2024/02/05 - 2024/02/05
39位(同エリア1253件中)
BTSさん
ご覧いただきありがとうございます。
かつて青春18きっぷで取材していた時は、その日のうちに全線乗り通して(完乗)いましたが、今回は身延線と小海線沿線で一泊しながらグルメと温泉を楽しみたいと思います。
<行程>
□初 日 東海道線・身延線【泊:山梨県 身延町】
■二日目 身延線・中央東線・小海線【泊:長野県 南牧村】
□三日目 小海線・しなの鉄道・草軽交通・吾妻線
2日目前半は、「身延山 久遠寺(くおんじ)」を早朝参拝してから甲府へ向かいます。ランチは甲府駅ビル・CELEOにある「そば ほうとう 郷土料理 信玄」で郷土料理「おざら」と特産品「鮑の煮貝」を使った「鮑の煮貝ごはん」をいただきます。もちろん昼飲みもあります。(笑)
※表紙…おざら・鮑の煮貝ごはん(甲府駅:そば ほうとう 信玄)
<関連旅行記>
■[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 初日:前編] 静岡名物「みしまコロッケ・わさびごはん」と山梨ブランド豚「富士桜ポーク(ステーキベーコン丼)」
https://4travel.jp/travelogue/11972919
■[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 初日:後編] 秘湯・美肌の湯「奈良田温泉 女帝の湯」と山梨B級グルメ「鳥もつ煮」・絶品!「さくら丼」
https://4travel.jp/travelogue/11973132
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。
今朝は5時に起床しました。
天気は「曇りのち雪」の予報となっています。(気温:氷点下2.4℃)聖地の宿ビジネスホテルみのぶイン 宿・ホテル
-
天気予報をチェック!
お昼ごろから雪が降り始め、夕方以降は大雪になりそうです。今日は気象情報と運行情報から目が離せない一日になりそうです。最悪、JR中央本線(中央東線)・小海線が運休した場合は甲府駅からタクシーで今宵の宿へ向かうことをこの時点で決意しました。 -
早朝の富士川を一枚。
見た感じ雪雲はまだ発生していないようです。 -
閑散とした身延駅を一枚。
身延駅 駅
-
これから山梨交通(国際興業グループ)で「身延山 久遠寺」へ向かいます。(初バス)
-
私を含め乗客は4名です。
指定席「最後部」に座ります。 -
6:40 身延駅を発車しました。
富士川を渡ります。(画像は下流側) -
身延山線は、1時間に1~3便の運行です。
-
身延山「総門(聖域への入口となる門)」を通過します。
-
6:52 身延山に着きました。(身延駅から12分)滞在時間は43分です。
-
早朝(7時)の参道(門内商店街)を歩きます。
さすがに観光客は私だけです。
・門内商店街
<身延町HP>
https://www.town.minobu.lg.jp/kanko/annai/syouten.html
<みのラブ:身延町観光情報>
https://www.minolove.jp/soshiki/1/102048.html -
イチオシ
門内商店街を歩いていると路地(日朝通り)を発見。
門前町というよりも温泉街のような佇まいを醸し出しています。 -
バス停から歩くこと約300m、三門に着きました。
■三門
間口23m、奥行き9m、高さ21m、総ケヤキ造りの門は、京都の南禅寺、東福寺と並んで「日本三大三門」の一つに数えられています。初代の門は1642年(寛永19)に建立されましたが、焼失したため1907年(明治40)に再建されました。 -
三門で一枚。
当初は自画撮りしてバス停へ戻るつもりでした。
しかし… ※次のコマを参照 -
神様が呼んでいるのでしょうか~
いつの間にか三門を潜り本堂へ通ずる石段(菩提梯:ぼだいてい)まで来てしまいました。見る限り私の体力では無理そうな感じ~(汗)しかし…何かの縁、気合と根性で石段を上がります。石段の他に男坂・女坂と舗装された道路もあります。 ※バスの発車時刻時まで35分
■菩提梯(ぼだいてい)
1632年(寛永9年)起工。
三門から本堂へと続く287段の石段。登り切れば涅槃(ねはん)に達するという意味の梯は、南無妙法蓮華経の7字になぞらえ、7区画に分けられています。
※涅槃(ねはん)
すべての煩悩の火が吹き消された状態、すなわち安らぎ、悟りの境地のことを指します。 -
ハぁ~ハぁ~
時計を睨みながら何回か休みましたが、10分ほどで「287段」を上がり切りました。不思議と…石段を歩いているときは「無」になっていましたね~ ※バスの発車時刻まで25分
※信者の方は題目を唱えながら石段を上がって行くそうです。 -
ゴ~ル!
久々に達成感を味わったような感じです。 -
イチオシ
旅の安全を祈願します。
■久遠寺(くおんじ)
1281年(弘安4年)創建。
日蓮聖人によって開かれたお寺で日蓮宗の総本山。
・身延山 久遠寺
https://www.kuonji.jp/ -
ただ今の時刻は7時10分。
私以外に参拝する方は誰もいません。
どこからかお経を唱えているのが聞こえます。身も心も引き締まる思いです。 -
本堂斜向かいには五重塔があります。
■五重塔
2009年(平成21)、1875年(明治8年)の大火による焼失より134年ぶりによみがえった五重塔。木材は全て国産を使用し、設計から工法にいたるまで400年前に建てられた元和の塔を復元・再建しました。 -
参拝が終わりバス停へ向かいます。
途中、身延山ロープウェイの乗り場が見えます。
■身延山ロープウェイ
1963年(昭和38)竣工。
計画当初はケーブルカーでしたが、地盤が弱いためロープウェイで開業しました。
・全 長 1665m
・高低差 763m(関東一)
・時 間 7分
・身延山ロープウェイ
https://www.minobusanropeway.co.jp/ -
イチオシ
古めかしい石段や山門と梅のコラボが良い感じです。ここは宿坊のようです。(本地院・本行坊)
・本地院・本行坊
http://hongyobo.jp/ -
■大イチョウ
推定樹齢400年。
この大木から採れたギンナンを練り込んだ護符(ごふ)があるそうです。
※護符(ごふ)
神仏の名や形像、種子?、真言などを記した札。身につけたり壁にはったりして神仏の加護や除災を願う。 -
西谷参道にはいくつもの宿坊(※)があります。
※宿坊
主に仏教寺院や神社などで僧侶や氏子、講、参拝者のために作られた宿泊施設。 -
あっ!
小鹿(画像上)を発見、小鹿の後ろを母鹿(画像下)が付いてきています。早速の御利益でしょうか~(笑) -
発車時刻の5分前に着きました~ギリギリセーフ!
-
路線バス(手前:身延駅行)と高速バス(奥:バスタ新宿行)のツーショットを一枚。高速バスには僧侶が一名乗車しました。
7:35 身延山を発車しました。(数名が乗車) -
7:47 身延駅に着きました。
この後、ホテルでお待ちかねの朝食です。 -
■ホテル内の食事処
早朝から身体を酷使したのでお腹がペコペコです。聖地の宿ビジネスホテルみのぶイン 宿・ホテル
-
イチオシ
誰も居ないので気兼ねなくゆっくりいただけます。
干物と納豆があるのは最高ですね~これぞ ザ・朝食です。
おやっ!
ごはん茶碗の後ろに隠れているのは… ※次のコマを参照 -
まぐろの刺身ではありませんか~
ご飯も良いけど日本酒が飲みたくなりますね~でも、ランチまで我慢します。(笑)
【参考】
山梨県は海がないのに寿司店の数が人口比で日本一です。そして鮪の消費量もトップクラスです。まさか朝食で山梨の食文化を感じることができるとは…嬉しいですね。(みのぶインに脱帽)
【人口10万人あたりの店舗数ランキング】※数値は2016年
・1位 山梨県(29.52軒)
・2位 石川県(28.24軒)
・3位 東京都(24.42軒)
・4位 富山県(21.87軒)
・5位 静岡県(21.72軒)
※回転寿司は含みますが、持ち帰りや宅配の専門店は含まず。 -
チェックアウトを済ませ駅に来ました。
-
萌えキャラ、JR東海 東海道新幹線 公認キャラクター「東海なな」だそうです。初めて知りました。
身延駅 駅
-
身延線の運行計画を確認します。
昨日と変わっていません。とりあえず甲府までのルートは確保しました。 -
身延線を乗るたびに気になっていた身延駅の立ち食い蕎麦、いつの間にか閉店していました。(残念)
■(旧)富陽軒 身延駅店
地元の食堂「玉屋」が出店していましたが閉店、富陽軒(静岡県・富士市)が引き継ぎ2016年(平成28)にオープン、2022年頃に閉店したようです。 -
■身延駅
・1920年(大正9) 開業。
・1980年(昭和55)駅舎改築。
・1999年(平成11)関東の駅百選に選定。 -
普通列車で移動したいところですが、身延山 久遠寺の早朝参拝、この後の行程を勘案すると特急「ふじかわ1号」を利用しなければなりません。
と言うことで、身延駅から「特急ふじかわ1号」に乗り、次の取材地「南甲府駅」へ向かいます。 -
昨夜お世話になった「ビジネスホテル・みのぶイン」を一枚。私が泊まった部屋は線路側(赤枠)でした。いわゆる「トレインビュー」です。お世話になりました。
-
駅構内は単式ホームと島式ホームの2面3線と留置線が数線あります。
本来であれば甲府発「特急ふじかわ4号・静岡行」が行き違いのため1番線(駅舎があるホーム)に停車しているはずですが、停車していません。もしかすると計画運休を繰り上げ、運転を取りやめた可能性があります。せっかくのツーショットを撮影しようと思っていたのに…残念です。 -
9:38 特急ふじかわ1号・甲府行[373系:3両編成]が到着します。
-
私の好きな373系。
丸みを帯びたフォルムが良いですね~
■373系
1995年(平成7) ~ 1996年(平成8)に14編成42両を製造。
特急「ふじかわ(身延線)」・特急「伊那路(飯田線)」・ホームライナー「静岡」・「浜松」・「沼津」と一部の普通列車に運用されています。 -
9:39 身延駅を発車しました。
後で知ったのですが、当初は計画運休に含まれていなかった1本後の特急「ふじかわ3号・甲府行(身延 11:09発)」も『追加運休』となり、私が乗っている「ふじかわ1号・甲府行」が本日の最終特急になりました。セーフ!ここでも身延山の御利益が…(笑) -
南甲府駅で取材してから甲府駅でランチします。
身延駅から甲府駅までは44.9kmです。 -
■下部温泉駅
昨夜は駅前の「丸一食堂」で宴をしました。
人気メニュー「さくら丼」は絶品でした。※次のコマを参照下部温泉駅 駅
-
★思い出の一枚[2024.2.3撮影]
・さくら丼(下部温泉駅前:丸一食堂)
山梨県産の馬刺しをごま油と生姜醤油で味付けしてあります。この味付けが絶妙すぎて、ペロッと食べてしまいました。 -
この周辺(六郷地区)は印章(ハンコ)生産が盛んで、駅前にはハンコの石碑が建てられています。いつか取材したいですね。
■甲斐岩間駅
・1927年(昭和2) 開業。
・1999年(平成11)無人駅化。
・2001年(平成13)2代目駅舎竣工。甲斐岩間駅 駅
-
いつも、この駅名を読むとき噛み噛みになります。
「かじか・ざわぐち」と区切って読めば良いのですが、なぜか「かじさ・かわぐち」になってしまいます。どうしようもない私です。(笑)
当駅でローカル(山間)区間が終わり、これより甲府盆地が広がります。
■鰍沢口駅
・1927年(昭和2) 鰍沢黒沢駅として開業。
・1938年(昭和13)鰍沢口駅に改称。
・2012年(平成24)無人駅化。鰍沢口駅 駅
-
鰍沢口(かじかざわぐち)駅を発車すると急に甲府盆地が広がります。遠くの山並を見ると雪雲がかかっていますね~間もなく平地でも雪が降りそうな感じです。
-
間もなく南甲府駅です。
雪が降り始めました~ -
10:25 南甲府駅に着きました。(身延駅から46分)※滞在時間は43分
南甲府駅 駅
-
恒例儀式!
列車を見送ります。 -
イチオシ
側線(留置線)に留置されている373系を一枚。(カッコいいですね~)
-
構内踏切からホームを一枚。
広い構内は、かつて貨物駅も兼ねており、身延線で最も取扱量が多い駅でした。現在は車両(列車)の留置線となっています。 -
南甲府駅には「みどりの窓口」があります。
南甲府駅は「JR東海」、甲府駅は「JR東日本」の管轄となっているため、当駅ではJR東日本単独で発売している企画乗車券や「えきねっと」で予約した指定席券の発券は取り扱っていません。
逆に甲府駅ではJR東海単独で発売している企画乗車券や「エクスプレス予約」、JR西日本「e5489」、特急ロマンスカーふじさん号(小田急線乗入れ)の特急券は取り扱っていません。
同じ甲府市内にある駅でも会社が違うと取り扱う切符が変わります。ただし「ふじかわ早得きっぷ」は、甲府駅でも取り扱いをしています。※区間限定(甲府 → 静岡・静岡 → 甲府) -
南甲府駅で途中下車したのは、立派な駅舎を取材するためです。
-
イチオシ
立派な駅舎ですね~
駅舎は1928年(昭和3)に建てられたものです。ターミナル駅ではありませんが、これには訳があります。
身延線は「富士身延鉄道(私鉄)」が開業させました。その本社が南甲府駅でした。いわゆる駅&本社を兼ねた駅舎となっています。以前から気になっていた駅でしたが、今取材で、やっと目的を達成できました。
■南甲府駅
・1928年(昭和3) 甲府南口駅として開業。
・1938年(昭和13)富士身延鉄道を鉄道省(国鉄の前身)が借り上げ。同時に南甲府駅に改称。
・1941年(昭和16)国有化、鉄道省身延線の駅となる。
・2001年(平成13)貨物取扱廃止。 -
先ほどお世話になった「特急ふじかわ1号」が甲府駅から回送で戻って来ました。本来は折返し「特急ふじかわ6号・静岡行」となるはずですが、計画運休のため南甲府駅で明日まで留置するようです。※勝手な推測です
-
11:04 甲府行が到着します。(313系も私の好きな車両です)
当駅で行き違いのため4分間停車します。
11:08 南甲府駅を発車しました。
■313系
1999年(平成11) ~ 2014年(平成26)に529両を製造。線区によって6・4・3・2両編成で運用しています。 -
11:17 甲府駅に着きました。(南甲府駅から9分)※滞在時間は1時間50分
甲府駅 駅
-
短距離ではありますが、お世話になった313系を一枚。
-
身延線(JR東海)のホームから中央本線(JR東日本)のホームを歩きながら改札口へ向かいます。
1番線には旅客の降車が終わり留置線へ引上げるために停車している特急「かいじ11号[E353系]」を一枚。 -
甲府駅南口を一枚。
-
イチオシ
甲府へ来たら武田信玄公にご挨拶をしないと…
■武田信玄
・1521年(大永元年)生まれ。
・1573年(元亀4年)死没。
上杉謙信との川中島の合戦があまりにも有名ですが、政治家としても優れた手腕を発揮しています。今でも郷土を代表する英雄となっています。 -
さて…そろそろランチタイムとします。
-
お邪魔するのは、甲府駅ビル・CELEO5階にある「そば ほうとう 郷土料理 信玄」です。ちなみに信玄餅で有名な「桔梗屋」が出店しています。
・そば ほうとう 郷土料理 信玄
<ホームページ>
https://kikyouya.co.jp/group/
<食べログ>
https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19009919/ -
人気店のため店内は地元客・観光客で賑わっています。
メニュー ①
酒のアテは何にしましょうかね~
甲州名物がズラリと並んでいるので悩みます。 -
■野沢漬け(当時価格 400円)
まさか野沢菜漬けがあるとは…信州人の私にとって嬉しいですね。(信州人は野沢菜漬けが大好きです)
調べてみると、山梨県内でも野沢菜を栽培しており、信州同様に漬物文化があるようです。※旅行記作成時に知りました(汗) -
シャキシャキ感が堪らないですね~
信州の食習慣(食文化)なのか、それともBTS家の食習慣(食文化)なのかは分かりませんが、私は野沢菜漬けには、たっぷり醤油をかけます。欲を言えば「味の素」があると更に良いのですが…野沢菜・醤油・味の素の三重奏が私をハッピーにしてくれます。(笑) -
■鳥もつ煮(当時価格 600円)
昨夜、下部温泉でいただきましたが、今日も注文してしまいました。(笑)濃厚なタレはアルコールに合うんです。
■(甲州)鳥もつ煮
1950年(昭和25)頃に「鳥のもつが捨てられていてもったいない。なにか安くて美味しいものができないものか」と甲府駅近くにある「奥藤本店(2015年に取材)」で考案したもので、それが評判となって他の飲食店に広がっていき、甲府の特徴的な食文化のひとつとなりました。 -
熱燗(日本酒)を飲みたいところですが、先があるので、ここは我慢してハイボールをいただきます。
-
宴もたけなわではありますが、そろそろ〆の食事をしたいと思います。
メニュー ②
注文するのは決めてありますが、メニューを見てしまうとアレもこれも食べたくなりますね。(笑) -
メニュー ③
今回は、この中から「おざら 鮑の煮貝ごはんセット」を注文します。 -
メニュー ④
今回は注文しませんが、老舗「桔梗屋」ならではの甘味メニューが勢揃い。過去に信玄餅が添えられた「桔梗信玄ソフト」をいただいたことがあります。当時は期間限定発売でした。[2015.3.17撮影]
<関連旅行記>
■富士山の山麓をぐるりんっぱ!(B級グルメを巡る日帰り旅)前編
https://4travel.jp/travelogue/10991906 -
イチオシ
来ましたよ~
郷土料理「おざら」と名産品「鮑の煮貝」を使った炊き込みご飯。
■おざら 鮑の煮貝ごはんセット(当時価格 1200円)
【おざら】
古くから伝わる、山梨県を代表する郷土料理の一つで、冷やした麺(ほうとうの麺を使用)を温かい醤油ベースの汁に入れていただきます。夏場は気温が上昇する甲府盆地、夏バテ防止として食べられています。
【鮑の煮貝】
諸説ありますが、駿河湾で獲れたアワビを加工し、醤油漬けにして木の樽に入れ、馬の背に乗せて甲斐に運んだところ、馬の体温と振動によって醤油がアワビに程良く染み込んで、甲府(甲府市)に着く頃にはちょうど良い味に仕上がったと言われています。 -
具だくさんの汁。
大根・タマネギ・人参などが入っています。 -
今取材の計画時に知った「おざら」。
少し甘めで濃い目の汁に付けていただきます。
野菜の旨味が汁に出ていて喉越しの良いうどんとの相性は抜群です。コシはそれほど強くありません。夏バテ防止(盆地のため夏場は猛暑)に食べる山梨県民の気持ちが分かったような気がします。ウマすぎてペロッと完食しました。 -
見え隠れする「鮑の煮貝」。
柔らかい鮑と上品な味わいの煮汁がご飯とよく絡みます。ただ、酒を飲んでいるので少し塩味が足らないかな~そこで考えたのが、あるものとコラボしていただきます。それは…次のコマを参照。 -
イチオシ
ジャジャジャジャーン!
野沢菜を巻いていただくと…塩味が増し、私の思った通りの味になりました。これはウマすぎです。甲斐国(鮑の煮貝:山梨県の名産品)と信濃国(野沢菜漬け:長野県の郷土料理)の豪華な隣接コラボは、孤独のグルメ・井之頭五郎になった気分です。(笑) -
食べ終わる頃に大きな煮貝が…嬉しいじゃありませんか。(ラッキーな気分です)
美味しかった!ご馳走さまでした。
今取材では山梨ぐるめを色々と堪能させていただきました。次回、取材するときは他の郷土料理なのどを調べてお邪魔したいと思います。 -
甲府駅に来ました。
今のところ、若干の遅れはあるものの運休は無さそうです。 -
辺り一面、白くなっていますね。(気温:0.5℃)
この列車に乗り小淵沢へ向かいます。
次回は白銀の中を走る中央本線(中央東線)と小海線の車窓をご紹介いたします。
ご覧いただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 毛利慎太朗さん 2025/06/03 18:08:31
- 聖地の旅と宴
- BTSさん、こんにちは。
今回も興味深く拝見しました。
日蓮宗の本山である「身延山」、いやあ、代々曹洞宗の私でも神々しいというか、聖地感ありますねえ~。
五重の塔は再建物とはいえ、京都、奈良にひけをとらない荘厳さですね。
宮大工さんの技術継承とかも兼ねてるんでしょうね…それは大事だ。
それにひけをとらない建造物として気になったのは「南甲府駅」…左右対称で、モダン的な駅舎で、小樽や上野を思い出しました。
身延線も私鉄買収路線なんですね、仙石線みたい。
それと、山梨交通のバスが微妙につぼります。
岩手県交通で活躍してるのと、路線バス(緑)と高速バス(青)に使われてる車両がお馴染みのやつで、一関営業所にたむろしてるなあ…などと。
ま、岩手県交通も元国際興業でしたからね。
お昼の宴も山梨をふんだんに感じる内容でいいですねえ~、私もとりもつ煮でハイボールをやりたい気分です。
おざら、が気になりましたかね。
けんちんうどんみたいで、豚汁とか、けんちん汁が好きな私の心を鷲掴みされたような。
冬ならなおさら温まりますよね、こういうの。
毛利しんたろう
- BTSさん からの返信 2025/06/04 07:59:44
- RE: 聖地の旅と宴
- 毛利さまへ
おはようございます。
いつもご覧いただきありがとうございます。
私は特に拘りの宗教はないのですが、身延山の三門に着くと、いつの間にか石段の下に居ました。ここまで神が導いてくれたのでしょう。287段の石段を体に鞭打って昇りました。(汗)
石段を昇ると別世界が待っていました。五重塔や本堂は京都を連想させる感じで、遠くから聞こえるお経は身も心も引き締まる思いでした。早朝参拝して良かったです。
身延線を乗るたびに「いつか南甲府駅の駅舎を取材したい」と思っていました。やっと今取材で実現しました。
身延線は富士身延鉄道が開業させ、本社は南甲府駅(当時は甲府南口駅)に建てました。当時、一私鉄としては立派な駅舎ではないでしょうか。2028年(令和10)に100歳を迎えます。頑丈な造りなので、しばらくはこの駅舎が残ることでしょう。
岩手県交通も山梨交通と同じく国際興業グループですね。かつて宮古駅から乗ったことがあります。岩手県交通は県南バスや中央バスなどが合併し誕生しましたが、労使紛争が絶えないバス会社だったようですね。一時、国際興業が撤退し、1985年(昭和60)に再び国際興業の傘下となりました。
山梨県郷土料理「おざら」は取材計画時に知りました。個人的には「ほうとう」は、汁はカボチャで甘くなってしまうので好んで注文はしません。(カボチャは好きですよ~)少し甘めの濃い汁につけていただく「おざら」は猛暑の夏にはピッタリな「つけ麺」ではないかと思います。今度は真夏に食べたいですね。毛利さまも山梨へお出かけされましたら、食べてみてください。
BTS
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