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分水界とは降った雨が別の川に流れる境界である。普通は山の尾根がそうであり北に流れて日本海に行くのと南の太平洋に行く境界を中央分水界という。<br /><br /> 乗鞍岳のように標高の高い山が該当するので中央分水嶺とも呼ばれている。<br /><br /> 富士山は高いが南寄りにあるので、北側の水は日本海に行かない為中央分水嶺にはならないのだ。<br /><br /> もの好きな人もいて、日本の東の端から西の端まで1250kmに亘りこの日本列島の背骨とも言える境界を調べた人達がいる。日本山岳会が中央分水嶺踏査事業を行なったのだ。<br /><br /> その結果、本州では丹波の石生(いそう)にある水分れ(みわかれ)が標高95mで最も低い中央分水界と判明したのだ。分水界は普通山の頂上や尾根にあるのだがここは山に囲われた平地にあるため谷中中央分水界と呼ばれ日本一の低さにある。<br /><br /> 南は加古川となり太平洋へ、北は由良川となり日本海へ注ぐのだ。<br /><br /> 加古川を遡り由良川を下れば標高差95mで太平洋から日本海へ行けることになるわけで、氷上回廊と呼ばれ交通の要衝でもあるので戦国時代に多くの城が築かれた。そして戦国末期には明智光秀が丹波の城を幾つも攻め落としている。<br /><br /> さて、山にはいろんな名前が付けられている。上郡アルプスなどピーク毎に生駒山、鍛冶山、大観峰、小美女平など10以上の名前があるし、岡山の和気アルプスにはジャンダルム、ザイデングラート、カニのタテバイなど本物を知ってる人からすればチャンチャラおかしい名前が付いているのだが、行ってみたいと思わせる命名だし登っていても楽しくなるのはドラゴンだけではないだろう。<br /><br /> しかしこの「向山」は「二の山」から始まって「三ノ山」、「四の山」と来て頂上が「五の山」である。何か安易すぎない?もうちょっと登坂意欲を掻き立てる名前を付けて欲しいものである。<br />

日本一低い谷中中央分水界、石生(いそう)の水分れ~日本一安易な命名?向山周回縦走。

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2022/12/12 - 2022/12/12

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旅行記グループ スーパーカブでゴーVol.5

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熟年ドラゴン

熟年ドラゴンさん

分水界とは降った雨が別の川に流れる境界である。普通は山の尾根がそうであり北に流れて日本海に行くのと南の太平洋に行く境界を中央分水界という。

 乗鞍岳のように標高の高い山が該当するので中央分水嶺とも呼ばれている。

 富士山は高いが南寄りにあるので、北側の水は日本海に行かない為中央分水嶺にはならないのだ。

 もの好きな人もいて、日本の東の端から西の端まで1250kmに亘りこの日本列島の背骨とも言える境界を調べた人達がいる。日本山岳会が中央分水嶺踏査事業を行なったのだ。

 その結果、本州では丹波の石生(いそう)にある水分れ(みわかれ)が標高95mで最も低い中央分水界と判明したのだ。分水界は普通山の頂上や尾根にあるのだがここは山に囲われた平地にあるため谷中中央分水界と呼ばれ日本一の低さにある。

 南は加古川となり太平洋へ、北は由良川となり日本海へ注ぐのだ。

 加古川を遡り由良川を下れば標高差95mで太平洋から日本海へ行けることになるわけで、氷上回廊と呼ばれ交通の要衝でもあるので戦国時代に多くの城が築かれた。そして戦国末期には明智光秀が丹波の城を幾つも攻め落としている。

 さて、山にはいろんな名前が付けられている。上郡アルプスなどピーク毎に生駒山、鍛冶山、大観峰、小美女平など10以上の名前があるし、岡山の和気アルプスにはジャンダルム、ザイデングラート、カニのタテバイなど本物を知ってる人からすればチャンチャラおかしい名前が付いているのだが、行ってみたいと思わせる命名だし登っていても楽しくなるのはドラゴンだけではないだろう。

 しかしこの「向山」は「二の山」から始まって「三ノ山」、「四の山」と来て頂上が「五の山」である。何か安易すぎない?もうちょっと登坂意欲を掻き立てる名前を付けて欲しいものである。

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  •  観音堂登山口から時計回りに縦走する。

     観音堂登山口から時計回りに縦走する。

  •  標識は充実している。

     標識は充実している。

  •  このような穏やかな道と急登の繰り返しである。

     このような穏やかな道と急登の繰り返しである。

  •  随所に標識とピンクテープがあり迷いようがない。

     随所に標識とピンクテープがあり迷いようがない。

  •  何故か「一の山」が無くいきなり「二の山」<br /><br /> 「一の山」どこ行ったんや~!

     何故か「一の山」が無くいきなり「二の山」

     「一の山」どこ行ったんや~!

  •  こういう道は気持ちが良い。

     こういう道は気持ちが良い。

  •  ここは「三の山」ではない。

     ここは「三の山」ではない。

  •  標識みると安心できる。

     標識みると安心できる。

  •  岩の展望台。

     岩の展望台。

  •  こんな感じだ。

     こんな感じだ。

  •  登ってみたけど自撮りでは高度感なし。

     登ってみたけど自撮りでは高度感なし。

  •  眺望良し。

     眺望良し。

  •  西の空に月が残っている。

     西の空に月が残っている。

  •  「三ノ山」、「二の山」「四の山」って、もうちょっと山名に工夫が欲しい。

     「三ノ山」、「二の山」「四の山」って、もうちょっと山名に工夫が欲しい。

  •  ちょっとした広場になっていた。

     ちょっとした広場になっていた。

  •  「四の山」

     「四の山」

  •  北側に展望有り。

     北側に展望有り。

  •  光秀が攻略した「黒井城跡」を遠望できる。

     光秀が攻略した「黒井城跡」を遠望できる。

  •  「黒井城跡」を拡大。

     「黒井城跡」を拡大。

  •  「深坂北峰」とあるが何故か「南峰」は無い。<br /><br /> 「南峰」どこ行ったんや~?

     「深坂北峰」とあるが何故か「南峰」は無い。

     「南峰」どこ行ったんや~?

  •  所どころに眺望あり。

     所どころに眺望あり。

  •  三角点だが最高峰ではない。

     三角点だが最高峰ではない。

  •  測量の為の三角点は必ずしも頂上にある訳ではないのだ。

     測量の為の三角点は必ずしも頂上にある訳ではないのだ。

  •  「黒井城跡」をちょっと上から目線で。

     「黒井城跡」をちょっと上から目線で。

  •  向山連山の最高峰制覇!

     向山連山の最高峰制覇!

  •  岩場好きにはこちらかな?

     岩場好きにはこちらかな?

  • 「蛙子峰ガエルゴホウ」どこか分からず。

    「蛙子峰ガエルゴホウ」どこか分からず。

  •  分岐には標識あり。<br /><br /> 「蛙子峰」どこ行ったんや~?

     分岐には標識あり。

     「蛙子峰」どこ行ったんや~?

  • 「五の山」から先は複数のピークがあるためか「六の山」は無くちゃんとした名前が付いている。

    「五の山」から先は複数のピークがあるためか「六の山」は無くちゃんとした名前が付いている。

  •  「清水山」

     「清水山」

  • 「清水山」と「剣爾山」は別のピークの筈だが?<br /><br /> 清水山(剣爾山)ってどゆこと?下の標識には「剣爾山」左って書いてあるし。

    「清水山」と「剣爾山」は別のピークの筈だが?

     清水山(剣爾山)ってどゆこと?下の標識には「剣爾山」左って書いてあるし。

  •  イルカ岩?<br /><br /> 見えなくもないか。

     イルカ岩?

     見えなくもないか。

  •  亀岩?

     亀岩?

  •  ここがほんとの「剣爾山」

     ここがほんとの「剣爾山」

  •  朝、縦走した山々。

     朝、縦走した山々。

  •  天狗岩?

     天狗岩?

  •  この標識要注意!<br /> 途中で藪漕ぎしないとフェンスから脱出できない。<br /><br />

     この標識要注意!
     途中で藪漕ぎしないとフェンスから脱出できない。

  •  崖を攀じ登り脱出成功。

     崖を攀じ登り脱出成功。

  •  水分かれ公園にやって来た。

     水分かれ公園にやって来た。

  •  ここが平地にある日本一低い中央分水界。<br /><br /> 西宮から石生迄もバイクで70km。

     ここが平地にある日本一低い中央分水界。

     西宮から石生迄もバイクで70km。

  •  公園内にある「水分かれ」<br /><br /> 右へ行くと日本海へ。<br /><br />

     公園内にある「水分かれ」

     右へ行くと日本海へ。

  •  真っすぐ行くと太平洋へ。

     真っすぐ行くと太平洋へ。

  •  平地にある谷中中央分水界。

     平地にある谷中中央分水界。

  •  周回してきた山々を一望。<br /><br /> 石生の水分かれを取り囲むような向山連山。

     周回してきた山々を一望。

     石生の水分かれを取り囲むような向山連山。

  •  公園駐車場に案内看板あり。<br /><br /> 標識とテープがこれでもかというくらいあり迷いようがないはずだが、途中二度間違いかけたドラゴンであった。大岩の周りをグールグル、三回廻って何とか復帰。<br /><br /> ヤマップのお陰で九死に一生。

     公園駐車場に案内看板あり。

     標識とテープがこれでもかというくらいあり迷いようがないはずだが、途中二度間違いかけたドラゴンであった。大岩の周りをグールグル、三回廻って何とか復帰。

     ヤマップのお陰で九死に一生。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ナビゲーターMさん 2023/04/05 18:01:39
    丹波石生の投稿拝見しました。
    もう10年くらい前に行ったのを思い出しています。
    コシアブラの新芽を持ち帰って天ぷらで食べた記憶とか、薄黄色のツツジがきれいに咲いていたころでした。石生の地元で活動している山ガールにメールで詳細を教えていただき訪れたと記憶しています。ドラゴンさんみたいに自由に移動できるのはうらやましい限りです。これからも珍しい所を紹介してください。
  • かなんさん 2022/12/14 23:36:53
    ご無沙汰しておりますm(_ _)m
    ひさびさにフォートラ開いて拝見したのですが、
    ドラゴンさんのツッコミが相変わらず面白くて
    お元気そうで何よりです~(*^^*)

    2枚目の標識は充実しているで吹き出しました(笑)

    またちょくちょく過去の旅行記も拝見させてください♪

    かなん

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