2013/02/09 - 2013/02/10
2603位(同エリア6671件中)
赤い彗星さん
例年観光客の少なくなる冬は、JR東海が中心になって、
ディスティネーションキャンペーンが催されています。
その年の干支や大河ドラマにちなんだものや、
普段公開していない障壁画や秘仏が、
期間限定で拝観出来たりします。
2013年冬は、キャンペーンに参加している寺社を
中心に巡ってみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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平安神宮を少し上がった所にある聖護院門跡です。
役行者が開祖の修験道の寺院です。
明治まで存在した聖護院村で栽培されていた野菜や八ッ橋が、聖護院大根を始めとして、今に伝わっています。
普段は、事前予約の必要な宸殿や書院の拝観が、一般公開されていたので訪れました。聖護院門跡 寺・神社・教会
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聖護院の庭です。
宸殿や書院は撮影禁止ですが、石田幽汀(円山応挙の師)や京狩野派の狩野益信(探幽の養子)、狩野永納(山雪の実子)等の障壁画が現存しています。
皇室とも関係が深く、仮御所として使用されていた頃の御座所の見学も出来ます。 -
聖護院門跡のすぐ近くに八ッ橋本店があります。
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次に智積院を訪れました。
写真は、昭和50年に建築された金堂です。
智積院は真言宗智山派の総本山です。智山派の大本山寺院としては、成田山新勝寺、川崎大師、高尾山薬王院が存在します。智積院 寺・神社・教会
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奥の建物は、かつて方丈と呼ばれ、昭和22年に焼失した後、平成7年に再建されてからは、講堂と呼ばれています。
拝観受付所で、こちらの庭園と長谷川一門の国宝障壁画を納める収蔵庫の拝観券を購入できます。 -
庭園です。
ちょうど庭の水がほとんど抜かれてしまっている状態だったので、変な角度からの写真です。 -
大書院から見るとこんな感じです。
普段は、底が見えないほど池の水が満たされていると思われます。 -
大書院には、長谷川一門の国宝障壁画のレプリカが、作成当時の色彩のまま飾られています。
障壁画が飾られていた当時の書院を再現しているそうです。
但し作成当時の障壁画は、縦横共に今よりかなり大きなものだったそうです。
火災の度に避難させたために、壁から人が切り取れる範囲に小さくなってしまったそうです。 -
楓図のレプリカです。
長谷川等伯が中心になって、制作されたと考えられています。 -
桜図のレプリカです。
等伯に勝るとも劣らないと言われた長男、久蔵が中心になって制作されたと考えられています。
しかし久蔵は、完成の2年後に26歳の若さで急逝してしまいます。
将来を嘱望されていた事から、当時の画壇で強力なライバルであった狩野派の暗殺という説もあるそうです。 -
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布袋唐子嬉戯の図です。
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仁和寺の二王門です。
若かりし頃、一度自転車で訪れた事がありますが、山門に立っただけで中に入らなかった記憶があります。
仁和寺は、仁和2年(886年)に光孝天皇の勅願で創建されます。
応仁の乱の兵火で寺院が焼失しましたが、江戸時代に入り再建されます。二王門も江戸時代に建立されました。仁和寺 寺・神社・教会
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二王門をくぐると、遠くに中門が見えます。
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勅使門です。
明治20年に焼失した後、大正2年に再建された唐門です。 -
中門です。
江戸時代初期に建てられており、重要文化財に指定されています。 -
中門の向かって左側に立っている、西方天と呼ばれる金剛力士像です。
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中門の向かって右側に立っている、東方天と呼ばれる金剛力士像です。
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中門を抜けると、左側に名勝「御室桜」の林があります。
2月に訪問しているので花は咲いていませんが、普通の桜より背丈が低く、遅咲きで有名な桜だそうです。 -
国宝の金堂です。
江戸時代初期に京都御所の旧紫宸殿を移築したもので、最古の紫宸殿です。
本尊の阿弥陀三尊が、安置されています。 -
江戸時代初期に建てられた重要文化財の五重塔です。
この年は、25年ぶりに塔内部を公開していました。
柱や壁面の仏教画の彩色が、未だに美しい色のまま残っていたのが印象的でした。 -
重要文化財の経蔵です。
他の建物同様、江戸時代初期の建築物です。但し他の建物とは違い、禅宗様式が用いられています。
建物内部には八面体の回転式書架が設置されており、8面×96個で計768個の経箱の中に経典が収められています。 -
重要文化財の鐘楼です。
袴のような板張りの覆いが施されており、袴腰式と呼ばれる造りになっています。この覆いの為に、鐘を外から見る事は出来ません。 -
近畿三十六不動霊場の第十四番札所である水掛不動尊です。
不動明王の石仏に水を掛けてお祈りすることから、この名前がついています。 -
重要文化財の観音堂です。
内部は非公開ですが、本尊として千手観音菩薩が安置されており、壁面や柱は彩色豊かな仏教画で彩られているそうです。 -
御殿の入り口です。
二王門を入って右にある拝観受付所で入場券を購入し、庭と御殿を見学します。 -
白書院です。
明治20年の火災による御殿焼失に伴い、明治23年に仮宸殿として建てられました。
宸殿再建後は、白書院と呼ばれているそうです。 -
南庭と勅使門、二王門です。
再建された宸殿から見て南側にあたる為、南庭と呼ばれています。 -
神殿や書院は、渡り廊下で結ばれています。
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宸殿から見て、北側にある北庭です。
正面の築山に飛濤亭と呼ばれる、重要文化財の茶室が見えます。
内部は非公開ですが、光格天皇遺愛の茶室だそうです。
茶室の左側には、中門と五重塔も見えます。 -
宸殿内部は、極彩色の襖絵で飾られています。
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霊明殿に至る回廊からの宸殿です。
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木立に囲まれてよく分からないかもしれませんが、重要文化財の茶室:遼廓亭です。こちらも非公開です。
江戸中期の画家、琳派の始祖である尾形光琳の屋敷から移築された建物です。 -
黒書院です。
明治42年に京都花園の旧安井門跡寝殿を移築改造した建物です。
6部屋で構成されており、堂本印象による襖絵が飾られています。 -
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