2010春、ドイツ・オランダ・ベルギーの旅(33/68)：4月18日(9)：グラン・プラス、市庁舎、ギルド・ハウス

2010/04/15 - 2010/04/24

　世界文化遺産のグラン・プラス紹介の締め括りです。歴史的な街並み光景は、見所十分でした。グラン・プラスの中心的な建物の1つが、ブリュッセル市庁舎の鐘楼です。この鐘楼は、『ベルギーとフランスの鐘楼群』として1999年に世界遺産に登録されていましたが、それが包含されるグラン・プラスが世界遺産に登録されていることから、重複を避けるために、鐘楼としての世界文化遺産の登録は解除されました。グラン・プラスを取り巻く世界遺産の建造物は、次の3つです。
①ブリュッセル市庁舎
②王の家
③ギルド・ハウス(ブラバント公の家、星や白鳥などの名前で呼ばれるギルド・ハウス群)

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 交通手段: 観光バス

ギルド・ハウスのファサード越しに、市庁舎の鐘楼が見えてきました。グラン・プラス全体が世界文化遺産に登録されています。

グラン・プラスを中心に周辺を自由散策しましたので、似たような写真もあります。斜め前から見上げた、市庁舎の建物光景です。時間が経ったことにより、写真写りも変わってきました。

鐘楼としても世界文化遺産に登録されていたことがある、市庁舎鐘楼の先端のアップ光景です。市庁舎は、グラン・プラスでは、現存する一番古い建物です。先端の飾りは、大天使ミカエルが悪魔のドラゴンを退治する意匠の像です。

市庁舎の鐘楼の先端部分のアップ光景です。堂々としたゴチック建築です。フランボワイヤン様式と呼ばれる、後期フランス・ゴシック様式とされます。

市庁舎の鐘楼の中間部分のアップ光景です。戦火に耐えた市庁舎の建物は、中世におけるグラン・プラスの建築様式を伝える唯一の証人とされます。

市庁舎の鐘楼の先端部分のアップ光景です。撮影した方角によりイメージが代りました。この写真は逆光気味になりました。

入口上部の装飾のアップ光景です。5つに分かれた区画に、それぞれの彫像がありました。中央は羽根を持った、大天使ミカエルのようです。鐘楼の先端にも大天使ミカエル像があります。

壁面飾りのアップ光景です。多数の彫像が並んでいました。典型的なゴチック建築の飾りでした。

壁面に飾られた彫像の紹介です。夥しい人物像がありました。15世紀に建設された市庁舎のオリジナルを建築したのは、左翼部分は建築家ヤコブ・ファン・ティエネン が、右翼部分はギョーム・ド・ヴォーゲルが担当したとされます。

壁面に飾られた彫像の紹介が続きます。市庁舎の建物は、中世ゴシック様式の傑作と称されています。

斜め前から眺めた壁面飾りの光景です。隙間なく、石の彫刻が飾られています。表面の風化が進んだり、手がもげた像もいくつかありました。

同じく、斜め前から見上げた壁面飾りの光景です。鐘楼の部分は、1449年に建築家ヤン・ファン・ルイスブロエクにより着工され、市庁舎全体の完成は1455年となりました。

壁面に飾られた彫像のアップ光景です。すらりとした肢体の若い女性像でした。きりりとした表情です。台座に文字がありましたが、擦れて読み取れませんでした。

仕切りを挟んで2階の女性立像です。こちらの像にも、台座の下にうずくまる人物像がありました。

正面から見上げた市庁舎の建物光景です。鐘楼が全く別の建物のように見えました。

正面の真下から見上げた市庁舎の建物光景です。鐘楼が隠れてしまいました。

斜め前から見上げた建物の壁面光景です。右手には、ゴチック建築の彫像群が、左奥には各階に望楼を持ったゴチック建築の尖塔光景です。

ギルド・ハウスの建物群の光景です。グラン・プラスのコーナー部分の1つです。中央やや左手に通路があります。

ギルド・ハウス群の右手方面のアップ光景です。中央上部に金色の騎馬像がありました。建物全体も立派な造りです。

ギルド・ハウスの建物群の光景です。この後、2つのファサードは個別に紹介します。

最上部が、王冠を挟んでライオン2頭が寝そべる構図のファサードです。中間辺りに彫像、1階には柱に金属飾りがあります。金属飾りはギルドの製品でしょうか。

最上部が、鷲が羽を広げた構図のファサードです。破風には蛇を射止めた人物像が、その下には、ギルドの守護聖人でしょうか、2人の顔のレリーフ像がありました。

ギルド・ハウスのファサード光景の紹介が続きます。ファサードの最上部には、右手を前に突き出したポーズの男性立像がありました。

1698年の年号が記されたギルド・ハウスの光景です。ファサードの上に3体の彫像がありました。

美しいグラン・プラスの広場ですが、かつては痛ましい歴史もこの広場で繰り広げられました。1523年にプロテスタントの最初の殉教者たちであるヘンドリク・フォエスと、ヤン・ファン・エッセンがこの地で火刑に処されました。

6つのギルド・ハウスから構成された、『ブラバント公の館』の全景です。広場の一角を占めています。

人で溢れるグラン・プラスの広場の光景です。グラン・プラスの『王家の家』付近で再集合しました。

お店の看板です。『酒楼・潮洲城』の文字がありました。夕食のレストランです。

この日の夕食のレストランの店内光景です。中華料理のお店でした。中華料理店らしいお店の飾りです。

この日の飲み物は、ビールの小瓶と赤ワインにしました。中華料理店でもワインが置いてあったのは幸運でした。