さいたまさんのクチコミ(47ページ)全2,813件

乃木神社は、太平洋戦争末期に、焼失しましたが、三年後から、逐次、復興されました。その記録です。
乃木神社の入口の鳥居を潜ると参道が屈曲しています。
土手の屈曲部の角の壁に、２枚の金属製の解説板が取り付けられています。
北側の１枚が、乃木神社の復興の記で、もう１枚が、乃木神社の碑です。
乃木神社の復興の記は、金属板の上に、保護のための塗料膜が施されているため、表面がきれいですが、乃木神社の碑は、銅製の盤のみであり、緑青色をしています。
乃木神社の復興の記には、昭和２０年５月の乃木神社焼失後、直ちに、復興計画が立案され、昭和２３年以降、逐次に復興して行った経緯が記されています。
復興に際しては、数多くの人達の尽力があり、それらの貢献により、現在の乃木神社が再現されたと記されています。
乃木神社の復興の記と乃木神社の碑は、土手の壁に取り付けられていますが、目につき易い場所にあり、現在の乃木神社を理解するには、格好の内容であり、必見の価値があります。

乃木神社の大鳥居を潜ると参道の西側に赤坂王子稲荷神社があります。乃木神社の末社となります。
乃木神社の境内には、２ケ所の神社があります。
赤坂王子稲荷神社は、そのうちの一つです。もう一つは、正松神社です。
正松神社の格としては、攝社です。それは反して、赤坂王子稲荷神社は、末社となります。
寺院には、格があり、神社にも格があります。
主たる神社に付属する神社には、攝社と末社があり、攝社の方が末社よりも格が上だそうです。
神社の世界にも格式があり、上下があるということは、夢の実現を願う信者にとって、なんとなく厳しい思いがします。神社の世界も人間の世界と同じかもしれません。
赤坂王子稲荷神社は、王子稲荷神社の分身として、赤坂の乃木神社に遷座したとのことです。なんとなく石製の標石柱が似通っています。
赤坂王子稲荷神社は、あざやかな赤い幟が印象的です。
赤色の多くの鳥居とともに、赤坂王子稲荷神社の特徴のように感じます。

乃木神社の東側に、正松神社があります。大きな神社ではありませんが、印象深い神社です。
乃木神社の境内には、吉田松陰と松下村塾開祖の玉木文之進が祀られています。
正松神社です。
乃木将軍としては、吉田松陰と玉木文之進を、自らの生き方を教え、導いて頂いた偉大な指導者と崇拝していたものと推察されます。
このため乃木神社の東側の場所に、精神的な礎として正松神社を遷座したのでしょう。
正松神社の解説板には、「乃木将軍は、松蔭先生の弟弟子として玉木先生に薫陶せられ、又松陰先生を深く敬い、之が人格形成の基になった。」旨が述べられています。
乃木神社の参集殿の横の赤色に飾られた通路を、北に進むと、右手に清松神社があります。
鳥居の奥の参道を進むと、正松神社の標石柱と解説板が目に入り、そのまま参道沿いに進むと、正松神社の簡素な本社があります。
飾りの少ない社ですが、それが印象深いのです。
精神的なお教えが尊ばれた長州萩での教えが生きている由縁でもあるのでしょう。

乃木神社のさざれ石は、乃木神社から正松神社に至る通路の横に置かれています。
小さな石灰質角礫岩が、永い時間をかけて、巌となることから、日本国家の永い繁栄を意味することなり、国家にも取り入れられています。
小さな石でも、硬い団結力をもって巌のような硬い組織力になることを強調している言葉でも、あります。
乃木神社のさざれ石を見ると、まさしく小さな礫岩が、石灰質により大きな硬い岩への凝固への過程を進んでいるようです。
また、さざれ石の表面には、苔が生えていて、苔の生すまでという国歌の歌詞の部分と完全に符合しています。
文部科学省の前のさざれ石を始めとして、各地にさざれ石が置かれていますが、天然の苔がこの規模まで生えているさざれ石は、極めて珍しいとのことです。
乃木神社のさざれ石には、極めて簡単な表示があるのみであり、苔の発育までを含んだ詳しい説明が、必要ではないかと考えています。
苔が生えている折角の状況を、正しく理解して貰うには、適切な解説が不可欠です。

乃木神社は、明治天皇の崩御に際して、夫人とともに自刃した乃木将軍を祀っている神社です。
日本において有名な神社です。
アジアの小国であった日本が、当時の超大国であったロシア帝国に勝ったことは、日本のみならず、世界にとっても、大きな驚きであったことでした。
ニューヨークタイムスが、明治天皇の崩御に際する乃木将軍の殉死を、第１面トップで報道し、その記事が乃木神社の宝物殿に、掲示されています。
諸外国でも、関心が深いことを知ることができます。
乃木神社は、当時の東京市長が、広く有志の浄財をもって、土地を購入し、乃木神社を創立したとのことです。当時の日本国民は、乃木将軍の忠誠心を称え、乃木神社に参拝したそうです。
日本における乃木将軍と東郷元帥は、日本人の精神的な誇りだったのでしょう
陸軍の乃木将軍を祀る乃木神社の建立とともに、海軍でも、東郷元帥を祀る東郷神社が建立されたことも、当然のことと受け止められています。
現在でも、多くの人々が、尊敬の心をもって、訪れています。

乃木公園は、乃木神社及び乃木大将旧居跡と隣接している公園です。東郷元帥揮毫の標石柱も。
乃木公園の標石柱は、東郷元帥の揮毫によるものだと判りました。乃木公園には、２回訪れましたが、最初の訪問は、夕方で、標石柱の文字が克明には読めず、東郷平八郎と刻されている部分が判りませんでした。
次に訪れた際は、昼間でしたので、はっきり識別できました。
東郷平八郎との文字を見た時は、さすがにビックリしました。しかし、考えてみれば、日露戦争の両将星の間で、存命している者が他の者のために揮毫することには、なんらおかしいことはありません。妙に、納得した次第です。
いずれにしましても、乃木公園は、乃木将軍旧居跡の南側にあり、乃木神社の入口の西側に隣接しています。
公園敷地は、西から、二段階になっています。
乃木公園の敷地は、乃木将軍が、元大名屋敷であった土地を買い求め、住居を建てた場所です。乃木将軍の没後は、東京市に寄贈され、現在は、公園に整備されています。

有楽町の和食居酒屋の御庭は、個室主体の落ち着ける居酒屋です。
ＪＲ京浜東北線沿いの道路に面したビルの４階です。
有楽町のゴジラ像の南側辺りになります。
全体としての店舗は、こじんまりとしています。
その中を、個室にしていますので、各室は、広くありません。
全室が、個室となっていますので、他の利用客に、あまり気を遣う必要が無く、落ち着いて楽しめます。
料理は、ボリュームよりも、食材の新鮮さに意を払っているような感じです。
料理の味付けが、やや薄いかもしれません。
料理のボリュームや味付けが気になるのは、自分が、労働者的な感覚で、見ているのかもしれません。
多人数での利用になった関係上、サービスが良かったような感じです。
しかしながら、多人数なるが故に、料理の提供に時間がかかっていたようです。
従業員の対応は、大変、良好で、気持ちが良いです。
反面、従業員の数が、利用客の数に比較して、少ないようで、料理等の提供の他、会計まで、こなしていました。
頭が下がる感じを受けました。

国立オリンピック記念青少年総合センターは、東京オリンピックの選手村を活用している施設です。
本センターは、青少年教育指導者その他の青少年教育関係者及び青少年に対する研修等を行うことにより、 青少年教育の振興及び健全な青少年の育成を図ることを目的とする青少年教育施設となっています。
当時の文部省が、整備基本構想を立案し、それに基づき、国として、オリンピック選手村の跡地の一部を、特殊法人オリンピック記念青少年総合センターとして利用することが決定されました。
東京オリンピックの際の選手村だったこともあり、施設自体も素晴らしいものであり、かつ、施設を取り巻く環境も、申し分ないものと感じました。
来る２０２０年のオリンピックに備えて、いろいろな準備事業を推進する拠点となっています。
大会役員の活動が山場を迎えている他、約１０万人にも及ぶボランティアの教育にも活用されています。
２０２０オリンピックが近づくにつれ、国立オリンピック記念青少年総合センターの活動は、忙しくなるでしょう。

木場親水公園は、木場公園の西側に位置している公園で、江戸時代の情緒を醸し出しています。
仙台堀川から、南に延びていて、永代通りまで続いている公園です。
木製の太鼓橋や木製の小舟が置かれている等、江戸の風情を感じられます。
川の流れの両側に、歩道が続いていて、ゆっくりとした気分になれます。
公園の南側の通路には、ギャラリーとして、道路の壁に絵が描かれていて、手造りの感じがする素朴な区画があります。
南北に、約７００～８００ｍにわたる長い公園ですが、江戸時代を思わせる趣向を凝らした公園で、楽しむことができます。
また、夏場には、子供とともに、じゃぶじゃぶ池で、水遊びができるという家族連れスポットもあるようです。
いろいろな意味での憩いの公園かもしれません。
木場親水公園本来の、水に親しむという目的で、家族ともどもで訪れることをお勧めします。

木場公園は、江東区の木場の貯木場を埋め立てて、その跡地に、造成された公園です。
木場の貯木場は、大横川と仙台堀川に隣接された水域内に木材を保管していた区域です。
南側の新木場の完成に伴い、大小２２ケ所の水区画と２８ケ所の橋が、木場公園として埋め立てられました。
現在でも、大横川と仙台堀川は、残っています。
このため、木場公園は、仙台堀川により、南地区と北地区に、分かれています。
貯木場を埋め立てた跡地であるため、平坦な公園となっています。
木場公園の北側には、東京都の現代美術館が建設されています。
また、江戸時代から続く貯木場の「木場の角乗り」の伝統のイベントが、木場公園で実施されていて、人気となっています。
木場公園は、広大な敷地の公園であり、緑の樹々が多く、江東区の区民のみならず、東京都民の憩いの場となっている感じがします。
たまたま、訪れた時間帯が、冬季の夕方であり、公園内部の細部まで見ることができず、後日の再訪問に期待しています。

東京都の現代美術館は、江東区の木場公園の北側にあります。大きな美術館です。
東京都の管理する美術館で、現代美術専門の公立の美術館です。
実際の運営は、公益財団法人東京都歴史文化財団、鹿島建物総合管理株式会社、アサヒビール株式会社からなる東京都歴史文化財団グループという共同事業体が管理・運営を担当しているそうで、ややこしい感じがします。
専門的知識も必要でしょうし、そういっても健全な運営上、経済的な面も考えなくてはならないので、総合的な視点からの運営が必要なのでしょう。
東京都現代美術館に関しては、美術という感覚的な面があるため、いろんな視点からの各種の意見があるようですが、一般的な理容師の立場からは、言及が難しいのが実態です。
一例としては、なぜ、交通の便が良くない木場に、現代美術館を作ったのかという疑問の意見があるようです。
多分、広大な木場公園の中には、敷地面積の観点で、余裕があったためなのでしょうと推測していますが、安直な理由だと批判している人もいます。
現代美術館の中身は、立派だと思います。難しいという感じが強いです。

霊厳寺の銅造地蔵菩薩坐像は、江戸の六地蔵の一つです。東京都の文化財です。
霊厳寺の境内の西側に在ります。
銅造地蔵菩薩坐像の傍には、東京都教育委員会の解説板があります。
解説板の説明に拠れば、江戸時代の中期に、病気平癒を祈ったところ、願いが叶って、病気から快復したとのことです。
このため、浄財を集め、江戸市中に六体の地蔵菩薩坐像を作ったそうです。
現在、五体が現存しており、霊厳寺の地蔵菩薩坐像は、江戸時代の姿を忠実に伝えているそうです。
霊厳寺の銅造地蔵菩薩坐像は、手の指の長さを始めとして、特徴ある坐像だそうです。
霊厳寺の銅造地蔵菩薩坐像を正面から見ますと、その大きさに感心します。
鎌倉の大仏様とは比べられませんが、大きさは、かなりなものです。
その大きさだけでも、頼もしく感じられます。
多分、その大きさに、種々のお願いもかなえて貰えそうだという期待感または安心感があるのでしょう。なんとなく、信じたくなるような気持が芽生えてきます。
病も気からという言葉が、真実味を帯びてきます。

松平定信の墓が、深川の霊厳寺の奥にあります。苔むす石の霊廟の中に、静かに眠っています。
霊厳寺は、地下鉄の清澄白河駅の南側にある壇林格の寺院です。
壇林格は、江戸時代の寺院の格付けで、浄土宗にあっては、１３に及ぶ格付の階層のうちの上から３番目であり、老中職を勤めた松平定信の喪主側としては、墓所としては、まあまあの格だったと判断していたのではないかと推察しています。
松平定信の霊廟は、霊厳寺の本堂の西側にあり、周囲を石塀で囲まれた別世界の感じがします。
松平定信の霊廟の内部は、広い地積の中、石畳の回廊が巡っている立派な霊廟区画です。
それぞれの墓所は、石の柵で区画されていて、扱いが別格であることが判ります。
霊厳寺内の他の墓所が、多数の墓石が混然と並んでいるのと異なり、独立した霊廟区域そして、その中でも、それぞれの独立した墓所区画は、重みを感じます。
三百数十年にも及ぶ年月は、それぞれの墓石に暗緑色の苔を生やし寂寥の感じを醸し出しています。

深川の霊厳寺は、浄土宗の寺院で、日本橋付近の芦原を埋め立てた霊巌島から遷座してきました。
江戸幕府の老中として幕府改革に活躍した松平定信の墓廟がある寺院として有名です。
境内が、非常に広いとの印象を持っています。
いろいろ歴史を紐解いて見ると、明暦の大火において霊厳寺の境内に避難民が集まりましたが、多くが犠牲になったとのことです。
幕府の防火政策により、霊厳島から深川に移転しましたが、境内に火除地が設けられたり、防火執行の責任者が置かれたり、消防態勢が強化されていたとのことです。
それらの経緯もあり、火除けの意味から境内が広くなっているものと推察しています。
霊厳寺の境内を見渡すと、木造の施設は少なく、石を多用していることも、防火に意を払っていることが判ります。
木場とか深川の木材の地にあっても、木材関連が少ないのも霊厳寺の特徴の一つではないかと考えています。
松平定信の墓廟があることに加え、霊厳寺には、江戸六地蔵のうちの銅造地蔵菩薩座像があります。大きな銅製の菩薩座像です。

深川江戸資料館は、深川の江戸時代の生活や文化を伝える資料や文物を、広く展示しています。
深川佐賀町の生活の場を取り上げ、江戸の街並みやそこにまつわる具体的な風俗習慣を紹介しています。
同じような文化施設として、両国の大江戸博物ががありますが、大江戸博物館が幕府大名をも含めた大きな概念としての江戸を紹介していますが、深川江戸資料館は、江戸庶民の生活に密着した生活に焦点を当て、それらの活動を現在に伝えています。
日常の生活を体感することにより、江戸時代の生活のための品々や道具の仕組みを理解するように設計されています。
つまり具体的な体験を大事にしている感じがあります。
その他、特定の題材を通して、江戸文化を紹介しているコーナーもあり、入館者の理解を深めるために、意が払われている感じがする施設です。
集会所的な会議室も準備されているようであり、隣接して区役所の分所もあることから、区民の生活に直結しいる点は、便利な印象を持っています。

徳川家康の侍医であった呂一官の墓が、清澄庭園の北側の本誓寺の霊域にあります。
呂一官の墓が清澄庭園の北側にあることは、あまり知られていません。
そもそも、呂一官という人物について知っている人は、少ないと思います。
ましてや、呂一官という帰化した明人とポマードの老舗の柳屋との関係を知っている人は、皆無だと思われます。
清澄庭園のついでに、近傍を探索していた際に、それらの関係を勉強する機会を得たのです。
呂一官は、明の国から日本にやって来て、漢方の知識に卓越していた関係で徳川家康の侍医となり、日本橋に屋敷を拝領したのです。
その地が結果的に、現在の柳屋本舗の本社ビルのある土地です。
呂一官は、晩年、紅屋という漢方薬品を扱う生業を営みましたが、その店舗を近江商人の外池屋が引き継ぎ、柳屋の基いとしたのです。
歴史の面白さを教えてくれる呂一官の墓です。
呂一官の墓及びその解説板は、本誓寺の東側にあります。
本誓寺の横の小路を歩くと呂一官の墓を顕彰する標石柱と解説板を目にすることができます。ぜひ訪れることをお勧めします。

清澄庭園のすぐ北側の本誓寺の山門の傍に、国文学者の村田春海の墓の標識があります。
江東区の本誓寺の案内標示にも、村田春海の墓が、本誓寺にある旨の紹介があります。
村田春海は、江戸時代の国文学者であり、また俳人・歌人でもありました。
白河藩の領主であった松平定信の信を受けたこともあり、当時の著名人として活躍しました。
家財をなげうっての文人の活動に励み、高い評価を受けていたそうです。
その才能と裏腹に、傲慢独善の性格の面もあったとの記録があります。
人間は、すべての面で抜きん出ることの難しさを現わしているようです。
やはり、人間、ほどほどが良いのではないかと感じていますが、そのような考え方は、凡人の証拠かもしれません。
才覚のある者への反発は、どこにでもあるのでしょう。
村田春海の業績や評価は別として、村田春海の墓は、厳然として時代を経て、本誓寺の一角に眠っています。
今となっては、村田春海の陽の当たる部分に注目すべきかと思います。
永い歴史の厳しい評価を経て来た結果でしょうから。

清澄庭園の磯渡りは、連なった飛び石を伝たって、大泉水を渡る経路を称しています。
磯渡りの経路は、大泉水の北側にあり、離隔した場所に、３ケ所あります。
不連続の飛び石が主ですが、１ｹ所、連続した石橋がある部分があります。
それぞれの経路は、いずれも、湖畔の大泉水の中に設けられていて、水面に接しています。
このため、大泉水の側から、湖畔の陸地部分を見ることができます。
大泉水の湖畔には、日本各地の名石が置かれているため、それら名石を大泉水側から見ることができます。
場所と時間によっては、隣接する石の上に甲羅干しをしている亀やすっぽんを見たり、羽を休めている鳥を間近に見ることができます。
利用客の人気スポットとなっていることもあり、経路上で他の利用客と鉢合わせになることもありますので、経路を譲り合う等の対応が必要になることがあります。
いずれにしましても、大泉水の磯の渡りは、大泉水の水面と間近で親しむことができます。
雨の日等には、飛び石が濡れて滑り易くなりますので注意が必要です。

清澄庭園の古池の句碑は、大泉水の南側の広場のさらに奥にあります。
古池の句碑の場所は、なかなか判りにくいかもしれません。
清澄庭園の南端にある関係上、深川図書館が近い場所です。
句碑と解説板の写真の背景には、多分、深川図書館が入ってきます。
回遊式の順路の標識には、古池の句碑という案内は無く、芭蕉碑という案内になっているので、注意が必要です。
古池の句碑という名称は、句碑の近くの解説板に、記されています。
いずれにしましても、涼亭の近くになりましたら、大泉水と反対方向に進むと、広場がありますので、その奥に、古池の句碑があります。
古池の句碑は、比較的、大きな石の碑です。
芭蕉の作による「古池や蛙飛び込む池の音」というあまりにも有名な句が、石碑に刻されています。
古池の句碑は、万年橋の北側の芭蕉庵にあったようですが、芭蕉庵があまりにも狭いので、東京市にお願いし、東京市が管理する清澄庭園に移設されたという経緯が記されています。

清澄庭園の石仏群は、大泉水の南側にあります。ちょうど富士山の東側の裏手にあたります。
石仏群の場所は、判りにくいと思います。
入口が、順路を通ってる道から判りにくいからです。
富士山の東側(大泉水と反対側)の裏手と言い聞かせて歩くことが必要でしょう。
入口が判り、小路に入って行ったっとしても、薄暗いため、不安になるかもしれませんが、進んで行ってください。
小路が右側に曲がると、石仏群が見通せるようになります。石仏群は、四角い室のような枠の中に、数個の石仏が、並んでいます。
古い石仏が並んでいます。
石仏の高さは、押しなべて、高くなく、かがんで見るような位置関係になります。
説明の解説板が、十分な情報ではないので、どの石仏が、どのような意味合いを持っているのかが解りにくいので、事前に調べて行くと、解り易いかもしれません。
石仏の数は、あまり多くありませんので、面倒臭いかもしれませんが、解説板で一つづつ由緒等を理解して行くのは、なんとか可能でしょう。