2023/03/24 - 2023/03/26
1167位(同エリア2716件中)
赤い彗星さん
この旅行記スケジュールを元に
東山の桜の名所を訪ね歩いた後、さらに北上し一乗寺に到着。
しっかりとラーメンを食べて、歩き回るためのエネルギーを補給。
一乗寺を訪れた目的は、桜の名所ではないけれど、
紅葉に赤く染まる庭園の写真を見て、一度訪れてみたかった圓光寺。
圓光寺近郊にある曼珠院も訪問します。
- 旅行の満足度
- 3.5
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京阪と叡山鉄道を乗り継いで北上し、一乗寺に到着。
京都のラーメン所なのでお昼はラーメンに決定。
無性に味噌ラーメンが食べたかったので、味噌とんこつの看板がでていたあらじんさんに決めました。あらじん グルメ・レストラン
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東京では醤油とんこつは頻繁に目にするけど、味噌とんこつという言葉自体あまり聞かないかも。味噌とんこつも二つの味がマッチしていて、美味しく頂きました。
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圓光寺に向かう途中、一乗寺下り松の看板が。
平安時代から、比叡山経由で近江と京を結ぶ交通の要衝であったこの地に、旅人の目印のために松を植えたものだそうです。現在の松は5代目。
宮本武蔵と吉岡一門の決闘の場所としても有名です。一乗寺下り松 名所・史跡
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一乗寺下り松のすぐ近くに建っている八大神社の一の鳥居。
寄り道しなかったので見たのは鳥居だけ。八大神社 寺・神社・教会
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圓光寺に到着。一乗寺駅からは、歩いて約15分程です。
比叡山の麓に位置しているため、一乗寺駅からはゆるやかな登り坂となります。 -
圓光寺の正門。徳川家の三つ葉葵紋の幕が掛けられていますね。
圓光寺 寺・神社・教会
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正門横の受付で拝観料を納めて、境内を進んで行きます。
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境内の建物等がある高台に向かう前に拡がっている淡桜園。
広場には、桜が植えられています。 -
淡桜園の桜の風景。淡桜園には、約30本の桜が植えられています。
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淡桜園には、小さな石仏も安置されています。
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緩やかな階段を登りきると正面に本堂が現れます。
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本堂向かいの奔龍庭と瑞雲閣。
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瑞雲閣には、寺宝が展示されています。
奔龍庭は、白砂を渦を巻く白雲に見立て、石は龍を現している枯山水の庭園です。 -
奔龍庭横の境内では一番大きそうな枝垂れ桜。
満開には、あと一歩という開花状況でした。 -
奥の桜は、ほぼ満開でした。
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唐破風仕様の本堂大玄関。
身分の高い人や貴人専用の玄関ですね。 -
玄関の間には、「四季草花図」が描かれた襖絵が飾られています。
琳派をオマージュして、現在の感性を取り入れて彩り鮮やかに再現したものを琳派彩還と言い表しているそうです。 -
十牛之庭と書かれた扁額が掛けられている中門。
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庭園に置かれた水琴窟。鉢に置かれた竹には、花が活けられていました。
縁の広い手水鉢を用いた水琴窟は珍しいそうです。 -
中門をくぐると本堂と十牛之庭が現れます。
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十牛之庭は紅葉が有名な庭園ですが、春先のこの時期は花も葉もなく枯れ木の状態です。
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本堂へは、この階段から入場することが出来ます。
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明治時代に富岡鉄斎が描いた「米點山水図」。
秋に圓光寺を訪れた際に描いた襖絵です。 -
慶長6年(1601)徳川家康は伏見に圓光寺を建立し、足利学校の第九代学頭であった三要元佶を招き、学校として身分を問わず入学を許可しました。
その後、寛文7年(1667)に現在の場所に移転しています。
境内の各施設に徳川家の家紋が掲げられているのは、徳川家康による創建だったからなんですね。 -
圓光寺本堂から、十牛之庭を眺めた額縁庭園。
早春の季節、庭の樹木は枯れていますが、密集した木々が紅葉に彩られたら、確かにかなり美しいだろうなと思います。いつか紅葉の時期に訪れてみたいです。 -
十牛之庭は、牛を追う牧童を描いた「十牛図」を題材にして造園されたことから、この名前が付けられています。
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紅葉でも青モミジでも無い季節、ほとんど参拝客もおらず、静かに庭園を眺める事が出来ました。
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本堂奥に位置している蟠龍窟。
圓光寺は、明治期から近代まで、日本唯一の尼僧専門道場としての顔を持っていたそうで、当時から残る修行場の一つです。 -
蟠龍窟は、座禅堂の別名通り、座禅を組むための道場です。
日曜早朝には、一般の方も共に座禅を組むことが出来るそうです。 -
蟠龍窟横に建つ鐘楼。
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寺院の裏山を登っていくと、小さな鳥居が建っています。
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裏山の開けた場所には、徳川家康の遺言により、歯を埋めた墓が佇んでいます。
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徳川家康の墓の横には、小さな社ですが東照宮も建てられています。
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圓光寺の裏山は、京都市街を見渡すことの出来る高台です。
参拝時は曇り空でしたが、晴れた日は美しい夕焼けを拝むことが出来るそうです、 -
庭園の一角に林立する竹林。
円山応挙が若い頃にこの竹林を訪れ、後年この竹林を基に「雨竹風竹図」を描いたことから、応挙竹林と名付けられています。 -
池泉回遊式庭園の十牛之庭に設けられた栖龍池。
洛北最古の泉水です。 -
石の傘部分が、丸みを帯びたヘルメットのような形状の石灯籠。
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十牛之庭から眺めた本堂と書院。
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圓光寺からは、緩やかな登り込みで歩いて15~20分ぐらいの場所にある曼殊院門跡の石碑が立っている場所までやってきました。
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曼殊院前の弁天島の風景。
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弁天島の弁天堂。
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弁天堂隣の天満宮。
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こちらの門からは入場できないようなので、入口になっている門に廻り込みます。
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北通用門が境内への入口になっています。
曼殊院は、建物内は撮影禁止で庭園のみ撮影可です。曼殊院 寺・神社・教会
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枯山水の小さな中庭。
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大書院から見る事の出来る枯山水の庭園。
庭園脇で桜も咲いていました。 -
小書院側から見た庭園。白砂が印象的な大書院前の庭園とは趣が違います。
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曼殊院は、東尾坊という比叡山の塔頭の一つでしたが、江戸時代に現在の地に移り、曼殊院と名を改めました。
大書院・小書院は、桂離宮と関連の深い様式で建てられています。
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