立山・天空の庭園　山荘に泊ってみた

2023/09/01 - 2023/09/02

子供の時ぶりに山小屋に泊りました。
ウズベキスタンぶりにドミトリーでした。
なんだかとても楽しくて癖になりそうです。

エリア 立山黒部(富山)

浄土山、龍王岳とクリアしたはいいものの、徐々に頭痛発動。
いつもの片頭痛だか、高山病だかは定かではないが、どちらにしても原因は昨夜の夜行バスの不眠。
ここから雷鳥荘まではまだかなり遠い。
悪化しないように、ゆっくり下山。

浄土山。一ノ越までの下山のコースはやや緩やか。

龍王岳
こういう絵を見ると怖いね。

ネパールとかヒマラヤにありそうな道発見。あの道はどこに続くのかな。

一ノ越の小屋はまだだいぶ遠い

少し岩が大きくなってきた。
雄山に登った年配夫婦とすれ違う。
一ノ越から室堂に下るのはしんどいと思ったらしく、浄土山経由で私が登ったコースを逆回りで帰ると言っていた。あっちもたいがいよ・・・

すれ違ったのは数組。金曜日だからかな？

あわよくば雄山往復もいいなと思ってたけど、体調限界。

ちょっと大きなスズメみたいな子がいた。

浄土山

一ノ越到着。室堂がよく見える。この景色大好き。

ここのトイレはちゃんとしていると、山のトイレマニアのお姉さまに聞きました。

下ってきた浄土山と、左に龍王岳。
こうやってみると大したことなさそうだけど、小一時間かかった。

一の越からの下りが地味につらい。そこそこ傾斜もあり、ひたすら続く。
ただ、２年前の記憶ではここの登りはさほどしんどくなかった。

この写真好きだな。
この石畳が憧れのカミノデサンティアゴの道みたいで（知らんけど）ときめく。
秋も良かったけど、夏もすごくいい。

美しい室堂。

３５歳の男子と６０ぐらいのおじさんの会話をBGMに下山。
二人はおそらくさっき出会ったばかり。
男子がすごい聞き上手、話上手で。おじさんも自分だけしゃべるんじゃなくて、男子にもいろいろと質問したりして、こんなに年齢が離れているのにとてもよき友達のように見えた。山の人皆朗らか。

ちなみに男子は私と同業者で、まだ自分探し中だと。
この仕事、自分を見つけにくいよね笑

室堂山荘までたどり着かず、ダウン気味。
ナナカマド的な実が見える場所でしばらく休憩。ぐったり。

ナナカマドを見るとカラファテの実を思い出す。
実を食べるとまたその地に戻れると聞いて、食べてきたのでいつかパタゴニアに戻りたい。
パタゴニアとかカミノデとか、人生足りねぇ。

浄土山方面

最初はただの山の景色が好きなだけで、嫌々山を登ってたけど、最近は行きたいところにぜんぶ行けるよう、長く健康でいるために山登りしている。

体調はめっちゃグロッキーなのに、天気が素晴らしくよくなってきた。
この空が見たくて高いところに行く。

一ノ越までの道。

やっと室堂山荘の広場に到着。
外国人の登山好きの女の子がここに泊ったVlogを出しているので、興味がある方はぜひ。
日本語で山小屋の良さや感想を語るのが面白いです。

室堂山荘と前回歩いた山々。この写真も外国みたいで気に入っている。

右、浄土山。左雄山、真ん中が一ノ越

空がとてもきれい。やっぱり３０００ｍの世界はいい！

中国人の団体さんがやってきて、１時間ほどこの辺りを散策されてました。
２年前はコロナだったから外国人は全くいなかった。
この広い日本の中で立山をチョイスするなんて、よほどの日本通なだろうな。

はるばる異国から来て、この絶景が見られて良かったですね。
ここから雷鳥荘まで２０分て書いてあるけど体調不良だと倍ぐらいかかります。

アップダウンに泣きそうになりながら、みくりが池まで到着。
とってもきれい。
ここまでは山登りをしない人も散策に来ていました。

ここから先もまだまだアップダウン。階段つら。

振り返る。だいぶがんばった。

みくりが池

みくりが池 iphone

みくりが池 オリンパスミラーレス

振り返る。あんな階段が何回もある。

室堂山荘、その奥に一ノ越小屋。

やっとテント場が見えてきた。
この時間の空が本当にきれいでした。

金曜日だからか、紅葉シーズン前だからか、そこまで込み合って無かった。
あんな深い場所まで重たいテントを背負っていく人たち、すごい。
何がすごいって、谷底から地獄の階段を登って室堂に戻るときのスピードよ。
何者！？

雷鳥荘到着。
ソロ女子だけのドミトリーでめっちゃ快適でした。
とりあえずロキソニン飲んでぶっ倒れているところ。

ちょっと休んだら不思議なくらい体調が回復して、早速山荘探検。
雷鳥荘の隣は地獄谷。
もちろん温泉もあって、明日登る奥大日岳もよく見えました。
この温泉だけでもうれしい。

ディナーが豪華すぎてびっくり！ここ、山荘でしょ！？
まさかのお刺身は、昆布でしめてあって、富山の名物だと、配膳の方に教えていただきました。
全体的に味は濃い目かな、みんな疲れているもんね。
配膳係の人も親切だし、こちらもまたソロ女子だけでお席をまとめてくれて、知らない人同士で会話しながらリラックスして食事ができました。たぶん性別だけでなく年齢層もなるべく合わせてくれてるんじゃないかな。

高山病になりやすい体質なので、アルコールは厳禁。お姉さま方はぐびぐび飲んでおられました。体力すげぇ。

食後はサンセットや星を見にちょこちょこ外に出ましたが、残念ながらちょっと曇ってしまってどちらも見られませんでした。

韓国の団体さんが泊っていて、同じく夕日やら星やらを見に来ていました。
韓国にはこんな高い山はないから、立山はよいチョイスですね。

らいちょう温泉 雷鳥荘 宿・ホテル

外はもうとても寒いので、室内のこんな素敵なスペースでおいしいコーヒーをいただきました。
同室のお姉さまが声をかけてくださりおしゃべり。まさか日本でそんなバックパッカーみたいな夜を過ごせるとは思ってもいなかったのでうれしかったです。
しかもお姉さまが山小屋の達人で、色々と（トイレが）いい山小屋を教えてもらえました。
聞けば登山歴も５年程度とのこと。年齢も私よりだいぶ上だったし、登山歴は私のほうが長いぐらいなのに、もう北岳も登ったと言っておられました。
基礎体力が違うんだろうなぁ。

ま、何事も鍛錬あるのみ、特に山は人と比べず、自分のペースで地道にやっていきます。

で、久ぶりのドミトリーの夜。
いびきかいたら悪いなと思っていたんですが、他の人のいびきで今宵も眠れませんでした。