Nuernberg Nr.1/ DB 交通博物館

2013/05/15 - 2013/05/27

ニュルンベルクに３泊、４回目の訪問である。この交通博物館は2005年に見学、その時はバイエルン王国の切手を見るのが目的であったが、今回は鉄道を主とした。

この博物館は1889年　バイエルン王立鉄道博物館として設立。現在の建物は1925年建設。独逸鉄道博物館と通信博物館から構成。

子供達ばかりではなく、大人の鉄道マニアには見逃せない博物館で先生に引率された子供達でいつも賑わっている。又切手マニアにとってもバイエルン王国時代の見事な切手シートは垂涎の的である。　バイエルン王国は1849年の一番切手が発行されて以来、第二帝国　ワイマール共和国時代でも独自に切手が発行され、第一次大戦直後の1920年迄発行がつずいた。

エリア ニュルンベルク(ドイツ)

入館券

博物館の建物 通称　ＤＢ博物館といわれるが　正式には「独逸鉄道?博物館：Firmenmuseum der Deutschen Bahn AG」

バイエルン国王　ルードヴィッヒ二世のお召列車　

※　お召列車とは　天皇　皇后　皇太子の専用乗用列車　

さすが王様専用車　外部　内部ともその装飾は絢爛豪華、見事なものである。

　長年　バイエルンを統治したヴィッテルスバッハ家の紋章

ゴールドとブルーを基調とした家具調度　インテリアは見ごたえがある。

メルヘンチックなルードヴィッヒ二世も列車にも凝ったのかもしれない？？

王の寝室用車両

展望車　戦前のわが国の特急列車にも展望車がついていた。当時は客車の側面に太いラインがついていて、赤が３等　青が２等　白が１等車両。　まさに展望車付の一等に乗るのはごく一部の特権階級のみ。現在の飛行機のファーストクラスといったところ。

こんな展望車も列車のスピードが緩やかだった時代のもの。今の鉄道では危険極まりなし！！

のんびりワインでも飲みながら夏の旅を楽しんだにかな？

特にＳＬファンにはたまらないであろう。

Adler 号（鷲号）1835年製造　独逸最初のＳＬ　

子供達が先生と一緒に来て遊んでいた。

お召列車の模型　さすが独逸　精巧で見事な出来。

客車の屋根には王冠が乗っている。

子供の頃、メルクリンの模型などは夢のまた夢であった。

パンフレットを購入しなかったので詳細な説明が出来ない。

十分の一の模型　迫力あり。

ビスマルクは1870年の普仏戦争の時にバーデンバーデンに居座って、モルトケ参謀総長と共に鉄道をフルに使ってプロイセンを勝利に導いた。

ヒトラーもナチスの聖地　ここニュルンベルクは何度も訪問、鉄道建設のみならずアウトバーン建設に力を注いだ。


背後の宣伝ポスター。ヒトラーが自らスコップを握り労働者達がスコップをかついで行進している写真が。

"Die Armee der Albeit und des Friedens antwortet dem Fuehrer" :mit　ヒトラーの写真

「労働と平和の軍隊は総統に答える。:ヒトラーと共に」

第三帝国時代の鉄道と高速道路建設の写真

ニュルンベルクを訪問した全盛時代のヒットラー

ナチスドイツは軍隊のみならず、あらゆる組織の制服に力を入れ、今日でも実に格好良いと思う。

しかしながら、どうも制服を着るとバカは偉くなったと感違いして威張り散らす傾向あり、戦時中はわが国でも同じようであったのは戦争を知っている高齢者は経過済み。制服が世の中にはびこるのはマッピラ御免である。といって制服を全面的に否定するものではない。

これも鉄道員の制服、さすがナチス時代の雰囲気あり。制服を着ると立ち居振る舞いに十分気を付ける。あまりだらしのない制服姿はいただけないし、その組織のメンツと信用にもかかわる。

博物館の売店で土産に購入。アドラー号