![ご覧いただきありがとうございます。<br /><br />私の大好きな「会津地方(福島県)」。第二の故郷と言っても過言ではありません。今回は11年ぶりに全線運転再開したJR只見線をメインに、あまり知られていない蕎麦など、会津地方のグルメを取材します。<br /><br /><行程><br />■初 日 JR只見線【泊:只見町】<br />□二日目 南会津町・喜多方【泊:会津若松市】<br />□三日目 柳津町(河沼郡)・山都町(喜多方市)<br /><br />初日後半は、2011年(平成23)7月「新潟・福島豪雨」で大きな被災を受けたJR只見線。2022年(令和4)10月に11年ぶりの全線運転再開。その不通(被災)区間だった「只会 ~ 会津川口駅間(往復)」をピンポイントで取材します。<br /><br />※表紙…只見駅(JR只見線)と柴倉山(871m)<br /><br /><関連旅行記><br />■[会津ぐるめ] 秘境の連続「野岩鉄道」・のどかな「会津鉄道」と地元に愛される美好食堂(只見町)「ミソラーメン」<br /> https://4travel.jp/travelogue/11948149](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/94/90/650x_11949006.jpg?updated_at=1738104062)
2023/07/18 - 2023/07/18
7位(同エリア176件中)
BTSさん
ご覧いただきありがとうございます。
私の大好きな「会津地方(福島県)」。第二の故郷と言っても過言ではありません。今回は11年ぶりに全線運転再開したJR只見線をメインに、あまり知られていない蕎麦など、会津地方のグルメを取材します。
<行程>
■初 日 JR只見線【泊:只見町】
□二日目 南会津町・喜多方【泊:会津若松市】
□三日目 柳津町(河沼郡)・山都町(喜多方市)
初日後半は、2011年(平成23)7月「新潟・福島豪雨」で大きな被災を受けたJR只見線。2022年(令和4)10月に11年ぶりの全線運転再開。その不通(被災)区間だった「只会 ~ 会津川口駅間(往復)」をピンポイントで取材します。
※表紙…只見駅(JR只見線)と柴倉山(871m)
<関連旅行記>
■[会津ぐるめ] 秘境の連続「野岩鉄道」・のどかな「会津鉄道」と地元に愛される美好食堂(只見町)「ミソラーメン」
https://4travel.jp/travelogue/11948149
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【前編 振り返り ①】
今取材は浅草駅からスタートします。
東武特急「リバティきぬ105号」に乗り、鬼怒川温泉駅(終点)で野岩鉄道線経由・会津鉄道線直通「AIZUマウントエクスプレス1号」に乗換え会津田島駅を目指します。 -
【前編 振り返り ②】
浅草駅から3時間12分、会津田島駅(福島県 南会津郡)に着きました。駅舎内の売店「やまびこ」で明後日の駅弁「しんごろう入 南会津 おふくろ弁当」を予約しました。 -
【前編 振り返り ③】
会津田島駅より「自然首都・只見号(1日2往復運行)」で只見駅(JR只見線)へ向かいます。[55.8km 1時間19分] -
【前編 振り返り ④】
浅草駅から5時間ほどで只見駅(JR只見線)に着きました。この後、荷物を旅館に預けランチタイムです。 -
【前編 振り返り ⑤】
ランチは只見駅から500m(徒歩7分)、美好食堂で「ミソラーメン」をいただきます。(ご飯ものは売切れ)
縮れ平中太麺で、スープ(味噌)はやや甘め、野菜の旨味も加わり、全体的に甘めのサッパリしたミソラーメンです。濃いめ好きの信州人にとって、最初は味噌の甘さに抵抗もありましたが、食べ進めると味噌の奥深さを知ることに…この「美好マジック(時間差攻撃)」に驚きです。後でお店の方に聞いたところ「地元の麴味噌」を使っているとのことでした。 -
列車到着まで1時間ほどあるので駅周辺を取材したいと思います。
■只見町立「只見小学校」
美好食堂を出ると国道289号線を挟みお洒落な小学校があります。(校舎裏に只見線の線路があります)1873年(明治6)に開校。生徒数は38名(2023年度)です。校舎内は木材をふんだんに使っており、2003年(平成15)に「福島県建築文化賞 正賞」を受賞しています。 -
只見駅に着きました。
この静けさ…定期列車は一日3往復しかありません。 -
広大な只見駅前を一枚。
今夜お世話になる駅前旅館「只見荘」は文字通り駅前にあります。(笑)只見駅 駅
-
イチオシ
私のお気に入り「宮道踏切道と滝神社」です。
この場所を知ったのは5年前、只見保養センター「ひとっぷろ・まち湯」に飾ってあった鉄道風景画家 松本忠氏の絵でした。※次のコマを参照 -
★思い出の一枚[2018.6.12撮影]
この絵に出会った瞬間、「心の和み」を感じました。しばらくボーっと眺めていました。
■鉄道風景画家 松本忠
1973年(昭和48)神奈川県横浜市で生まれ、高校卒業までは埼玉県内で過ごす。東北大学卒業後に化学メーカーへ入社するも絵を志すため退職。南東北の鉄道の要衝、福島県郡山市に移住し、東北を中心に全国各地の鉄道を巡り、絵画制作を続ける。2002年サンリオ「詩とメルヘン」イラストコンクール佳作受賞を機に、鉄道のある風景をテーマに各種出版物での連載・掲載が始まった。 -
宮道踏切道から駅構内を一枚。
-
柴倉山(871m)をバックに只見駅を一枚。
-
トイレと一服タイムです。(バス停の右脇に喫煙所がります)
■只見駅[島式ホーム1面2線]
・1957年(昭和32)会津川口 ~ 只見駅間、電源開発専用鉄道(ダム建設輸送)が開業。
・1961年(昭和36)ダム建設輸送を終了。その後、鉄道施設の改良工事。
・1963年(昭和38)国鉄只見線・会津川口 ~ 只見駅間が延伸開業。同時に只見駅が開業。
・1971年(昭和46)只見 ~ 大白川(新潟県)駅間が延伸開業し只見線全通。
・2011年(平成23)「新潟福島豪雨」により、只見 ~ 会津川口駅間の代行バスを運行開始。
・2022年(令和4) 只見線の全線運転再開。 -
今日は2023年7月18日。
全線運転再開後「290日目」に取材をします。 -
のどかな田園風景にインパクトあるキャッチコピー!
思わず「ただいま~」と口ずさみたくなります。(笑) -
11年間、只見 ~ 会津川口駅間の代行バスを運行していた運転手一同よりお礼の言葉が…読んでいるうちに目頭が熱くなりました。
【代行バス運転手の皆さまへ】
その節は大変お世話になりました。
只見線不通区間の代行として定時運行・安全運行・乗り心地のよい運転のおかげで快適かつ楽しい取材ができました。皆さまに感謝します。 -
★思い出の一枚[2015.9.3撮影]
何度かお世話になった代行バス。
青春18きっぷの季節は同業者がたくさん乗車していましたね。 -
出札窓口では乗車券のみ発売で、指定席(みどりの窓口)などの取扱いはしていません。※現在は午後の数時間程度しか営業していないようです。
-
会津川口駅の改札口は出ないため事前に往復乗車券を購入してあります。
-
11年間不通だった「只見駅~会津川口駅間[27.6km・8駅]」をピンポイントで取材します。これで正式な「只見線完乗」となります。
■只見線
磐越西線・会津若松駅(福島県)を起点とし上越線・小出駅(新潟県)を結ぶ路線[135.2km・36駅]で、自然災害(雨・雪・地震)による被災が多く、過去に何度も一ヶ月程度の運休を余儀なくされています。
【福島県側 会津線】
・1926年(大正15)会津線 会津若松 ~ 会津坂下(ばんげ)駅間が開業。
・1928年(昭和3) 会津坂下 ~ 会津柳津(やないづ)駅間(11.7 km)を延伸開業。
・1941年(昭和16)会津柳津 ~ 会津宮下駅間(12.1 km)を延伸開業。
・1956年(昭和31)会津宮下 ~ 会津川口駅間(15.4 km)を延伸開業。
・1957年(昭和32)会津川口 ~ 只見駅間で電源開発(株)の専用鉄道貨物輸送(ダム工事資材)を開始。
・1961年(昭和36)貨物輸送を終了。その後、旅客営業のための鉄道設備工事が始まる。
・1963年(昭和38)会津川口駅 ~ 只見駅間(27.6 km)を延伸開業。
【新潟県側 只見線】
・1942年(昭和17)只見線 小出 ~ 大白川駅間(26.0 km)が開業.。
【全線開通以降】
・1971年(昭和46)只見(福島県)~大白川(新潟県)駅間(20.8 km)を延伸開業。この延伸開業により会津若松~小出駅間(135.2 km)が全通となり、「只見線」に統一。
・1974年(昭和49)蒸気機関車(SL)が最後の運転。
・1979年(昭和54)キハ40系気動車の運用を開始。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により大きな被災を受ける(会津川口 ~ 只見駅間を代行バス運行)
・2018年(平成30)会津川口 ~ 只見駅間の復旧工事に着手。
・2022年(令和4) 全線運転再開。同区間を上下分離方式(※)へ移行。会津若松 ~ 只見駅間でワンマン運転を開始。
・2024年(令和6) 只見 ~ 小出駅間でワンマン運転を開始。
※只見線(会津川口~只見駅間)の上下分離方式
福島県が只見 ~ 会津川口駅間の鉄道施設と土地を保有。JR東日本は運行と車両の保有・維持管理。 -
狭い島式ホームと駅名標を一枚。
駅名標の次駅名(右側)は「大白川」と表記(シール)してありますが、かつては「(臨)田子倉(2013年:平成25年廃止)」でした。
■(臨)田子倉駅
・1971年(昭和46)只見線の只見駅 ~ 大白川駅間の開通に伴い開業。
・2001年(平成13)ダイヤ改正により、冬季は全列車通過となり臨時駅に降格。
・2013年(平成25)廃止。 -
14:25 上り列車(会津若松行)が到着します。
ラッキー!私の好きな「(通称)抹茶ミルク[キハ110系]」です。当駅で10分間停車します。 -
14:35 只見駅を発車しました。(感動の一瞬です)
当駅から数名が乗車しました。2両編成のため車内は空いており二人用ボックス席に腰を下ろします。ちなみに取材2日後からは「青春18きっぷ 2023年・夏」の使用開始日となるので好きな席をキープすることは困難なことでしょう。 -
■散策ダイヤ(箱ダイヤ)
上り列車(只見 → 会津川口駅間)で取材を終えると、会津川口駅では既に到着している下り列車(小出行)へ乗換えます。(折返し乗車)その時間は「4分」です。
ここで心配なのは、いま私が乗車している上り列車(会津若松行)が何等かの原因で会津川口駅に4分以上の遅れで到着したときです。一般的には折返し乗車をする人は居ませんので下り列車(小出行)は上り列車(会津若松行)到着後すぐに発車する可能性があります。果たして…この賭けに勝つのか、それとも負けるのか、どうなるのや…(汗) -
■只見 ~ 会津蒲生駅間
只見線の最高速度は65km/hなのでノンビリと車窓が楽しめます。 -
■只見 ~ 会津蒲生駅間
叶津川(只見川の支流)に架かる「叶津川橋梁」の曲線美に惚れ惚れします。(笑)曲線による速度制限(30km/h以下)があるのでじっくり楽しめます。【橋長372m】 -
★思い出の一枚[2015.9.3 JR代行バスより撮影]
橋梁を通過する列車を撮影してみたいですね。
※新潟・福島豪雨(2011年)の被災はありませんでした。 -
■会津蒲生駅[単式ホーム1面1線]
ホームは列車1両分の長さしかないため、2両以上の列車は、先頭車両から乗降します。※乗降客ナシ
<歴史>
・1963年(昭和38)開業。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により営業休止。
・2022年(令和4) 全線運転再開に伴い営業再開。会津蒲生駅 駅
-
■会津蒲生 ~ 会津塩沢駅間
緑のトンネルを通過します。 -
イチオシ
■会津蒲生 ~ 会津塩沢駅間
大自然の中を走る只見線。ときどき「川」、のち「トンネル(スノーシェッド)」を繰り返します。参考までに、只見川の車窓は「只見 ~ 会津阪本駅間(59.8km)」で楽しめます。 -
■会津蒲生 ~ 会津塩沢駅間
第八只見川橋梁(寄岩橋梁)を通過中です。 -
■会津蒲生 ~ 会津塩沢駅間
青色のトラス(三角形を基本にして組んだ橋梁)は、三信鉄道(現・JR飯田線)から転用したもの。【橋長371.1m】 -
●参考画像[2017.4.9 JR代行バスより撮影]
※新潟・福島豪雨(2011年)の被災状況は、橋梁の流失・損傷は逃れたものの、増水で冠水した橋梁には流下物が堆積しました。 -
イチオシ
■会津塩沢駅[単式ホーム1面1線]
のどかすぎる駅。
ホームで景色を眺めながら酒を飲みたいですね~(笑)
ホームは列車1両分の長さしかないため、2両以上の列車は、先頭車両から乗降します。※乗降客ナシ
<歴史>
・1965年(昭和40)開業。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により営業休止。
・2022年(令和4) 全線運転再開に伴い営業再開。会津塩沢駅 駅
-
イチオシ
■会津塩沢 ~ 会津大塩駅間
上田集落(会津塩沢駅付近)と只見川を一枚。
私の車窓の楽しみ方、ときどき曲線区間で進行方向とは逆に振り返ることです。意外な景色に出合うことがあります。 -
イチオシ
■会津塩沢 ~ 会津大塩駅間
この先、只見川は大きく蛇行します。
間もなく只見町(南会津郡)から金山町(大沼郡)に入ります。 -
■会津塩沢 ~ 会津大塩駅間
生い茂った雑草の中を快走する只見線。
こんど草刈りに行きましょうか~(笑) -
■会津大塩駅[単式ホーム1面1線]
ホームは列車1両分の長さしかないため、2両以上の列車は、先頭車両から乗降します。※乗降客ナシ
<歴史>
・1965年(昭和40)開業。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により営業休止。
・2022年(令和4) 全線運転再開に伴い営業再開。会津大塩駅 駅
-
■会津大塩 ~ 会津横田駅間
第七只見川橋梁を通過します。【橋長166.4m】
※新潟・福島豪雨(2011年)の被災状況は、橋梁の約8割が流失。只見川の上流に隣接する「四季彩橋(町道)※画像左」は被災ナシ。 -
■会津横田駅[単式ホーム1面1線]
ホームは列車1両分の長さしかないため、2両以上の列車は、先頭車両から乗降します。※乗降客ナシ
かつて駅構内(画像左)に横田鉱山(1972年:昭和47年 閉山)があり、貨物の取扱いを行っていました。※次のコマを参照
<歴史>
・1963年(昭和38)開業。
・1964年(昭和39)貨物の取扱いを開始。
・1976年(昭和51)貨物の取扱いを廃止。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により営業休止。
・2022年(令和4) 全線運転再開に伴い営業再開。会津横田駅 駅
-
■謎(不自然な)のスノーシェッド
会津横手駅を発車すると直ぐにスノーシェッドがあります。このスノーシェッドの位置から推測すると、かつては本線と鉱山専用線(引込線)を分岐するポイントがあったのではないかと思われます。(勝手な推測です) -
■会津越川(こすがわ)駅[単式ホーム1面1線]
ホームは列車1両分の長さしかないため、2両以上の列車は、先頭車両から乗降します。※乗降客ナシ
<歴史>
・1965年(昭和40)開業。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により営業休止。
・2022年(令和4) 全線運転再開に伴い営業再開。会津越川駅 駅
-
イチオシ
■会津越川 ~ 本名駅間
新緑が鮮やかですね~
剪定された高木の合間を通過します。
まるでジオラマのうようです。 -
■会津越川 ~ 本名駅間
本名ダムの下流側に架かっている第六只見川橋梁を通過します。【橋長193.2m】 -
●参考画像[上段2015.9.3 下段2017.4.9 JR代行バスより撮影]
この状況を見たとき唖然としましたね~橋梁の中で最大の被災ではないでしょうか、復旧にはかなりの時間が掛かりそうです。
※新潟・福島豪雨(2011年)の被災状況は、橋梁の約8割が流失。 -
■本名(ほんな)駅[単式ホーム1面1線]
ホームは列車1両分の長さしかないため、2両以上の列車は、先頭車両から乗降します。※乗降客ナシ
<歴史>
・1965年(昭和40)開業。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により営業休止。
・2022年(令和4) 全線運転再開に伴い営業再開。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により、本名駅 駅
-
■本名 ~ 会津川口駅間
第五只見川橋梁を通過します。【橋長193.2m】 -
●参考画像[2017.4.9 JR代行バスより撮影]
※新潟・福島豪雨(2011年)の被災状況は、川幅が広いため冠水は無かったものの、橋梁の一部(画像右)が流失。 -
♪次は会津川口です。
-
15:25 会津川口駅に着きました。(只見駅から50分)
定刻通り着いたので折返し時分は4分あります。(ホッとしました)
ん~ん、残念ながら会津蒲生 ~ 本名駅間の乗降は全くありませんでした。この区間は「上下分離方式」で運行しているので途中駅の廃止は無いと思われますが、JR東日本単独でしたら全ての駅を廃止していたかもしれません。
■只見線(会津川口~只見駅間)の上下分離方式
福島県が只見 ~ 会津川口駅間の鉄道施設と土地を保有。JR東日本は運行と車両の保有・維持管理。
■会津川口駅[島式ホーム1面2線]
<歴史>
・1956年(昭和31)開業。
・1957年(昭和32)電源開発専用鉄道(ダム建設資材の輸送)会津川口 ~ 只見駅間が開業。
・1961年(昭和36)電源開発専用鉄道の貨物輸送を終了。後に旅客営業のための鉄道設備工事が始まる。
・1963年(昭和38)会津川口駅 ~ 只見駅間(27.6 km)を延伸開業。
・1987年(昭和62)現駅舎を竣工。
・2011年(平成23)新潟福島豪雨により大きな被災を受ける(会津川口 ~ 只見駅間を代行バス運行)
・2018年(平成30)会津川口 ~ 只見駅間の復旧工事に着手。
・2022年(令和4) 全線運転再開。会津川口駅 駅
-
キハ110系(通称:抹茶ミルク)とキハE120系のツーショットを一枚。
撮影を終え下り列車(画像左)に乗換えます。(折返し乗車) -
15:29 会津川口駅を発車しました。
復路も2両編成なので好きな席をキープできました。 -
■本名 ~ 会津越川駅間(第六只見川橋梁)
只見線代行バスは、東北電力・本名ダムの天端(てんば)部分に架かっていた本名橋(旧・国道252号線)を走っていました。そこからの眺めは絶景で、眼下には只見線・第六只見川橋梁(跡)を眺めることができました。現在は近くにバイパスが開通したため通行できるかは不明です。※8コマ前を参照
※天端(てんば)…ダムや堤防の最も高い位置で水平になっている部分。
■東北電力(株)本名ダムと本名発電所
1954年(昭和29)竣工。提高51.5m -
■本名 ~ 会津越川駅間(湯倉温泉共同浴場)
私が知っている限りでは、只見川沿い(只見 ~ 会津川口駅間)に3ヶ所の共同浴場または立ち寄り湯ができる民宿(湯倉温泉・大塩温泉・滝沢温泉)があります。JR只見線の運行本数は少なく最寄駅からも離れているので公共交通機関で行くには難易度の高い温泉です。(いつかチャレンジしたいですね~)
■只見川沿いの温泉(只見 ~ 会津川口駅間)
・湯倉温泉(本名駅から3km)
https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/site/kanko/onsen-guide-yuguraonsen.html
・大塩温泉(会津大塩駅から1.5km)
https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/site/kanko/onsen-guide-ooshioonsen.html
・滝沢温泉(会津大塩駅から1.5km)
https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/site/kanko/onsen-guide-takizawaonsen.html -
■会津越川駅
旧型の駅名標は国鉄時代のものでしょうか~(感動)会津越川駅 駅
-
■会津横田駅
これも国鉄時代のものでしょうか~この錆び具合が気になりますね。いつか撤去さするのかな~会津横田駅 駅
-
■会津横田 ~ 会津大塩駅間
間もなく第七只見川橋梁を渡ります。 -
イチオシ
■会津横田 ~ 会津大塩駅間
殆どが木造民家の大塩集落を一枚。
この広大な田園風景にマッチします。 -
■会津大塩駅
錆びが進んでいますね~数年後には駅名が読めなくなるかもしれません。ここも撤去されてしまうのでしょか~現在、只見線(只見 ~ 会津川口駅間)は上下分離方式で運営しているので、鉄道施設(設備)に関しては福島県ならびに沿線自治体が保有しているので、できれば補修してこの駅名標を末永く残してもらいたいです。もしクラウドファンディングがあれば私は一口便乗させていただきます。会津大塩駅 駅
-
■会津塩沢 ~ 会津蒲生駅間
第八只見川橋梁から只見川上流を一枚。 -
■会津蒲生~ 只見駅間
会津蒲生駅を発車すると直ぐに蒲生川橋梁を渡ります。蒲生川上流には民家が一軒も無く、この秘境感に癒されます。 -
■会津蒲生~ 只見駅間
間もなく曲線美の橋梁「叶津川橋梁」を渡ります。
渡り終えると只見町の中心に入ります。 -
16:21 只見駅に着きました。(会津川口駅から52分)
当駅で10分間停車します。 -
乗務員の交代です。
福島県側(会津若松 ~ 只見駅間)はワンマン運転、新潟県側(只見 ~ 小出駅間)はツーマン運転です。※現在は全線においてワンマン運転(一部除く)を実施。2025年3月のダイヤ改正で完全なワンマン運転を予定しています。 -
イチオシ
10分間の停車時間があるのでいろんなアングルで撮影します。
まずは柴倉山(871m)をバックに線路脇の「只見仲良しフラガール(かかし)」を入れて一枚。絵になりますね~(笑) -
続いては、私のお気に入り「宮道踏切道(滝神社)」から停車中の小出行を一枚。
-
16:31 小出行が発車します。
-
只見町をはじめ沿線6市町村では、只見線の列車を見かけたら笑顔で手をふる「只見線にみんなで手をふろう条例」があります。私は住民ではありませんが条例に則り手をふります。この条例は以前取材した時に知りました。
■只見線にみんなで手を振ろう(2015年3月 施行)
只見線を応援するために沿線の6市町村が、「只見線にみんなで手をふろう条例」を一斉に制定しました。
※6市町村…柳津町・三島町・昭和村・金山町・只見町・魚沼市(新潟県)
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この後、町内を散策しながら只見川沿いにある只見保養センター「ひとっぷろ・まち湯」へ向かいます。 -
只見川の近くに来ました。
町営住宅でしょうか、この周辺には同じ造りの住宅棟か建ち並んでいます。よく見ると、壁には「新潟・福島豪雨の最高水位」が示してあります。2階部分まで浸水したんですね~被災された方々にお見舞い申し上げます。
■平成23年7月新潟・福島豪雨
2011年(平成23)7月26日から30日にかけて、新潟県中越地方、下越地方、福島県会津地方の3地域で発生した集中豪雨。
只見町(人口:5054人 世帯数:1965世帯)の被災状況は、人的被害:行方不明者1名、建物被害:365棟(非家屋も含む)。※被災4ヶ月後の数値 -
只見駅から歩くこと1km弱、只見保養センター「ひとっぷろ・まち湯」に着きました。(二度目の訪問)残念ながら「臨時休業」でした。※かつては温泉でしたが、新潟・福島豪雨の被災により温泉設備に不具合が生じ、現在は「沸かし湯」となっています。
・只見保養センター「ひとっぷろ・まち湯」
https://www.tadami-net.com/meguru/305/只見保養センター ひとっぷろまち湯 温泉
-
イチオシ
只見川(上流側)を一枚。
雪解けの豊富な水量。
想像もつかない大雨が降ると大きく変貌してしまう自然の摂理を今取材で感じました。 -
■ご当地マンホール[福島県 南会津郡 只見町]
中央に「只」を三つ配置した町章と、町の魚「いわな」、町の花「コブシ」、町の鳥「ウグイス」をデザインしたもの。 -
只見町唯一のスーパーマーケット「ブイチェーン只見店(本社:郡山市)」で部屋飲み用の地酒やつまみを購入します。地酒の品ぞろえが良いですね~ワンカップ(一合)も置いてあり「花泉」を購入しました。(飲兵衛に嬉しいお店です)
【参考】
個人ブログなどをチェックすると「日替わり弁当(当時価格450円)」が人気のようです。 -
本日の取材を終え「駅前旅館 只見荘(創業50年余)」にチェックインします。
・駅前旅館 只見荘
https://tadamiso.com/民宿 只見荘 宿・ホテル
-
スリッパに名前が貼ってあります。(珍しいですね~)
これだと他人に使われることなく安心します。宿のチョットした気配りが嬉しいですね。 -
畳(イ草)の香りが漂います。
今夜は爆睡モード決定です。(笑) -
宴に備え風呂で取材(旅)の疲れを癒します。
-
18:00 宴開始
本日の宿泊者は7組10名です。
料理は地野菜をメインにヘルシーなものとなっています。(その他にも焼き魚等が提供されます) -
地酒(南会津)のメニューが豊富ですね~悩みます。
-
まずは幻の銘酒「岩泉」をいただきます。
辛口で、スッキリとした味わいです。いくらでも飲めてしまうお酒で、どの料理にも合いそうです。これヤバいです。(笑)
■岩泉
かつて「只見酒造(1921年:大正10年創業)」で製造していましたが、1940年(昭和15)に酒造用原料米の国家統制により、その歴史が絶たれてしまいました。
2012年(平成24)に会津酒造(1688年創業)が70年ぶり復活させました。製造にあたっては、当時の岩泉の味を知る者が少ないため相当苦労されたようです。
・会津酒造 ※岩泉については記載なし
https://www.kinmon.aizu.or.jp/ -
■鮮度の良い馬刺し
会津地方では「辛子味噌」をつけていただきます。
馬刺しと幻の銘酒「岩泉」の相性はメチャ最高です。
■馬刺し
会津地方は日本三大馬刺しの一つに数えられています。私の大好物で、これを食べたくて会津に来ます。明日は喜多方で桜肉(馬肉)料理を色々といただく予定です。(楽しみです) -
続いては、花泉酒造(1920年:大正9年創業)の「花泉 辛口」です。辛さの中にも甘さを感じさせ、喉越しが良く、料理の邪魔をしないバランスの良いお酒です。岩泉同様にヤバいです。(笑)
・花泉酒造
https://hanaizumi.ne.jp/ -
焼きたてのイワナが提供されます。
ほどよい大きさのイワナ塩焼きは、皮はパリパリ、身はホクホク、塩加減も良いですね~地酒「花泉」の相性は言うまでもありません。酒が進みま~す。 -
ラスト!地元只見の米焼酎「ねっか」をロックでいただきます。香りが良いですね~口に含むとフルーティーさ広がり、キリっとした後味は魚介系に合うでしょうか。オーダーした3種のお酒は全て大当たり、大満足な宴でした。
■米焼酎「ねっか」
只見町にある「ねっか(※) 奥会津蒸留所」は、酒米農家5名が2016年(平成28)に立ち上げた合同会社です。
※ねっか
只見町をはじめ南会津南郷地域の方言で、「まったく」「ぜんぜん」を意味します。
・ねっか奥会津蒸留所
https://nekka.jp/ -
手打ち蕎麦をいただきます。
会津高原・高杖産「会津のかおり」を使用、つなぎを使わない十割蕎麦です。只見荘のウリと言っても過言ではありません。 -
手打ち蕎麦と濃いめの汁(冷やし)の相性は最高です。蕎麦の香り、喉越し、食感、どれをとっても素晴らしいです。久々に美味しい蕎麦に出合いました。
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ただ今の時刻は19時を過ぎたところです。
宴が終わり、珍しく夜散歩をします。と言っても目の前の只見駅ですが…(笑) -
子ツバメはお休みモードようです。
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一日3往復の只見線。既に上り列車(会津若松行)の運行を終了しています。残すは下り列車(小出行)の20時03分(最終)だけとなります。
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■只見駅構内
ホームは真っ暗で出発信号機の停止現示(赤色)だけが唯一の灯です。これこそローカル線らしい光景です。泊まらないと味わえません。(感動) -
夜散歩が終わり、二次会は旅館の玄関先(喫煙所)で只見駅を眺めながらハイボール飲みます。これがまたウマいんです。
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■駅前通り
車も人も通らない駅前通り。辺りはシーンとしています。飲み終わると部屋に戻りテレビを観ながらいつの間にか寝ていました。
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自然の宝庫「只見町」。2度目の宿泊ですが、私にとって只見は「心のオアシス」です。時を忘れさせてくれる素晴らしい町です。次回は2泊しながら大自然と温泉を楽しみたいですね。
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■本日の乗車実績 <初日>
・鉄道…245.9km
・バス… 55.8km
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合計…301.7km -
明日は、会津田島駅から特急「リバティ会津」に乗り会津高原尾瀬口駅へ向かいます。お楽しみに!
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