2025/04/21 - 2025/04/21
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j-ryuさん
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◆前回の旅行記でご覧い頂いた大滝川渓谷で
春の野の花に癒されたその足で次はお隣り
天栄村の涌井の清水で一面のリュウキンカに埋もれてきました。
涌井の清水のリュウキンカは我が旅行記では定番中の定番なので
また同じネタか、と思われるかも知れませんが
多くの日本人が毎年桜を楽しみにしているのと同じです。
涌井の清水は四季折々、美しい景色を見せてくれますが、
何と言っても一番お薦めなのは春に清水周辺を埋め尽くす
リュウキンカの黄金色のお花畑です。
福島県の山間では他でもリュウキンカは見らますが
一面リュウキンカの花の絨毯になるのは涌井の清水がNo,1。
それでいて国道294から車で5分、駐車所から徒歩1分と
超お手軽にこれだけ素晴らしいリュウキンカの群生が見られるのですから
さぞかし観光客でごった返すかと思いきや、
平日とは言え毎年私が撮影中はいつも貸し切り状態です。
誰にも気兼ねなく撮影できるのは嬉しい反面
なぜ見学者がこんなに少ないのか寂しくもあり複雑です。
今年の花は終わってしまいましたが、
機会があればぜひ訪れてみてください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水~天栄村ルートMap
(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.3091768,140.2154805,14803m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDUwNy4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D -
◆涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と
猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に
涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むと
ダートの無料駐車場(約15台分)あがり、その右奥手が涌井の清水です。
トイレはありません。 -
◆涌井の清水への拡大ルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水~天栄村
広い駐車場からダートの農道を15mほど左手に下っていくと
右手に涌井の清水が見えてきます。
涌井の清水は山腹や岩肌などから流れ出してくる清水では無く
沼底からブクブクと湧水している沼状の清水です。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水~天栄村
この沼状の清水とは別に背後の山腹から湧き出す清水が
”せせらぎ”となって涌井の清水に流入しています。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水~天栄村
涌井の清水は農道から清水の縁を通って
最奥に鎮座する涌湯御前神社まで約半周の
小路があります。
リュウキンカが一番多く群生しているのは
この小路と反対方向の湿地部分です。 -
★新緑眩しい涌井の清水~天栄村(※2025/5/8 撮影)
リュウキンカが花盛りの頃も当然美しいと思いますが
私は後日再訪した新緑が濃くなる頃も大好きです。 -
★新緑眩しい涌井の清水~天栄村(※2025/5/8 撮影)
清水は深い森に囲まれているので風が強く吹き抜けず
水面が穏やかな時が多く、新緑の時期は緑を映し込む水鏡が
特に美しいと思います。 -
◆涌井の清水:涌湯御前神社
涌井の清水南岸に沿って細い道を進むと
真新しい神社(涌湯御前神社)があります。
一昨年の今頃は壊れかけた古い社でしたが
昨年ようやく新しい社に建て替えられました。 -
◆涌井の清水:涌湯御前神社
その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば)、
この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
涌湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として
領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、
大祈祷を行わせた記録があります。
(案内板より) -
◆涌井の清水:涌湯御前神社
建て替え前の古い社(涌湯御前神社)です。
(2023/04/03 撮影)
創建は成務天皇のころ(4世紀半ば)と言われますが
さすがにこの社は土台がコンクリートブロックなので
そう古くは無いと思います。
ただ痛みが激しくかなりみすぼらしかったので
見るに見かねて建て替えたのでしょう。
ただ神社とは言え宗教施設を村が建てるわけにはいかないので
地元民の寄付で新築したのだと思います。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
沼状の清水では沼底の至るところからブクブクと湧水しています。
沼底が白っぽい部分は特に湧水量が多いポイントで
頻繁に気泡が湧き上がり水面に波紋が広がります。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
涌湯御前神社から農道方面を望んだ構図です。
ゼンマイのようなシダ植物がニョキニョキ芽生えていました。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
涌湯御前神社より奥には小路はありませんが
山側に進むと谷間に”せせらぎ”が流れその”せせらぎ”沿いにも
リュウキンカが群生しています。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
2年前までは鬱蒼としたヒノキの森でしたが
昨年唐突に伐採が始まり”せせらぎ”の右手のヒノキの森が
ハゲ山になってしまいました。
”せせらぎ”はここから150mくらい先の山腹から湧水していて
それが”せせらぎ”となって流れ下り涌井の清水に注いでいます。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
リュウキンカは水分があれば明るい場所を好むので
森の伐採は歓迎だと思いますが
日陰を好む貴重な植物もたくさん生えていたので
それら陰地性植物は陽当たりが良くなり過ぎて
大丈夫なのか心配です。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
上記写真とは反対側(下流側)の様子です。
ここにも以前からリュキンカは自生していましたが
明るくなり俄然勢力を増してきた感じです。
”せせらぎ”はこの先で一旦地中に隠れるように流れ(暗渠)
再び地上に顔を出します。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
上記の”せせらぎ”が暗渠から再び顔を出した地点が
涌井の清水の湿地部分です。
この湿地にリュウキンカが一番多く群生しています。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
福島県では尾瀬など高山帯の湿地などにもリュウキンカは
分布自生していますが
低地でこれほどたくさん群生している場所は
私が見てきた中ではここ涌井の清水が最大級です。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
◎リュウキンカ((立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)は
本州~九州の山あいの湿地や沼地に自生し、
光沢のある黄色い花はまさに金のごとく華やかで
山野草の中でも一際存在感のある花です。
ハナビラに見えるのは萼片(がくへん)で、
これはキンポウゲ科の花に
多くみられる特徴です。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
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★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
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★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
リュウキンカは高地や冷涼な気候の水辺を好みますが
涌井の清水の標高は400mと高地とは言い難いです。
でも常に冷涼な湧水が流れているので
これだけの群生を形成するのは
リュウキンカにとっては居心地のいい楽園なのでしょう。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
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★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
涌井の清水は森に囲まれているので
優しい”せせらぎ”の水音にウグイスなど野鳥のさえずりがこだまし
マイナスイオンとナチュラルサウンドに満たされた
まさにヒーリングのサンクチュアリ。
目的は写真撮影ですが撮影している間に
知らず知らずのうちに癒され
いつしか清らかな自然に抱かれています。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
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★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
湿地を好む植物はたくさんありますが
ここに自生しているのは何故か9割がリュウキンカで
残りがミズバショウです。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
他の湿地植物が侵出して来ないのは
恐らくこの湿地が森に囲まれあまり陽当たりが良くないからでは
ないかと想像しています。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
湿地植物の多くは水分は当然のこと陽射しも好むので
涌井の清水の湿地部分はおそらく陽射しが足りないので
生えている植物が限定的なのではないかと思われます。
リュウキンカもミズバショウも陽射しを好みますが
耐陰性も備えているので一日中陽が射さなくても
花を咲かせることができます。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
明るい湿地は様々な湿地植物の楽園ですが
しだいに葦や芦が進出しやがて陸地化することもあります。
でも涌井の清水は森に囲まれ半日陰状態。
半日陰だと葦や芦は進出できません。
できたとしても拡大増殖は難しいでしょう。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
湿地の所々にはミズバショウ(水芭蕉)も自生していますが
花はほぼ終わりで大きくなった葉っぱに隠れていました。
◎ミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)は
主にシベリア東部、サハリン、千島列島、カムチャッカ半島と
日本では北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
なので水芭蕉の本来の満開は円柱状の花序の
小さな花が満開になった時ですが
見た目的には仏炎苞が大きく展開し
円柱状の花序が蕾の時の方が仏炎苞の白さが際立ち
花序が満開の時より美しいと思います。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
水芭蕉の葉は南方系のクワズイモや芭蕉の葉を除けば
本州以北では最大級の葉の大きさに成長します。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
涌井の清水の沼状の部分には魚はいますが
このせせらぎにも見た限り魚類は生息していません。
おそらく水量が少ないし源泉までの距離が短く
今回、森が伐採されるまで薄暗い環境だったので
魚類が好む条件が揃っていなかったのでしょう。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
沼にはハヤが生息していています。
「ハヤ」は涌井の清水が流出する小川を遡って
清水にやってくるのだと思われます。
流出する小川は最終的には釈迦堂川に注ぎます。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
ハヤは、日本産のコイ科淡水魚のうち、
中型で細長い体型をもつものの総称だそうです。
釣り用語や各地での方言呼称に用いられ、
標準和名に「ハヤ」が組みこまれた種もある。
主な魚として
ウグイ、アブラハヤ、タカハヤ
オイカワ、ヌマムツ、カワムツ -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水の虹鱒
沼にはハヤの他にも体長30cm弱の虹鱒もいます。
でも本来、虹鱒は在来魚ではないので
このニジマスは誰かが放流したのだと思います。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
今年は春の訪れが遅かったので涌井の清水のリュウキンカも
見頃が少し遅れるだろと昨年より
1週間遅く訪れたのですが
予想外に見頃のピークは過ぎていました。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
涌井の清水は湧水なので水温が比較的安定していて
真冬でも凍結しないくらいですから
外気的に寒い春でも水温は例年とあまり変わらず
引いては花の開花も見頃もほぼ平年通りだったと言うことです。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
そう言えばお隣の矢吹町にも植栽されたリュウキンカの
群生地がありますが、標高は明らかに涌井の清水の方が
110mほど高いのに、見頃は涌井の清水の方が
少し早いという事実を忘れていました(^-^;。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
リュウキンカ咲く湿地を跨いで横たわる大きな倒木があります。
倒れた当時はかなり目障りでしたが、
今は風化してきたので以前ほどの違和感はなくなりました。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
地元の農家のお婆ちゃんの話によれば
昔は涌井の清水に限らずリュウキンカは
谷地蕗と言って他のヤジッポ(谷地)にも
生えていたそうですが
今では涌井の清水でしか見られなくなりました。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
リュウキンカの若芽若葉の頃は山菜として
食べられるそうですが、
キンポウゲ科は有毒なものが多く
リュウキンカも猛毒では無いものの毒があるので
大量には摂取しない方が良いようです。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
確かにリュウキンカの葉は形状的には蕗(フキ)の葉を
小さくしたような形なので素人には仲間に見えるかも知れませんが
蕗はキク科フキ属なので春菊ににたような風味がありますが
リュウキンカはキンポウゲ科リュウキンカ属で
科も属も全く違い春菊のような風味はしません。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
早春の花はユキワリソウやニリンソウ、キクザキイチゲなど
夜から早朝や雨、曇天、気温が低い時などは
ハナビラを閉じたり半開きになる場合が多いので
撮影する時の気象をよく把握する必要がありますが
リュウキンカは一つの花が開花したら
ハナビラ(萼片)が散れるまで咲きっぱなしなので
気温や時間帯などを気にせずに全開の花を撮影できます。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
リュウキンカは花後はコンペイトウのような実ができ
成熟すると種が弾けて周囲に散布されたり、
水際の株なら流れに乗って遠くに運ばれることもあります。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
リュウキンカの花は群生している花より
この株のように単独で生えている場合の方が
栄養が行き渡りやすいのか一つ一つの花が
大きくなるようです。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
涌井の清水の湿地部分には20年くらい前までは
ウッドデッキが架けられてしましたが
今は朽ちて撤去されたのでその残骸さえありません。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
見学する場合は基本的に沼の半周くらいにある小路から
鑑賞&撮影しますが場所によってはぬかるでいたりするので
特に撮影目的なら長靴着用がお薦めです。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
このミズバショウはまだ白い仏炎苞がすくっと立っていますが
花が受粉すると仏炎苞はへたってきます。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水~ミズバショウ
(※ 2024/04/14 撮影)
昨年の方がミズバショウは花見頃でした。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水~ミズバショウ
(※ 2024/04/14 撮影)
苞に包まれた円柱状の花序に
粒々の小さな花が咲いています。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
-
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
周辺のミズバショウより一つ一つの花が大きい
リュウキンカが咲いていました。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水
日本には北海道&北東北に自生し花が大きい
エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)が
(写真下参照)
分布自生していますが、本州のリュウキンカと遺伝子的に
どのくらい違いがあるのかは分かりません。
ただ外見を見る限り、この涌井の清水の大振りなリュウキンカも
エゾノリュウキンカと大きな違いが無いように見えます。
Netでリュウキンカとエゾノリュウキンカの違いを調べたら
エゾノリュウキンカは葉の表は艶がなく、葉脈が目立って凸凹で、
黄緑っぽい葉をしている。
リュウキンカは葉柄や葉の縁に少し赤味があり、
葉の表は艶々していて葉縁の切れ込みもあまりない。
そうです。
それを参考にすると
涌井の清水のリュウキンカの葉は艶々し
葉縁の切れ込みもあまりないので本州型のリュウキンカで
間違いないと思います。 -
★郡山市逢瀬公園のエゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)
(※2009/3 撮影)
10年くらい前には郡山の逢瀬公園に寄贈されたエゾノリュウキンカが
植栽されていましたが現在は消えて無くなってしまったようです。 -
★イタリア・ドロミテ~ボルドイ峠のリュウキンカ
☆2019/6/23(日) ポルドイ峠 (標高: 2,239 m)
◎カルタ・パルストゥリス(キンポウゲ科リュウキンカ属)
5年前に訪れたイタリア・ドロミテのポルドイ峠の湿地でも
リュウキンカの群生が見られました。
近くで見ると日本のリュウキンカより一つ一つの花が少し大きく
北海道に自生するエゾノリュウキンカに似た印象です。
系統的にもエゾノリュウキンカはカルタ・パルストゥリスに
ごく近い種だそうです。 -
★我が家のヒメリュウキンカ(姫立金花)
リュウキンカに良く似た庭花にヒメリュウキンカがあります。
外見はリュウキンカとそっくりですが
リュウキンカはリュウキンカ属でヒメリュウキンカはキンポウゲ属です。 -
★我が家のヒメリュウキンカ(姫立金花)
◎ヒメリュウキンカ(姫立金花/キンポウゲ科 /キンポウゲ属)は
イギリスやヨーロッパ大陸の山地の湿った草原や湖沼畔に生える、
小型のキンポウゲの仲間です。
夏に地上部がない夏眠性の植物で、
地下に塊根がタコ足状に数本あります。
秋が深まるころから芽を出し始め、
冬の間も少しずつ芽を伸ばして葉を開きます。
春に次々と咲く黄色の6~8枚の花弁は萼花弁で、
花はあたかも小型のリュウキンカのようです。
花が終わると結実し、晩春のころには小さな金平糖のようなタネをつけ、
葉は次第に黄変して休眠に入ります。 -
★リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水~ショウジョウバカマ
清水の傍らではショウジョウバカマも花盛りでした。
◎ショウジョウバカマ(猩々袴/メランチュウウム科ショウジョウバカマ属)
ショウジョウバカマは日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、
やや湿った林縁、林床、土手などに自生します。
花色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など自生地で
ビミョウな違いがあります。 -
★涌井の清水の山野草
涌井の清水や周辺ではリュウキンカや水芭蕉の他にも
四季折々様々な山野草の花が見られます。 -
★涌井の清水の山野草
左上から
◎フシグロセンノウ◎ハンゴンソウ◎コバギボウシ◎アケボノシュスラン
◎ホタルカズラ◎コオニユリ◎サワオグルマ◎ササバギンラン
◎ツリフネソウ◎ノダケ◎ヤマユリ◎アケボノソウ
◎ハルリンドウ◎オタカラコウ◎チゴユリ◎トリアシショウマ
等々、他にも様々な花が見られます(開花時期はそれぞれ別です)
盗掘は問題外ですが足元の小さな芽や花は踏みつけないよう
御注意下さい。 -
★雪降り埋む初冬の涌井の清水
深々と雪降り埋む静寂の涌井の清水も素敵です。
涌井の清水は沼底から常時湧水しているので
厳寒期でも凍ることはありません。
これで◆リュウキンカ咲き埋む陽春の涌井の清水はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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