2025/08/10 - 2025/08/23
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j-ryuさん
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★残暑厳しく立秋とは名ばかりの俳句の日(8/19)
郡山市西部の分水嶺である御霊櫃峠(920m)や周辺の山野で
初秋の野の花を愛でてきました。
峠とは言え体感的にはまだまだ夏ですが
山野草は季節を先取りし既に初秋の花々が咲き出しました。
御霊櫃峠(ごれいびつとうげ)は5/28にアズマギクを始め
初夏の花々を撮りに訪れたばかりですが
今回は3年振りにオオナンバンキセルを見に訪れました。
峠の標高はしれたものですが猪苗代湖側からの風の通り道になっていて
高木は生えず亜高山で見られる貴重な山野草がたくさん見られます。
峠の駐車場まで車で簡単に行けて多種多様な植物が見られるのですから
老人や幼児はもとより私のような軟弱者にもぴったしの花の山です。
さすがにオオナンバンキセルだけでは旅行記として寂しいので
地元周辺の晩夏の野の花も一緒にご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃峠ルートMap
(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.3999064,140.1769332,14291m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDgyNS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
湖南町は名前のように猪苗代湖の南部の農村地帯で
明治以降幾つかの村が合併し湖南村になり
その後郡山市に編入されました。
湖南地域は江戸時代から会津藩と二本松藩(郡山市)の藩境があり
複雑な藩境だったようですが湖南村になってからは
郡山とのつながりが大きくなったようです。
分水嶺の西側にあり同じ郡山市街側とは天候がかなり違う
日本海気候型で冬は積雪の多い地域で植生も気温もかなり違います。 -
◆立秋の羽鳥湖高原&岩瀬地方野の花巡りルートMap
(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.3102699,140.1732062,19763m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDgyNS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
峠の駐車場脇の草地で今年も
ヒカゲノカズラ(日陰蔓/ヒカゲノカズラ科ヒカゲカノズラ属)の
胞子のう穂が立ち上がっていました。
しかし前回(2022/08/16)はまだ黄緑色でしたが(下記)
日にち的には3日しか違いませんが
今回は褐色になっていました。
気温のせいなのか雨不足のせいなのか
目的のオオナンバンキセルも少し心配です。 -
◆初秋の風吹く御霊櫃峠(※2022/08/16撮影)
◎ヒカゲノカズラ((日陰蔓/ヒカゲノカズラ科ヒカゲカノズラ属)は
日本では沖縄以外の各地に広く分布し低地から高地まで
自生するシダの仲間です。
国外では世界の北半球の温帯から熱帯域の高山にまで見られ分
布は広い。
名前の由来は日影の葛(=蔓)
湿った日なたの傾斜地や林縁、草地に自生しますが
日陰より日向を好むような気がします。
珍しい植物ではありませんが個性的で面白い素材だと思います。 -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
御霊櫃峠駐車場(867m)から望んだ御霊櫃峠北ピーク(920m)
奥羽山脈で分断されている郡山市街地と郡山市湖南町を結ぶ峠の一つが
御霊櫃峠(867m)です。
やたら難しい漢字ですが『ごれいびつ』と読みます。
名前の由来は、前九年の役で源義家の東征に従った鎌倉権五郎景政が
近郷の賊徒を平定し、御霊の宮を造営し鎮護を祈ったが、
災が続いたため山中の霊石に神霊をうつして
五穀豊穣を祈願したことが始まりだそうで
実際に峠の途中の山中に御霊櫃という大きな岩があります。
写真中央の砂利道は峠道ではなく登山道です。
現在の峠道(御霊櫃林道)は舗装道路でこの山の麓を走っています。 -
◆若葉眩しき初夏の猪苗代湖南部の花紀行~御霊櫃峠のヤマツツジ
(※2025/5/28 撮影)
前回(5/28)訪れた時はヤマツツジが花盛りでした。
御霊櫃峠はヤマツツジの名所としても知られています。
◎ヤマツツジ(山躑躅/ツツジ科ツツジ属)は
北海道南部、本州、四国、九州に分布し、低山地の疎林内、
林縁、日当たりのよい尾根筋、草原などに自生します。
日本の野生ツツジの代表種で、日本の野生ツツジでは
分布域がもっとも広く
最も見る機会が多いポピュラーなツツジです。 -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
御霊櫃峠北ピーク(920m)付近から見ろした
御霊櫃林道&駐車場です(867m)
向こうの山は御霊櫃峠南ピーク(980m)です。 -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
御霊櫃峠北ピーク(920m)付近から見ろした
湖南町猪苗代湖(514m)方面です。
御霊櫃峠は日本海と太平洋の分水嶺でもあり
見晴らしの良い峠からは西に猪苗代湖、
東に安積平野(郡山盆地)を望むことができます。
またこの峠は大竹しのぶ主演の映画『あゝ、野麦峠』の
ロケ地にもなりました。
実際の野麦峠は長野県の諏訪湖近くにありますが(乗鞍と御岳の間の峠)
御霊櫃峠から見下ろした猪苗代湖の風景が
本家の野麦峠よりイメージに合ったのでロケ地に選ばれたそうです。 -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
御霊櫃峠北ピーク(920m)付近から見ろした
郡山市市街地方面(260m)です。
福島県で一番高い高層ビル・ビックアイ(24階、133 m)が見えます。 -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
御霊櫃峠北ピーク(920m)付近から望んだ大将旗山(1056m)
大将旗山という名前は、その昔、八幡太郎義家が大旗をこの山に
掲げたことに由来するといわれています。
御霊櫃峠から登山する方の多くはこの大将旗山を目指します。 -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
御霊櫃峠北ピーク(920m)にはガレ石を積み上げた
大きなケルンがあります。
ケルンは本来はアイルランドでケアンと呼ばれる
石積みの道標を指します。
ケルンは、登山ルートが正しいことを示す、道標です。
もともとは、高山帯でルートを示すために作られたものです。
標高の高いところでは木も無いので、
石を積み上げるのが唯一の目印だったのです。
その習慣が、どんどん一般的になって、現在のようになりました。
時にには登山などで亡くなった人の慰霊碑の場合もあり、
こちらがケルンと言うよりは
仏教的な仏塔、ストゥーパ、パゴダなどの意味があると思います。 -
◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃~郡山市湖南町
猪苗代湖をズームUPすると向こうの山に風車8基が見えます。
布引風の高原の風車と間違う人がいますが全く別の風力発電です。
こちらは会津若松ウィンドファームの風車です。 -
◆立秋の御霊櫃峠~キンミズヒキ
里地では初秋に見られるキンミズヒキがもう咲いていました。
キンミズヒキ(金水引/バラ科キンミズヒキ属)は
紅白のミズヒキ(下記)に対し、細長い花序(花穂)に小さく
黄色い粒々の花を咲かせるのでキンミズヒキと呼ばれます。
しかし両者は全く別の種(科・属)です。
東アジア~インドシナまで広く分布し山裾や田んぼ道など
やや湿った所に自生します。 -
☆ミズヒキ(水引/タデ科ミズヒキ属)は
全国はもとより東アジアの広範囲に分布し半日陰の林縁や路傍で
ふつうに見られます。
田舎では雑草かもしれませんが、侘茶の世界では坪庭に植えられたり
茶花として風流人に愛されてきた花です。
ミズヒキの花はとても小さく一つ一つはわずか
2mmほどしかありません。
ハナビラは無く米粒状の萼(ガク)が花後も残るので長い期間
咲いているように見えます。
細長い花序(花穂)を正面から見ると花(萼)が赤い粒々に見えますが
下から見上げると白っぽい粒々に見えます。
この裏と表が赤白なので、紅白の水引に見立て
ミズヒキと名付けられました。
開いた花(実際はガク)そのものも拡大して見ると
上が赤で下半分が白の紅白でとてもおめでたい花です。 -
◆立秋の御霊櫃峠~エゾカワラナデシコ
カワラナデシコの近縁種のエゾカワラナデシコかな?
◎エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)は
カワラナデシコの基準変種で,
本州中部以北,北海道に分布します。
花がやや大きく,色が鮮やかな傾向がある程度で
遠目には里地に咲くカワラナデシコとの識別は難しい。
カワラナデシコには3-4対ある苞が,
2対しかないのがエゾカワラナデシコの特徴です。 -
★里地のカワラナデシコ
◎カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
カワラナデシコは本州以南に広く分布し、
明るい河原や林縁、草地に自生します。
秋の七草の一つで、撫でたいほど可愛らしいので撫でし子と呼ばれます。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ハクサンオミナエシ
◎ハクサンオミナエシ(白山女郎花/オミナエシ科オミナエシ属)は
里地で見られるオミナエシ の高山種で、亜高山から高山に生える。
里地のオミナエシの草丈は1m~1.8mと大きいが
ハクサンオミナエシは20~40cm程とかなり小型です。
ハクサンオミナエシ(白山女郎花/オミナエシ科オミナエシ属)は
里地で見られるオミナエシ の高山種で、亜高山から高山に生える。
里地のオミナエシの草丈は1m~1.8mと大きいが
ハクサンオミナエシは20~40cm程とかなり小型です。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ハクサンオミナエシ
ハクサンオミナエシもオミナエシも草丈が極端に
違うだけで花そのものは同じなので
明確な見極めは難しいです。 -
☆福島県玉川村 晩夏の棚田のオミナエシ(女郎花)
◎オミナエシ(女郎花/オミナエシ科オミナエシ属)は
秋の七草の一つで北海道~九州の山野の明るい草地に分布し、
万葉の頃から切花や漢方薬として愛されてきました。
下刈りされ手入れが行き届いた里山の減少などとともに
野生のオミナエシは数を減らし、東京では絶滅、新潟、埼玉では
絶滅危惧Ⅰ類山形、群馬、栃木、千葉、富山、徳島では
絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
福島県での指定はありませんが、切花用として
栽培しているお宅は多いものの
野生種はだいぶ少なくなりました。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
御霊櫃峠北ピーク(920m)への登山道中腹まで来て
ようやくオオナンバンキセル(大南蛮煙管)が
一つだけ咲いていました。
花の茎は10cm~20cm、花の大きさは4cmほどあるので
けっして小さい花ではありませんが
ススキなどイネ科の草元に隠れるように咲くことが多く
案外見つけにくいかも。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ホツツジ(穂躑躅)
◎ホツツジ(穂躑躅/ツツジ科ホツツジ属)も咲いていました。
一般的なツツジのイメージからは程遠い花ですが
列記としたツツジ科で、北海道の南部、本州、四国、九州に分布し
山地に自生します。
晩夏から初秋にかけて花を咲かせますが、
花は有毒なので注意が必要です。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマハハコ(山母子)
◎ヤマハハコ(山母子/キク科ハハコグサ属)は
長野県および石川県以北の山地の日当たりのよい草原などに自生します。
草丈は50~70cmほど、白いカサカサした花を咲かせますが
花びら状のものは総苞片で、実際の花は中心部の黄色い筒状花です。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマハハコ(山母子)
ヤマハハコの群生もありました。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマハハコ(山母子)
花期は8月から9月で、茎の上部に淡黄色の頭花を散房状につけマス。
白いカサカサした花びら状のものは総苞片。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマハハコ(山母子)
名前は ハハコグサ (春の七草のオギョウのこと)に似て
山地に生えることから。
ハハコグサとは異なり花は白。
しかし白い花弁のように見えるのは総包片と呼ばれ、
葉が変化したもので、中央の花の黄色い部分が実際の花。 -
★里地のハハコグサ(母子草)
◎ハハコグサ(母子草/キク科ハハコグサ属)は
全国に分布する小型の越年草で、全体が白い綿毛に包まれていて
白っぽく見え、葉は細いへら形、
春から初夏に細かい黄色い花を密に咲かせる。
春の七草の1つ、御形(ごぎょう、おぎょう)でもあり、
茎葉の若いものを食用になります。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマハハコ(山母子)
ヤマハハコは同じキク科ですが
ハハコグサ属ではなくヤマハハコ属で別ものです。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマハハコ(山母子)
ハハコグサの語源は諸説ありますが、
茎葉全体に白く軟らかい毛が密生し、
花の冠毛も起毛状にほおけ立つことから、
別名ホオコグサ(ホウコグサ)とよばれ、
これを昔は「ほほける」を「ははける」と書いたので、
当て字でハハコグサに転訛したといわれています。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ハバヤマボクチ(葉場山火口)
ハバヤマボクチもたくさん自生していますが、
みな蕾でした。
花は咲いていなくてもイガイガの個性的な蕾なので
見ればすぐ分かります。
「火口(ほくち)」というのは昔の人が火をつけるときに
用いた綿毛のことだそうです。
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて「火口」に用いたという。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ハバヤマボクチ(葉場山火口)
蕾を見ればハバマボクチだと分かりますが
ただ近縁種のオヤマボクチも同じ蕾なので
両方が自生している地域は葉っぱの形状で見分けます。
ハバヤマボクチ(葉場山火口/キク科ヤマボクチ属)は
福島以南の本州、四国、九州及び朝鮮半島に自生する
キク科の植物で、オヤマボクチによく似ています。
オヤマボクチの葉はゆるい三角形で全体が丸みを帯びていて、
ハバヤマボクチは三角形のほこ形であらい鋸歯(ギザギザ)があります。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ハバヤマボクチ(葉場山火口)
(※2018/10/23 撮影)
花は黒紫で一見かなり不気味な花ですが蕾の頃や咲き始めは
トゲトゲした総苞が個性的だし花色も太陽に透かして見ると
赤紫のシックな美しい花です。
花粉が大量に噴出しているので少し白っぽく見えています。 -
◆立秋の御霊櫃峠~風神雷神
ケルンのある御霊櫃峠北ピーク(920m)の東側には
風神雷神を祀った石祠があります。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
矮性のヤマホタルブクロが咲いていました。
ホタルブクロ(蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)は北海道西南部~
九州、東アジアに分布し、
変種のヤマホタルブクロ(山蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)は
東北地方南部~近畿地方東部に分布し
主に山野の林縁や土手など明るい場所に自生します。
ヤマホタルブクロはこの写真白丸のところにガクの付属体がありません。 -
◆立秋の御霊櫃峠~ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
ヤマホタルブクロはこの写真白丸のところにガクの付属体がありません。
里地のヤマホタルブクロは草丈30~40cmほどになりますが
御霊櫃峠は風が強いせいか草丈が極端に低いです。 -
◆里地のホタルブクロ(蛍袋)
ホタルブクロのガクには外側に反り返るもう一つのガクがありますが
ヤマホタルブクロには反り返るガクが無いので
スッキリした印象がします。
当地ではホタルブクロが殆どでヤマホタルブクロは稀です。
花色は西日本では白花が多く、
東日本では紫系が多いのが特徴です。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンギセル(大南蛮煙管)
ようやく複数咲いているオオナンバンギセルを見つけました。
◎オオナンバンギセル(大南蛮煙管/ハマウツボ科ナンバンギセル属)は
一年草の寄生植物で別名、ヤマナンバンギセルとも呼ばれます。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンギセル(大南蛮煙管)
オオナンバンキセルは日本では、本州、四国、九州に分布し、
深山の草地に生育する。
アジアでは、中国の中部に分布します。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンギセル(大南蛮煙管)
ススキやノガリヤスなどのイネ科の単子葉植物の根に寄生し
根は寄主の根に食い込んで栄養分を吸収します。
地上にはほとんど出ない茎はごく短く、数個の鱗片葉があり、
その上部の鱗片葉の腋から花柄を長く伸ばし
一つの花柄から一つのラッパ型の花を咲かせます。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンギセル(大南蛮煙管)
同属のナンバンギセルに似ますが、それより大型で、
花柄は太さ径3~4mmとやや太く、長さは20-30cmになる。
萼片は、ナンバンギセルは先端が尖るが、
本種の先端は鈍く、長さは3-5cmになります。 -
★オオナンバンギセルの日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索より
https://jpnrdb.com/database/species/detail/13625/?s=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%BB%E3%83%AB
オオナンバンギセルは26都府県で絶滅危惧種に指定され
愛知では絶滅種になっています。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
花期は7-9月で花柄の先端に横を向いた大きな紅紫色の花を
1個つけます。花冠は長さ4-6cmの太い筒型で、
先端が5裂し唇形となり、花冠裂片の縁には細かい歯牙がある。
ナンバンギセルの花冠裂片の縁は全縁となる。
蒴果は卵球状になり、多量の細かい種子がつくります。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
花柄が地面から20cmほどなので
仰ぐように撮るのがとても難儀します。
地べたに寝ころび、カメラをやや上向きにして
撮影しましたが、
青空を撮り込むにはこれ以上無理でした。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
-
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
オオナンバンキセルは小型のナンバンキセルに似ますが
大きさは個体差があるので明確な区別にはならないかも。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
一番見分けやすいのはナンバンキセルの萼片には筋模様がありますが
オオナンバンキセルはほぼ白色で、
オオナンバンキセルの花冠縁には細かいギザギザがありますが
ナンバンキセルにはありません。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
花が目立つように周囲の枯草を少しどけて撮影しました。
オオナンバンキセルはススキの根本などに
他の雑草に混じって咲いているので
人間の立っている目線では中々気づかないかも知れません。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
実際、画像検索で『御霊櫃峠のオオナンバンキセル』を検索しても
他のオオナンバンキセルはHitしますが
『御霊櫃峠のオオナンバンキセル』はHitしません。
それだけ人目に付きにくいのだと思います。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
-
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
オオナンバンキセルは個性的で美しい花ですが
寄生植物の1年草なので、盗掘し自宅に植えても
翌年花を咲かせrることは無いので
必ず自生地で鑑賞しましょう。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
-
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
山野草店などでは人工栽培したナンバンキセルやオオナンバンキセルが
売られていることもありまが、
これらは栽培業者がイトススキやヤクシマススキなどの根本に
種を蒔いて一から育てたもので盗掘ではありません。
しかし1年草なので、そのままでは来年は花は咲きません。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
-
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
鉢植えでも受粉が上手くいき種ができたら
そのイネ科の根本に取り蒔きすると
上手くいけば来年も見られるかも知れません。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
-
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
オオナンバンキセルやナンバンキセルの花色は基本的にはピンクですが
極まれに白花もあるようです。
ただ私は野生の白花は残念ながらまだ見たことがありません。 -
◆立秋の御霊櫃峠~オオナンバンキセル(大南蛮煙管)
-
◆立秋の御霊櫃峠~マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウも少し咲いていました。
◎マツムシソウ(松虫草/マツムシソウ科マツムシソウ属)は
北海道から九州に分布する越年草で主に山地草原に自生します、
草丈は50~90cmほど。花は多くの花が集まった頭状花で
中心部の花は筒状で花冠の先端は5の裂片つに分かれ
周辺の花は3つの裂片が装飾花のように大きく外側に伸びています。 -
◆立秋の御霊櫃峠~マツムシソウ(松虫草)
名前の由来は花の咲く8月以降の夏から秋にかけてで、
ちょうどマツムシが鳴く頃であることから
「マツムシソウ」という名前が付いたといわれている。
または、花が咲き終わったあとの紡錘形のような形の果実が、
松虫鉦(まつむしがね)と呼ばれる、
巡礼が持つ鐘と似ていることにちなんで
名付けられたという説もあります。 -
★マツムシソウの日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索より
https://jpnrdb.com/database/species/detail/14400/?s=%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%BD%E3%82%A6
マツムシソウは33都府県で絶滅寄付種に指定され
秋田、京都、大阪、福岡、長崎、宮崎では
絶滅種になっています。 -
◆御霊櫃峠の野の花etc
御霊櫃峠は花の峠として人気があり
今日ご紹介した花以外にも様々な花が見られます。
写真左上から下に
〇キリンソウ 〇ヤマユリ
〇ウスユキソウ 〇キキョウ
〇ヤマトリカブト〇コキンバイ
〇タニウツギ 〇アズマギク&ヤマツツジ -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り Map
(※Googlemapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.2587104,140.1814216,19621m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDgyNS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
御霊櫃峠でオオナンバンキセルなど立秋の野の花を愛でたあとは
馬入峠を越えて天栄村の羽鳥湖高原に向かいます。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~オオハンゴンソウ(大反魂草)
羽鳥湖高原の今回の狙いはサギソウですが
馬入峠を越え下りきった辺りの道路脇に黄色い花が
群生していました。
特定外来種のオオハンゴンソウです。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~オオハンゴンソウ(大反魂草)
オオハンゴンソウ(大反魂草/キク科オオハンゴンソウ属)は
明治時代に観賞用として導入されましたが北国や寒冷地での
繁殖力が旺盛で湿原や高原で繁茂し、
群生すると見た目はキレイですが在来種に影響を与えるので
特定外来生物に指定されています。
普通ならわざわざ撮影するような花ではありませんが
オオハンゴンソウを見て
そうだ!!
この近くに自生する日本在来種のハンゴンソウやキオンも
見頃を迎えたろうと思い出し、立ち寄ることにしました。
そのハンゴンソウやキオンと見比べるために
撮影しておきました。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ハンゴンソウ(反魂草)
予想よりちょっと見頃的には早めでしたが
ハンゴンソウが咲き始めていました。
葉っぱはオオハンゴンソウとやや似ていますが
一つ一つの花の大きさが全く違います。
この花の大きさの違いで帰化植物をオオハンソウと
名付けたのだと思います。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ハンゴンソウ(反魂草)
ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)は本州中部以北~北海道の
山地の草原や林縁に自生し花はキオンにそっくりですが、
ハンゴンソウの草丈は2.5mにもなり
葉っぱが手のひら状に3~7裂けているので判別できます。
キオンは草丈1.8mほど、葉っぱは楔形
(葉脚の形態を表し鋭角にとがった形のこと)。
同じ場所に混在する場合もあるので葉を見比べると容易に判別できます。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ハンゴンソウ(反魂草)
ハンゴンソウの名前の由来はこの葉っぱの形が手招きするよに見え
死者の魂を呼び戻す意味の「反魂」に重ねたと言う説や
強い香りがするため 、死者を蘇らせると言う説もありまますが
どっちにしても、ちょっとヒネリ過ぎじゃないですか?・・(^_^);。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ハンゴンソウ(反魂草)
花だけ見ると仲間のキオン(黄苑)と似ていますが
葉っぱが明らかに違うので見分けは難しくありません。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~キオン(黄苑)
羽鳥湖高原では花が良く似たキオンも咲いています。
◎キオン(黄苑/キク科キオン属)は
北海道~九州の山地の林縁や草原に自生し
草丈80~180cmほど、ハンゴンソウと花はそっくりです。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~キオン(黄苑)
ハンゴンソウの花とそっくりですが
ハンゴンソウの葉は手型のように分裂し
キオンは細長い笹の葉のような形=楔型(くさびがた)で分裂しません。
羽鳥湖高原ではハンゴンソウはたくさん見られますが
なぜかキオンはあまり多くあありません。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
ハンゴンソウとキオンの撮影で少し寄り道してしまいましたが
羽鳥湖近くの小湿地にやって来ました。
今年は酷暑の上、雨も少なかったので
例年のように咲いているのか心配でしたが
いつもと変わらず清楚で美しい花がたくさん咲いていました。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
-
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
羽鳥湖高原にはあまり人目のつかないような森の奥に
小さな湿地が点在し絶滅危惧種のサギソウ(鷺草/ラン科ミズトンボ属)が
自生しています。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
-
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
◎サギソウ(鷺草/ラン科ミズトンボ属)は本州以南の湿地に自生し
まさに鷺が舞っているような美しいランです。
しかし皮肉にもその美しさが災いし
盗掘や湿地の開拓などで激減し
なんと43都道府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
-
◆サギソウの日本レッドデータ
(※日本レッドデータ検索システムより)
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050326916
サギソウは43都道府県で絶滅危惧種に指定されています。
東京都、福井県、徳島県、高知県、山梨県では絶滅種です。
福島県は以前は黄色の準絶滅危惧種でしたが
最新のデータでは絶滅危惧種1類になってしまいました。 -
★羽鳥湖の白鷺 (※2022/08/09 撮影)
サギソウはまさに花が鷺に似ているので名付けられましたが
山野草の命名の中でも最もガテンがいく命名だと思います。
鷺には白鷺と言う種はおらず、日本で見られるのは
ダイサギ、チュウダイサギ、チュウサギ、コサギで
羽鳥湖のこの鷺はダイサギだと思います。 -
★羽鳥湖の白鷺 (※2022/08/09 撮影)
鷺ではありませんが、羽鳥湖は鶴が由来の命名です。
ダム湖に水没する前はここに羽鳥集落があり
その羽鳥は鶴に由来するそうです。
昔々一羽の鶴が稲穂を落しその地で稲が採れるようになったので
この地の人々は鶴を神とし「鳥の宮御霊大明神」を
草分けの産土神として祀るようになった。
この霊鶴が生まれた地を「鶴生」(現・西郷村真名子)、
小鶴を育てた地を「羽太」(現・西郷村羽太)、
ヒナが成長した地が「羽鳥」(現・天栄村羽鳥)と
呼ぶようになったそうです。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
-
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
東京では野生のサギソウは絶滅種になっていますが
なんと世田谷区の句の花はサギソウなんです。
※1968年(昭和43年)に世田谷区の「区の花」に指定。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
世田谷には昔は大規模なサギソウの自生地があったそうで
サギソウに絡んだ昔話も残っています。
吉良頼康公の側室「常盤姫」が悪い噂話のために追放され、
身重で逃亡し、自害して身の潔白を証明しようとした。
その際、飼っていた白鷺の足に遺書をくくり付け飛ばしたのだが、
白鷺は途中で力尽きて死んでしまう。
死因は飛び続け力尽きたとも、
鷹狩の鷹や弓矢に落とされたともいわれている。
その白鷺が多摩川のほとりでサギソウになったという
御伽噺です。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
現在、世田谷区にはサギソウの自生地は残っていませんが
寺社や公園の人工的な湿地などで、
園芸用に育てられているようです。
夏には「サギソウ祭り」というイベントが開かれ、
そこではサギソウの鉢植えも売られています。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~サギソウ(鷺草)
東京では大正時代末まで現・目黒区あたりは水田が
広がり谷地で野生のサギソウが見られたそうです。
私の住む町でも私が子供の頃まで自生種が見られましたが
今は羽鳥湖高原の小湿地まで行かないと
見られなくなってしまいました。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
林縁谷筋でオクモミジハグマが咲き出していました。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
◎オクモミジハグマ(奥紅葉白熊/キク科モミジハグマ属)は
近畿以北~東北に分布し山地の林下、林縁、草地などに自生します。
草丈は30~40cm、花径1.5cmほど、
クルクルとカールしたリボン状の花ビラがいかにもハグマ類らしいです。
近畿以西~四国、九州の山地に多いモミジハグマの変種とされ
モミジ状の葉が本種の切れ込みより浅いとされます。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
白熊(ハグマ)とはヒマラヤなどに生息するヤクのことで、
そのヤクの毛で作った仏具を払子(ほっす)を言い、
その払子に花が似ているので〇〇ハグマと名づけられたそうです。
払子は一種のハタキで、中空を左右にサッ、サッと
払うように用い穢れや邪気を払う動作とも言われます。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
葉っぱがモミジのような形で
モミジハグマよりやや北方に多いので
オクモミジハグマと呼ばれます。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~クルマバハグマ(車葉白熊)
同じ山ではクルマバハグマも咲いていました。
◎クルマバハグマ(車葉白熊/キク科コウヤボウキ属)は
近畿以北に分布し山あいのやや乾いた木陰に自生します。
花はハグマらしいカールした花ビラですが
こちらはコウヤボウキ科でオクモミジハグマとは
属が違います。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ツルリンドウ(蔓竜胆)
上記のハグマ咲く山あいの林縁では早くもツルリンドウが
咲き始めていました。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ツルリンドウ(蔓竜胆)
◎ツルリンドウ(蔓竜胆/リンドウ科ツルリンドウ属)は
北海道・本州・四国・九州の山地の木陰に生え、
蔓が地面を這ったり草木にからんで長さ40-80 cmになる。
葉は対生し、3本の主脈が目立つ。
開花時期は8-10月。
葉腋に淡紫色の鐘状の5裂した花をつけて、
紅紫色の果実が花弁の先に実ります。
和名は、リンドウに似たつる性であることが由来です。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ツルリンドウ(蔓竜胆)
秋に咲くリンドウの仲間では晩夏から立秋に咲き始め
茎立ちすリンドウ科の中では数少ない蔓状になります。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~ツルリンドウ(蔓竜胆)
ツルリンドウはホソバノツルリンドウに似ますが
ホソバノツルリンドウは4弁の筒状合弁花です。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
羽鳥湖高原ではありませんんが
同じ天栄村山中の沢沿いでアケボノシュスランが
見頃を迎えました。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
16年前、偶然見つけた福島県でも最大級(?)の貴重な群生地で
うす暗い森の中を流れる小さな沢沿い
に足の踏み場もないほど群生しています。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
-
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
◎アケボノシュスラン(曙繻子蘭/ラン科シュスラン属)は
北海道~奄美大島まで広く分布し、山あいの湿った林床、
特に空中湿度が高い所に自生しますが
その特殊性もあり自生地は限られています。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
-
◆アケボノシュスランの日本レッドデータ
(※日本レッドデータ検索システムより)
https://jpnrdb.com/database/species/detail/14929/?s=%E3%82%A2%E3%82%B1%E3%83%9C%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3
アケボノシュスランは全国20都府県で絶滅危惧種に指定され
我が福島県でも準絶滅危惧種なので
そうそう目にする機会はありません。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
-
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
アケボノシュランはラン科では珍しく茎が蔦のように地を這い
節々で根を張り所々に草丈5~10cm弱の
常緑の茎葉を出し群生します。
茎葉同じくらいの長さの花茎を伸ばし8mmほどの小さな花を
10個くらい咲かせます。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
-
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
名前の由来は朱鷺色した花を明け方の空の色(曙)に例え
葉の光沢を織物の繻子(シュス、サテン)に見立てた命名だそうで
花はほんのわずかしか開きません。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
これらの花々はおそらく苔の下で
同じ地中茎でつながっていると思います。 -
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
-
◆立秋の羽鳥湖周辺野の花巡り~アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
アケボノシュスランの花は元々パ~っとは全開せず
これで全開状態です。 -
◆立秋の花巡り~イタチササゲ
5年振りに地元郊外林縁でイタチササゲの花が咲いていました。
田んぼ脇の林縁なので下刈りされる事が多く
多年草ですが同じ株の花が毎年見られるとは限りません。 -
◆立秋の花巡り~イタチササゲ
◎イタチササゲ(鼬大角豆/マメ科レリンソウ属)は
全国に広く分布し、主に高原地帯の林縁などに自生する多年草で、
草丈は2mを超し他の植物に覆いかぶさるように成長する蔓植物です。 -
◆立秋の花巡り~イタチササゲ
花の咲き始めは淡い黄色ですがだんだん黄褐色になり
この花色を鼬(イタチ)の毛色になぞらえた命名です。
実はもちろんササゲに似ています。
分布域は広いのですが自生数はあまり多くなく
山形、茨城、東京、神奈川、京都、鳥取では絶滅危惧種1類、
福島、愛知、大阪、岡山、宮崎では絶滅危惧種2類に指定されています。 -
☆20196/22(土) ドロミテ / ミズリーナ湖畔
北イタリア・ドロミテ地方のミズリーナ湖畔で
日本のイタチササゲに良く似た花を見ました。
◎イタチササゲ(鼬大角豆/マメ科レリンソウ属)の仲間
Netであちこち調べてみましたが
アルプスやドロミテ、チロルなどでは同じ花が見つかりませんでした。
日本で良く似たイタチササゲに良く似ています(写真上)
ただ日本のイタチササゲは蔓状に育ちますが
ミズリーナ湖畔のこの花は蔓状にはならないよに見えます。 -
★町郊外田んぼの土手のツルフジバカマ(蔓藤袴)
当町郊外田んぼ脇のお土手でツルフジバカマが見頃になりました。
◎ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科ソラマメ属)は
北海道~九州や東アジアに広く分布し
花が藤に似て蔓状の茎に袴状の托葉があるので
ツルフジバカマと呼ばれます。 -
★町郊外田んぼの土手のツルフジバカマ(蔓藤袴)
ツルフジバカマはソラマメ科です。
ソラマメは漢字で書けば『空豆』で
まさに花も実も空に向かって咲き実ります。 -
★町郊外田んぼの土手のツルフジバカマ(蔓藤袴)
緑が濃くなるこの時期は光があまり射さない森の中より
明るい林縁や土手などの方がたくさんの花が見られます。
ただ里地の林縁や土手は下刈りされる割合が高く
多年草とは言え毎年同じ場所、
同じ時期に咲いているとは限らないので
こまめにあちこちチェックしないと花の盛りを見逃してしまいます。 -
★町郊外田んぼの土手のツルフジバカマ(蔓藤袴)
ツルフジバカマの蔓は名前通り蔓植物で藤のような花と
蔓にある托葉が袴(ハカマ)のようなので
ツルフジバカマと名付けられました。 -
★町郊外田んぼの土手のツルフジバカマ(蔓藤袴)
ツルフジバカマは福島ではさほど珍しい花ではありませんが
京都、奈良、三重では絶滅危惧種1類
大阪、兵庫、鳥取、高知では絶滅危惧2類に指定されています。 -
★町郊外田んぼの土手のツルフジバカマ(蔓藤袴)
-
★町郊外田んぼの土手の白花ツルフジバカマ(白花蔓藤袴)
ツルフジバカマの花色はほぼ99.999%が藤色ですが
極稀に白花のツルフジバカマがあります。
青紫の濃淡の違いはあってもこれほど白い花は初めて見ました。
青紫の色素のアントシアニンの生合成に関与する遺伝子は変異しやすく、
アントシアニンを合成する赤花や青花から白花が生じる突然変異が
しばしば見られるそうですが黄色の色素は変異しにくく、
黄色い花から白花はできにくいそうです。 -
★ツルフジバカマの仲間(ソラマメ属)
左上◎ナヨクサフジ(弱草藤/マメ科ソラマメ属)
左下◎ナンテンハギ(南天萩/マメ科ソラマメ属>
右上◎オオバクサフジ(大葉草藤/マメ科ソラマメ属)
右下◎ヨツバハギ(四つ葉萩/マメ科ソラマメ属) -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
今年も玉川村の里山林床で鮮やかなキツネノカミソリが
花盛りになりました。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
◎キツネノカミソリ(狐の剃刀/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)は
本州~九州に分布し早春にスイセンのような葉っぱを出し、
夏草が繁茂する頃に葉が枯れて花茎が伸びてきて花を咲かせます。
でも、青々とした葉っぱがある場合もけっこうあります。
同じ科のヒガンバナ(彼岸花)は葉の出る順番が逆で
花が咲いてから葉っぱが出てきます。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
-
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
この自生地の直ぐそばには私がお気に入りのショウジョウバカマの
群生地もありこの春も撮影に訪れていました。
以前からキツネノカミソリらしい葉っぱの群生は確認していたのですが
農道からこの里山に入る際、春先はまだいいのですが
夏場は夏草が藪状態になるので
里山の林下に入るのをためらっていました。
今もキツネノカミソリの花が終われば
来春まで花らしい花は見られないので
今年最後の訪問です。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
-
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
キツネノカミソリの名前の由来は葉っぱがカミソリに似て、
花色が狐色だからそうです。
現代の色彩感覚だと狐色と言うよりオレンジ色でしょうね。
私的には薄暗い林下で咲いている花は
狐の剃刀というより狐火のように見えてきます。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
薄暗い林床ですが、ところどろに木漏れ日が射しています。
その木漏れ日が当たったキツネノカミソリは
まるで狐火のようです。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
狐火(きつねび)とは、日本各地に伝わる怪火のことで
狐が関わっていると思われてきました。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
Wiki先生の解説によれば
各地の俗信や江戸時代の古書では、狐の吐息が光っている、
狐が尾を打ち合わせて火を起こしている、
狐の持つ「狐火玉」と呼ばれる玉が光っているなど、
様々にいわれている。
寛保時代の雑書『諸国里人談』では、元禄の初め頃、
漁師が網で狐火を捕らえたところ、網には狐火玉がかかっており
昼には光らず夜には明く光るので照明として重宝したとある。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
英語のFoxFire(「朽ちた木の火」の意から、
実際にはヒカリゴケなどの生物発光)を直訳した説
元禄時代の本草書『本朝食鑑』には、
狐が地中の朽ちた木を取って火を作るという記述がある。
英語の「foxfire」が日本語で「狐火」と直訳され、
この「fox」は狐ではなく「朽ちる」「腐って変色する」を意味し、
「fox fire」は朽ちた木の火、朽木に付着している菌糸、
キノコの根の光を意味していることから[
『本朝食鑑』の記述は、地中の朽ち木の菌糸から光を起こすとの
記述とも見られる。
しかし伝承上の狐火はキロメートル単位の距離を経ても
見えるといわれているため、菌糸やリンの弱々しい光が
狐火の正体とは考えにくい。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
死体から出るガス等による光説
『本朝食鑑』には、狐が人間の頭蓋骨や馬の骨で光を作るという
記述もあり、読本作者・高井蘭山による明和時代の『訓蒙天地弁』、
江戸後期の随筆家・三好想山による『想山著聞奇集』にも同じく、
狐が馬の骨を咥えて火を灯すとの記述がある。
長野県の奇談集『信州百物語』によれば、ある者が狐火に近づくと、
人骨を咥えている狐がおり、狐が去った後には
人骨が青く光っていたとある。
このことから後に、骨の中に含まれるリンの発光を
狐火と結び付ける説が、井上円了らにより唱えられた]。
リンが60度で自然発火することも、狐火の正体とリンの発光とを
結びつける一因となっている。 -
★玉川村の里山林床に咲くキツネノカミソリ(狐の剃刀)
1977年には、日本民俗学会会員・角田義治の詳細な研究により、
山間部から平野部にかけての扇状地などに現れやすい
光の異常屈折によって狐火がほぼ説明できるとされた。
ほかにも天然の石油の発火、球電現象などをその正体とする説もあるが
現在なお正体不明の部分が多い。
以上、Wiki先生の解説でした。 -
★玉川村の里山林縁のカラコギカエデの実
上記、キツネノカミソリ咲く里山の林縁では
カラコギカエデの真っ赤な実が鈴なりになっていました。 -
★玉川村の里山林縁のカラコギカエデの実
◎カラコギカエデ(唐子木楓/ムクロジ科カエデ属)
カエデの中でも一般的にほとんど知名がないのが
このカラコギカエデだと思います。
そもそも名前からして木が想像できませんよね。
木が成長すると樹皮が剥がれて鹿の子まだらになることから
カノコカエデといわれ、
それがなまってカラコギカエデになったとされるそうです。
なぜ意味の通じやすいカノコカエデを正式名にしなかったのだろ? -
★玉川村の里山林縁のカラコギカエデの実
カラコギカエデは北海道、本州、四国、九州 の沢や湿地に
多く自生する落葉小高木。
雌雄同株。日本固有種。幹は直立し、分岐し、
樹高は2~8mになる。樹皮は灰褐色、縦に不規則に裂け、
鱗片状に剥がれます。 -
★玉川村の里山林縁のカラコギカエデの実
カエデの仲間なのでカエデらしい葉もありますが
個体により葉の形が違うので葉っぱを見て
カラコギカエデだと見分けるのが難しいかも。
特にこの写真のカラコギカエデはカエデ特有の
手のひらのような形じゃないので
葉っぱだけ見ても何の木か分からないかも。 -
★玉川村の里山林縁のカラコギカエデの実
でも葉っぱで見極めができなくても、
この真っ赤でプロペラ状の鈴なりの実を見たら
カエデの仲間だってことは直ぐ分かります。
さらにカエデの仲間でクサビ形の葉は無いので
カラコギカエデだと分かると思います。
秋には葉も真っ赤に色づきとてもキレイです。
これで◆オオナンバンキセル咲く立秋の御霊櫃峠&野の花巡り~郡山市湖南町は
お仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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