2010/04/15 - 2010/04/24
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旅人のくまさんさん
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古都ゲントの見学を終えて、アントワープに戻ってきました。昼食の後、『フランダースの犬』の舞台となった、ノートルダム大聖堂等の見学です。
- 交通手段
- 観光バス
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駐車場でバスを降り、少し歩いてアントワープの市街までやって来ました。早速、街の伝統を思わせる尖塔を持った建物が目の前に現われました。
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少し離れた場所から眺めた、ステーン海洋博物館の建物光景です。元は13世紀初頭の要塞だった建物で、18世紀には牢獄として使用されていました。
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街角にあったブロンズ像です。潮風を受けたのでしょうか、真っ青に緑錆を吹いていました。ギリシャ神話に出てくるような像です。
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古都・ゲントの街での見学を終えてからアントワープに移動してきましたので、お昼の時間となりました。まずは腹拵えです。
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同じく昼食のレストランの光景です。戸外の席で昼食をされる方も多くいました。戸外の食事にふさわしい、爽やかな春の日でした。
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昼食のレストランの店内光景です。クラシックな木組みの梁に、シャンデリアが吊り下げられていました。
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この日の昼食で出された料理です。旅行計画書には、『ワーテルゾーイ』と記されていました。ウィキペディアには、『肉類を茹でた煮汁にクリームと卵黄を入れて作るベルギーの郷土料理』と紹介されていました。シチュー風の料理でした。
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昼食ではグラスの地ビールと白ワインを注文しました。今回の旅行では、大好きなワインが、十分に楽しめました。
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野菜もたっぷり出されました。トマト、タマネギ、キュウリや葉物野菜など、種類も豊富でした。
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食事時の後で、最初に見学したのはマルクト広場です。マルクト広場に面して建つ、ファサードの飾りが印象的なギルド・ハウスの建物光景です。
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欧州各地で目にする『マルクト』の文字は、英語では、『マーケット(広場)』を意味します。ドイツ語が起源のようです。マルクト広場に面して建つアントワープ市庁舎の光景です。
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先に紹介するのは、マルクト広場に立つブロンズ像です。19世紀の彫刻家、ジェフ・ランボー作の『英雄・ブラボー像』です。1887年に製作されました。
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同じく、市庁舎を背景にしたブラボー像の光景です。英雄・シルヴィウス?ブラボーは、アントワープの近くを流れるスへルデ川を支配していたアンティゴーンという巨人を退治した英雄とされます。巨人・アンティゴーンは、船乗りたちに高額な河川の通行料を要求し、それが払えない者は、罰として船乗りの手を切り落として川に投げ込んでいました。その巨人の悪事を止めさせたのが古代ローマの英雄シルヴィウス?ブラボーです。彼はひとり巨人に立ち向かい、反対に敵の手首を切って、川に投げ込み退治をしました。この像は、切り落とした巨人の手首を、まさにスヘルデ川に投げ込もうとしている場面です。アントワープの町の名前の語源説の1つとして、『Hantwerpen』=『手を投げる』があるほど、この伝説は有名です。
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世界文化遺産のアントワープ市庁舎の建物紹介に戻ります。中心にある尖塔のアップ光景です。両脇にエジプトのオベリスク風のブロンズ製のモニュメントの飾りがあり、尖塔の上には黄金の鷲の飾りがありました。
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正面から眺めた市庁舎中央の尖塔(鐘楼)光景です。市庁舎の鐘楼は、アントワープでは、この後見学する予定のノートルダム大聖堂の鐘楼と並んで、2005年に、『ベルギーとフランスの鐘楼群』の1つとして世界文化遺産に登録されました。
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尖塔の最上部のアップ光景です。黄金の鷲の下には黄金のマスク、さらにその下には1564の黄金の文字があります。1564年は市庁舎が完成した年です。
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アントワープ市庁舎の名物は、旗の飾りです。この日は中央部分に少しだけの数でしたが、建物全体に飾られることもあります。
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建物中央に飾られた石造の紹介です。王冠を被った聖母子像です。このスタイルの聖母子像は、アントワープの町の至ることで目にしました。
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聖母子像の下の紋章のアップ光景です。王冠がありますから、かつての王家の紋章だったかも知れません。この市庁舎が完成した頃はスペイン系のハプスブルク家(アブスブルゴ家)の支配下にあり、新教徒と旧教徒の争いが絶えなかった時代です。
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女神像の左にある紋章は、『ランパント(rampant)』と呼ばれる、左後足で立ち上がり、右後足を前に出す姿勢のライオン像です。女神像の足元には、『IVSTITIA』らしい文字がありました。剣を持つ正義の女神です。
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女神像の右手にある紋章は、双頭の鷲です。ハプスブルク家の紋章として用いられたことから、今も世界各国の国旗にその姿を留めています。女神像の足元には、『PRVDENTIA』の文字がありました。
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市庁舎の建物中央にあった聖母子像のアップ光景です。市庁舎の建物紹介は、これでおしまいです。
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マルクト広場を取り巻く建物のアップ光景です。それぞれの建物に凝った彫刻の飾りがありました。
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ギルド・ハウスの飾りのアップ光景です。怪獣を退治する勇士の騎馬像です。市庁舎と同じように、黄金のオベリスク風の飾りがありました。
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黄金の鷲がファサードの中央にあった建物光景です。その左右に合計4体の黄金の人物像があったようですが、左側の1体は失われていました。
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マルクト広場に面して建つギルド・ハウスなどの建物光景です。広場のコーナー部分だったようです。
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マルクト広場界隈の街並み光景です。手前にはオープンカフェ、通りの先には教会の尖塔光景がありました。
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締め切った門のような場所にあったブロンズ製の座像です。この地の偉人でしょうが、名前は分かりませんでした。立派な顎鬚の方の像です。
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建物にドーム型の築き、その中に納められていた立像です。裸足ですから、プラトンやアリストテレスの様な、ギリシャの哲学者を彷彿させる像です。
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建物壁面の飾りのアップ光景です。キリストを表す文字では、『私は初めの人にして最後の人である』の意味を持つ、『A』と『Ω』の組合せが有名ですが、この『IHIS』もよく知られています。『IHIS』は、ラテン語の Iesus Hominum Salvator の頭文字で、『人類の救い主イエス』を意味します。文字の上に十字架も記されています。
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