2023/07/20 - 2023/07/20
15位(同エリア134件中)
BTSさん
ご覧いただきありがとうございます。
私の大好きな「会津地方(福島県)」。第二の故郷と言っても過言ではありません。今回は11年ぶりに全線運転再開したJR只見線をメインに、あまり知られていない蕎麦など、会津地方のグルメを取材します。
<行程>
□初 日 JR只見線【泊:只見町】
□二日目 南会津町・喜多方【泊:会津若松市】
■三日目 柳津町(河沼郡)・山都町(喜多方市)
最終日(3日目)前半は、会津地方の郷土玩具「赤べこ」発祥の地「柳津町(やないづまち:福島県 河沼郡)」と玄そば(殻付そばの実)を雪室で熟成させてから打つ「山都そば(喜多方市 山都町)」を取材します。※山都…やまと
※表紙…山都そば(雪室そば)そば伝承館
<関連旅行記>
■[会津ぐるめ 初日:前編] 秘境の連続「野岩鉄道」・のどかな「会津鉄道」と地元に愛される美好食堂(只見町)「ミソラーメン」
https://4travel.jp/travelogue/11948149
■[会津ぐるめ 初日:後編]11年ぶりに全線開通した「JR只見線」と駅前旅館「只見荘」
https://4travel.jp/travelogue/11949006
■[会津ぐるめ 2日目:前編] 南会津を満喫!幻想的な「只見川」と初夢で掘り当てた温泉「夢の湯」・風呂上がりの一杯「三保屋食堂」
https://4travel.jp/travelogue/11953523
■[会津ぐるめ 2日目:後編] 会津鉄道の車窓(会津田島 ~ 会津若松)と日本三大馬刺しの一つ会津で馬(桜)肉料理を食す!
https://4travel.jp/travelogue/11957594
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。
今朝は4時に起床しました。(画像は5時30分に撮影)
天気は曇りのち晴れ、最高気温は30℃の予報です。 -
朝食は前日に会津若松駅構内で購入した「福豆屋の牛めし」です。福豆屋は郡山駅の超人気駅弁「海苔のりべん」を製造販売している駅弁屋です。
・福豆屋
<ホームページ>
http://www.fukumameya.co.jp/index.html
<食べログ>
https://tabelog.com/fukushima/A0702/A070201/7001758/ -
ハズレのない牛めし!
冷めても柔らかい牛肉は濃いめの味付けでご飯との相性は言うまでもありません。またピリ辛の「きんぴらごぼう(一つ前のコマを参照)」と牛肉の相性も良いですね~ -
ただ今の時刻は5時36分。
早朝のため駅前は閑散としています。
今日(2023年7月20日)から「青春18きっぷ(夏)」の利用開始日なので「会津 席取りの戦い」を想定し早めに駅に来ました。会津若松駅 駅
-
赤べこちゃん、おはよ♪
今日はね…只見線に乗って赤べこちゃんの故郷「柳津(やないづ)」へ行くんだよ~どんな町なのか取材してくるね! -
「ゆったり会津 東武フリーパス 喜多方」は、JR只見線「会津若松 ~ 西若松駅間」を利用できるので、えきねっとで別途「西若松 ~ 会津柳津駅間(590円)」を購入してあります。参考までに会津若松駅から会津柳津駅まで通しで購入すると680円です。
-
跨線橋から一枚。
私が乗るのは左側の1両の列車[キハE120形]です。既にホームには4人が並んでいます。この状況を確認したことで「会津 席取りの戦い」は消滅しました。(めでたし、めでたし…) -
二人用ボックス席をキープしてから撮影します。
-
ご年配の男性2名(18キッパーと思われます)は、着席すると朝宴を始めました。私も仲間に入れてもらいたいところです。(笑)※18キッパー:青春18きっぷユーザー
-
6:08 会津若松駅を発車しました。
-
「18キッパー(青春18きっぷユーザー)」の少なさに驚きです。(想定外でした)
-
まずは会津若松駅から会津柳津駅(33.3.km)へ、その後は会津若松駅経由で磐越西線・山都(59.8km)駅へ向かいます。
ルートマップをご覧いただくと分かりますが、会津柳津駅から山都駅までの直線距離は12kmです。会津柳津 ~ 会津坂下(会津バス坂下営業所)間は路線バスを運行していますが、残念ながら会津坂下(会津バス坂下営業所) ~ 山都間は路線バスの運行は無いため鉄道で遠回りしなければなりません。※参考までに会津バスは会津坂下駅構内には入りません。 -
■西若松駅
会津鉄道のホームには当駅始発・会津若松行(6:24発)が停車しています。(旅行記作成時に知りました)西若松駅 駅
-
イチオシ
■西若松 ~ 会津本郷駅間
阿賀川(新潟県内は阿賀野川)の上流を一枚。
このゆったり感が何とも言えません。 -
イチオシ
JR只見線(福島県内)では2つの車窓を楽しめます。
■会津若松 ~ 会津坂下(ばんげ)駅間
会津盆地に広がる田園風景。
■会津坂下 ~ 只見駅間
秘境や長閑な山村風景。 -
6:42 会津坂下(ばんげ)駅に着きました。(会津若松駅から34分)
当駅で上り列車との行き違いのため5分間停車します。
私が乗車している列車は数年前まで2両編成で西若松駅以降の各駅で高校生たちが乗車してきましたが今は殆どありませんでした。(まだ夏休みではないと思われます)
調べてみると、会津坂下駅には2校ありましたが、取材前年に1校が統合により移転したため当駅で下車する高校生が少なくなりました。また会津川口駅にある川口高校の遠距離通学が減少したため「1両運用」となっていると思われます。かつては通学列車として賑やかでした。この数年でガラッと変わるとは思いませんでした。
■会津坂下駅
・1926年(大正15)開業。会津坂下駅 駅
-
上り列車(会津若松行)が到着しました。上り列車は学生さんたちで車内は混雑しています。
-
上り列車が発車しました。
-
6:47 会津坂下駅を発車しました。
これより山岳(秘境)区間に入ります。数年前まで運用していた国鉄キハ40系は、会津坂下駅を発車すると急に加速が悪くなりエンジンを唸らせていました。(懐かしい思い出です) -
イチオシ
景色が一変。
のどかな山村風景を眺めます。 -
まもなく会津柳津(やないづ)駅です。
ワンマン運転のため最前部のドアまで移動しました。かつては行き違いができる2面2線でしたが、現在は1面1線となっています。※1993年(平成5) に交換設備を撤去。 -
7:04 会津柳津駅に着きました。(会津若松駅から56分)
下車したのは私だけです。滞在時間は56分です。会津柳津駅 駅
-
恒例儀式!
無事に小出駅(新潟県)に着くことを願って見送ります。 -
イチオシ
立派な駅舎なのですが…無人駅のため温かみがありません。
■会津柳津駅
・1928年(昭和3) 開業。
・1993年(平成5) 交換設備を撤去、同時に無人化。
・2023年(令和5) 駅舎をJR東日本より柳津町へ無償譲渡。
・2024年(令和6) 柳津町によって駅舎を改修。「柳津町会津柳津駅舎情報発信交流施設」としてオープン。 -
取材3ヶ前にJ柳津町はR東日本より駅舎の無償譲渡を受け、観光の拠点としてアピールしています。
-
駅舎内に設置してある「ウェルカム インバウンドボード(勝手に命名)」を見ると台湾からの旅行者が多いですね。(台湾枠が大きいこと…)その他にノルウェー・イギリス・ニュージーランドからも来ています。柳津町では台湾からの旅行者に対する「おもてなし研修」を実施しているそうです。
-
ご当地ポスト。
赤べこちゃんは外国語が話せるのかな~(笑) -
改装されていますが、開業当初の駅舎と思われます。取材翌年には更に改装されています。(改装後の駅舎は下記のサイトを参照)
・会津やないづ[柳津観光協会]
https://aizu-yanaizu.com/sightseeing/sightseeing-2577/ -
今取材3回目の蒸気機関車です。
■C11型244号機
C11型蒸気機関車は1932年(昭和7) ~ 1947年(昭和22)に381両を製造。244号機は1943年(昭和18)に製造。
・1943年(昭和18)大館機関区。
・1955年(昭和30)秋田機関区。
・1967年(昭和42)青森機関区。
・1969年(昭和44)会津若松運転区。
・1973年(昭和48)廃車。
・1974年(昭和49)会津柳津駅に静態保存。 -
巨大赤べこを一枚。(笑)
■会津の郷土玩具「赤べこ」の由来 <諸説 ①>
古くから日本では赤い色は病魔を払うと言われていました。赤べこの黒い斑点は「疱瘡(ほうそう)」(天然痘)を現すとされ、平安時代に疱瘡が流行した際、赤い牛が疫病を払ったという言い伝えから、幼い子どもたちを守るために身代わりに赤べこを作ったという説があります。※諸説 ②は8コマ先を参照 -
駅前通りを歩きます。
-
駅から歩くこと650m、只見川に架かる柳津瑞光寺橋(国道252号線)に来ました。
-
柳津瑞光寺橋から上流を一枚。
のどかな風景です。この付近だけ川幅が広くなっています。 -
イチオシ
柳津瑞光寺橋から下流を一枚。
柳津町の中心地を眺めます。この後、只見川沿いの赤い遊歩道(画像右下)を歩きます。 -
ウグイの餌を売っています。(珍しいかも…)
ここ柳津町は「ウグイの生息地(魚淵:うおぶち)」として国の天然記念物に指定されています。※淵…川の深いところ ※2コマ先を参照 -
遊歩道から先ほど歩いた柳津瑞光寺橋(国道252号線)を一枚。
-
■『魚淵』の伝説
この近くにある圓藏寺の御神木で、ご本尊となる福満虚空藏菩薩を彫り、その木くずを川に投じたところ、それが魚と化したと言われています。
慶長十六年(1611年)会津領主・蒲生秀行が、この伝説に疑いをもち毒を流したところ、魚淵の魚は一匹も死にませんでした。
その年の八月には大地震が発生。さらに翌年には秀行逝去があり霊魚として人々の信ずる度が益々強くなったそうです。 -
イチオシ
■福満虚空蔵菩薩 霊厳山圓藏寺
大同二年(807年)法相宗徳一大師によって開創。(現在の寺は1617年に建立)このお寺にも赤べこ発祥の伝説があります。
■会津の郷土玩具「赤べこ」の由来 <諸説 ②>
虚空藏堂(本堂)を建てるために黒毛の牛が大材を運んでいましたが、巌上に運ぶのに大変困っていたそうです。そこへ力強そうな赤毛の牛の群れが突如現れ、大材運搬に苦労していた黒毛の牛を助け、見事虚空藏堂を建てることができました。(1617年完成)その赤毛の牛たちに感謝と労いを込めて「撫牛」を建立、「赤べこ」と呼び、忍耐・力強さ・福を運ぶ「赤べこ」として多くの人々に親しまれるようになりました。めでたし、めでたし。 -
ただ今の時刻は7時30分。
商店や飲食店がある柳津町のメイン通り(赤べこ通り)を歩いています。さすがにこの時間帯なので人通りはありません。一つ気になったのは歩道の色です。やはり赤べこ発祥地なので赤くしたのでしょうか~(謎) -
そろそろ時間なので駅へ向かいます。
柳津町の中心部に「柳津温泉」があるので赤べこ通りは観光客用のお土産屋と地元民が買い物する商店が混在します。個人的には面白い町並みと思います。
■柳津温泉
7軒の宿泊施設があります。
かつての源泉は、直線距離で10km先の山間にある西山温泉から引いていました。1987年(昭和62)に、地元の圓藏寺駐車場近く(これより150m先)でボーリングをしたところ温泉が湧き出し現在に至ります。 -
柳津町の中心部から歩くこと850m、会津柳津駅に着きました。
会津柳津駅 駅
-
7:59 会津若松行が到着します。
ホームには高校生が数名います。 -
次の取材は磐越西線・山都駅です。
「ゆったり会津 東武フリーパス 喜多方」は、「JR只見線・西若松 ~ JR磐越西線・喜多方駅間」を利用できるので、えきねっとで別途「会津柳津 ~ 西若松駅間 (590円)」と「喜多方 ~ 山都駅間(200円)」を購入してあります。参考までに、会津柳津駅から山都駅まで通しで購入すると1170円です。 -
8:17 会津坂下駅に着きました。
当駅で下り列車との行き違いのため6分間停車します。会津坂下駅 駅
-
かつての構内踏切を一枚。
構内踏切を移設したため旧構内踏切の階段はコンクリートで塞がれました。※次のコマを参照 -
★思い出の一枚[2015.9.3撮影]
下り列車(只見・小出方面)の乗客が構内踏切を渡り終えると駅員さんは上りホームの階段部分に鉄製の蓋をして段差をなくします。この超アナログの光景は会津坂下駅の風物詩でした。
<関連旅行記>
■18きっぷ⑧『第1回 乗り鉄強化月間 【2日目・前編】 秘境の中を走る只見線の旅』
https://4travel.jp/travelogue/11050779 -
下り列車(右:会津川口行)とのツーショット[左:キハE120形 右:キハ110系]を一枚。
8:23 会津坂下駅を発車しました。 -
何度眺めても飽きない会津盆地の田園風景!私の精神安定剤です。(笑)
-
8:58 会津若松駅に着きました。(会津柳津駅から58分)
会津若松駅 駅
-
イチオシ
この並びに興奮しますね~鼻血が出そうです!(笑)
・左 磐越西線[GV-E400系]非電化区間(会津若松 ~ 新津)
・中 只 見 線 [キハE120形]
・右 会津鉄道[AT500形・550形]※開業当初のリバイバルカラー -
乗換え時間は50分あります。
メインホーム1番線(改札口に一番近いホーム)にある喫煙ルームで缶コーヒーを飲みながら一服タイムです。 -
発車まで40分ほどありますが、既にドアが開いているので車内でボーっとします。
-
磐越西線[GV-E400系]と会津鉄道[AT500形・550形]のツーショットを一枚。
■GV-E400系
2018 ~ 2021年製造。
GVとは、「Generating Vehicle(作り出す乗りもの)」の略で、ディーゼルエンジンの動力で発電した電力で主電動機(モーター)を駆動する電気式気動車です。電車同様に加減速性能と高速走行性能が優れており、今後JR東日本の主流気動車(電気式気動車)となりつつあります。 -
9:48 会津若松駅を発車しました。(車内は空いています)
会津若松駅から1km、磐越西線・郡山方面と分かれます。 -
快晴だと福島県のシンボル「磐梯山(1816m」)」の山頂部分を眺めることができます。(残念)
-
塩川駅に着きました。
塩川駅 駅
-
おや?
この時間帯は上り列車(会津若松行)の運行はないのに…遅れているのかな? -
■塩川駅[単式ホームと島式ホームの2面3線]
・1904年(明治37)開業。
・1991年(平成3) 駅舎併設の塩川ふれあい会館が完成。(簡易委託駅)
※取材翌年(2024年)から下り線側が整備されるようです。 -
会津盆地に広がる田園風景を一枚。(和みます)
-
喜多方駅に着きました。
昨夜は桜肉(馬肉)料理をいただくため下車しています。
<関連旅行記>
■[会津ぐるめ 2日目:後編] 会津鉄道の車窓(会津田島 ~ 会津若松)と日本三大馬刺しの一つ会津で馬(桜)肉料理を食す!
https://4travel.jp/travelogue/11957594 -
色々と撮影したいため最前部まで移動しました。
喜多方駅を発車します。
「出発進行!」 -
喜多方駅を発車して1.1km、阿賀川(新潟県内は阿賀野川)の支流・濁川を渡ります。
遥か彼方の山々は山形県(米沢市)との境となっています。画像はありませんが、更に左側には「飯豊連峰(最高峰:2128m)」が聳えています。 -
濁川を渡ると上り勾配が始まります。
会津盆地に別れを告げ山間部に入ります。 -
イチオシ
会津若松 ~ 山都駅間では、眼下に広がる会津盆地を眺めることができます。
-
まもなく撮り鉄スポット阿賀川(新潟県内は阿賀野川)の支流・一ノ戸川に架かる「一ノ戸川橋梁」を渡ります。
一ノ戸川橋梁 名所・史跡
-
※参考画像[Google ストリートビュー]
■一ノ戸川橋梁(山都の鉄橋)
橋長:445m 高さ:24m
・1908年(明治41)架橋。
・1910年(明治43)磐越西線・喜多方 ~ 山都駅間開業。
地元では「山都の鉄橋」と呼ばれています。
架線柱がないので鉄道ファンやカメラマンに非常に人気の高い橋梁です。私も地上から一度眺めてみたいですね。 -
一ノ戸川橋梁(上流側)からの眺めです。
チョッとタイミング(橋梁を渡り終える寸前)を失敗しました。もう少し手前(喜多方より)からだと天気の良い日は飯豊連峰を眺めることができます。※次のコマを参照 -
★思い出の一枚。[2021.5.28撮影]
一ノ戸川橋梁から上流側を一枚。
遠くには残雪の飯豊連峰を眺めることができます。(ヤッホー) -
まもなく山都(やまと)駅です。
-
10:22 山都駅に着きました。(会津若松駅から34分)滞在時間は1時間13分です。
山都駅 駅
-
恒例儀式!
無事に新津駅(新潟県)へ着くことを願って見送ります。 -
山都駅は初めて降ります。
■山都駅[単式ホームと島式ホームの2面3線]
・1910年(明治43)開業。
・1913年(大正2) 山都 ~ 野沢駅間が開業。
・1983年(昭和58)業務委託化。
・2001年(平成13)駅舎新築。 -
駅前通りを一枚。
かつて駅前には商店が数店舗あったようですが、現在は飲食店が一店舗あるだけです。 -
■ご当地マンホール[旧・山都町]
飯豊連峰をバックに町の木「イイデ杉」・町の花「シャクナゲ」・町の鳥「セキレイ」のデザイン。※2006年(平成18)に喜多方市と合併 -
阿賀川(新潟県内は阿賀野川)に架かる山都橋から下流側を一枚。
-
駅から歩くこと650m、「飯豊とそばの里センター」に着きました。
・飯豊とそばの里センター
http://www.sobanosato.jp/飯豊とそばの里センター そば伝承館 グルメ・レストラン
-
■そば資料館
山都そばを知ることの出来る資料館や山都の歴史・飯豊信仰などの資料を紹介しています。お土産コーナーもあり、山都町で採れる季節の野菜や山菜などの特産品をはじめ、近隣の地酒などを販売しています。また、そば打ち道具一式も販売しています。 -
山都そばは、そば伝承館(次のコマを参照)を含め28軒(2023年7月20日現在)で提供しています。
■山都そばの起源
元々は山都町 宮古地区で提供されていた「(まぼろしの)宮古そば」を昭和50年代に、町おこしの一環で「山都そば」として山都町内で提供を始めました。 -
本日のランチは、そば伝承館で「山都そば」をいただきます。
・そば伝承館
<ホームページ>
http://www.sobanosato.jp/tradition/
<食べログ>
https://tabelog.com/fukushima/A0706/A070601/7001077/ -
一番乗り!
内装は古民家風になっています。(落ち着きますね~) -
天丼がセットになった「山都そばAセット(1300円)」を注文しました。更科そばのように蕎麦が白っぽいですね。(美味しそう!)
■山都そば
季節により3種類の蕎麦を楽しめます。
① 新そば(10月~)
② 寒晒しそば(3月~)
厳冬期に「玄そば(殻付そばの実)」を10日間ほど清流に浸した後に寒風にさらして乾燥させてから製粉して打った蕎麦。江戸時代には将軍家への献上品にもなっていました。
③ 雪室そば(7月~)
山都町に積もった雪を利用した雪室で熟成させた玄ソバを使って夏に打つ蕎麦。※今回いただく蕎麦です。
■山都そばの特色
① 製粉歩溜まり70%以内。
製粉歩溜まりとは、原料のそばの実からどれだけの割合でそば粉を取り出せるかを示す指標。 歩留まりが高いほど、そばの外皮や胚芽部分も多く含まれるので蕎麦は黒っぽくなります。逆に低いと白っぽくなります。
② 十割蕎麦
つなぎ(小麦粉や山芋など)を一切使わずに、「湯ごね」と「水ごね」を併用してそば粉をこねます。 -
イチオシ
・まずは雪室そばを汁なしでいただきます。
ほんのり甘味と香りを感じるでしょうか、喉越しヨシ・コシもあり、日本三大そばの一つ戸隠そば(信州)を男性に例えるなら、山都そばは「女性」でしょうか。
・汁に付けていただきます。
汁は濃いめで甘さ控えめ、喉越しが更に良くなります。雪室そばとの相性は言うまでもありません。(汁を持ち帰りしたいです)
天丼は、エビ・マイタケ・シソ・サツマイモが入っています。エビ以外は地のものを使っていることでしょう。こちらも美味しくいただきました。
ご馳走さまでした。 -
全ての取材を終え会津若松へ戻ります。
-
ラッキー!
私の好きなキハ110系[通称:抹茶ミルク]が到着します。この取材の〆に相応しいですね。
次回は最終回です。(4月上旬までには公開できると思います)ご覧いただきありがとうございました。山都駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ご当地(人気店)グルメ
-
前の旅行記
[会津ぐるめ 2日目:後編] 会津鉄道の車窓(会津田島 ~ 会津若松)と日本三大馬刺しの一つ会津で馬(桜)肉...
2023/07/19~
喜多方
-
次の旅行記
[会津ぐるめ 最終日:後編] 走る居酒屋「リバティ会津」と地元素材にこだわった「しんごろう入 南会津 おふく...
2023/07/20~
田島・南会津
-
[信州グルメ食べ歩きの旅 初日:前編]レトロな駅舎巡り「長野電鉄」と富倉集落(飯山市)の郷土料理「富倉そば」...
2021/10/29~
中野・小布施
-
[信州グルメ食べ歩きの旅 初日:後編]レトロな駅舎巡り「長野電鉄」と我が故郷(上田)のソウルフード「美味(お...
2021/10/29~
上田
-
[信州グルメ食べ歩きの旅 2日目:前編]上田交通「真田傍陽線」の廃線巡りと創業1964年の駅前食堂「ぽっぽや...
2021/10/30~
上田
-
[信州グルメ食べ歩きの旅 2日目:後編]日本三大車窓の一つ「姨捨駅」と坂城町(埴科郡)周辺の郷土料理「おしぼ...
2021/10/30~
戸倉上山田温泉
-
[信州グルメ食べ歩きの旅 最終日:前編] (W祝)開業100周年!1年半ぶりに全線開通した上田電鉄別所線と元...
2021/10/31~
別所温泉
-
[信州グルメ食べ歩きの旅 最終回]別所温泉・石湯とハシゴ酒!本来のスタイルで食べる上田のソウルフード「美味(...
2021/10/31~
別所温泉
-
[東武伊勢崎線沿線グルメ 初日]春日部駅名物「コロッケラーメン」とSUBARUの企業城下町「群馬県 太田市」
2021/11/11~
太田
-
[東武伊勢崎線沿線グルメ 2日目:前半]わたらせ渓谷鐵道で行く「水沼駅温泉センター」と日本三大焼きそばの一つ...
2021/11/12~
桐生
-
[東武伊勢崎線沿線グルメ 最終回]栃木県 足利市のB級グルメ「ポテト入り焼きそば」と「足利シュウマイ」
2021/11/12~
足利
-
[会津ぐるめ 初日:前編] 秘境の連続「野岩鉄道」・のどかな「会津鉄道」と地元に愛される美好食堂(只見町)「...
2023/07/18~
只見
-
[会津ぐるめ 初日:後編]11年ぶりに全線開通した「JR只見線」と駅前旅館「只見荘」
2023/07/18~
只見
-
[会津ぐるめ 2日目:前編] 南会津を満喫!幻想的な「只見川」と初夢で掘り当てた温泉「夢の湯」・風呂上がりの...
2023/07/19~
田島・南会津
-
[会津ぐるめ 2日目:後編] 会津鉄道の車窓(会津田島 ~ 会津若松)と日本三大馬刺しの一つ会津で馬(桜)肉...
2023/07/19~
喜多方
-
[会津ぐるめ 最終日:前編] 赤べこ発祥の地「柳津町」と雪室熟成の玄そばで打つ「山都そば(雪室そば)」
2023/07/20~
金山・昭和・会津美里
-
[会津ぐるめ 最終日:後編] 走る居酒屋「リバティ会津」と地元素材にこだわった「しんごろう入 南会津 おふく...
2023/07/20~
田島・南会津
-
[千葉ぐるめ 日帰り:前編] リベンジ!外川漁港(銚子市)外れにある犬若食堂名物「サルエビかき揚げ」とノンビ...
2023/09/13~
銚子
-
[千葉ぐるめ 日帰り:後編] 超希少!全国に3台しかないレトロな「べんとう自販機」と千葉(北総)の小江戸「佐...
2023/09/13~
香取・佐原
-
[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 初日:前編] 静岡「みしまコロッケ・わさびごはん」と山梨「ステーキベーコン丼...
2024/02/04~
身延
-
[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 初日:後編] 秘湯・美肌の湯「奈良田温泉 女帝の湯」と山梨B級グルメ「鳥もつ...
2024/02/04~
下部温泉
-
[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 2日目:前編] 早朝参拝「身延山 久遠寺」と最強コンビ!山梨郷土料理「おざら...
2024/02/05~
甲府
-
[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 2日目:後編] 雪見鉄・雪見風呂・雪見酒!JR小海線で行く「海ノ口温泉(湯元...
2024/02/05~
南牧・小海
-
[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 3日目:前編] 朝からの~「雪見風呂&雪見酒」と駅そば発祥の地・軽井沢駅「お...
2024/02/06~
軽井沢
-
[静岡・山梨・長野・群馬ぐるめ 3日目:後編] 上州からっ風で冷えた身体を「温泉」と「すき焼き」でポッカぽか...
2024/02/06~
高崎
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (7)
-
- ひでちゃんさん 2025/05/02 09:06:24
- 山都そばですかー
- BTSさま
おはようございます。宮古そばは食べました。山の中で車でしか行けませんね。私のブログ20ページです。宜しければご覧ください。
ひで
- BTSさん からの返信 2025/05/03 05:29:17
- RE: 山都そばですかー
- ひでちゃんさまへ
おはようございます。
宮古そば(沖縄そば)を拝見させていただきました。
私は、国内で唯一沖縄県に行ったことがありません。
行った暁には、ソーキ蕎麦やステーキをたらふく
食べたいと思っています。
BTS
- ひでちゃんさん からの返信 2025/05/03 08:46:53
- RE: RE: 山都そばですかー
- > ひでちゃんさまへ
>
> おはようございます。
> 宮古そば(沖縄そば)を拝見させていただきました。
> 私は、国内で唯一沖縄県に行ったことがありません。
> 行った暁には、ソーキ蕎麦やステーキをたらふく
> 食べたいと思っています。
>
> BTS
BTSさまへ
おはようございます。
宮古そば同じページにありましたね。その4つ下に福島県の宮古そばがあります。山都駅の左上方向です。こちらを見てほしかったんです。
ひで
- BTSさん からの返信 2025/05/04 10:49:26
- RE: RE: RE: 山都そばですかー
- ひでちゃんさまへ
おはようございます。
私の勘違いで大変失礼いたしました。
「宮古そば」と書いてあったので、てっきり「宮古島(沖縄県)」イメージしてしまいました。(汗)山都そばの元祖(町おこし)が「宮古そば」でしたね~自分で取材しておきながら忘れていました。
ひでちゃんさまが訪ねた「懐石そば かわまえ」は、山都駅から約10km離れた山間にあるんですね。木造の古民家はなかなかの趣があり、ゆっくり酒でも飲みながら〆に蕎麦を食べたい店です。長閑な宮古集落は一度行ってみたいですね。
BTS
- ひでちゃんさん からの返信 2025/05/04 11:53:02
- RE: RE: RE: RE: 山都そばですかー
- > ひでちゃんさまへ
>
> おはようございます。
> 私の勘違いで大変失礼いたしました。
>
> 「宮古そば」と書いてあったので、てっきり「宮古島(沖縄県)」イメージしてしまいました。(汗)山都そばの元祖(町おこし)が「宮古そば」でしたね~自分で取材しておきながら忘れていました。
>
> ひでちゃんさまが訪ねた「懐石そば かわまえ」は、山都駅から約10km離れた山間にあるんですね。木造の古民家はなかなかの趣があり、ゆっくり酒でも飲みながら〆に蕎麦を食べたい店です。長閑な宮古集落は一度行ってみたいですね。
>
> BTS
BTSさまへ
お読みいただきありがとうございました。
ひで
-
- Tagucyanさん 2025/03/19 19:51:01
- 柳津&山都
- BTSさま
こんばんは
最初の写真を見て「あのホテルに泊まったのか」とすぐわかりました(笑) あの光景を見ながらの駅弁はこれまたおいしそう。
18きっぷ初日でしたけど、まだ早朝なので、大都市圏あたりからの人たちがまだいないので空いていたのかもしれないですね。
その静かな只見線に乗っての柳津と、引き続いての山都。
どちらも、静かな山里という感じがしていいですね。時間帯的にも気持ちのいい散歩になったのではないでしょうか。
坂下から喜多方までショートカットする路線バスは私もすぐに思い浮かびました。ただ調べてみたら、そもそも時間が合いませんでした。ならば、フリー切符から外れた区間の乗車券を買っての移動となりますね(器用に買いましたね)。
山都で食べたおそばがおいしそう。戸隠そばが男性なら、山都そばは女性ですか。そば通のBTSさんならではの表現ですね。
---
Tagucyan
- BTSさん からの返信 2025/03/21 05:14:02
- RE: 柳津&山都
- Tagucyanさまへ
おはようございます。
いつもコメントをいただき恐縮です。
今回トレインビューの部屋だった東横イン・会津若松駅前。得した気分になります。朝食は前日購入した「福豆屋の牛めし」をいただきました。駅弁の素晴らしい点は、冷めても美味しいことです。味付け・肉の柔らかさ・ご飯の硬さがきちんと計算されています。牛めしは色々な駅などで発売されていますが安定的な駅弁の一つではないでしょうか~(ハズレがありません)
青春18きっぷ初日の只見線はガラガラでした。(拍子抜け)かつて私も18キッパーでしたが、再就職してからは全く買わなくなりましたね。最近の取材傾向として2泊3日が基本で、目的地までは新幹線や特急列車に乗り現地の滞在時間を長くする感じで行程を組んでいます。
早朝の柳津町は観光客の姿は無く、素の柳津町を見ることができました。丁度通学の時間帯に重なり、小学生が集団登校のため集合場所に集まっている光景や私が取材を終えて駅へ向かっているときに女子中学生が挨拶をしてくれたりと、少しだけ地元民と接することができました。
柳津の取材を終え次は山都へ向かいます。直線距離で十数キロ、計画時は会津若松駅を経由しないで行く方法を考えましたが無理でした。結局は遠回りとなる鉄道で行くしかありませんでした。フリー切符を組み合わせて「会津柳津 ~ 西若松」と「喜多方 ~ 山都」を事前に購入しました。旅行記的には一つのネタになったのではないかと思います。
>そば通のBTSさんならではの表現ですね。
お褒めいただきありがとうございます。
山都そば(雪室そば)の美味しさ(白っぽい蕎麦・コシ・喉越し)を表現するために、我がふるさとの「戸隠そば」と比較してみました。今回は夏解禁の「雪室そば」をいただきましたが、今度は3月解禁の「寒晒しそば」を食べたいですね。
会津は何度取材しても楽しいところです。
BTS
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
金山・昭和・会津美里(福島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ご当地(人気店)グルメ
7
84