2022/11/25 - 2022/11/26
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赤い彗星さん
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京都東山で紅葉を堪能した後、午後は山科に移動。
この地域は、醍醐寺ぐらいしか訪れた事がなかったので、
どの寺院も初訪問です。
毘沙門堂はさすがに多くの参拝客がいましたが、
隋心院や観修寺は、同時間帯に数える程しか観光客に遭遇せず、
静かに散策する事が出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.0
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京都市内も人が増えてきたので、午後は山科の随心院にやってきました。
随心院は、平安時代の歌人で美人の象徴にもなっている小野小町所縁の寺院です。随心院 寺・神社・教会
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総門を抜けると石灯籠が並んだ参道が長く続きます。
石灯籠側の壁の向こうは、梅園になっているようです。 -
寺院の建築物が集まっている一画に至る道は、広場のように広いスペースになっています。
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庭園、殿舎拝観入口の看板が立っている場所から、内部見学に向かいます。
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小野小町所縁の寺院という事で、絵馬には小野小町が描かれています。
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建物へは、庫裏の入口から入場します。
随心院は、正歴2年(991)に仁海僧正の開基で牛皮山曼荼羅寺を建立したのが始まりで、僧俊阿闍梨の時代に曼荼羅寺の子房として随心院が建立されました。
寛喜元年(1229)後堀河天皇から門跡の宣旨を賜ったことから、随心院は門跡寺院となったそうです。 -
庫裏前の紅葉。
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入口前に建てられた小野小町の歌碑。
小倉百人一首に選ばれている和歌は、絵馬にも描かれています。 -
庫裏に展示されている小野小町を描いた織物。
絵画かと思いましたが、織物なんですね。 -
裏面には、随心院の薬医門と梅図に小町の和歌が織り込まれています。
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書院に囲まれた苔と松の中庭。
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建物内部の廊下は、所々に灯りがありますが暗めの場所も多めです。
快晴の日でこれぐらいだと、雨や曇りの日だと外光はほとんど入らないだろうなあ。 -
現在の拝観は庫裏が入場口ですが、本来はこちらが正規ルートの大玄関。
正面の門は、薬医門です。 -
竹と雪の板絵。
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今まで何度か他の方の旅行記などで目にしていた「極彩色梅匂小町絵図」。
表書院の能の間を彩る襖絵です。 -
小野小町の生涯が、華やかな色彩で描かれています。ピンクが眩しい。
現代アートだけど、しっかりと和を感じます。 -
「極彩色梅匂小町絵図」前の灯りの装飾は、紅葉と深草少将かな。
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こちらは小野小町と紅葉ですね。
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能の間の障子には、手作りの紅葉を象った装飾が施されていました。
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小町堂と紅葉①
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小町堂と紅葉②
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小町堂には、小野小町が描かれ祀られているようです。
小野小町は、現在の随心院境内にある小町化粧井戸の辺りで暮らしていたそうです。 -
こちらは恋愛成就に関する部屋のようです。
深草少将が、小野小町に思いを伝えるために百日通ったという伝説の舞台が、この随心院ということで恋愛成就のお寺でもあるようです。
今でこそ山科は、京都市街からそれほど距離を感じない場所ですが、交通手段が歩くか牛車ぐらいで道路も舗装されておらず、山賊夜盗が跋扈する時代、どんな天候でも毎日通い続けるというのは、体力のある人でも命がけの行動だったでしょうね。 -
庫裏と大玄関を眺めた風景。
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随心院境内の紅葉。
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随心院から、道路や川を渡って20分程の場所にある勧修寺にやってきました。
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手書きの境内図に従って、受付に向かいます。
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この門を抜けた次の門の手前に受付があります。
勧修寺 寺・神社・教会
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菊の御門が織り込まれているということは門跡寺院ですね。
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受付で拝観料を納めて、門をくぐるとすぐに紅葉が出迎えてくれます。
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境内で最大の建物となる宸殿。
江戸時代(1697年)に明正天皇から、御殿を下賜されたものです。 -
宸殿前に建てられた黒板チョークの説明書き。
明治5年に開校した勧修小学校の校舎として使用されていたようですが、江戸時代の寺子屋の延長のような感じだったのかもしれないですね。 -
宸殿の周囲は、低木のモミジが見事に色づいていました。
参拝客もほとんどおらず、春の桜や夏の蓮の花なども楽しめるようなので、市内の人混みから逃れてのんびり散策できるお寺かもしれません。 -
大きな庭園に備わった氷室池前にぽつんと立っている観音堂。
昭和6年に再建されたものです。 -
平安時代に作庭されたと伝わっている庭園のうち、大きな面積を占める氷室池。
夏には睡蓮や蓮の花を楽しむ事が出来るようです。 -
修理中だった本堂。壁板が新しくなっていますね。
勧修寺は、昌泰3年(900)醍醐天皇が、母の藤原胤子を弔うために母の実家である宮道家邸宅を寺に改築し創建しました。鎌倉時代からは、法親王が入寺する門跡寺院となっています。 -
境内の紅葉①
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境内の紅葉②
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境内の紅葉③
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地下鉄東西線の小野駅から、山科駅に戻ってきました。
山科駅から、毘沙門堂に向かう途中に目にした山科疎水。
春になるときっと桜の名所になるんでしょうね。 -
山科駅から緩やかな坂を登り続けて、毘沙門堂に到着。
石碑に毘沙門堂門跡とあることから、こちらも皇室に関係の深い寺院ですね。毘沙門堂 寺・神社・教会
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毘沙門堂は、緩い斜面に建てられているので、長い階段を登って本殿に向かいます。
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階段を登り切った場所には朱色の仁王門。
駅からもそれほど遠くなく、紅葉の名所という事で大勢の観光客が訪れていました。 -
仁王門を過ぎると正面に本殿が見えます。
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受付で拝観料を納めて、本殿を拝観します。
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再建に尽力したのが、徳川家の信任厚い天海大僧正ということで、本殿や唐門は、徳川家の日光東照宮の建築様式を受け継いでいます。
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本殿内部の撮影は禁止です。
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本殿と霊殿の間に見えるのは、紅葉と高台弁才天。
高台弁才天は、豊臣秀吉の母である大政所所縁の弁才天で大阪城や高台寺を経て、現在は毘沙門堂に安置されています。 -
地面を覆い尽くしている紅葉落ち葉。
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境内の紅葉①
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宸殿から、本殿方面を眺めた風景。
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晩翠園と名付けられた毘沙門堂の庭園。
大きな池が特徴的な回遊式庭園です。 -
庭園の手水鉢。
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紅葉と高台弁才天①
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紅葉と高台弁才天②
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派手な色彩の仁王門や本殿と違って、ひっそりとたたずむ鐘楼。
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メタルスライムが現れた。
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本殿の外観。
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宸殿の外観。
宸殿前には、大きな枝垂れ桜が植えられています。 -
勅使門から、勅使坂を眺めた風景。
紅葉の落ち葉が、勅使坂一面を彩っている坂下からの風景が、毘沙門堂の写真の定番ですね。 -
勅使門は利用できないので、隣にある薬医門を通って階段を下っていきます。
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境内の紅葉②
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境内の紅葉③
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境内の紅葉④
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勅使坂を下から写した風景写真。
早朝に訪問すると、イメージ写真のような風景が見られるのかな。 -
境内の紅葉⑤
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最後の最後に毘沙門堂門跡の境内図を見かけました。
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