浜離宮恩賜庭園の中に内堀があります。城を守る堀ではなく、水運のための堀です。
- 3.5
- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by さいたまさん(男性)
汐留 クチコミ:31件
浜離宮恩賜庭園の中に内堀があります。城を守る堀ではなく、水運のための堀です。
浜離宮は、いろいろな目的のために活用されて来ました。
将軍のための鷹狩りの場だったり、庭園を愛でる場、あるいは外国要人の接遇、または外国船からの防衛、江戸城の外郭陣地等、多面的な役割を果たしてきました。
内堀は、飢饉対策のための籾米を運搬、貯蔵するために、水運水路という役割を持っていました。
内堀の処々に、物資を荷揚げするための階段状の荷揚げ場が設置されているのが判ります。
天明の大飢饉の折に、国内では多数の餓死者が出ましたが、松平定信の治めた白川はんには餓死者がでませんでした。
老中になった松平定信は、籾米の貯蔵を命じました。浜御殿にも貯蔵倉が設置されました。
籾米の貯蔵倉は、内堀の東側にありました。
現在は、焼失し、内堀広場として残っています。
今回、浜離宮の内堀を見て、初めて天明の大飢饉との関連を知りました。
大きな驚きでした。階段状の荷揚げ場についても、初めて知りました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/10/17
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