夢追人さんのクチコミ(42ページ)全1,032件

　蒜山には何度か登りましたが、上蒜山、中蒜山、下蒜山の三座を縦走するには約5時間を要してかなりの体力が必要です。上蒜山頂上は展望がよくありません。中蒜山の塩釜からのコースは途中ほとんど森の中です。今回は犬挟峠に車を停め、下蒜山をピストンしました。登山口の小さな湿原の木道をこえると森の中の急登、森を過ぎると展望が開けてて雲居平付近は草原で左右に岡山・島根両県が展望でき、絶景です。下蒜山山頂からは眼下に蒜山高原が良く見えます。往復4時間弱のコースですが、真夏だったため暑さが厳しく大変でした。

　頓宮は石清水八幡宮の山の東の麓にあり、年に一度の石清水祭りの際に御神霊が御遷しされる重要な社殿です。本殿は幕末の鳥羽伏見の戦いで焼失、大正時代に復旧、もともとは桧皮葺きであった屋根が平成23年に銅板葺に葺き替えられたそうです。八幡宮参拝の際には、行きか帰りに頓宮も併せて参拝するのがお薦めです。ただし、石段なので歩きやすい靴が必要です。

　京阪電車の石清水八幡宮駅で降りて、東に数十ｍのところにある観光案内所でマップを頂き（スタッフがとても親切）、参道ケーブルに乗りました。ケーブルカーを降りて数分歩くと八幡宮の参道の途中に到着します。石清水八幡宮は、大分県の宇佐神宮や鎌倉市の鶴岡八幡宮とともに日本三大八幡宮の一つで、本殿などが国宝に指定されています。参拝後、石畳の参道を南に200ｍあまり歩いて、参道の西にあるエジソン記念碑などを見て、頓宮まで石段の表参道を歩て下りました。なお、石清水八幡宮駅付近はレストランが少なく、昼食では店の前に並びました。

　四条通りを東に歩いて、突き当りにあるスサノオノミコトを祀る八坂神社を参拝しました。西楼門から境内に入ると、正面に重要文化財の疫神社があり、輪くぐりをする人の行列ができていました。「茅の輪くぐり」は、無病息災を祈願するというもので、スサノオノミコトに由来するといわれています。私もコロナ撃退のため輪くぐりをしました。次に少し登って、平成2年に国宝に指定された本殿を参拝しました。八坂神社本殿は、本殿と拝殿が大屋根一つで覆われた、独特のものだそうです。

　般若寺の創建は飛鳥時代で、平城京の鬼門鎮護のため堂塔が造営されたそうです。本尊は文殊菩薩（重要文化財）で、国宝の楼門は鎌倉時代の建立です。県庁前からバスで北に10数分のところにあります。秋のコスモスが有名でコスモス寺と知られていますが、7月中旬だったため観光客は比較的少なく、静かでさびれた感じがして、逆にそれが大変良かったです。

　四条通りの烏丸から河原町の間約1㎞は、交通量が多く渋滞していることが多いので、バスに乗らずいつも歩いています。四条通の両側の店を見ながら、ゆっくり歩くのは結構楽しいです。今回、祇園祭の翌朝この通り歩くと、いくつかの山鉾の解体作業を行っていました。そういえば、四条通りの東の突き当りは、祇園祭の中心の八坂神社があります。次回は早めに京都を訪れて祇園祭を楽しみたいと思います。

　国立博物館は、なら仏像館や新館、青銅器館からなっていますが、なら仏像館はもともと本館で建物そのものが重要文化財に指定されています。館内に入ると、飛鳥時代から鎌倉時代に至る優れた仏像の数々が展示されており、奈良を訪れる度に見学しています。国宝や重要文化財の仏像が多数あり、その素晴らしさに感動します。70歳以上が無料というのもうれしいです。

　JR奈良駅東口を出て左手にある奈良市総合観光案内所に行って、親切で丁寧なスタッフの方から奈良観光のアドバイスをうけ、奈良交通路線バス1日フリー乗車券を購入しました。バスを利用して唐招提寺・薬師寺、興福寺、奈良国立博物館、般若寺などを回りました。フリー乗車券は便利で安く、奈良観光にはお薦めです。

　薬師寺は奈良市西ノ京町にある法相宗の大本山で、開基は天武天皇、本尊は薬師如来です。古都奈良の文化財として世界遺産に登録されています。唐招提寺を参拝した後、南に十数分歩いて薬師寺に到着しました。唐招提寺が緑に囲まれているのとは対照的に、広く開放的な空間の中に金堂や講堂、国宝の東塔や西塔が建っていました。講堂見学の後、北にある玄奘三蔵院を参拝しました。

　唐招提寺は、中国の唐出身の僧・鑑真の開基による律宗の総本山で、本尊は盧舎那仏です。国宝の金堂や講堂など多くの文化財があり、ユネスコ世界遺産に登録されています。7月中旬、JR奈良駅から奈良交通バスで唐招提寺まで行きました。数年前に訪れたときは、大規模工事中で十分に参拝することができませんでしたが、今回は緑に囲まれた境内をゆっくり見て回ることができました。ハスの綺麗な花が咲いていました。

　京都観光には、市バス・京都バス一日券がとても便利で、経済的です。600円ですが3回使用すれば個々にバス料金を支払うよりも安くなります。一日券はJR京都駅烏丸口のバス乗り場の自動販売機で購入できますが、初めての人は乗り場の東側にあるバス総合案内所で購入して、市バス観光マップをもらって利用するのが良いと思います（大変わかりやすいマップです）。なお、均一区間外に出るときは差額料金が必要です。また、河原町付近を通るバスはかなり混んでいることが多いので時間に余裕を持った方が良いと思います。

　烏丸五条の東横インに宿泊して、烏丸通を南に10数分歩き、東本願寺にお参りに行きました。御影堂門から境内に入ると、正面に浄土真宗の開祖親鸞聖人の御真影を安置する重要文化財の御影堂が見え、その左に御本尊・阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂が見えました。御影堂は正面76m、側面58m、高さ38mで世界最大級の木造建築物で、そのスケールの大きさに圧倒されます。堂内に入って座って手をあわせ、しばしの間黙想しました。境内を出て南側の小さな堀を見ると、綺麗な睡蓮の花が咲いていました。

　7月、全国の天満宮の総本社である菅原道真を祀る北野天満宮に、孫の大学合格のお礼参りに参拝しました。梅花や紅葉、受験のシーズンではなかったので比較的参拝者は少なく、落ち着いて参拝できました。参道を歩いて桜門を入った右の手水には、花が生けてあり、本殿の前の左右には七夕飾りがありました。

　綱敷天満宮参拝後、NEXCO西日本の高速道路マップに記載されていたので訪れてみました。聖武天皇により全国に建てられた国分寺の一つです。天正年間に大友宗麟の兵火によって焼失し、明治時代に三重塔が再建され、塔の高さは23.5ｍで、三重塔としては奈良法起寺に次ぐ高さだそうです。境内に案内所がありましたが、昼休憩のためかスタッフは不在でした。

　4月に愛媛県の綱敷天満宮に続いて参拝しました。国道10号線の築上町から宮の浜海岸方面に約1ｍ走ったところに綱敷天満宮があります。駐車場は宮の浜海岸側にあり、そこから西に参道が続いていました。他の綱敷天満宮と同様に、京都から大宰府に配流の折に船が難破して、近くの浜に漂着したときに、地元の人たちが船の綱を円座に敷いて迎えたという故事に由来します。江戸時代には小倉藩主の保護を受けて、宝剣や太刀などが奉納されているそうです。

　タデ原湿原は九重火山群の山麓湧水池からできた湿原で、ラムサール条約湿地に登録されています。湿原の南の散策路は、すがもり峠や坊がつるへの登山道に続いています。湿原の北は約800ｍの木道が整理され、湿原の草花やくじゅうの三俣山などの雄姿を見ながら散策する絶好のコースです。6月、湿原から垂直方向に鳴きながら往復する鳥が沢山いました（ビジターセンターのスタッフによると「セッカ」という鳥だそうです）。9月初旬に訪れたときは絶滅危惧種の「ヒゴタイ」の花が多く見られました。

　やまなみハイウエイの長者原、筋湯温泉との分岐の交差点の東側に駐車場とトイレ、ビジターセンターがあります。ビジターセンターは1階に入口があり、1階にはレクチャールームや展望室などがあり、展望室からは広いガラス越しにくじゅうの三俣山や噴煙のあがる硫黄山が見えます。地階に降りると、地形模型や標本、資料、写真などが展示され、くじゅうの自然を楽しく学ぶことができます（スタッフの説明も聞けます）。地階から出て小川を渡るとタデ原湿原の木道の遊歩道に続きます。なお、センターの入館料は無料です。

　久住山登山で最も楽なコースは、高低差が比較的小さい牧ノ戸峠からで、景色を楽しみながら2～3時間で登れます。ただ5月のミヤマキリシマのシーズンは牧ノ戸峠にある駐車場は満杯です。今回は熊本から大分に向かう途中で立ち寄っただけなので、登山口から10分あまり東に登ったところにある展望所まで往復しました（牧ノ戸峠の北西にも展望所あり）。北には黒岩山、眼下に長者原などが見えました。なお、牧ノ戸峠には長者原方面からのコミュニティバスも往復しています。
　

　やまなみハイウエイの、大分県くじゅう山麓の長者原 ～ 牧ノ戸峠 ～ 瀬の本高原 ～ 熊本県城山展望所の間、高原のそよ風を受けながら、くじゅうの山々、放牧の牛が遊ぶ広い緑の草原、道のほとりに咲いた花々‥‥を見ながらのドライブはすごく快適です。時折車を停めてまわりの景色を楽しみながらひと時を過ごします。季節によって見える景色や花々が違うので度々ドライブに来ています。

　阿蘇神社の参拝を済ませ、やまなみハイウエイで別府に向かいました。少し走ると外輪山の急登にかかり、ヘアピンカーブを何度か回って展望台に到着しました。ドライブインやトイレのある展望台からは、阿蘇山と眼下に阿蘇カルデラ内の町々や緑の田畑が広がり、まさに絶景でした。