2010/05/21 - 2010/05/21
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Berg Heilさん
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ゲーテはイルメナウには28回に渡り滞在、壮大なチューリンゲンの森を散歩する事をこよなく愛したという。イルメナウを基点として「Goethewanderweg:ゲーテのハイキングコース」と名ずけられたハイキングコースが18Kmに渡り整備されている。
特別なゲーテファンでもないが、ゲーテが、世界的に有名な詩「旅人の夜の詩:Wanderers Nachtlied」をその壁に 1780.11.6 書いたという Kickelhahn/キッケルハーンの「Goethehaueschen:ゲーテの小さな家」まで登ってみた。
ゲーテの作品で読みとうしたのは「詩と真実」「伊太利紀行」「ライン紀行」「ヴェルテルの悩み」くらいな物である。
ゲーテ研究家の独文学者 小塩節さんがここを訪れた時の事をずっと以前読んだ記憶がある。
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- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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- ルフトハンザドイツ航空
-
観光案内所で渡独前に送ってもらったパンフレットでは詳細な事が分からなかったが、若い頃の山登りの経験と、グーグル・アースという誠に便利なものがあるのでそれでアウトラインを読み込み、出かけた。
イルメナウ駅から、タクシーで登山口迄(12オイロ)行き、そこから登り始めた。 -
登山口
駅から「Herzogroeder Weisen 駐車場」まで行けばそこが登山口、一番楽で分かりやすい。若ければ歩けばよいのだが、ここまではかなりの登りの自動車道で、歩けば一時間くらいかかると思われる。(地図上直線でほぼ4Km) -
こんな道をタクシーで登山口まで、かなり登っていく。
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登山道の途中の看板、小屋迄1.5Km
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登山標識がしっかり整っているので、迷う心配は全く皆無。
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ここにはおしゃれな古い標識、大きい鹿の彫刻が乗っていた。
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Rudolf Baumbach 記念碑(詳細不明)
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なだらかな稜線に出るとそこにあった「Jagdhaus Gabelbach:ガーベルバッハ・狩猟の館」
1783年 カール・アウグスト公爵の指示で建設。 -
狩猟館を右折してなだらかな稜線の道を登っていく。
森は小鳥達のさえずりに満ち満ちて、小鳥の声のシャワーをいっぱいに浴びながらのハイキングは浮世のこびりついた垢をうっすらとかいた汗と共に流れ落としてくれる。 -
途中でこんな穴を見つけた。望遠をいっぱい延ばして撮ったが、啄木鳥の巣にしてはちょっと大きすぎるが??
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気温はチョット低めで、歩くには絶好、登り始め(9:00)は手が少々冷たかった。
鳥類観察図鑑(Bird of Britain and Europe)と半世紀前に買ったニコンの双眼鏡も重くて持参せず、簡単なオペラグラスではやはり暗い森の小鳥を追うのは一寸無理だった。
ただ四十雀は日本のものより一寸大きく、さえずりも一寸高いと感じた。多かったのはやはり「Blackbird」 -
一寸森が切れて、遠くの山並みが見え始めた。
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登り始めて バードウォッチングをしながら30分で「ゲーテの山小屋」に到着。若者の足でそのまま登ってくれば20分なら来れるだろう。
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ハイキング中、出会ったのはここで独逸人の中年のハイカー唯一人のみ。おかげでシャッターをお願いして、自分の記念写真が撮れた。
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小屋の1F
ずっと昔の南アルプスにあった「避難小屋」の様な感じ、何でもこの小屋は建て替えて3代目だとか? がっしりした材木で作られている。 -
小屋の2F 窓の左側にゲーテが書いた詩が(多分写真・暗くてよく判らなかった)強化ガラスかアクリルの板の中に納まっていた。
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これがゲーテの詩、多分レプリカであろう。
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山頂というほどではないが、一番高いところにある「キッケルハーンの塔」(無理に訳せばコケコッコーの雄鶏???) 標高:861M
無論塔の上に登る事が出来る。 -
塔の前にあるレストラン、もちろん未だ開店していない(9:40頃)し、人気も全く無かった。
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周りの風景をみようと塔に登ったら、先ほどのハイカーも登ってきた。これ幸いとここでもパチリをお願い。 だいたい山で行きかう人には「コンチワ」なんて声をかけるのは洋の東西を問わぬもの!!
首からぶら下がっているのは、以前東京の丸善で買った「バード・コール」 -
塔からイルメナウの街を望む。(東北方面)
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塔から北望
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塔から東望
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塔から南望
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塔から西望
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下山して自動車道に出た付近
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自動車道から一寸引っ込んだところにあったTeich:池
池の周りも散歩には絶好、バードウォッチングが楽しめそうだ。 -
Friedrich Hofmann Brunnen:フリードリッヒ・ホフマンの噴水
F.Hofmann(1660〜1742)ハレ生まれ、イエナ大学で医学を学ぶ。1693年ハレ大学教授 「生命の本質は運動であり、その原動力はエーテルである」とした。(コンサイス外国人名事典) -
ゲーテの詩が各国語に翻訳され、当地パンフレットに載っていた。
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独逸語原文
Ueber allen Gipfeln ist Ruh,
in allen Wipfeln spuerest du
kaum einen Hauch;
die Voegelein schweigen im Wald
Warte nur, balde ruhest du auch. -
和訳
山々は
安らぎに抱かれ、
梢震わす風も無く、
小鳥の声もなし。
待つがよい、
やがておまえも
安らうであろう。 (Fumio (Saito)
※ 現地パンフレットより -
英訳
Ober all of the hills
Peace comes anew,
The woodland stills
All througt;
The birds make no sound on the bough
Wait a while,
Soon now
Peace comes to you.
(John Whaley 1999.8.21.)
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この旅行記へのコメント (2)
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- とんちゃん健康一番さん 2011/01/03 09:13:47
- 見習いたいと思います。
- Berg Heilさんへ♪
新年あけましておめでとうございます。
Berg Heilさんの旅行記、とても丁寧に作成されているので、
今年は私もBerg Heilさんに見習って丁寧に作成したいと思います。
Berg Heilさん!
今年も宜しくお願い致します。
- Berg Heilさん からの返信 2011/01/04 08:23:38
- RE: 見習いたいと思います。
- >>
>Frau Tonchan 机下
謹賀新年
素敵な旅日記、いつも楽しみにしています。
正月は来宅した孫娘二人(小3&2歳半)の相手で愚妻共々くたくたです。(1/4 帰京予定)
しかし、元気に孫の相手できる事はこの上無い幸せかも?今年の旅は如何相成るや? 全て懐との相談、旅への憧れはズーット持ちつずけたいと思っています。 今年もよろしく。もちろんトンママにも!! Berg Heil 拝
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