2010春、ドイツ・オランダ・ベルギーの旅(42/68)：4月19日(9)：アントワープ、馬車に乗って市内散策、ブラボー像

2010/04/15 - 2010/04/24

　馬車に乗ってのアントワープ市内散策です。15世紀後半にブルージュを追い越してフランダースの毛織物交易の中心地となり、16世紀には更に隆盛を極めた街です。

エリア アントワープ(ベルギー)

• 交通手段: 観光バス

英語発音から和訳されたアントワープが聞きなれていますが、オランダ語では『アントウェルペン』の発音の方が近いようです。ただし、この旅行記では、従来通りアントワープの表記とします。広場に面して建った建物のファサード光景です。

1時間弱の自由時間になりましたので、馬車に乗って市街散策に出掛けました。2頭立てでした。

世界遺産に登録されているアントワープの市庁舎の建物光景です。『ベルギーとフランスの鐘楼群』として、アントワープ大聖堂の鐘楼と一緒に登録されました。

広場の中央にある噴水とブラボーの像です。ブラボーは、巨人アンティゴンを倒し、その腕を切り、スヘルデ川に投げ捨てたという英雄です。

ブラボーの像のアップ光景です。切り取った巨人アンティゴヌスの手を、英雄ブラボーが今まさにスヘルデ川に向かって投げようとしているシーンを表現しています。

広場への車の進入を防ぐための金属ポールです。馬車が通る時、電動で地面の位置まで下がりました。

馬車の上からですと、目線の位置が変わり、意外と面白い市街散策となりました。写真撮影にも好都合です。

アントワープの旧市街の光景です。車と競合する区間も多くありましたが、馬が驚くような場面には出会いませんでした。

街角の十字架飾りの光景です。あるいても、車の中からでも見ることがない、目線の高さが変わった光景が新鮮でした。

4〜5階建の石造りの建物が軒を並べる旧市街の光景です。コース選定の段階で確認されているのでしょうが、車が少ない通りでした。

コンクリートやアスファルト舗装ばかり道路ですと、いささか不粋な馬車での市内散策ですが、情緒豊かな石畳の通りの区間もありました。

街角には多くの十字架の飾りがありました。左手に見えてきた十字架の下には、聖母子像がありました。

馬車の上からの光景は、オープンカフェーも上から見下ろす目線となりました。意外と高く感じました。

馬車の上からの目線の高さは、2階建バスには負けそうですが、普通のバスに比べれば、こちらの方が高いようです。

車と同じように、車道の赤信号では停止です。御者もベテランの人でしたから、馬さんも落ち着いた動きでした。

旧市街らしい建物光景が前方に見えてきました。ベランダが多い建物でした。

すれ違った路面電車の光景です。車内からはこちらの馬車を見る目線の人が多くいました。

すれ違った路面電車のアップ光景です。バスはあまり見ませんでしたが、路面電車がその代わりを果たしているようです。

車が少ない裏通りに入ってきました。一方通行の道らしく、道路の全幅の3分の2くらいが歩道でした。

装飾や看板が殆んどない建物が両脇と正面に見えています。裏通りのイメージです。

前方に見える道路横断の回廊は、難なく潜ることが出来ました。ただし、立ち上がれば頭を打ちそうな高さでした。先ほどの裏通りのような光景は、この回廊を潜った後の撮影です。

裏通りから、また路面電車が橋通りに出ました。市電が走る区間は石畳ではなく、アスファルト舗装が多かったようです。

高低差はほとんどないアントワープの旧市街の街並みですが、道路にはカーブが多くありました。

前方からやって来たのは、バスではなく、また路面電車でした。この辺りはメインストリートの一部のようです。

いかにもメインストリートらしい街並みに入って来ました。その通りを馬車で市内散策できること自体が不思議な思いでした。

停留所で停止中の路面電車の光景です。オレンジの電球表示で、電車の運行状況が表示されているようでした。

路面電車が走り、その通りの両側には、歴史的な街並み光景がありました。中央付近には、鷲が羽ばたく飾りのドーム屋根がありました。

路面電車が走る通りの光景が続きます。2頭の馬さんは、御者の指示に従って確実に歩みを進めていました。

路面電車が走っていますが、乗用車等の交通規制がされているのでしょうか、馬車にとっては申し分ない条件でした。

中心街からは少し外れてきたようですが、アントワープの旧市街散策は見飽きることがありませんでした。