2024/05/02 - 2024/05/02
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j-ryuさん
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★今年も日本最大級のヤマブキソウの群生地『白河天狗山』に行ってきました。
谷間が真っ白なニリンソウに埋め尽くされた白河天狗山を訪れたのが(4/20)
そのわずか12日後(5/2)の天狗山はまるで魔法でもかけられたかのように
ニリンソウの白いお花畑はヤマブキ色のお花畑に大変身。
ヤマブキソウは全国26都府県で絶滅危惧種に指定されている
とても貴重な山野草ですが、
白河市旧表郷村の天狗山は地域の保護活動もあり、
いまや日本最大級の大群落になりました。
見渡す限り谷間全体を覆いつくすヤマブキソウの大群落を目の当たりにすると
本当にこの花が絶滅危惧種なの?と思えるほどです。
久慈川源流をはじめ福島県の山々にも点々と自生地はありますが
こんなに群生している場所はここ以外にはありません。
天狗山のヤマブキソウ群落はまだ全国的には知られていませんが
山野草ファンなら一度は訪れたくなるヤマブキソウの楽園です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
★白河市表郷 天狗山ルートマップ (※国土地理院地図に加筆)
場所は少し分かりづらいので白河市表郷・番沢の表郷総合運動公園や
天狗山球場を目指すと天狗山への案内板があります。 -
★白河市表郷番沢地区地図 (※Google Mapに加筆)
どこから天狗山に向かったとしても県道280号(中野番沢線)までは
そう迷うわないと思いますが番沢地区から天狗山へ向かう市道が
1車線しかない狭い道路で曲がり角もとても分かり辛いです。
一応小さな看板はありますが40kmくらいで走っていると
見落としてしまいそう(--〆)。
狭い市道に入ってしまえばほぼ道なりだし、
所々に案内板もあるので大丈夫だと思います。 -
★天狗山登山道入り口
番沢地区から1車線の狭い道路を道なりに進むと
左側に天狗山登山道の駐車場(無料)が見えてきます。
登山が目的の人はこの駐車場がいいでしょう。
お花畑が目的なら終点の駐車場へ。 -
★天狗山お花畑コース駐車場。
天狗山登山道の駐車場を左にやり過ごしさらに進んだ突き当りに
天狗山お花畑コース駐車場(無料)&簡易トイレがあります。
天狗山は基本的には無料で入山できますが
地元の人がボランティアで維持管理しているので
『募金お願いBox』があるのでご協力お願いします。 -
★白河市表郷 天狗山マップ (※現地案内板)
◎ベージュ色=お花畑コース
◎グレー=登山コース
ヤマブキソウの群落を見るなら
お花畑コース①がいいと思います。
さほどアップダウンはきつくないので小学生以上なら
全く問題ないコースです。
コースにはトイレや売店などはありません。
駐車場にある簡易トイレで済ませましょう。 -
★白河市表郷 天狗山お花畑コース入口
駐車場下の坂下川に架かる簡易橋を渡り花畑コースに進み、
道なりに進めばヤマブキソウの群生地に到ります。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
12日前にニリンソウが満開時に訪れた森はまだ芽生えたばかりでしたが
すっかり新緑の森になっています。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
駐車場から歩くこと6,7分でニリンソウやヤマブキソウの群生地の
『出会いの沢』に到着しました。
『出会いの沢』には写真左手のメイン遊歩道の他に右手に
沢沿いを遡行する『川コース』があります。
『川コース』の特徴は自生地より低いのでヤマブキソウやニリンソウが
立った時の目線で見られることです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
私は今回も『川コース』を進みました。
普段は水量の少ない沢なので、運動靴でも歩けないことはありませんが
水没を気にしないで済む長靴着用がお薦めです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
予想通りヤマブキソウはほぼ満開です。
理想的には後3,4日後がベストでしたが
GW中だし、天気がいいとも限らないので
「思い立ったが吉日」です。(^^ゞ。 -
◆白河・天狗山の春の儚い妖精~ニリンソウ(※2024/4/22 撮影)
上記とほぼ同じ場所の12日前の様子です。
一面ニリンソウが咲き誇り、ヤマブキソウのやの字も見えません。
それがわずか12日間でこれほど劇的に選手交代するなんて
ドラマ以上にドラマチックです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウは雨が降っても完全に花は閉じませんが
花粉が流れないように花が下向きになるし、
傘を差しながらの撮影も難儀なので完全にパス。
雲りでも撮影はOKですが、透明感ある花を撮影するなら
晴れた日に逆光気味に透過光効果を得るのが理想です。
なので、見頃を迎えても晴天かどうかが大事です。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
天狗山には昔からヤマブキソウは自生していましたが
今ほどの大群落では無かったそうです。
最寄りの旧表郷村・番沢地区の方々が整備保護活動の結果
現在の大群落になったそうです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
整備保護活動といってもヤマブキソウを移植したわけではありません。
ヤマブキソウが好む環境を整備し続けた結果
自然にヤマブキソウの繁殖力で増えたそうです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウの繁殖力はもちろん一番重要ですが
ヤマブキソウはアリ散布植物の一つで
アリに種を運んでもらうのも重要なポイントです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウの実(種)には蟻を誘引する物質エライオソーム
(オレイン酸などの脂肪酸やグルタミン酸などのアミノ酸、ショ糖などの糖)を
含んだ付属体があり、
蟻はエライオーソム付きの種をせっせと巣に運び、
エライソーソムだけを食べ実際の種は巣の中のゴミ捨て場に捨てたり
巣の外に放り出します。
その種が条件の良い場所だと発芽する仕組みです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
日本におけるアリ散布植物としては、スミレ属、イチリンソウ属、
フクジュソウ属、ミスミソウ属、キケマン属、クサノオウ属、
エンレイソウ属、カタクリ属などに200種類くらいはあると言われています。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
-
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウ(山吹草)は名前こそヤマブキと付きますが
落葉低木バラ科のヤマブキ(山吹)とは全く別物です。
花はそっくりですがヤマブキは5弁花ですが
ヤマブキソウはケシ科クサノオウ属の宿根草で4弁花。
草丈20~30cm、花径は4cmほどとヤマブキの2倍もあります。
遠目で花は似ていても近づいてみれば低木と草なので間違うとはないと思います。 -
★大滝川渓谷のヤマブキ (※2024/4/26 撮影)
こちらがヤマブキソウの名前の由来となった
◎ヤマブキ(山吹/バラ科ヤマブキ属)
ヤマブキソウ(山吹草)は名前こそヤマブキと付きますが
落葉低木バラ科のヤマブキとは全く別物です。
でも山吹草とは言癒えて妙ですね。 -
☆我が家のシロバナヤマブキ(白花山吹)
◎シロヤマブキ(白山吹/バラ科シロヤマブキ属)
ヤマブキつながりで我が家に咲いているシロヤマブキもご覧ください。
白いヤマブキといった印象ですがヤマブキとは別種で
ヤマブキのハナビラは5枚ですがシロヤマブキは4枚です。
シロヤマブキの野性種は
中国地方にわずかに自生しますが園芸用として広く普及しています。
野生種はレアですが園芸用普及種はとても丈夫で手間いらずです。
野生種は自生数が少なく絶滅危惧種ですが
普及種は丈夫だし種がこぼれ芽が出て勝手に増えていきます。
なのにどうして野生種は数が少ないのだろう? -
☆岩瀬牧場のクサノオウ(瘡(くさ)の王)
◎クサノオウ(瘡の王/ケシ科クサノオウ属)
ケシ科のヤマブキソウとバラ科のヤマブキは良く似ていますが
植物学的には赤の他人です。
ヤマブキソウの親戚にはクサノオウがあります。
名前こそヤマブキの名は付きませんが
ヤマブキソウと最も近い花はクサノオウです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
☆岩瀬牧場のクサノオウ(瘡(くさ)の王)
クサノオウはその辺の野原でふつうに見られ
珍しい花ではありませんがとても可愛らしい花だと思います。
春~秋まで次々と咲く花期の長い野草で、
茎を折ると黄色い液が出、それが丹毒(急性の皮膚細菌感染症)に
効き目があるのでクサ(瘡=できもの)の王と呼ばれます。
花の大きさはヤマブキソウの1/4ほどですが
花はそっくりです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
天狗山は国有林だそうで集落からそう遠くなく
傾斜もそうキツクナイ山ですが貴重な原生林が遺されています。
このような条件のいい山は杉や松などが植林される場合が多いのですが
この辺りはなぜか開発が免れたので貴重な山野草も生き残れたのでしょう。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ただ原生林とは言え全く人の手が入らないと
荒れ放題になり、陽樹や草丈の低い植物は枯れてしまいます。
天狗山も一時はそんな危機的状況だったと思いますが
今は地元ボランティアの保護活動で山野草の楽園が維持されています。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
太平洋戦争以前は民間の主な燃料は炭や薪で
人里近い里山は楢などの落葉広葉樹は炭焼きに使われ
枯れ枝や灌木は柴刈り(焚き木にする)され、
明るい林床が保たれていました。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
しかし戦後高度成長と共に燃料は石炭や石油に取って代わり
炭焼きや柴刈りも行われなくなり
山は次第に荒れていきました。
さらに今は過疎化や高齢化が進み手入れされない里山が増え
里地里山型の植物や動物は危機に瀕しています。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ぱっと見は地味なのであまり注目される花ではありませんが
サワハコベが咲いていました。
◎サワハコベ(沢繁縷/ナデシコ科ハコベ属)は
本州~九州に分布し、沢沿いなど湿った場所に自生します。
花弁が浅裂しぱっと見、桜をデザイン化したような花です。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
こちらはミヤマハコベ。
ミヤマハコベ(深山繁縷/ナデシコ科ハコベ属)は
北海道~九州まで山あいの沢筋や湿った場所に自生します。
花弁は基本5枚ですが深く切れ込むので、ぱっと見10枚に見える花もあります。
そう珍しい山野草ではありませんが群生するとけっこうキレイです。 -
春のナデシコ科美人4姉妹
ナデシコと言うと秋の七草でピンク色の「カワラナデシコ」をイメージしますが
春は白い花の方が多いんですよ。
天狗山ではオオヤマフスマ以外が見られます。
◇ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草/ナデシコ科ワチガイソウ属)
◇ミヤマハコベ(深山繁縷/ナデシコ科ハコベ属)
◇サワハコベ(沢繁縷/ナデシコ科ハコベ属)
◇オヤマフスマ(大山衾/ナデシコ科オオヤマフスマ属) -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
黄色一色のヤマブキソウの絨毯の中でこの一角には
青紫色のラショウモンカズラも咲いていました。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
◎ラショウモンカズラ(羅生門蔓/シソ科ラショウモンカズラ属)は
本州~九州の山間部の少し湿った川沿いなどに自生し
草丈は30cmくらい花の大きさは3~4cmほど、
日本のシソ科の中では最大級の花です。
ランナー(匍匐・ほふくけい)で増え群生を作り、
ラベンダー(シソ科)に似たいい香りがします。
花色は紫がほとんどですが稀に桃色もあります。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
名前の由来は
平安中期の頃、京都朱雀大路南端にあった羅生門に棲みついた鬼が
夜な夜な悪さをし人々を困らせていたので
源頼光(みなものよりみつ)の家臣の渡辺綱(わたなべのつな)が
その腕を斬り落とし鬼を退治したそうな。
その鬼の腕に似た花というので羅生門蔓と名づけられたそうです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ニリンソウが満開だったころは白かったミヤマエンレイソウは
薄紅色に変色していました。
この薄紅色のミヤマエンレイソウを見て
ミヤマエンレソウの薄紅、桃色、薄紫、種だと言う人もいますが
おそらくどれもミヤマエンレイソウ(=シロバナエンレイソウ)が
時間の経過とともに薄紅色に変色してきたもので
同じ種類だと思われます。 -
★白河・天狗山 (※2024/04/20 撮影)
◎ミヤマエンレイソウ(深山延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
別名でシロバナエンレイソウとも呼ばれます。
ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)は名前からすると
小豆色のエンレイソウより深山に自生していそうですが
必ずしも深山に自生しているわけではありません。 -
★白河・天狗山
◎ミヤマエンレイソウ(深山延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
福島県では数少ないミヤマエンレイソウですが天狗山ではたくさん咲いています。
葉の中心から短い花柄が伸び、3枚の外花被片と
3枚の白い花弁状の内花被片からなります。
当地ではエンレイソウに比べ絶対数が格段に少ない希少種です。 -
★エンレイソウ(延齢草/ユリ科エンレイソウ属)
近縁種のエンレイソウはミヤマエンレイソウが
3枚の白い花弁状の内花被片があるのに対して
エンジ色の3枚の外花被片しかありません。
当地では里山から深山までごく普通に見られるエンレイソウですが
愛知、和歌山、徳島では絶滅危惧種1指定。
ところ変わればですね。
ただこの出会いの沢では当地で普通に見られるこのエンジ色のエンレイソウは
なぜか見かけませんでした。 -
★我が家~オオバナノエンレイソウ(大花延齢草)
☆オオバナノエンレイソウ(大花延齢草/シュロソウ科エンレイソウ属)
(※2023/4/23 撮影)
オオバナノエンレイソウは北海道と東北北部の
低地~亜高山帯の湿地や林内などに生え、
茎の高さは30~70センチ。茎頂に直径5~7センチの
白色の花を1個つける。
外側に緑色の萼(外花被片)、内側に白い花弁(内花被片)がそれぞれ3個
ある。葉は茎頂に3個輪生し、菱形状広卵形で、先がとがる。
シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)に似ますがが、
本種の内花被片方が断然大きく、上~斜め上向きに咲く。
内花被片は外花被片よりも長く、大きく飛び出している。
内花被片は広卵型で先端はあまりとがらない。
雄しべは雌しべよりも長い。葯の長さは花糸の約3倍あります。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ニリンソウが満開の時はヤマブキソウの気配は全くありませんでしたが、
ヤマブキソウがこうして見頃時にはわずかながら
ニリンソウの名残り花も見られます。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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◆白河・天狗山の春の儚い妖精~ニリンソウ(※2024/4/22 撮影)
わずか12日前は一面ニリンソウでぱっと見では
ヤマブキソウの気配は全く見られませんが
実はニリンソウの葉っぱをめくると
ヤマブキソウが芽生えています。
それだとしても、蕾も無い状態から
あっと言い間に花が咲き満開になるのですから
まるで『雨後の筍』みたいですね(^^ゞ。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
でもニンンソウはスプリングエフェメラルなので
間もなく花どころか葉っぱまで全部枯れて地上部は無くなってしまいます。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウのハナビラは薄く光を通し易いので
順光撮影より逆光気味に撮影した方が
美しい透明感ある花を表現することができます。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウは基本的には1種ですが
葉っぱの形によりホソバヤマブキソウやキクバヤマブキソウに
分類される場合もあります。
でも花はみな同じです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
逆光を利用した撮影は透過光効果とも言われ
ハナビラの薄いい花やモミジの紅葉撮影にも向いています。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ただ逆光撮影(透過光効果)する場合は広範囲に撮影し
光を撮り込みすぎるとハレーションを起こしやすくなるので
被写体はある程度絞り込んだ方がキレイに撮れると思います。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
薄暗い草むらで木漏れ日を浴びたヤマブキソウは
スポットライトを浴びたように引き立ちより美しく見えます。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ただ、陽射しは自然のものなので人間にはどうしようもないので
逆光撮影するなら午前がいいか、午後がいいかなどと
大雑把な選択しかできません。
撮影スタジオなら思うままにライティングできますが
自然ではそうは行きません。
透過光をうまく利用できそうなポイントを狙って撮影します。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
でも同じ自生地でも西向きのお花畑もあれば
東向きのお花畑もあるので、
その時に最適な撮り方を選択すれば良いと思います。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
透過光撮影は太陽が真上から射すより斜めから射した方が
より透明感あるハナビラを表現できるので
午前中か夕方前の陽射しが理想的です。
夕方近くの撮影は日が沈んでしまえば終わりなので
時間との闘いになり忙しないです。
午前中なら理想的な透過光からはズレていきますが
焦らなくていいので私は午前中の撮影することが多いです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
抜けるような青空の下の散策は気分爽快でとても清々しいです(^^♪。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
写真では暗くてあまり見えていませんが、
写真下の日陰部分にはたくさんのヤマブキソウが咲いています。
ヤマブキソウはこのような
そばに川が流れ湿度があり、木漏れ日が射すような環境を好みます。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ニリンソウもヤマブキソウと同じような環境を好みますが
ニリンソウは広域に分布自生しますが、
ヤマブキソウの自生地は限定的です。
この差はどこから生まれるのでしょうね? -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ラショウモンカズラはランナー(匍匐茎)で増えるので
場所によってはかなり大きな群生になりますが
やはりニリンソウほどは群生しません。
種の発芽率がポイントかも知れません。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
遊歩道山側の斜面も一面ヤマブキソウが咲いていますが
この自生地より標高の高い場所には殆ど咲いていません。
キーワードは水だと思います。
この山側の自生地より上には川も沢もなく
水分は降雨任せですが
遊歩道周辺は降雨の他にも地下水分が豊富なので
ヤマブキソウはこの水脈に沿って群生しています。 -
◆白河・天狗山の春の儚い妖精~ニリンソウ(※2024/4/22 撮影)
ニリンソウが群生しているのもヤマブキソウと
同じ環境を好むからだと思います。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
-
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウは福島県ではこの天狗山の他に浜通りの渓谷沿いや
中通り最南部の久慈川源流域にも自生しています。
でも、天狗山ほどの大群落は見られません。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
-
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
浜通りの渓谷や久慈川源流域では天狗山のように
定期的に下刈りや間伐が行われている場所は少なく
ヤマブキソウは数少ない好条件の場所だけに自生するので
まず絨毯のような群生にはならないと思います。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
天狗山も群生する前は浜通りの渓谷や久慈川源流域と同じように
細々と咲いていたようですが、
林床の下刈りや過密になった樹木の間伐をした結果
ヤマブキソウは蟻の力を借りながら
ほぼ自力で群生するほど増えてきました。
日本の名だたるヤマブキソウの群生地も
全く人の手が入らない大自然と言うよりは
ある程度人間が関与する里地里山型の植物として
命をつないできたのだと思います。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
沢沿いのヤマブキソウはキラキラ光る川面のボケ玉とのコラボが
幻想的でキレイです。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
少し話が脱線しますが
ラショウモンカズラの名前の由来がらみで
渡辺(渡部、渡邊)姓は節分に豆まきをしなくてもいい逸話があります。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
酒呑童子は渡辺綱(わたなべのつな)らに成敗され
酒呑童子配下の鬼・茨木童子が仇をとるために
渡辺綱らをを襲撃したものの
返り討ちに遭い、腕を切り落とされてしまった。
それで渡辺綱らの強さに驚愕し、2度と渡辺綱の前には姿を現さなかったとか。
それ以来、渡辺一族は鬼にめっぽう強く鬼が逃げるので
節分に豆まきは必要なくなったのだとか。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウにはこれと言った逸話や伝説の類は無いようですが
ヤマブキにはよく知られた太田道灌にまつわる逸話が良く知られていますね。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
山吹伝説道灌が父を尋ねて越生の地に来た。
突然のにわか雨に遭い農家で蓑を借りようと立ち寄った。
その時、娘が出てきて一輪の山吹の花を差し出した。
道灌は、蓑を借りようとしたのに花を出され内心腹立たしかった。
後でこの話を家臣にしたところ、それは後拾遺和歌集の
「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」の
兼明親王の歌に掛けて、山間の茅葺きの家であり貧しく
蓑(実の)ひとつ持ち合わせがないことを奥ゆかしく答えたのだと教わった。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
古歌を知らなかった事を恥じて、それ以後道灌は歌道に励み、
歌人としても名高くなったという。
豊島区高田の神田川に架かる面影橋の近くにも山吹の里の碑があり、
1kmほど東へ行った新宿区内には山吹町の地名があり、
伝説の地に比定されている。
また、埼玉県越生町にも「山吹の里」と称する場所が存在し、
この地が伝説の地であるという説もある。ただしいずれも真偽は不明。
また、落語にこの故事をもとにした『道灌』という演目がある。
※Wikiより -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
兼明親王の歌は
「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」とありますが
これは園芸種の八重のヤマブキのことだと思われ
野生のヤマブキは基本的には5弁花の一重咲きで
実もちゃんとなります。
野生でも八重が全く無いわけではありませんが
もっこりした八重咲はまずありません。
もっこりした八重のヤマブキは品種改良されたか
選抜を繰り替えてできた園芸種だと思います。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
-
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
偏見はいけませんが
蓑も無いほど貧しくたいした学もないであろう農家の娘が
後拾遺和歌集の兼明親王の歌を知っていて
遠まわしに山吹を差し出したとは俄に信じがたいです。
ま、そんな事を言うと夢も希望もなくなるので
無粋な突っ込みは止めておきましょう(^_^;)。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
-
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
高山植物のケシを除いて
本来ケシ科は強健な種が多いですが
日本のヤマブキソウは絶滅危惧種に指定されいるほど
繊細なな山野草です。
その対極にあるのがナガミヒナゲシ。(下記)
街中でも良く見かける花で、抜いても抜いても生えてくる
強靭さで知られています。 -
★ナガミヒナゲシ(長実雛芥子/ケシ科ケシ属)
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子/ケシ科ケシ属)は地中海沿岸辺りで、
1960年代世田谷で初めて見つかったとされる比較的新しい外来種です。
美しい花ですが見かけによらず強健で繁殖力が強く生態系を乱す恐れがあると
指摘されています。
越年草なので花が咲く前に駆除すればやたら増殖することはありません。
ケシ科ですがアヘンの成分はないそうです・・・・ -
★ハナビシソウ(ケシ科ハナビシソウ属)
黄色いケシの花といえばカリフォルニアポピーも
春の花壇などで良く見かけます。
日本名はハナビシソウ(花菱草; 学名: Eschscholzia californica)で、
ケシ科ハナビシソウ属の耐寒性一年草です。
日本で花壇や道端空き地などで見られるケシ科の花は
みな強靭な花ばかりなので
ヤマブキソウの繊細さが愛おしくなります。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
繊細なヤマブキソウですが条件さえそろえば
こんなに群生するのですから決してか弱い植物では無いと思いますが
現代社会ではその条件が中々揃わないってことなんでしょう。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
ヤマブキソウの好む条件は自然豊かで
水分が豊富で木漏れ日射す草原です。
絶対的に難しい条件では無いので
天狗山のように少しだけ人間がその環境を整えてあげれば
どこの山間部でも群生できる可能性はあると思います。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
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★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
天狗山のヤマブキソウは『出会いの沢』周辺が一番群生していて
他の夢の沢や坂下川沿いにも自生していますが
群生と言うほどではなく点々と咲いているので
もしヤマブキソウだけが目的なら
出会いの沢のドン詰まりで折り返した方が良いかも知れません。 -
★日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山
出会いの沢のドン詰まりまで行って
同じ道を折り返してきました。
GWの中の平日でしたが数多くの観光客が訪れていて
駐車場は満車近かったです。
でもヤマブキソウは出会いの沢の広範囲に自生しているので
混雑感はなくのんびり見学&撮影できました。
白河天狗山のヤマブキソウ大群落は駐車場から徒歩7,8分で
アップダウンもさほど無く、楽ちんに絶滅危惧種を手に取るように
見ることができます。
体力的に登山は厳しい方にもお薦めの散策コースです。
機会があればぜひ訪れてみて下さい。
これで◆日本最大級のヤマブキソウの楽園~白河・天狗山 はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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