2011/10/05 - 2011/10/13
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旅人のくまさんさん
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<はじめに>
東欧の国、ルーマニアとブルガリアを巡る旅行記です。主な観光目的地は、ブルガリアでは、リラの僧院等の世界遺産4箇所と、ルーマニアでは、首都にある革命広場と国民の館等、地方では、吸血鬼ドラキュラの居城のモデルとなったブラン城、聖ニコラエ教会や黒の教会等です。
<旅のあらまし>
10月6日(木)
ブルガリアとルーマニアを巡る8日間の旅行の始まりです。セントレア国際空港から、フィンランド航空の10時40分発のAY080便でヘルシンキに向かいました。ヘルシンキで乗継ぎ、ルーマニアのブカレストにあるアンリ・コアンダ国際空港に到着したのは、予定時間より少し遅れた現地時間の19時過ぎでした。ブカレスト郊外のホテルに泊まり、翌日は隣国のブルガリアに向けての出発です。ルーマニアには、ブルガリアでの見学が終わった後に戻るスケジュールです。
10月7日(金)
早朝にホテルを出発し、隣国のブルガリアに向かいました。ルーマニア市内の朝の通勤ラッシュを避けて国境に向かうためと、国境での待ち時間が読み難いためです。国境の川を越えた後、パスポートチェックに30分ほど掛かりました。
ブルガリアで最初に見学したのは、世界文化遺産のイヴァノヴォ洞窟教会です。ルセンスキ・ロム川沿いの崖の中腹をくり抜いた教会には、歴史的価値が高いフレスコ画が残されていました。
イヴァノヴォ洞窟教会見学の後、ブルガリアの首都、ソフィアに向かいました。ソフィアで見学したのは、 聖ソフィア教会、聖ペトカ地下教会、アレクサンドル・ネフスキー教会等です。夕刻には、大統領府前の衛兵交代儀式も目にすることができました。
10月8日(土)
ソフィアの近郊では、今回の2か所目の世界文化遺産のボヤナ教会を見学しました。10世紀後半ないし11世紀初頭に建てられ、その後、13世紀に中央棟が加えられ、現存する形が完成したのは19世紀半ばとされる教会です。こちらも歴史的価値が高いフレスコ画が残されていました。
ボヤナ教会見学の後は、3箇所目の世界文化遺産があるリラに向かいました。今回の旅行で一番楽しみにしていたリラの僧院の見学です。見事なフレスコ画が聖堂外部の壁面や、聖堂内部を飾っていました。今回の旅行で各地のフレスコ画の写真撮影は出来ませんでしたが、現地で買い求めた絵葉書等で紹介しておきました。
ソフィアとリラの見学を終えた後、ブルガリア第二の都市、プロヴディフに向かいました。ホテルに到着した時は、すっかり暗くなっていました。
10月9日(日)
プロヴディフの旧市街散策は、あいにくの雨模様でしたが、古代ローマ時代の数々の遺跡が残った旧市街は見所満点でした。古代ローマ時代の円形劇場址は保存状態も良く、現在は演劇や音楽階の会場としても使われているようでした。
この後、1時間半ほどの距離にあるカザンラクのトラキア人の墳墓を見学しました。ブルガリアで4つ目の世界遺産です。日本に戻った後のTV番組では、謎の多いトラキア人の金製品に纏わる特別番組を放送していました。
続きてブルガリアでも人気の観光地、ヴェリコ・タノルヴォに移動し、ツァレヴェッツの丘や、チャルシャ通り等の旧市街を散策しました。泊ったホテルからもツァレヴェッツの丘が眺望できました。
10月10日(月)
ブルガリアでの最後の見学地は、ヴェリコ・タノルヴォから遠くないアルバナシ村でした。この村の生誕教会は、世界文化遺産クラスのフレスコ画を鑑賞しました。オスマントルコ支配時代にも村人に守られたキリスト教会でした。
午前中でブルガリアの見学を終え、昼食は国境の川を越えた、ルーマニア側の河沿いのレストランでした。昼食の後、ルーマニアの首都、ブカレストに向かいました。スムーズに出入国審査が済み、ブカレストでは、社会主義時代から現代への激変の面影が残る革命広場、国民の館のほか、大主教教会などを見学しました。
10月11日(火)
昨晩、ブカレスト郊外のホテルにチェックインしました。今日は早朝にホテルをバスで出発しました。北方面に長距離移動し、ドラキュラ伝説で有名なブラン城やブラショフの市内観光をしました。ブラショフでは、ドイツ支配時代の名残が残る黒の教会、スケイ門や聖ニコラエ教会などを見学しました。ルーマニア見学では、素晴らしい好天に恵まれました。
ブルガリアでは4箇所の世界遺産が見学できましたが、ルーマニアでは世界遺産の見学の機会はありませんでした。
10月12日(水)
昨日までにブルガリアとルーマニアの見学を終え、帰国の日になりました。ブカレストで泊まったホテルを10時に出発し、迎えのバスでアンリ・コアンダ国際空港に向かいました。ブカレストを13時発のフィンランド航空機で飛び立ち、フィンランドのヘルシンキに向かいました。約2時間40分のフライトですした。
10月13日(木)
ブカレストからヘルシンキに到着したのは16時前、1時間半ほどのトランジットで、中部国際空港行きのAY079便でヘルシンキを後にしました。セントレア空港に到着したのは朝の9時頃でした。旅の途中、安くて美味しいワインを楽しみながらのルーマニアとブルガリア旅行のおしまいです。
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7泊8日の東欧旅行の始まりです。今回の旅行先は、ルーマニアとブルガリアの2カ国です。セントレア空港からは、フィンランド航空機でヘルシンキ経由となります。セントレア空港の屋上デッキの光景です。
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同じく、セントレア空港の屋上デッキからの光景です。上々の旅行日和となりました。10時40分のフライトですから、集合時間は8時10分でしたが、随分早く空港に到着しました。
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この日のセントレア空港の太陽光発電状況です。朝の8時半頃ですから、積算電力量は57kWhと僅かですが、90.6kWとかなりの高出力でした。
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早目にフィンランド航空の搭乗手続きが済みましたので、搭乗までは、まだ時間がたっぷりあります。搭乗手続きの列のほぼ最前列に並びましたので、希望通り、ヘルシンキまでと、ヘルシンキからブカレストまでも通路側の席が確保できました。
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屋上デッキからの光景が続きます。今日は空気が澄んでいるためか、対岸の三重県辺りも良く見渡せました。北風でしたから、北に向かってANA機が飛び立っていきました。
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まだ朝の早い時間のためか、天気は良いものの、屋上デッキに人は疎らでした。これでセントレア出発の時の恒例になった、屋上デッキでの撮影はおしまいです。
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イチオシ
セントレアのターミナルビルの4階です。フィンエアーでのチェックインを済ませた後、いつものお店で朝食を済ませました。旅行に出掛ける前に、マスターと話しをするのが楽しみなお店です。
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浜岡原子力発電所が運転停止をしている節電の影響は、この時期では解消できたはずですが、何となく暗いターミナルビル内の照明です。右手の謎の旅人フーさんの顔も全く見分けが付きません。
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ターミナルビル内の4階の光景です。この方角の写真を撮ったことはありませんが、かなり暗く感じる一角でした。
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保安検査の入口上部にある電光表示板です。今回利用のフィンエアーのAY80機は、上から三列目に表示されています。
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保安検査の入口光景です。少し列が出来ていましたが、たいしたことはありません。それでも、少し早目に出国手続きを済ませました。
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出発エリアの案内図です。今回の出発ゲートは16Aですから、この案内図では、右上方向になります。大きくない空港ですから、多少場所を間違えても取り返しがつきます。
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今日の外貨両替レートです。今回のユーロレートは、1ユーロが106.04円、両替しませんでしたが、1ドルは79.61円でした。ところで、その逆方向の両替、外貨の買いではなく売りの場合のレートは、ユーロが98.37円、ドルが73.91円です。その比率を見ますとユーロが92.77%、ドルが92.84%と、ほぼ同じレートです。ところが同じ計算をしますと、韓国ウォンの場合は62.26%、中国元の場合が74.46%となります。ウォンと元を現金で持つことは少し躊躇があります。レートのよい場面で入手したウォンと元は、現地で上手に使った方がよさそうです。
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こちらは無人両替機です。こちらの機械は大きなお札を、同じ国の通貨で細かな金に替えてくれるだけのようです。手数料が記されていませんので、手数料は無料のようです。まだ、使ったことはありません。サービス機能だけなら、『外貨両替自動販売機』より、『外貨同額両替機』、『無料外貨交換機』あるいは『少額外貨交換機』等の表示の方が分かりやすいように思えます。
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保安検査とイミグレーションを終えた後での撮影です。いつもですと、私の旅の友・オールド・パーを買い求めるところですが、今回はフランクフルトでの乗継がありますので、予め預け荷物にウィスキーを入れておきました。スコッチウィスキーのオールド・パーではなく、サントリーのオールドです。
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出発便の電光表示板です。10時40分発のAY80機には変更がありません。定刻に16Aゲートで搭乗が始まる予定です。JALとのコードシェア便です。残念ながら、JALのマイルは、JALコードでの搭乗でなければ加算されません。今回はフィンエアーのコードでの搭乗です。
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ユーロの手持ちはありましたが、ルーマニアとブルガリアの現地通貨への両替は、ユーロでなければ出来ませんので、追加で両替えして置きました。この下り坂の左手に両替店が見えています。
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念のために事前に確認して置いた16A番の出発ゲートです。ヘルシンキ往きのフィンランドエアーのAY80が表示されていることが確認できました。一人旅の時の習慣ですが、ツアー旅行でも習慣にしています。
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1時間近くたった後での同じ出発ゲート付近の光景です。搭乗の時間が近づいて来ましたので、列ができ始めました。私の場合、最後列付近の座席ですから、早目に搭乗が出来そうです。
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時刻は10時10分、出発30分前になりました。定刻での搭乗開始です。ヘルシンキまでは約10時間のフライトです。欧州旅行にしては、飛立てば10時間を越えない、楽なフライト時間です。
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搭乗してからの撮影です。出発までは、まだ20分ほどあります。セントレアからヘルシンキまでの飛行経路です。途中、僅かに中国上空を通過するだけで、それ以外はすべてロシア上空のフライトです。
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同じく、座席の前のモニター画面です。セントレアの空港島が表示されています。右上に出た説明画面には、セントレアとヘルシンキの時刻などが表示されています。機外温度は、73度Fです。前にも紹介したことがある『旅人のくまさん暗算式』を使いますと、21.5度Cとなります。暗算内容は、(73−30)÷2=21.5(適温ですから、補正なし)です。
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同じく、座席の前のモニター画面です。出発前の撮影はここまでです。ヘルシンキ空港近くのフライト・シミュレーションです。左手前にモスクワが記されています。温度暗算式の追加説明です。正式には、℃=(゜F-32)×5/9ですが、これでは暗算出来ません。この式では73度Fは21.8度Cとなりますが、『旅人のくまさん暗算式』では、0.5度C以内の誤差に収まる21.5度Cになります。
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セントレアを飛び立って6時間程が経過しました。既に半分以上のフライトを終えたことになります。揺れも少なく、順調なフライトです。
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座席の前の画面が切り替わりました。この画面は、機内では初めて見ました。世界各国の現在時刻の穂湯時です。東京が16時53分、目的地のヘルシンキが10時53分です。ヘルシンキへの到着予定時刻が現地時間で14時50分ですから、あと4時間ほどのフライトです。
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機体はロシア領のカニン半島の根元に差し掛かっています。その先に見えるのはコラ半島ですが、この後南下を始めるようです。期待の先には、ロシア領の都市、アルハンゲリスクが表示されています。
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機内の光景です。フィンエアーの公式HPには、セントレア〜ヘルシンキ間に就航しているAY80の機材は、エアバスA330-300と記されていました。主な仕様は、長さ:63.6メートル、翼幅:60.3メートル、巡航速度:890キロ/毎時、最大巡航高度:12,600メートルなどです。
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残り時間が少なくなったところで、焼きそばの機内食です。ワインの摘みには丁度いい量でした。ワインは辛口の白のシャルドネです。ラベルはフランス産です。別のネット情報では、南アフリカ連邦産のシャルドネも紹介されていました。
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画面が拡大されると、無数の湖が表示されるようになりました。既にフィンランド領内に入りました。現地時刻で14時10分当たりですから、あと30分少しです。目的地のヘルシンキが目前になりました。
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同時刻の画面です。まだ高度は1万1千メートル、機外温度はマイナス51度Cです。まだ着陸準備には入っていません。
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