romaxさんのクチコミ(39ページ)全3,069件

黒塗りされた立派な木造建築。建物の内部には酒造りに使われていた道具が山のように展示されています。人がすっぽり入ってしまうくらいの大きな樽は必見です。酒つくりを詳しく解説したパネル展示も面白い。閉館まぎわだったので、駆け足でみてしまったけど、もっとじっくり見たい展示だった。

今回改めて解説を読んで、裁判所の一部が移築されていることが分かった。小さな道場みたいな建物だけが裁判所かと思っていたけど、Ｈ型の建物の右翼部だけが移築されたらしい。全体像を見てみたいです。裁判所の入口左手側には桜が満開になっていて、素敵な景観になっていた。裁判所の入口じゃなくて、窓から入っている子供がいて自由な感じが良いです。

金沢監獄は木造だけども、内部の構造など奈良監獄と良く似ています。金沢監獄が明治40年に作られたことを思うと、明治21年に作られた前橋監獄が可哀そうなものに思える。
金沢監獄の中には、監獄での食事風景や独房での生活の様子が再現されていて、興味深いしわかりやすい。入口がいくつかあって、迷路みたいなのが監獄ならではです。

明治21年に建てられた木造平屋の監獄で、すごく寒そうな作りです。前橋刑務所ということから、めちゃくちゃ寒かったんじゃないでしょうか。中は殺風景なまま公開されていて、独房の中に入ることが出来ます。明治21年に作られた独房とは思えない、江戸時代に作られたんじゃないかと思える監獄。奈良監獄とかあちらの方がずっと立派ですね。

京都七條巡査派出所と外観がそっくり。と思って2つを見比べて見るといろいろ面白い発見があります。京都派出所は1912年創建の木造平屋立て銅板葺、東京駅派出所は1914年創建の鉄筋コンクリ平屋建て銅板葺。と東京駅派出所の方が頑丈な作り。
中を覗くと、京都派出所では1人用の席しかなかったけど、東京駅派出所のほうでは、2～3人用の席が置いてあり、しかも机で線引きされている。東京駅派出所の方が、なにかと物騒だったのかな。

前回来た時に完全に見逃した建物。中には常設展示があり、世界のミニチュア建築を展示しています。旧赤坂離宮や東京駅といった日本の著名建築のみならず、ヨーロッパアメリカなどの名建築もミニチュアで表現されています。最初はすごい面白いと思ってみてたけど、全部真っ白な状態なので、途中で飽きて飛ばしました。応接室に備え付けられている暖炉が素敵です。

皇居正門にあった電燈。大きくて立派です。大きな電球部分が5個もついているので、結構明るかったんじゃないでしょうか。土台の装飾部分を見ると、側面にはライオンの顔がついていて、足の部分がライオンの足になっていて面白い。これ、近代以前のバロックデザインということらしい。

独特な形をした建物。これ、建物の一部を切り取って明治村に移築したらしい。建物の切り取り方など展示で解説されてました。今回は、1階部分だけでなく、階段を全部上がって屋上まで行って景色を眺めた。4階分くらいの高さで、見晴らしが良いです。

明治6年、キリスト教が日本で許されてから、最も早くに作られた教会の一つが長崎にあったというのも必然でしょうかね。外観は学校みたいな感じだけど、中に入るとアーチ状の天井に圧倒された。木造だし。この教会、長崎の大浦天主堂建設と関わりのある大渡さんという職人が建てたとのこと。このあと大浦天主堂に行く機会があったので、もっとよく見ておけば良かったと。。

全長180mあった橋だけど、明治村へはその1/8が移築されているみたい。前回来た時は全部移築されてるのかと思ってた。新大橋は5大橋の1つで、それぞれデザインが違ったらしいけど、この新大橋は洋風の電燈が入口についていたり、湾曲の装飾が施されていたりと、明治の西洋っぽさがあります。アールヌーボー風だって。

遠くから池に映りこんだ橋を見ると、完全に眼鏡橋に見えた。石が重ねられて作られた橋で、古さが感じられる。補強をしているのかもしれないけど、普通にバスも通れるし、石造りって丈夫です。まだまだ現役という感じ。
この橋は山形で使われていた橋で明治２０年建設。江戸時代の長崎では、石造アーチの橋が盛んに設置されていたというので、文化の違いを感じます。

今回も見逃さずに小那沙美島燈台を見ることができた。眼鏡橋のすぐ近くにあるので、意外と目に入りやすい。地図を見ていないと、明治の遺構とわからずに見過ごしてしまうこともありそう。軍港という物騒なところで役立った灯台も、今はのどかな池の中でポツンと立っているのを見ると、なんだか哀愁を感じる。

金沢監獄正門のあたりをウロウロしていたら、明治村の巡回バスが正門をくぐっている所だった。正門の入口は狭いと思っていたけど、ちゃんと車も通れるんですね。監獄の正門という特性上、表側と裏側を見比べてみるのが面白い。こいう煉瓦造りの建造物って風情があって好きです。

明治２３年に建設された教会。設計者はフランス人のパピノ神父、施工者はペトロ横田さんということで、日本人のキリスト教徒もすでに多かったんでしょうかね。祭壇はステンドガラスがキラキラしていて、聖像を照らしていました。聖像は全部で９体あって、それぞれ解説されていたのが興味深かった。結婚式のドレスとタキシードが飾られていたけど、ここで結婚式もできるみたい。

明治村の中でまた来たかった建物の１つ。入口は別なのに、浴槽がつながっているという風紀もへったくれもない作りで、当時の日本人の感覚が伝わってきます。２階部分は常連客が風呂上り後に休憩してたらしく、行ってみたかったけど、２階への階段が見当たらず、断念。混んでいたのでササと出てきてしまった。

訪問した時は、有料の演劇まっただ中で中は入れなかった。たぶん、明治東京恋伽とかいうのの舞台をしてるみたいだった。明治村２丁目にある千早赤坂小学校講堂の中でも、明治東京恋伽の展示がされていたので、明治東京恋伽を明治村がバックアップしてるんですね。
呉服座ではこういう舞台がたびたびおこなわれているらしい。GWは坊ちゃんの舞台を予定してるそうです。

お店の中も外側も人だかりができていて、繁昌している様子でした。今回はアイスキャンディとぱちぱちパニックを購入。以前来た時にあった、ろくろ首の仕掛けやおばけの置物などは全部撤去されていて、段ボールが山ずみになっていた。小泉八雲の家っぽかったのに、ちょっと残念。

明治終わりから営業していた床屋さんの建物。外観は当時の商家の形らしいけど、中に入ると、大きな鏡や散髪の道具、独特な椅子などが置かれていて、勝手に夏目漱石の夢十夜を想像していた。東京の本郷にあった床屋で、石川啄木が下宿していたこともあるらしい。２階を見なかったのが悔やまれる。

郵便局外壁は工事の為に覆われていて、２０２２年１０月までは保存修理のために見られないらしい。工事は始まったばかりで、まだまだ修理中。残念。この中にあった、実際の簡易郵便局は、機械館の横に移動している。そういえばありきたりな四角いポストを見たような気がする。

飲食はすでに終わっていたけど、ガラス細工のショップは見ることができた。お土産は特に買わなかったけど、中二階にある展示スペースはじっくり見てきた。もともとはガラス制作工場として国策で作られた工場だったけど、うまくいかず、民間の会社に払い下げられて、胃薬などの薬を作る工場になった。当時は大きな釜場があったらしいけど、残念ながら窯は移設されなかったみたい。