2010/10/12 - 2010/10/19
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旅人のくまさんさん
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<はじめに>
北欧の国の1つであるフィンランドは、ハブ空港のヘルシンキ空港があることから、何度かトランジットで立ち寄ったことがありました。上空から見る黄葉の景色が素晴らしく、早めに旅行したい国でした。このため、2009年に北欧旅行を計画していました。しかし、直前の思わない旅先でのアクシデントで、急遽キャンセルしました。そのリベンジの旅行になりました。今回は、フィンランドを含めスウェーデン、ノルウェーとデンマークの4カ国を巡る旅行です。
黄葉の時期にスポットを当てた旅行ですが、いくつかの世界遺産と、毎年ノーベル賞の授賞式が行われるスウェーデンの市長舎等の見学も楽しみの旅行です。今回の旅行で見学した世界遺産は次の2つでした。
①クロンボー城(デンマーク:2000年、文化遺産登録)
②西ノルウェー・フィヨルド群(ネーロイ・フィヨルド)(ノルウェー:2005年、自然遺産登録)
<旅のあらまし>
10月12日(火)
セントレア国際空港を出発し、フィンランドのヘルシンキでEU圏に入国し、デンマーク、ノルウェーとフィンランドの4カ国を巡るツアー旅行の始まりです。
11時丁度発のヘルシンキ行きのフィン・エアーのAY80便でヘルシンキに向かい、15時10分に到着し、17時45分発のフィン・エアーAY667便でコペンハーゲンに向かいました。コペンハーゲン空港から近いホテルにチェックインしたのは18時半頃でした。旅行の初日は移動だけです。
10月13日(水)
昨夕到着したコペンハーゲンのホテルを9時に出発し、午前中はコペンハーゲン市内の観光、午後は自由時間でしたから、オプショナルツアーの北シェラトン島にある世界文化遺産のクロンボー城見学に参加しました。
午前中のコペンハーゲン市内の観光は、クリスチャンボー城、アマリエンボー宮殿とニュー・ハウン地区でした。クリスチャンボー城は、スロッツホルメン島にある宮殿です。1794年と1884年に二度の火災に遭いました。現在は迎賓館や、国会議事堂として使われている建物でした。衛兵交代儀式の出発点のお城です。
アマリエンボー宮殿は、クリスチャンボー城が火災に遭ったことで王族が移り住み、現在も滞在されている宮殿です。この日は女王が滞在中でしたから、クリスチャンボー城を出発した近衛兵の交代儀式を正午頃に見学することができました。
午後に見学したクロンボー城は、シェイクスピアの四大悲劇の1つ、『ハムレット』の舞台となったお城です。さすが世界遺産と思わせる建物や保存された絵画、什器類の数々を見学できました。
この日の17時、ノルウェーの首都、オスロに向けて豪華客船で出発しました。
10月14日(木)
オスロ港には朝の9時半頃に入港しました。昨日の17時にコペンハーゲンを出発し、16時間半のフェリーの旅でした。早めに起き出して日の出の写真を撮りましたが、明るくなってから太陽が見えるまでに随分と時間がかかり、途中で日の出の瞬間の撮影は諦めました。
オスロ港に到着後に見学したのは、フログネル公園とノルウェー国立美術館です。フログネル公園には、ノルウェーを代表する彫刻家、グスタフ・ヴィーゲランの彫刻作品だけを展示するヴィーゲラン彫刻公園があり、時間をかけてじっくりと見学することができました。公園の黄葉の景色も存分に満喫しました。国立美術館では、ノルウェーを代表する画家、ムンクの『叫び』等を鑑賞することができました。残念ながら館内の作品撮影は禁止されていました。
午後は、ソグネ・フィヨルド地区へ向けての長距離移動となりました。240キロを走行し、ヤイロのホテルに到着した時は陽が落ちていました。
10月15日(金)
ヤイロで泊ったホテルを8時半頃にバスで出発し、ソグネ・フィヨルド見学の出発地点のグドヴァンゲンに向かいました。昨日の行程を含めますと、ノルウェーを横断する370キロほどの長丁場です。その後に待っているのが、今回旅行のハイライトの1つ、フィヨルド・クルージングです。
グドヴァンゲンの波止場で、クルージングのフェリーに乗船したのが予定より遅れて12時近くでした。1時間半ほどのクルージングでしたから、この日は少し遅い昼食でしたが、ソグネ・フィールドとその支流のネーロイ・フィヨルドの景色は、時を忘れさせてくれました。ネーロイ・フィヨルドは、世界自然遺産にも登録されています。期待通りの景色の連続光景でした。
フィヨルド・クルージングを終えた午後、往きとは違ったコースを走ってオスロに戻りました。その途中立ち寄った木造建築のスターヴ教会は、運転手さんの厚意による予定外の見学でしたが、十分に見る価値がある建物でした。長丁場の移動でしたから、オスロのホテルには、少し遅い時間に到着しました。
10月16日(土)
ノルウェーの首都、オスロのホテルを早めの8時にバスで出発し、国境を越えたスウェーデンのカルルスタード駅に向かいました。バスで国境を越えたのは、目的地のストックホルム駅までの区間の内、オスロ近くが工事の関係で一部区間が閉鎖されていたためでした。復旧すれば、オスロからストックホルムまでは直通電車があります。
この日は移動だけの日でしたから、三分のほどの区間をバスで使用したことで、ノルウェーとスウェーデン国境付近の黄葉を楽しむことができました。
カルルスタード駅への電車の到着が遅れ、ストックホルムには1時間ほど遅れの17時頃になりました。この日泊ったストックホルム郊外のホテルは、周りの環境もよく、快適でした。
10月17日(日)
昨夕到着したストックホルムのホテルを出発し、午前中はストックホルムの市内観光でした。見学したのは、平和賞を除くノーベル賞の授賞式後、晩餐会と舞踏会が開催されるストックホルムの市庁舎、王宮を含む旧市街とローゼンタール・ガーデンです。
これまでにTV報道番組では見たことがあった市庁舎の『青の間』と『黄金の間』は、見応えと感慨深いものがありました。王宮を含むストックホルムの旧市街は、今後、世界文化遺産に指定されてもおかしくない佇まいでした。この日の昼食は、ローゼンタール・ガーデンの近くのカクネス・タワーと呼ばれるテレビ塔の回転展望レストランでした。このレストランからのストックホルム市内の360度パノラマは、紅葉の季節でもあり、見応えがありました。
この日の夕方、フィン・エアーのAY646便でヘルシンキに向かいました。
10月18日(月)
帰国便の出発は夕方でしたから、この日もフィンランドの市内見学を目いっぱい楽しむことが出来ました。11時にホテル出発でしたから、早朝の時間は、地下鉄を使ってヘルシンキの市内見学も楽しむことが出来ました。
荷物を纏めてホテルをバスで出発し、見学したヘルシンキ市内の名所は、シベリウス公園、テンペリアウキオ教会とヘルシンキ大聖堂でした。テンペリアウキオ教会では、自然石をくり抜いた教会の斬新なデザインに圧倒されました。ヘルシンキ大聖堂は外観だけの見学でしたが、元老院広場に立つ、各国を代表する意匠の熊人形軍の見学を楽しみました。フィンランドを代表する大音楽家に因んで造られたシベリウス公園では、北欧最後の黄葉も楽しむことができました。
10月19日(火)
ヘルシンキ国際空港からセントレア国際空港までは、10時間弱のフライトの直行便です。随分と楽なヨーロッパ旅行です。17時15分発のAY79便で飛び立ち、順調に19日の9時頃にセントレア国際空港に到着しました。天候にも恵まれ、北欧4カ国の黄葉を大いに満喫できた旅行となりました。殊に、黄葉の時期のソグネ・フィヨルド、わけてもその支流の世界遺産、ネーロイ・フィヨルドの光景は印象に残りました。
また、建造物や公園でも印象に残るものが数多くありました、名前だけ挙げますと、建造物では世界遺産のクロンボー城、ストックホルムの旧市街、ノーベル賞の晩餐会が開催されるストックホルム市庁舎、自然石をくり抜いて作られたフィンランドのテンペリアウキオ教会、公園等では、彫刻群が並ぶノルウェーのフログネル公園、テレビ塔からの眺望が素晴らしいスウェーデンのローゼンダール公園、ヘルシンキのシベリウス公園等でした。
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セントレア国際空港のターミナルビル内の光景です。正式名称は中部国際空港、愛称がセントレアです。2005年2月17日に開港しました。
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今の日の展示品です。セントレアは中部地区の中心の空港、トヨタを初めとする車生産の拠点です。この日の展示は三菱の電気自動車、ミーブでした。
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三菱自動車の電気気自動車は2台展示してありました。青色のこちらのRVRの方が少し大きめの車体でした。
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セントレア国際空港に設置してある旅行保険契約の端末機の光景です。よく利用しています。
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この日の航空会社の受付カウンターの光景です。国際線では混雑したカウンターはなかったようです。
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フィン・エアーのカウンターで搭乗手続きを済ませましたので、いつものようにスカイデッキに出ることにしました。
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時間潰しに、1回は立ち寄るスカイデッキからの駐機光景です。10時前のこの時間帯では、駐機している国際線の機体を多くみまけます。
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こちらも国際線のエプロンです。手前からベトナム航空、台湾のチャイナ・エアラインと香港のキャセイパシフィック機です。
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スカイデッキの光景です。離発着機が見学できる先端付近には少し人影がありました。天候は上々です。
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建物の陰で待機している方は、スカイデッキのパトロールの方です。今日のパトロール機材は、電動二輪車のようです。
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出国手続き前のターミナルビル内光景です。スカイデッキでの撮影と見学を終えて、戻って来たところです。
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11時丁度発のヘルシンキ行きのフィン・エアーのAY80便が表示されています。JALとのコードシェア便です。現在時刻が10時24分ですから、そろそろ搭乗口に向かうことにします。
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先ほどの電光表示板に表示されていた出発ゲートは16A番です。大きくはないセントレアですから、すぐに到着です。
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この日の搭乗口の16A番ゲートです。搭乗手続きが始まりました。ヘルシンキ行きのフィン・エアーのAY80便は、LAL5075便とのコードシェアでした。
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搭乗機のAY80便の機体だったようです。ヘルシンキまでは行きが約10時間、帰りが約9時間ですから、ヨーロッパ方面の旅行では随分と楽な行程です。
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搭乗機のAY80便の座席の前の画面です。現在時刻の10時42分を表示していました。間もなく滑走路に移動します。機外温度が73度F、私が考えた『旅人のくまさん暗算式』を使えば、(77-30)/2=21.5°Cです。身体に適温です。
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まだ離陸前の時間です。機体が滑走路付近に表示されていました。北から風に向かって離陸するようです
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フライト前の案内画面をいくつか撮影しておきました。この画面もフライト前です。ヘルシンキまでは4827マイル、約7700キロです。
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出発前の飛行ルートの表示です。セントレアからは日本海を北上し、ロシア上空を飛んでヘルシンキに向かうコースです。中国やモンゴル上空を全く通過しないコースです。
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半分以上を飛行し、目的地の減る漆器までは残り時間が3時間43分、飛行残余距離が2937キロと表示された画面です。
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フライトした区間が黄色の実線で、残余の区間が点線で示された画面です。ヘルシンキに到着するのが夕方の時間ですから、なるべく寝ない方が時差ボケになりにくい時間帯です。
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ヘルシンキ国際空港に到着しました。駐機直前の座席の前の画面表示です。
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ヘルシンキ国際空港に到着し、乗継の出発ゲートに向かう途中の光景です。今回のツアー旅行はセ、ントレアから添乗員さんが同乗されていますので、気楽な旅となりました。
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9番から31番までの出発ゲートへの案内表示です。トランジット時間は十分にありますから、急ぐことはありません。
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9番から32番の出発ゲートが左向きの表示になりました。コペンハーゲン行きのフィン・エアーの搭乗ゲートは27番でした。
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ヘルシンキへの到着は15時10分、コペンハーゲンへの出発は17時45分の予定です。文字の切り替わりのタイミングで不鮮明になりましたが、フィン・エアーのAY667便が表示されています。27番ゲートです。
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ヘルシンキ国際空港のフードコートの光景です。トランジットとで立ち寄ることが多い空港ですから、フードコートやスタンドバーはよく利用します。
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ヘルシンキ国際空港のターミナルビル内の光景が続きます。右手の奥が、ヘルシンキから搭乗の保安検査場のようです。
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足場を組んだ天井光景や、簡易間仕切りの光景は、現在、レイアウト変更工事の最中のためのようです。
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ヘルシンキでのトランジットの時間は2時間半弱でした。その間を利用して白ワインを軽く1杯です。17時45分にヘルシンキを出発し、デンマークのコペンハーゲンへの到着予定は18時25分です。
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