パリが大好きさんのクチコミ(35ページ)全1,030件

萩市の中央公園の北西部分、駐車場の入口すぐ横に建てられた久坂玄瑞像です。松下村塾では高杉晋作と双璧と言われて、尊皇攘夷派の一人として活躍します。8月18日の政変で京都から追放されていた長州藩勢力が、会津藩主で京都守護職の松平容保らを排除しようとして京都市中において市街戦を繰り広げた禁門の変(蛤御門の変)で25歳で戦死します。吉田松陰から非常に高い評価をされていました。この銅像は台座のや傘をを含め3ｍほどあります。尊皇攘夷派の先頭で右手を上げて進んでいく久坂玄瑞の姿を表しています。

もともとは近江(滋賀県)の出身です。萩に移り住み久保田家の分家になって菊屋家の道路を隔てた北側で呉服商をしていたそうです。その後、造り酒屋になったそうです。明治時代には著名人の宿としても活用された家屋です。現存する建物は酒造業で富を蓄えて、幕末から明治前半に作られたものです。、

萩の城下町にある菊屋横町という路地があります。その路地を歩くと高杉晋作生誕地があります。生誕地には産湯に使ったと追われる井戸、晋作の句碑などがあります。藩校である明倫館に通いながら松下村塾でも学び、久坂玄瑞と松陰門下の双璧言われました。清国を視察し外国の脅威に接し危機感を持った晋作は、軍事組織「奇兵隊」を組織します。その後、結核を発病し27歳で死去しました。

御用商人として毛利藩を支えた豪商の住宅です。江戸初期に建築されたものだそうで、400年の歴史があります。屋敷は藩の迎賓館としての役割もあったそうです。元々は武士であったのですが、毛利輝元が萩城を築いたときに、萩の町づくりに力を注ぎました。敷地内には主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟があります。広い(2千坪)の敷地の一部が通常公開されていますが、春と秋の年二回。明治から昭和期にかけて作られた庭(枯山水様式の回遊式庭園)が公開されるそうです。この庭ほかに数々の美術品、民具、古書籍など貴重な資料も展示されているそうです。今回は時間がなく、菊屋住宅前にある説明資料だけを見て、ゆっくり内部を見学できなかったのが残念です。紅葉の季節に庭も含めて見学したいと思いました。

萩市中央公園から5分も歩いたところにあります。萩城下町の菊屋横町の路地を晋作生誕地からさらに南に進んだところに「晋作広場」があります。この広場に立志像があります。銅像は台座も含めて3mほどで、晋作生誕地と萩城の方角に向けて建てているそうです。よく見る晋作の写真は、現代の男性のようなヘアスタイルですが、この像は立志像ですので晋作が明倫館や松下村塾に通っていた20歳頃のもので、まだ髷を結っています。顔つきをよく見ると若々しく血気盛んな感じがうかがえます。また両刀を腰に差し羽織、袴を着ています。

萩城下町にある菊屋家の西側にある菊屋横町という路地を南に入って行くと左手にあります。第26代内閣総理大臣 田中義一の生誕地は石碑と田中義一についての説明があるだけです。田中義一は幕末に萩藩士の三男としてこの地で生まれました。陸軍大学校を卒業し日清戦争に従軍した後ロシアに留学しました。日露戦争満州軍参謀になっています。その後、陸軍大将を経験し、憲政友会総裁になり政界に足を入れました。その後の金融恐慌時に内閣総理大臣となり支払猶予令を出し、銀行取りつけ騒ぎを沈静化しました。

明治維新に活躍した多くの偉人を生み出した吉田松陰をお祀りする神社として」あまりにも有名です。萩を訪れる人は必ずお参りするスポットでもあります。場所は萩の東側になります。ホテル萩本陣に宿泊していましたので、徒歩で行けました。5分くらいで到着できます。大鳥居の横には松陰の書簡から文字を抜き出し造った石柱(松陰神社と書かれています)があります。境内に入ると左手にすぐ「明治維新胎動の地」の石碑があります。さらに奥に進むと「学問の道」があるので一周するような形で境内を巡ります。移築された花月楼を過ぎると松門神社、続いて松陰神社本殿があります。本殿前には松陰が蟄居した幽囚ノ旧宅があります。そこから戻るように境内を歩くと、松下村塾や宝物殿である至誠館があります。何度もお参りしましたが、魂が揺さぶられるようなものを感じる神社です。

海水浴もできる菊ケ浜に近く、萩城下町の最も北にあります。地図をよく確認して行かないと周辺は同じような武家屋敷の白壁が続きますので、迷ってしまいます。車で行きましたので、菊ケ浜の駐車場から歩いて行きました。数分で到着します。周布家は1500石を拝領した萩藩の重臣で、この長屋は江戸時代中期の武家屋敷(長屋門)です。瓦葺の木造平屋建てで、名前のとおり長い建物です。石積み基礎の上に木塀と白漆喰壁の建物です。建物はは木の縁側があり、小部屋が並んでいます。

萩城址のすぐ南側にあります。循環バスで萩城跡・指月公園入口北門屋敷入口停から数分の距離にあります。残っている長屋の中では最大という説明を聞きました。歩測では全長50mほどあります。幕末に造られたようです。瓦葺の入母屋造りです。畳敷きの廊下と細かくわかれた部屋が並んでいます。場所も萩城址に近いので、身分の高い従者のために使ったんだと思います。訪問する予定になかったのですが、萩城址まで行ったので、ついでに行きました。事前に情報を集めておくべきと反省します。

関ヶ原の戦い後にで毛利輝元は徳川家康から広島から周防・長門に移封となります。毛利輝元が築城の地に選んだのがこの地です。城は1608年に完成しました。指月山の山麓部分が政務の場でした。天守閣跡には5層5階天守閣があったそうです。周辺には12基の櫓があり、二の丸、三の丸、三重に堀がありました。指月山頂が戦いのときに要塞になります。幕末まで長州藩の中心地となっていましたが、本丸御殿などの建物は1874年にに解体されて土塁、石垣、堀のみが残るだけです。

萩市浜崎町は重要伝統的建造物群保存地区の一角にあります。この町は伝統的な街並みを保存しつつ古民家を改装しカフェや宿泊施設などに利用されています。梅屋七兵衛は幕末の商人で問屋の子として生まれました。七兵衛の時代には酒造業も始めたり、萩藩の武具も扱っていたようです。藩のために長崎で鉄砲1,000丁調達したりしました。鉄砲は戊辰戦争での勝利に大変役立ちました。また茶の湯にも親しみ文化的な面でも萩の人々に影響を与えました。旧宅は七兵衛が晩年を過ごした家屋です。訪れた時には開門していなくて内部を見ることができませんでしたが、資料によると門を入り庭園を抜け主屋に行けるそうです。庭に面する部屋は茶室と華道のために設けられ趣があるそうです。建物の外観は昔の姿を保ち、内部は古民家再生住宅になっているそうです。コルクタイルの床、キッチン、浴室、トイレも改装されて現代的になっているそうです。

萩市の北部にある浜崎町伝統的建築物群保存地区にある町屋です。周囲は真っ白な漆喰壁になまこ塀が多く立ち並びます。その中で最も素晴らしい町家の一つだと思います。すぐ南側には、この地区で珍しい道幅が広い道があります。旧山村家住宅は、角地にあるので建物全体を距離を取って見ることができます。重要伝統的建造物群保存地区になっている浜崎地区は維持保存状態がよく、周囲の町並みがきれいです。

山口県萩市にある住吉神社です。萩の重要伝統的建造物保存地区に選定されている浜崎地区にあります。一帯は古い町並みが残り、道幅が狭いので車で行くことはあまりお薦めできません。地図を頼りに行きましたが道が分かりにくく少しの時間探し回りました。石造りの鳥居が立派でしっかりしたものです。御祭神は、上筒男命、中筒男命、底筒男命の三神を祀っており、罪汚れを祓う神様です。境内は静かで歴史ある神社です。西隣りには幼稚園があり遊具が見えていました。

長州藩の士分の者は上牢の野山獄、庶民を収容する下牢を岩倉獄としていました。野山獄には、海外密航に失敗し捕らえられた吉田松陰が投じられ、松陰の従者、金子重之助は岩倉獄に投じられました。松陰は一緒に投獄されていた囚人たちに孟子の講義したり、俳諧、書を学びました。野山獄には維新前には藩内で対立があり、高杉晋作などの多くの志士も入牢していた。十一烈士(尊皇攘夷派)だけでなく、保守派の多くの人が処刑されたところでもあります。現在は当時の一部を保存して記念碑などが建てられています。

萩市北東部にある長州藩の造船所の跡です。江戸時代末期は西欧の軍船が日本近海へ現れるようになり、江戸幕府や諸藩の脅威となります。幕府は政策を一転して大型軍艦の建造を建造できるようにします。長州藩も大型船の建造を要請され様式軍艦を建造することになります。ロシアやオランダの造船技術で丙辰丸と庚申丸を完成します。数少ない西洋式造船所の跡として九州・山口の近代化産業遺産群になります。現在は石造防波堤が残っているだけで、発掘された跡地には縄張りされて、○○の跡と明示されているだけです。

松陰神社の北側にある小高い丘の上に立つホテルです。建物の前には50台ほど収容できる駐車スペースがあります。館内に入ると落ち着いた感じがするフロントがあります。1階には土産物店と大浴場(20人位一度に入浴できる湯船と趣向を凝らしたお風呂が6ヶ所)あります。屋上には景色を見ながら楽しめる足湯もあります。部屋は浴室・洗面所とトイレが付いた和室10畳でした。窓からは萩の市街地や海がよく見えます。食事は夕食が鯛の兜煮と和牛しゃぶしゃぶ鍋をメインに11種類の品数がありました。朝食はバイキングですが品数は多過ぎるほどあります。少し残念と思ったのは萩らしく魚介類のメニューを増やしてほしい所でした。スタッフの方はどなたも親切で、心遣いは満足のいくものでした。大きなホテルにしては、スタッフの教育が十分なされていると思いました。好印象のホテルです。

日本で反射炉は3か所(鹿児島、韮山、萩)しかありません。そのうちの1か所が萩にあります。場所は東萩駅からそう遠くはありません。西洋で開発された反射炉は燃焼室の熱風を炉上面で反射させ、その熱で金属を溶解する炉です。攘夷思想をもとに江戸時代末期に萩藩は外国の脅威に備え、軍事力強化の一環として鉄製大砲の鋳造に必要な反射炉の導入をしました。当時反射炉をすでに操業していた佐賀藩に藩士を派遣しますが、反射炉のスケッチだけしか許されませんでした。現在残っておる煙突部分は岩石を積んだものです。記録では、一時期に試験操業で金属の溶解実験が行われたということだけです。あくまで試作的で本格的な操業には至っていないようです。

萩市北東にある笠山は溶岩が固まった小規模火山なので、火山地帯でよく見かける風穴が無数にあります。その中で最も知られているのが、明神池の風穴です。多孔質の岩石の中に浸透する雨水が蒸発し、その時に熱を奪われるので冷気が発生します。岩の空隙から冷たい空気が出てきて、周辺は薄暗いほど木々が生えていますので、9月とはいえまだ残暑が厳しい日でしたが、風穴の前に置いてあった温度計は17度を示していました。一服の清涼剤になりました。場所は明神池の裏手になります。神社の境内からアクセスする方が近いと思います。

萩市北東部にある笠山の登山口にある池です。この池は日本海と岩の亀裂で通じている汽水湖で日本海の干満に影響されて水面の高さが変わります。結果、この池には海の魚が多く泳いでいます。池のほとりには厳島神社があります。不思議に思って説明を読んでみると、毛利元就がが信仰していた厳島明神を勧請したようです。その結果、この池の名前も厳島明神から明神池と名付けられたそうです。近くには風穴もありますので、ぜひどうぞ。

萩市北東部にあり、標高112mの火山でした。三方を日本海に囲まれた陸繋島のように見えます。麓には海につながった汽水湖の明神池があります。山頂まではやや道幅が狭いところもありますが、車で登ることができます。また山頂には立派な3階建ての展望台があり、2階にはカフェ、3階には展望室があります。大島を始め日本海にある島々が望めます。この島々は6～20万年前に噴火し、できた島です。溶岩台地のように見えてどの島も平らな形をしています。また笠山の火口を見るために階段が設置されているので見逃さないようにしてください。