なんちゃってチンネスラブ、和気ありチンネ？

2023/12/09 - 2023/12/10

　和気アルプスに何度か行ったのだが、チンネスラブが未踏だったので坂越の牡蠣購入ついでに行ってみた。

　スラブとは大きな一枚岩で凹凸の少ない滑らかな岩のことである。

　剱岳や穂高岳には上級者向けのスラブがあるらしい。

　貧脚ドラゴンはせいぜい小野アルプスの紅山とか播磨アルプスの百間岩とか中山の宝塚ロックガーデンくらいが限界なのだが、和気のなんちゃってアルプスのなんちゃってチンネスラブを偵察してみるのだ。

　因みに和気アルプスには他にもなんちゃってジャンダルムやなんちゃって鎌尾根独標やなんちゃってザイデングラートなど、なんちゃって迷所がいっぱいあるのだ。

　＊和気あり、は誤字ではありません。

エリア 備前・日生(岡山)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩 バイク

　この写真は借り物です。

　チンネスラブとは尖った先鋒を持つ大きな岩壁のことで、剱岳や穂高岳のそれが有名らしい。

　和気アルプスにはザイデングラートやジャンダルムといった、なんちゃって難所があるのだが今回はなんちゃってチンネスラブを攻略してみる。

　過去に行ったなんちゃってアルプス迷所をいくつかご紹介。

　なんちゃってザイデンやなんちゃってカニのタテバイ。

　なんちゃってジャンダルム。

　なんちゃって穂高。

　なんちゃって涸沢などエセ北アルプスが満載の和気アルプス。

　早朝６時４０分に出発する。

　周回ピストンの予定なので和気中学校近くに駐輪する。

　直ぐの登山口には獣よけ柵あり。

　この辺は標識も充実している。

　分かりやすい。

　楽勝の登山道。

　ここでルートミスしてしまった。

　自撮りしている場合じゃなかった！

　どこが登山道か分からず左の谷へ入ってしまった。

　リボンあるけど踏み跡なく、上へ行くのは違うような気がした。

　谷は何となく踏み跡あるように見えたのだ。

　「何となく踏み跡」が曲者でどんどん行ってしまってから本線から離れてしまったことに気づく。

　元へ戻るには進み過ぎたので、ひたすらル本線目指して右へ右へ藪漕ぎしたがなかなか本線に戻れない。

　右がスラブルート、左が藪漕ぎルート。

　間違いに気づいたら元へ引き返せという原則を無視してしまった罰ゲーム。

　胸まであるシダの藪をひたすらかき分けて辿り着いたら登る予定のスラブの終点だった。

　エボシ岩。

　これが噂の「チンネ」か！

　写真撮ってくれる人がいないので鎖あるけど登らない。

　前回降りた白岩様ルート。

　ロッククライマーはこの壁を登るらしい。

　この後頂上まで行く予定だったが藪漕ぎで疲れたのと、半縦走で痛めた足の指先が完治していないので無理はしないで予定変更して戻ることにした。

　諦めが早いドラゴン。

　?お酒はぬるめの燗がいい、登山は早めのヤメがいい。

　岩はフリクションもあり滑らないが所々ザレ石があり怖い。

　お尻を着いて脚を延ばすとますます後傾になり余計に滑りそうになるのだ。

　スラブは「登りはよいよい、下りは怖い」だ。

　登ってくる予定だったのに隣の藪で登ってしまったので降りるしかない。

　ヒェー！

　正式には「１１０ｍスラブ」なのね。　

　藪漕ぎで登りスラブを降りる羽目になった今回の岡山遠征、大失敗！！

　予定ではこちらから降りる予定だった「白岩様」ルート。

　標識充実のルートなのに、私がミスった所だけ分かりにくい？

　アプローチは天国のような道だ。

　和気中学へ何とか無事帰還。

　今日は赤穂の旅館、三田亭に泊まり明日は坂越の牡蠣を買って帰ります。