2010/04/15 - 2010/04/24
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ドイツでのケルン大聖堂の見学の後、陸路、オランダのアムステルダムに向かいました。この移動の時の鉛色の空は、曇り空ではなく、アイスランドの火山噴火による噴煙の影響でした。車の中にまで肥料を撒いたような匂いが襲ってきました。
- 交通手段
- 観光バス
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ドイツのケルンからオランダのアムステルダムに向かう途中、バスの中からの光景です。まだドイツ圏内の光景です。約270キロの長距離移動でした。
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教会らしい建物光景の続きです。ドイツのケルンからオランダのアムステルダムへの移動は、北西方角でしたが、ほぼ北上コースでした。
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ケルンを出発して、まだ20分ほどの時間が経過したところです。ケルンの郊外か、近郊都市の街並み光景です。街路樹が新緑を迎えていました。
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地名を検索するため、なるべく看板やビル看板等を撮影しましたが、中々地名を探す目的を満たす撮影は出来ませんでした。
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地名を検索するため、なるべく看板やビル看板等を撮影しましたが、中々地名を探す目的を満たす撮影は出来ませんでした。
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建物の右側にベランダがある、普通の集合住宅のようですが、窓が小さく、その右側の列が閉ざされていました。
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デュッセルドルフのランドマーク、ラインタワーかと思って調べましたが、外観はよく似ていたものの違っていました。ラインタワーですと、高さは240.5メートルです。
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同じく、車中から撮影した、ラインタワーかと思った塔の光景です。デュッセルドルフは、オランダのアムステルダムに向かう経路にあった街です。
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新緑が始まっていた木々の光景です。公園らしい場所の一角のようでした。
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同じく、車中から撮影した、ラインタワーかと思った塔の光景です。デュッセルドルフは、オランダのアムステルダムに向かう経路にあった街です。
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正面の看板等からも地名のヒントを探してみましたが、手掛かりが見つかりませんでした。次第にドイツ北部に向かっているようですが、まだオランダとの国境は超えていないようです。
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緑色の看板がいくつもあったビルです。読み取れた『バイオモービル』や『GENSKE』等の文字で検索してみましたが、地名は分かりませんでした。
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モダンアートの様な色彩を施した高層ビルの光景です。写真を拡大して、ビルの名前や看板等を探してみましたが、何もありませんでした。
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同じビルの光景です。別の壁面にも何も手掛かりはありませんでした。ラインタワーに似たTV塔が左手に見える場所です。
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煙を上げる煙突の光景です。その背後には、通常の気象条件で発生したとは思われない雲が広がっていました。
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アイスランド火山噴火の影響かどうかは分かりませんが、普通の曇り空ではないような空模様に見えます。現実に、車内に硫黄臭がしていましたから、無関係とは言い切れないようです。
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空の雲は、ゆっくり一定方向に流れるといった光景ではなく、複雑で速い動きをしていました。雲が動いた後には、青空が見えました。
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ところで、今回の火山噴火を起こしたアイスランドの火山のことです。アイスランドは世界で火山活動が最も活発な国の1つとして知られています。後氷河期の約200の火山の内、少なくとも30の火山はアイスランドへの移住が始まる紀元9世紀以降に噴火していて、その回数は 約150とされます。
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アイスランドでの過去1万年の間の火山活動は、平均して一つの火山の噴火が終って5年後に起きているとされます。アイスランドの火山は、1個の火山ではなく数キロの火山列の同時噴火をしたり、爆発前は平面状の氷河の数百メートル下に隠れていることもあります。相変わらず、空の雲はめまぐるしく変化していました。
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左手の方に集合煙突を持った工場の光景がありました。火力発電所のようにも見えましたが、はっきりしません。
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アイスランドでの今回の火山噴火は、エイヤフィヤトラヨークトルで起きたとされます。火山噴火としては比較的小規模とされますが、空の交通の混乱は、第二次世界大戦以来の規模となりました。
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一瞬、雲が途切れますと、青空の光景が見えました。今回の火山噴火の前兆は、2009年末に地震活動が始まり、2010年3月20日までに徐々に強さが増加したとされます。
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アイスランドの火山噴火の影響と思われる雲が過ぎ去った後には、横に伸びた普通の雲らしい光景がありました。2010年4月14日に始まった噴火では、放出されたテフラの量は2億5千万立方メートル、噴煙柱はおよそ9キロの高さに達しました。テフラはギリシャ語で『灰』のことです。火山灰・軽石・スコリア・火砕流堆積物・火砕サージ堆積物などの総称として使われます。
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青空がかき消されて、一面の曇り空になりました。その曇り空をバックに、風力発電の風車の姿がありました。
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先ほどの風車が、正面に見えて来ました。風車は火山噴火とは縁がないように、ゆっくりと回っていました。
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アイスランドの火山噴火の前兆は、日本でも観測されていました。噴火後の2010年4月23日、日本の陸域観測技術衛星の『だいち』が撮影した画像を、東京大学地震研究所が分析した結果、2009年8月末頃から山体が膨張する地殻変動が始まっていたのが判明しました。2009年8月から2010年4月までの間に火口周辺が約20センチ、北東10キロの付近が約70センチの隆起と分析されました。
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氷河の氷の下で発生した噴火により、溶かされた氷からの冷水は溶岩を素早く冷却し、火山ガラスに粉砕したと分析されています。それが噴煙柱に運び上げられ、細かい火山ガラスの小片として、航空機への脅威となりました。後で現地のTV放送で知ったことですが、16日の噴煙柱では、しばしば稲妻が光っていました。
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曇り空の光景が続きました。後で確認できたことですが、14日の噴火以後、15日にはヨーロッパ西部を覆っていた噴煙は、16日から17にかけては、ヨーロッパ全土を覆っていました。
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暫くの間、田園風景が続きましたが、まだオランダとの国境は超えていませんでした。現地時刻は11時頃です。ケルン大聖堂を出発して2時間近く経ちました。
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火山噴火が航空機に与える主な影響です。
①フロントガラスからの視界が悪化。
②火山灰が詰まりジェットエンジンが停止。
③気流速度計の計測障害。
④機体塗装の損傷。
⑤客室内に異臭、靄の立ち込め。
⑥環境計測システムへのダメージ。
⑦電気系統へのダメージ。
等です。深刻な事態の可能性があります。
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