2024/04/11 - 2024/04/11
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j-ryuさん
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☆今年も奥州三古関の一つ史跡・奥州白河の関で
カタクリやキクザキイチゲなどが
近隣の里地ではアマナやアズマイチゲなどの
スプリングエフェメラル(春の儚い妖精)が花盛りになりました。
白河の関は万葉~平安時代に機能していた国境の関で
その後、律令制の衰退とともの関は使われなくなりましたが
歌枕の地として短歌や俳句の憧れの聖地となり
能因、西行、芭蕉など名だたる歌人俳人が多くの歌を残しています。
文学や歴史にあまり興味がなくても大丈夫。
白河の関は山野草の宝庫で特に春のカタクリやキクザキイチゲの
群生は福島県随一の花園です。
遊歩道が整備されているので山歩きが苦手な人でも
手軽に野の花を間近で見られるのも魅力です。
また白河の関の近くの天狗山は絶滅危惧種のヤマブキソウの
国内有数の群生地。
白河の関を越えると関東では失いけた豊かな自然が
まだたくさん残っていて正にに”みちのく”です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆白河の関ルートMap
※Google Mapに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.0829886,140.2837545,15801m/data=!3m1!1e3?hl=ja
白河の関は県道76号・白河・伊王野線沿いにあります。 -
☆白河市表郷地区から望んだ関山(619m)※2019/5/7 撮影
白河の関の北東に聳える関山(619m)
名前のように白河関の近くにある秀麗な単独峰で
山頂には行基が開基したと言われる万願寺があり、
芭蕉や曽良も奥の細道の道中に参詣したと言われる名峰です。
芭蕉もこのような長閑な田植え風景を心にとめ
『風流の初めやおくの田植え歌』を詠んだのかも。
※芭蕉らは白河関よりずっと北の須賀川宿で世話主の等躬に
「どんな関越えの句を作りましたか」と問われ
「疲れや、風景に魅了されたりなどで十分考えられなかった。
しかし一句も作らぬのはやはり残念で」と芭蕉が須賀川宿で詠んだ句です。 -
☆白河関の森公園案内図 (現地看板に加筆)
白河の関は福島県と栃木県の県境近く
我が家からは車で40分ほどです。
白河関の森公園はかなり広大ですが、
目的のカタクリやキクザキイチゲの群生は
主に白河神社を取り囲む社叢(しゃそう)=神社の森に自生するので、
メイン駐車場から白河神社方面に歩いて進みます。 -
★白河の関の森公園
メイン駐車場そばのレントラン棟の背後(北東)には
菜の花畑が広がり8分咲きでした。 -
★白河の関の森公園~旗立の桜
菜の花畑の北側にある旗立の桜はまだ蕾でした。
旗立ての桜は義経が平家討伐のためいざ鎌倉に参じる際、
白河神社に先勝祈願したとき、
この桜に源氏の旗を立てたと言う伝説があります。
この地域名『旗宿』はこれに由来するそうです。 -
★白河の関の森公園~従二位の杉
白河神社参道入口の右手には杉の巨木『従二位の杉』が
そそり立っています。
下から見上げるとその迫力に圧倒されます。
◎従二位の杉
鎌倉時代初期の歌人で「新古今和歌集」の選者でもある
藤原家隆(従二位宮内卿)が手植えした奉納した樹齢800年の巨木。 -
★白河の関の森公園~梅園
白河神社参道入口手前にある梅園です。
福島県の中通りは桜が満開だと言うのに白河の関は
標高(390m)が高いので白梅がまだ咲いていました。
因みに福島市は(65m)郡山市は(240m)当町は(275m)
白河市は(360m)と
中通りは南の栃木県に近いほど標高が高くなります。 -
★白河の関の森公園~白河関跡の現地解説版
奈良時代から平安時代に機能していた白河関は律令制の衰退とともに
その機能は失われ江戸時代半ばにはその存在場所も曖昧になり、
現在の白河関の南にある『境の明神』が白河関跡との説もありました。
境の明神は、白河市と栃木県那須町の県境に二社並立している神社の通称である。
白河から見ると、陸奥側(白河市)には玉津島明神(女神・衣通姫)、
下野側(栃木県那須町)には住吉明神(男神・中筒男命)が祀られています。
松尾芭蕉の奥の細道俳諧紀行で、
みちのくの第一歩を記した場所として句碑や歌碑が建立されているとともに、
大名家や商人から多くの燈籠が寄進されていることから、
陸奥・下野の国境である境の明神として重要な場所であったことがうかがえる。
松平定信の時代に建てられたという「従是北白川領」と刻まれた石柱もあります。 -
★白河の関の森公園~白河神社参道入口
因みに奥州三古関とは白河の関の他、
福島県いわき市の勿来の関(なこそのせき)と
山形県鶴岡市鼠ヶ関(ねずがせき)の三関を指しますが
当時は奥州三関という表現は無かったそうです。 -
★白河の関の森公園~白河神社参道入口
入口の杉には大蛇のような藤の古木が巻き付き
ほぼ締め殺し状態です(^-^;。
白河神社は社叢(しゃそう)=神社の森の一番高い場所に
鎮座していますが、階段は見えている部分だけなので
登るのはそう大したことではありません。 -
★白河の関の森公園~白河神社
JR白河駅の南7Kmほど栃木県との県境の近く。
奥州三古関の白河関跡内に鎮座しています。
階段参道を上ると社殿があり本殿は裏手にあります。
社伝では、成務天皇五年九月、白河国造・鹽伊乃自直命を祀り、
宝亀2年(771)3月に、
天太玉命、住吉明神・中筒男命、玉津島明神・衣通姫命を祀ったという。
2022年、夏の甲子園で仙台育英高校が東北勢で初めて優勝しました。
北海道は駒大苫小牧高校が既に優勝していますが
東北勢は準優勝どまりで2022年に初めて白河の関を越えました。
仙台育英高校は優勝後に長年の応援に対し優勝報告とお礼に参拝したようです。
なお、社務所は県道76号伊王野・白河線沿いにあります。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
歴史的な小難しいことを語りましたが、
ここから本来の目的であるカタクリやキクザキイチゲの花を観賞します。
白河の関のなだらかな丘の上に白河神社が鎮座し
神社を取り囲むように遊歩道が何本も整備されています。
一番外側にある周回遊歩道はどこからスタートしても
カタクリやキクザキイチゲが見られ再びスタート地点に戻るので
迷うことはないでしょう。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
白河の関で見られる山野草はたくさんありますが
何と言っても見逃せないのが春に咲き誇るキクザキイチゲ&カタクリの
群生でしょう。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
カタクリの群生の名所は全国にたくさんありますが
白河の関の特徴はキクザキイチゲ&カタクリのコラボレーションだと思います。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
キクザキイチゲもカタクリもそう珍しい山野草ではありませんが
どちらが主役か分からないほど競演しながら咲き誇っています。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
所々キクザキイチゲが少し優勢だったり
カタクリがやや優勢だったりはしますが
白河の関ではどの場所でも競演しています。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
キクザキイチゲもカタクリもほぼ同時に
花の見頃になるのも魅力だと思います。
どちらか片方が1週間早かったり遅かったりすれば
この華やかな競演は見られないわけですから
天は二物を白河の関に与えてくれたようです。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
当然、この時期はキクザキイチゲ&カタクリのW主演ですが
その他にもササバエンゴサク、アズマイチゲ、ニリンソウ、スミレ色々など
たくさんの山野草の花が咲き誇ります。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ
逆光撮影が可能なポイントは
透過光効果や背景ボケも相まってメルヘンチックな
写真も撮れました。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ
-
★白河の関の森公園~タチツボスミレ(立壺菫/スミレ科スミレ属)
こちらの土手にはタチツボスミレの見事な群生が見られました。
珍しいスミレではありませんが
珍しくなくても群生すれば見栄えがいいです。
スミレの名前の基本種であるスミレより分布域も分布数も多く
おそらく日本で一番多く見られるスミレの一つだと思います。
珍しさはありませんが空色のとても美しいスミレです。 -
★白河の関の森公園~タチツボスミレ(立壺菫/スミレ科スミレ属)
名の由来は「坪」とは道端や庭の意味で
「立」は、花の盛りを過ぎると茎がしだいに立ち上がってくるところから。
また、漢字で(立壺菫)と表記する場合もあります。
この壺はスミレの由来となった大工道具の墨入れを壺に見立てた説もありますが、
疑問を投げかける人もたくさいます。
「スミレ」の花の基部に、蜜をためておく、ふくらみ(距)があり
その姿が大工道具の「墨入れ」を横からみた形状に似ているところから、
語源となったとするのは、朝ドラ『らんまん』の牧野富太郎博士の説。
でもスミレと言う言葉は平安時代以前から使われていました。
牧野富太郎博士の説の墨入れ説の元となった墨入れ(墨壺)は
江戸時代以降の形だそうで、それ以前はスミレの花(距)のような形では
無かったそうで、牧野富太郎博士の説は疑問視されています。
万太郎危うし!! -
☆大滝川渓谷~オオタチツボスミレ(大立壺菫) (※2023/4/10 撮影)
タチツボスミレにそっくりでやや大型のスミレに
オオタチツボスミレがあります。
花の後ろにある距(キョ)が白いのが特徴で、
多雪地帯の山間でよく見られます。
葉もタチツボスミレより少し大きく葉脈が少し凹んでいます。 -
☆町内里山草地のニオイタチツボスミレ(匂立壺菫)(※2024/4/26撮影)
タチツボスミレと名前が良く似ているスミレに
ニオイタチツボスミレ(匂立壺菫)があります。
ニオイタチツボスミレはは名前の通り、ほのかな香りがあり
当初は根生葉だけですが、やがて茎を形成して立ち上がります。
北海道から九州まで山地の草原や林縁、路傍などに自生します。
似たものが多く見分けにくいスミレの中では葉も花も丸いので
咲いていれば直ぐわかります。
単独でも咲いていますが群生していると見ごたえあります。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
◎キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲは近畿以北~北海道の落葉樹林下や林縁に自生し、
花や葉が菊に似ていて花を一つだけ咲かすのでキクザキイチゲと呼ばれます。
花色は基本的には白ですが豪雪地帯では青花も多く見られます。 -
☆郡山市湖南町の青花キクザキイチゲ (※ 2024/4/15 撮影)
キクザキイチゲは白花の他に数は多くないものの青花もあります。
青花は日本海側の豪雪地帯に多く自生し、
福島県でも会津地方の山間部に自生します。
中通りでも奥羽山系の山間部でも僅かに自生しています。
豪雪地帯に多いのは事実ですが、雪のあまり積もらない筑波山にも
自生するようなので豪雪だけが理由でもないようです。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
-
★白河の関の森公園~ササバエンゴサク
キクザキイチゲ&カタクリの群生の傍らでは
ササバエンゴサクも咲き始めていました。 -
★白河の関の森公園~ササバエンゴサク
◎ササバエンゴサク(笹葉延胡索/ケシ科キケマン属)
ササバエンゴサクはヤマエンゴサクの葉の細長いタイプです。
ヤマエンゴサク(山延胡索/ケシ科キケマン属)は本州~九州の
山あいのやや湿った場所に自生し、花色は薄紫や水色、青など様々です。 -
★白河の関の森公園~ササバエンゴサク
ササバエンゴサクは下記のヤマエンゴサクの丸みのある葉に比べ
明らかに細長いのが特徴ですが、花の形や多様な花色は
ヤマエンゴサクと同じです。 -
☆隣り村里山林縁に咲くヤマエンゴサク (※2024/4/17 撮影)
明らかに葉っぱが丸みのあるヤマエンゴサクです。
花色は個体差でササバエンゴサクもヤマエンゴサクもまちまちです。
山延胡索は中国に同じ仲間の生薬“延胡索”があり
日本の野生の延胡索と言うことで山延胡索と名づけられたそうです。
漢方のエンゴサクは鎮痙、鎮痛作用があり、
大正中薬胃腸薬、太田漢方胃腸薬などにも配合されていますが
残念ながら日本のヤマエンゴサクの薬効は劣るそうです。 -
★白河の関の森公園~カタクリ
この辺りの土手はカタクリがほとんどで
キクザキイチゲは少数派です。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
-
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
◎カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリは北海道~九州の主に落葉樹林下に自生し、
日本ではピンク色と雑種の白花だけですが、世界では約25種あるそうです。
観光山野草園などで黄色いカタクリを見ることもありますが、
日本の山野草の中に外来種があるのはどうかな?と思います。
魅せる演出として植えるなら
少なくとも日本の在来種では無いことを明記して欲しいものです。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
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★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
カタクリもキクザキイチゲは自然豊かな山間部でも見られますが
自然界は厳しいのでこれほど群生している場所は
あまり無いと思います。
ここは昔から白河神社の社叢(神社の森・鎮守の森)として
大切に守られてきたのでキクザキイチゲにせよカタクリにせよ
これだけ群生しているのだと思います。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
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★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
カタクリを始めスプリングエフェメラル(春の儚い命)は
夏には地上葉は枯れ休眠に入るので
少しは藪になっても大丈夫ですが
常緑の植物などが繁茂し覆いつくすと
冬~春にに陽射しが燦燦と当たらなくなり
次第に消えて無くなってしまいます。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
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★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
社叢(神社の森・鎮守の森)や手入れさている雑木林や里山は
厄介な植物は下刈りされるので草丈の低いスプリングエフェメラルでも
群生をつくることができます。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
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★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
自然のままの山でも条件がそろえばスプリングエフェメラル植物は
ちゃんと生きていけますが、自然界ではライバルが多いので
中々大きな群生は形成できません。
人間と共生関係を結べた方が
よりたくさんの子孫を残すことができ、
見事なお花畑が見られるようになります。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
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★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
写真的には花の種類がある程度まとまって咲いていた方が
見栄えが良いような気がします。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
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★白河の関の森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
キクザキイチゲ&カタクリもスプリングエフェメラル(春の儚い妖精)なので
夏までには地上部は全て枯れてしまい休眠します。
その間に緑が生い茂り日陰になっても問題ありませんが
晩秋から早春にかけては太陽が燦々と射すような環境を好みます。
晩秋から早春にかけても日陰になると年々勢力が衰え
最悪消えて無くなってしまいます。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
カタクリは、ユリ科カタクリ属に属する多年草。
別名で、カタコともよばれ古語では「堅香子(かたかご)」と
呼ばれていたそうです。
山地の林内にしばし群生し、1 - 2枚つく葉にはまだら模様があり。
春先に独特で見栄えする紅紫の花を咲かせたあと、地上部は枯れます。
種子で繁殖しますが、発芽から開花まで8 - 9年ほどかかり
人工栽培は容易ではありません。
かつて、球根から片栗粉が作られていたので
今ではジャガイモから作られたデンプン粉も片栗粉と呼ばれています。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
-
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
カタクリの花は下向きに咲くので
平らな場所に咲いているとオシベやメシベを真正面から
撮影するのが難儀です。
下手すれば地べたに伏せないと撮れませんが
白河の関は土手斜面に咲いているケースが多いので
比較的下から花の正面をのぞき上げるように撮ることが出来ます。 -
★白河の関の森公園~カタクリ
カタクリのハナビラの内側にはまるでもう一つ花のような模様が
あるのがよく分かります。
これは蜜標(みつひょう)と呼ばれ、
虫たちに蜜のありかを教えるための模様だと言われてます。
わざわざ教えなくても虫たちは花の中心部に行くと思うのですが・・・
より親切ってこと??(^-^;。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
カタクリ粉の語源はこのカタクリにあると先に書きましたが
ではカタクリからいつの頃まで片栗粉は作られていたのでしょう?
正確な年代は不明なようですが
江戸末期頃まであろうと言われています。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
-
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
江戸時代まで片栗粉は現在のような調理用デンプンとしてではなく
病人のための栄養補給源として利用されていたようです。
カタクリの球根から取れるデンプンはほんの僅かで
江戸末期にはカタクリは激減していたようです。
現代はカタクリから片栗粉を作る人はまずいないと思いますが
昭和の高度成長期に生活にゆとりによる山野草ブームで
盗掘されせっかく回復してきたカタクリでしたが
保護地以外で見る機会は少なくなってきました。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
明治に入り、北海道開拓が進み寒冷地でも栽培が容易なジャガイモの栽培が
推奨されジャガイモの生産が飛躍的に増えました。
そのジャヤガイモから作られるデンプンはカタクリから作られるデンプンと
似たような効果が得られさらに安価なため、
わざわざ苦労して激減したカタクリから片栗粉を作る人は
いなくなったようです。
明治期以降はジャガイモデンプンが片栗粉の代用として定着し
名前も片栗粉を踏襲するようになったようです。
今なら原材料が違うので食品偽装になりそうですね(^-^;。 -
★白河の関の森公園~カタクリ&キクザキイチゲ
カタクリもキクザキイチゲも典型的な里地里山型の植物で
人の手の入らない山でも条件さえ良ければ群生しますが
草丈の低い山野草は背の高い植物に埋もれてしまうと
やがて消えてしまうので、人の手で下刈りされるような里地里山で
良く群生します。 -
★白河の関の森公園~コブシ
林縁ではコブシが花を咲かせていました。
古木のせいなのか若木に比べてやや花数が少ない感じがします。
◎コブシ(辛夷/モクレン科コブシ属)
コブシは北海道~九州に分布、里山から低山に自生し、
樹高が10m以上になる落葉高木。
花弁枚数は6枚と3枚の萼片でなり全体で9枚に見えます。 -
★白河の関の森公園~コブシ
コブシは日本海側に自生するタムシバに似ていますが
遠目では見極めは難しいです。
タムシバはコブシほど大木にはならないので
大木ならほぼコブシですが中以下だと難しいかも。
コブシは花が咲くとき葉が1枚付くことでタムシバと見分けがつきますが
ハナビラはタムシバの方が細長いので感覚的にもなんとなく見分けられます。 -
★白河の関の森公園~アブラチャン
ユニークな名前のアブラチャンが咲いていました。
◎アブラチャン(油瀝青/クスノキ科クロモジ属)は
本州~九州の山あいの半日陰に自生する落葉樹で樹や実に油成分が多く
昔は灯火用の油をとったのが名前の由来だそうな。
『瀝青=チャン』とは油桐の油に松脂を加えたもで
防水用の塗料に用いたそうです。
チャンそのものは外来語ではないかと言わてるそうです。
ダンコウバイ(檀香梅/クスノキ科クロモジ属)に良く似ますが
アブラチャンには枝と花の間に短いながら花序(茎)がありますが
ダンコウバイは花序がありません。葉っぱも違います。
アブラチャンは桜の葉っぱのような形ですが
ダンコウバイは葉先が3つに割けています。
でも、花の時期は近づいてよ~く確認しないと判別がかなり難しいです。 -
★白河の関の森公園~アズマイチゲ
何度も訪れている白河の関で初めてアズマイチゲを見つけました。
こんなに群生しているのに何故初めて見つけたのでしょう?
キクザキイチゲもアズマイチゲも花がそっくりなので
遠目では中々見分けにく花です。
大きな違いは葉っぱの形ですが、
これも近づいて意識的に確認しないと気付かないと思います。 -
★白河の関の森公園~アズマイチゲ
ましてや白河の関では100%キクザキイチゲだろうと言う
思い込みもあったので、いちいち確認しなかったのが大きな原因です。
ここはたまたま小さな群生だったので気が付きましたが
もしキクザキイチゲの中に混じっていたらまず気づかないでしょう。 -
★白河の関の森公園~キクザキイチゲ
こちらが同じ白河の関に咲いているキクザキイチゲです。
白河の関にもアズマイチゲが自生していると知っていれば
どこに咲いているんだろう?
と言う目で見ますが
白河の関にはキクザキイチゲしか自生していないと
思い込んでいると、まず発見できないと思います。 -
★白河の関の森公園~アズマイチゲ
◎アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
アズマイチゲは北海道~九州の主に落葉樹林の明るい林下や林縁に自生し
土壌は石灰岩質を好みます。
しかし、ここは里山の林縁で
素人目には石灰岩質土壌には見えませんが
化学的地質調査をしないと実態は不明です。 -
★白河の関の森公園~アズマイチゲ
この場所の他にもう1ヶ所自生している場所を見つけましたが
そこは群生はせずパラパラと自生していました。
そばにはキクザキイチゲも咲いていて
なおさら見極めが困難だと思いました。
もしかしたら気付かないだけで
白河の関にはもっとアズマイチゲが自生しているのかも。 -
★白河の関の森公園~アズマイチゲ
こちらもアズマイチゲですが上記と葉っぱの色がかなり違います。
上記の小群生のそばに咲いているんですが
かくも葉っぱの色が違うものかと摩訶不思議です。 -
☆アズマイチゲとキクザキイチゲの違い
キキザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)と
良く似ているので
比べてみましょう。
キクザキイチゲの葉がギザギザと切れ込んでいるのに対し
アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ丸みがあって少し垂れ下がっています。
アズマイチゲの花色(萼片)は白だけですが
キクザキイチゲは白がもっとも多く、豪雪地帯では青紫や薄紫色も見られます。
花の中心部はキクザキイチゲはほぼ白ですが
アズマイチゲはわずかに紫を帯びています。 -
★白河の関の森公園~ニリンソウ
ニリンソウはまだ咲き始めたばかりでした。
◎ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)は
日本各地の主に山地の湿潤な林床や川沿いに自生します。
そう珍しい花ではありませんが
その清楚で気品のある姿はいつ見ても心洗われる花です。 -
☆隣り村、川沿い土手に咲くイチリンソウ
◎一輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)(2019/5/6 玉川村で撮影)
ニリンソウはぱっと見や名前的には
仲間のイチリンソウ(一輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属と似ますが
基本的にイチリンソウは1株から一輪、ニリンソウは二輪咲きます。
花は似ていても圧倒的に違うのは花の大きさです。
ニリンソウの花径が約2cmほどなのに対し、
イチリンソウは4cm近くもあります。
オシベ(約)の色はニリンソウは少し黄ばんだ白で
イチリンソウは黄色なので良く目立ちます。
イチリンソウは遠くから見るとラッパスイセンかと思えるほどです。
ニリンソウは当地では山で普通に見られますが
イチリンソウはめったに見られません。 -
★白河の関の森公園~場違いのラッパスイセン
カタクリ&キクザキイチゲの群生の中に
なぜかポツンとラッパスイセンが咲いていました。
ニホンスイセンは関東以西に広く分布しますが渡来種なので
本当の意味で日本に自生種はありません。
当然このラッパスイセンも誰かが球根を植えたか捨てたかで
スイセンは球根も葉も毒があるので動物が持ち込むことも考えにくいです。 -
★カタクリ&キクザキイチゲの森公園~キクザキイチゲ&カタクリ
けっこう広い白河神社の社叢をぐるりと1周して再び
スタート地点に戻ってきました。
平日ってこともありますが訪れる人は疎らで
ゆったりのんびりカタクリやキクザキイチゲなど
春の儚い妖精(スプリングエフェメラル)を堪能できました。
この後は隣り村のアズマイチゲやアマナの群生地に向かいます。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
白河の関から車で北へ30分ほど、
隣り村にあるアズマイチゲの群生地にやってきました。
この群生地は公開されていないし農地に隣接したりするので
盗掘や踏みつけなどを避けるため恐れ入りますが
自生場所は非公開とさせて頂きます。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
今回紹介するアズマイチゲの群生地はそれぞれ隣接はしていますが
何か所かに別れて分布しています。
どこも一般公道からは離れているので農家の方以外が
訪れることはまず無い場所です。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
◎アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)は
北海道~九州の主に落葉樹林の明るい林下や林縁に自生し
土壌は石灰岩質を好みます。
福島県では主に阿武隈山系で見られますが
まだ奥羽山脈では見たことがありません。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
-
★アズマイチゲの日本レッドデータ
※Mapは日本レッドデータ検索より
http://jpnrdb.com/database/species/detail/10477/?s=%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B2
アズマイチゲは全国に広く分布するものの
西日本では希少なようで23都府県で絶滅危惧種に指定しています。
福島県は無指定ですがキクザキイチゲよりは自生地は少ないと思います。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
ここは里山の林縁で定期的に下刈りされているので
アズマイチゲが群生できていますが
下刈りされないと薮に埋もれて数が激減したり絶滅する恐れがあります。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
アズマイチゲの花は当たり年と裏年があり
当たり年のときは花がびっしり咲きますが
この自生地は株数の割に花数は疎らです。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
各個体が成長し充実しないと花を咲かせないのか
果物のように当たり年と裏年がほぼ交互にやってくるのかは
良く分かりません。
花をたくさん咲かせていた群生地が来年もたくさん花を咲かせる
保証はないので、訪れて見ないと当たりか外れか分かりません。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ (※2022/04/12 撮影)
これは一昨年、花をたくさん咲かせたときの写真です。
今回、株数が減ったわけでは無いのに花数はかなり少なめでした。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
10年20年に渡り定点観察でもしないと
花数の多い少ない理由は分からないかも。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
こちらは上記の自生地から少し離れた棚田の土手に咲くアズマイチゲです。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
ここも株数に大きな変化はありませんが
花数が多かった3年前より花を付けた株が大分少なくなっていました。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ (※2021年3/29)
上記とほぼ同じ場所での撮影ですが
花数が明らかに今年は少なめです。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
花数が少ない理由が天候のせいなのか、
株の充実度によるものかは分かりません。
ニッコウキスゲなども花の多い年と少ない年があり、
コバイケイソウに至っては3~5年に一度しか
花を咲かせないようです。
なぜ3年間隔なら毎回3年間隔じゃないのかも謎です。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
-
★里地里山に群生するアズマイチゲ
今年の花数はたしかに少なめですが
福島県でアズマイチゲの大きな群生地はあまり無いので
ここが貴重な群生地であるのは間違いありません。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
阿武隈山地ではこのような土手ではなく
渓流沿いに自生することが多く
ここのような大きな群生は見たことがありません。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
-
★里地里山に群生するアズマイチゲ
そもそも人間の手が殆ど入らない渓流沿いでは
このような広々と陽当たりのいい場所はほぼ無いので
大きな群生を形成しにくいと思います。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
つまり、ここのアズマイチゲは野生種ですが
棚田という人の手が入った環境で
人間と上手く共存している里地型植物になっていて
渓流沿いの厳しい環境で生き抜くアズマイチゲとは
逞しさが全然違う気がします。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
アズマイチゲの葉の色は基本的には緑色ですが
棚田の土手は陽射しが強く、
陽の当たる時間も長いので赤紫蘇の葉っぱのような
色になるのではないかと想像します。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
植物の光合成は植物が光のエネルギーを利用して
有機化合物を合成する作用で、植物が浴びた光は、
細胞中のクロロフィルという色素により吸収され、
化学反応を経てエネルギーとなるグルコースを生み出すそうです。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
紫外線は植物のDNAにも損傷を与えますが、
葉に含まれるアントシアニン(色素)が紫外線を吸収し、
サングラスのように紫外線をブロックしています。
強い光の下で育つアカシソの葉が赤みを増すのは、
紫外線から身を護るためにより多くのアントシアニンを蓄積させるからです。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
アズマイチゲに良く似たキクザキイチゲも
明るい土手に群生することがありますが
アズマイチゲの葉のように極端に赤みを増すことはありません。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
アズマイチゲもキクザキイチゲと同じく
スプリングエフェメラ(春の儚い妖精)で
真夏までには葉っぱを含め地上部はみな枯れてしまい
株は翌春まで地中で休眠します。 -
★里地里山に群生するアズマイチゲ
アズマイチゲの真夏までに地上部は枯れてします作戦は
里地里山で人間と共存する植物にとっては
とても賢い作戦だと思います。
夏の盛りに地上部を枯らさないと -
★里地里山に群生するアマナ
上記、アズマイチゲが群生する棚田から1kmほど離れた
里山の林縁ではアマナも見頃を迎えていました。 -
★里地里山に群生するアマナ
◎アナマ(甘菜/ユリ科アマナ属)は
主に関東以西~九州に分布し、
川沿いや田の畦などの草地や明るい落葉広葉樹林の林縁部などに自生します。 -
★里地里山に群生するアマナ
多くの資料ではアマナの自生地は関東以西とありますが
福島県でもわずかですが隔離分布しています。
緯度的には福島市辺りの自生地の方が北なんですが、
中通り地方は北部の福島市より南部の白河市の方が標高が高いので
緯度に標高を加味すると、この周辺がほぼ北限だろうと思われます。 -
★里地里山に群生するアマナ
アマナは、チューリップの原種によく似ており、
以前はとしてチューリップ属に分類されていましたが
今はアマナ属になりました。 -
★里地里山に群生するアマナ
名前の由来は球根が甘く食用できるところから。
別名ムギクワイといい、
これは球根をクワイになぞらえたものだそうですが、
私はまだ食べてみたことはありません。 -
★里地里山に群生するアマナ
アマナは真正面から見るより、花の横や後ろから見た方が
ハナビラの赤い筋模様が目立ちキレイに見えます。 -
★アマナの日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索より
http://jpnrdb.com/database/species/detail/14516/?s=%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%8A
アマナは22都県で絶滅危惧種にしていされています。
福島県での指定はされていませんが
自生地はかなり限定的です。 -
★隣り村の川沿い土手に自生するアマナ (※2024/4/13 撮影)
以前は隣り村の自生地で撮影していましたが
株数はそこそこあるのですが花付きがあまり良くなく
毎年多くても10株くらいしか花を咲かせていませんでした。 -
★隣り村の川沿い土手に自生するアマナ
今年は2年ぶりに訪れてみましたが
やはり花数は全部で10輪ほどしか咲いていませんでした。 -
★隣り村の川沿い土手に自生するアマナ
この自生地は3年前から河川工事が始まり
アマナの近くではアマナ以上に
超レアなイチリンソウも自生していましたが
アマナはなんとか生き残りましたが
イチリンソウの場所は全部掘り起こされ
石垣の護岸になり全滅してしまいました。 -
★隣り村の川沿い土手に自生するアマナ
全滅させるくらいなら私が譲り受けたいくらいでしたが
どのような工事になるかも分からなかったので
手の打ちようがありませんでした。 -
★隣り村の川沿い土手に自生するアマナ
せめてわずかに生き残ったアマナにとって
ここが安住の地であり続けられるよう祈るばかりです。 -
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
隣り村の里山雑木林ではキバナノアマナも
花盛りになりました。 -
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
◎キバナノアマナ(黄花甘菜/ユリ科キバナノアマナ属)は
日本国内では、主に北海道、本州中部以北に、
国外では、千島、樺太、朝鮮、中国、シベリア東部、
ヨーロッパに広く分布します。
日のあたる草むらや田畑の土手、林の縁などに自生しますが
やたら目にする花ではありません。 -
★キバナノアマナの日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索システムより
http://jpnrdb.com/database/species/detail/14537/?s=%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%8A
キバナノアマナは24都府県で絶滅危惧種に指定されています。
神奈川県では野生種は絶滅したとされています。
西日本の空白県は元々自生が確認されていない県かも知れません。 -
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
キバナノアマナはアマナの名が付いていますが
アナマはユリ科アマナ属、
キバナノアマナはユリ科キバナノアマナ属で
親戚ではありますが兄弟姉妹ではありません。 -
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
-
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
アマナと葉や花の形は似ていますが
アマナは一つの花茎に一つの花ですが
キバナノアマナは一つ花茎が分岐して複数の花をつける
大きな違いがあります。 -
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
花の大きさもアマナとキバナノアマナはかなり違います。
アマナは全開したときの花径は3cm~3.5cmほどありますが
キバナノアマナは1.5cmくらいしかありません。 -
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
福島県では広範囲に隔離分布していますが
自生数はあまり多くないと思います。
アマナの親戚にはホソバノアマナ(ユリ科チシマユリ属)もあります。
日本国内では、北海道、本州、四国、九州に分布し山地の日当たりのよい
草原や落葉広葉樹林の林縁などに自生します。
花は白地に緑の筋がありアマナやキバナノアマナに比べ
渋い(地味)感じがします。 -
★隣り村の里山林床に咲くキバナノアマナ
これで◆奥州三古関・白河の関~春風吹き抜ける野の花の里はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
春は秋と並んで一番忙しない季節です。
春は様々な花が次から次と咲き出すし
秋は短い期間にあちこちで一辺に色付くし
写真好きとしては撮らずにいられなくなります。
結果、写真は溜まる一方で編集や草稿が全く追い付かず
焦りまくっているので
今日のように雨が降ると内心ほっとしたりします(^-^;。
もう少し編集が進むよう頑張りたいと思います。
ではまた。 j-ryu
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