スーパーカブで木曽駒へ　でもキジ撃ちできない

2025/10/08 - 2025/10/10

　バイクで１０時間以上走りアルプス登山するシリーズ、今回は木曽駒ヶ岳へ遠征だ。

　これまでスーパーカブで鹿島槍、白馬、甲斐駒、仙丈、白山、乗鞍などに登ってきたが体力に衰えを感じこれからは難易度の低いところをメインに行こう。
　難易度の高そうなところは山小屋泊りにして遭難しないよう気をつけよう。

　喜寿になり小遣いに不自由する身ではないのだが、根がパッカー体質というか貧乏性なので贅沢なホテルや旅館に泊まれない。今回はユースホステルと温泉旅館の２泊３日の旅程である。旅館もお一人様は歓迎されないので宿探しはたいへんだ。

　学生時代の旅行といえばユースホステルが定番であったし、ヨーロッパ横断旅行でもホステルを多用したが最近の若者はあまり利用しないらしい。観光地のユースホステルは外国人御用達になってるようだ。

エリア 駒ヶ根(長野)

　初日の宿はユースホステルなので途中の温泉に寄って行く。
　秘湯中の秘湯、砂払温泉。江戸時代に旅人がやっと辿り着いた温泉宿でやれやれと砂を払って湯に浸かったそうな。

　今はスーパー銭湯になってしまったが由緒ある温泉らしい。

中央と南アルプスに挟まれた飯田市辺りからの南アルプス。

　今夜の宿「駒ヶ根ユースホステル」は菅の台バスターミナルからバイクで3分、素泊まり4000円。

　朝５時半に行ったらバスには長蛇の列ができていた。

　６時１５分発の始発には乗れず臨時便２台目に乗れた。

　ロープウェイも臨時便が出ている。

車窓からの紅葉🍁が真っ盛り。

　千畳敷カールの絶景。

　絶対晴れるという予報の日にしか行かないドラゴンの晴れ男は周到な計画の産物である。

　夜明け前からバスに並んだ人たちが既にカールを登り始めている。

　宝剣山はじめ岩峰が連なる千畳敷。

　神社に安全祈願。

　バスで隣り合わせた方に撮ってもらう。

　紅葉真っ盛りだがダケカンバやナナカマドの赤が少なかったのがちょっと残念。

　東京在住の古希おじさんは関学の後輩だった。しばらく一緒に歩いてくださった。

　カールを越えるまでは急登が続く。

　コスプレハイカー登場、鬼滅の刃の煉獄杏寿郎。目立つので皆に声を掛けられ人気者に。

　宝剣山、君子危うきに近寄らず。

　青空が拡がってきた。

　駒ヶ岳見えたと思ったら未だ途中の中岳だった。

　青空に映える岩峰。

　中岳制覇！
　標高は駒ヶ岳とほぼ同じだ。

　山頂へは一旦下る。

　駒ヶ岳と中岳のコルから望む山頂。

　ロープウェイ山頂駅からは森林限界を越えているので、高木は無く人がいっぱいいるのでキジ撃ちはできない。

　急登の岩場、ガレ場を登る。

　すぐ横には御嶽山。

　写真では伝わらないが、山頂からは360°の展望。雲海に浮かぶ槍穂高の北アルプス、乗鞍、御嶽、八ヶ岳、甲斐駒仙丈の南アルプス、そして中央アルプスが見渡せる眺望だ。

　南アルプスの背後に富士が姿を現した。

　宝剣山にもたくさんの人たちが登っていた。

　煉獄杏寿郎のコスプレは全て手作りだそうだ。

　帰りのロープウェイもバスも混んではいたがすんなり乗れた。クラブツーリズムなどの観光客も大勢散策に来ているので、千畳敷は人でいっぱいであった。

　駒ヶ根から自宅へは流石に帰れないので、豊田市稲武町にある夏焼温泉の温泉旅館「清柳亭」で一泊する。

　お肌に良いという湯はスベスベしていて気持ちが良い。

　長時間の運転でお尻が股擦れだ。３回は入ってお尻を癒やそう。

　部屋には唐の詩人張継（ちょうけい）の「楓橋夜泊」の掛け軸があた。

月落ち烏啼いて　霜天に満つ
江楓漁火　愁眠に対す
姑蘇城外　寒山寺
夜半の鐘声　客船に到る

　ゆっくりと安全運転で帰ろう。

この旅行記へのコメント （2）

• hikochanさん 2025/10/14 19:05:48

  いつも拝見してます

  いつも楽しく読ませてもらってます。
  ７月３１日に木曽駒ケ岳と宝剣岳に登ってきたので興味深く旅行記を拝見させて頂きました。
  これからも楽しい旅行記を待っております。

  熟年ドラゴンさん からの返信 2025/10/14 23:08:31

  Re: いつも拝見してます

  　ありがとうございます。
  
  　車や自動二輪なら高速走れて楽ですね。
  
  　最近は旅行記ないですね。