てられ始めています。

この建物は１５世紀のベネチアンゴシックと、１７世紀から１８世紀のルネサンス様式が混じっているらしいですが、どこがどうなのかは忘れてしまいました(^^;)

この窪みは・・・何だったかな。いわゆる「ダイキン」だったような。

世界遺産のマークにはロマネスクハウスと説明書きがありましたが、ここは宿泊所として使われているようです。

上を見たらネコがいました。

これまた古そうな建物。何か焦げた跡がありますね。火事があった？

レストランのテラス席。このように天然木を利用して・・・いるのは分かりますが、座りにくいし皿を置きにくいのでは(^_^;)

世界遺産なのに、このように中では洗濯物が干されています。まあ住んでいる人がいるんだから当然か。

ずっと歩いて行って南門に到着。これで北門から横長の長方形のトロギールを縦断したことになります。といっても３００メートルぐらいですかね。

島の南西にあるカメルレンゴの砦。後で行きます。

城壁からちらっとみえるのはトロギールの代表的な建物、聖ロブロ大聖堂です。これも後ほど登ります。

南側の海岸にこのような分かれ目が。左が旧市街で、右は後世に埋め立てられて拡張した部分ですね。

狭いながらも、このように植物のある家が多いです。

トロギールで一番おしゃれだと私が感じた家。旅行雑誌の表紙とかでもいけます。

聖ロブロ大聖堂です。英語風に言えば聖ローレンス。

市庁舎入り口だったかな。現在でも使っているそうです。

ベネチアのライオン。ここがベネチアの支配下にあったことを示します。これは井戸ですね。

市庁舎の中庭。

石造りの階段。危なそうな気もしますが、現在も使われています。

昔の裁判所だったようです。ドラゴさんか裁判官のまねをしてます。私の手元のメモが正しければ１５１３年に開かれたそうです。

ドラゴさんの右上の人物が聖ロブロ（ローレンス）です。３世紀頃に殉教しました。キリスト教迫害で焼きごてで殺されたとか。それで焼きごてを持っているそうです。

左上の人は　トロギールの初代司教です。街の守護聖人でもあります。イバン・ウルシニさん。

ちょっと引いた写真。まあまあの広さです。傍聴人も多数入れたのでしょうか。あ、陪審制だったようですよ。

聖ロブロ大聖堂に着きました。完成したのは１７世紀ですが、１３世紀ごろから建築が始まったとか。

これが見所といわれる大聖堂の門。細かい彫刻が施されています。これも１３世紀ごろ。

見づらいけど、イエスの生誕からの生涯が彫られています。

門の右側にいるのがアダムです。

となると左側は当然イブです。

時計塔の横がさっき見た裁判所ですね。

聖堂の中に入ります。

十字架には磔のキリストの絵が。

祭壇です。

こちらにもキリスト像。

３０分ほどのフリータイムになりました。

私は塔に登るのが好きなので、大聖堂の上に狭い狭い階段を上っていきます。

すれ違いのとき狭すぎて、私は指をすりむいてしまいました(>_<)

鐘楼からの眺め。ネットがちょっと邪魔ですね。

鐘です。

カメラの先端をネットの先に出せばちゃんと撮れます(^o^)

左手がクロアチア本土。右がチボ島です。

これも海の向こうはチボ島です。

中世風の街並みがきちんと維持されています。

時計台前の広場にはテントが立てられてカフェになってました。

旗が出ているのが市庁舎です。

チボ島に行く橋。そのまんまチボ橋といいます。ここもアドリア海。柵も何にもないのが日本人的感覚だと不安です(^_^;)

東端から４００メートルほど西に歩くとトロギールの西端に着きます。

これがカメルレンゴの砦です。

カルメレンゴとは書いてないように見えますが、砦にあった看板。

１５世紀にベネチアが建てた砦です。

中にはプラスチック製のいすが並べられていました。夜はコンサートが開かれるのでしょうか。

重厚な建物です。

なぜか逆バンジーがありました。

中には入れるようなのですが、フリータイムが終わりそうなので、やむなく北へ歩きます。

１００メートルも歩くと北端です。これが聖マルコの砦。

聖マルコの塔と書かれてますね。

説明板。どうやら昔は先ほどのカメルレンゴの砦とつながっていたようです。

ダッシュで集合場所に戻ります。うーん。ちょっと時間が足りませんでした。とは言え、後１時間もあれば十分見て回れましたね。

海鳥がのんびり浮かんでました。

本日の観光は終了。またバスでスプリットに戻ります。