絶景！中央アルプス天空散歩

2023/06/23 - 2023/06/24

本当はお友達とKLに行く予定だったんですよ・・・

せっかく確保したお休みを利用して、今年二回目のアルプス遠征。

エリア 駒ヶ根(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線

駒ヶ根に到着しました。
今日はこのまま菅の台バスターミナル方面にある温泉に行きたいので、インターで乗り換え。

名古屋からのバスは、駒ヶ根バスターミナルに寄るので、いったん料金所を出て駒ヶ根駅方面に左折します。左折してすぐ道端に下ろされるので、なんとかして道を渡って山側行きの路線バスに乗り換えます。

こちらが菅の台方面のバスターミナルです。

なんだ、地下道があったのか。
高速バスに乗りたい場合は地下道を通って行きます。

山側はあちら。向かい側にある白い看板のところから、高速バスのバス停に行けます。

２時頃着のバスにしたのですが、いい時間で乗り換えできました。
登山シーズンなら１時間に２本。

早太郎温泉こまくさの湯でひとっぷろ。
露店、薬草湯、サウナ、ジェットバス、食堂、休憩室などあって、登山帰りの人や地元の人に人気だそうです。
衝立が南アルプスの山々の形で、温泉に入りながら勉強できます。

この日は曇っていたので残念ながら露店から千畳敷カールは見えず。

早太郎温泉 こまくさの湯 温泉

再び路線バスに乗って、文化センター北みたいな名前のバス停で下車。
運転手さんに、明日ここから乗れるか確認。
今のシーズンは並ばずに乗れますよ、とのこと。

※ロープウェイのチケットで並ぶと思ったので、他にどこか購入できないか確認。
あいにくこの日はロープウェイが運休なので、菅の台のオフィスもクローズ。
以前は駒ヶ根バスターミナルでロープウェイまでのバスとロープウェイ券を売っていたらしいですが、今は売っていないとのこと。
おとなしくロープウェイ入口でチケットを買うことにしました。

※あとで調べたら、高速バスと路線バスとロープウェイのセット券だけはあるみたい。調査不足でした。

で、本日のお宿はこちら、駒ヶ根プレモントホテルです。
禁煙の部屋にしたのに、えレベータからすでにくせー

駒ヶ根プレモントホテル 宿・ホテル

旅行支援券で安く予約できたから（５０００円）文句は言えない。
しかも長野割チケット２０００円分ももらっちゃった。

近くの蕎麦屋さんで速攻使った。
店員さんが出し忘れた瓶ビール、待った甲斐だけあって最高にうまかった。
せっかく名物のお蕎麦とソースカツにしたのに、ビールが全部持って行ったよね・・・

ソバはお塩でどうぞ、だそうです。アテになるね。
ソースカツは関西にないので懐かしい！
長野割のおかげでお支払いは５０円でした。

手打ち蕎麦処 なごみ グルメ・レストラン

ホテル、私の部屋側からは南アルプスが見えました。
仙丈ケ岳と日本で二番目に高い北岳だと思います。

反対側の部屋なら中央アルプスビュー。

朝食は６時半からとのことでしたが、１本目のバスが７時なので、６時半前からオープンしてました。
５分で食べて出発。
駒ヶ根バスターミナルを始発で出た路線バスに無事乗車できました。
もしオンシーズンだったら、もしかして１本目のバスには乗れないかもなぁ・・・

それより悲惨なのは車で来た方。菅の台バスターミナルの駐車場は始発のバスの段階ですでに満車状態。
早い人は５時ぐらいからロープウェイチケットの列に並んで、さらに始発のバスに並んで・・・となるらしいです。今時それって、どうなんですかね。

で、始発のバスは我々市内乗車組で大体満員なので、増便を待つ長蛇の列。
ざっと２００人ぐらいは並んでそうでした。

始発のバスに乗れたと言えど、菅の台乗車組と違って市内乗車組はロープウェイチケットを持っていない。
ロープウェイ入口で切符を買っている間に（ほとんどの人は菅の台で買っているので、ここはスムーズに買えました。）あっという間に増便の人に抜かされ、始発ロープウェイには乗車できませんでした。
ロープウェイの増便が来るのは約１０分ごとだったかな。
とにかく１回見送っただけで乗れたのは奇跡。
シーズンが始まると、ロープウェイチケット売り場でも並ぶ、ロープウェイにも２時間ぐらい並ぶ、なんてことがあるそうです。

中央道からすぐアクセスできるし、関西からも関東からも来られる場所だからか、シーズン中は完全にオーバーツーリズム状態だそうです。

で、ロープウェイではここ最近の訪問で初めて稜線まではっきり見えました。

千畳敷ホテルはデッキやレストランがリニューアルされてました。
子供の頃泊まったことがあるらしいのですが、また泊まりたい。

ホテル千畳敷 宿・ホテル

北アルプスがくっきり！富士山も見えた。

カールもくっきり！

千畳敷カール 自然・景勝地

宝剣岳もよく見えます。
昔登ったことがあるみたいですが、記憶にない。
今は長野県がヘルメット着用推奨。

それでは出発。

まずは散策道。登山装備なしでも歩けるエリアです。
ここだけでも本当にきれいで大好きな場所ですが・・・

ぜひともカールの向こうの世界に行ってほしい。
下界では見られない天空ワールドが・・・

今回の目的地、木曽駒ケ岳までの道中、どこがつらいってこのカールを登りきるまでの九十九道ですよ。八丁坂というそう。
標高２６００ｍほどあるので、週一でちょこっとハイキングしててもすごく息が切れます。
こんなことではヒマラヤに帰れないぞ・・・

でも今日はこの景色が味方！
前回は真っ白で、先の見えない、ただただつらい坂道でしかなかった。

ホテル千畳敷があんなに小さくなった。

周囲の崖が眼下に。
皆さんへばってます・・・がんばれー。

富士山の頭がよく見えます。

お疲れ様でしたー
乗越浄土到着！浄土という名に相応しい、やりきった感。

ここから先は標高２８００越えの天空ワールド。
前回は真っ白だった中岳の景色がどーんと広がってました。
すごくいい！！

前回雨風から守ってくれた宝剣山荘。トイレありです。

そして、宝剣岳。

反対側にある伊那前岳。今日はこっちに行く予定です。

宝剣岳登り口。

ガスが上がってきそうなので木曽駒ケ岳へ急ぐ。
あちらの山は三沢岳

断崖と三沢岳。
今度はあっちにも行ってみたいな。

三沢岳の稜線がトレイルがくっきりと見える。かっこいい山だな。

宝剣山荘と伊那前岳。あのあたりが伊那前の頂上かと思ったら違った。

では、中岳へ向かいます。
目指す木曽駒ケ岳は中岳のうしろ。典型的頂上詐欺です。

中岳に向かっているところ。
宝剣岳が小さくなってきた。

伊那前岳、ガスに飲み込まれた。

中岳到着。

中岳 自然・景勝地

はい、頂上詐欺。
木曽駒ケ岳はあちらです。
ここも前回はまーーーーっしろだったんですが、後ろに控える木曽前岳（たぶん）とのコラボがかっこいい！

では、いったん下りましょう（涙）

目指す木曽駒ケ岳。
ずっとやっていないという山小屋が見える。

たしか、以前はここか中岳の手前あたりで雷鳥を見たけど・・・今回は見つからず。

小さなすみれみたいな高山植物。
あまり期待していなかったけどお花は結構咲いていました。

中岳へ続く道を振り返る。標高の高い山らしい景色

宝剣岳も見えるね。
中岳の二つのコースも見えます。

てっぺんを越えるコースが一般道で、巻道はちょっとだけ危険個所ありとのこと。
楽して巻きたいけど、ここは安全を優先。

木曾駒ケ岳の最後の登りを越えると！

写真で見るような、アルプス！
切り立つ山、わずかな土地にへばりつくように建つ山小屋、青い空
自力で北アルプスの奥地まで行く実力がない私にとって、この景色は最高のボーナスステージです。

頂上木曽小屋の近くにお花畑があるらしいです。んーーーー行ってみたい！

木曽前岳に行く稜線も素晴らしい！

では、山頂へ。

お疲れ様でした。二度目の木曽駒ケ岳。標高２９５６ｍだって。あと４ｍ、惜しかった。

天空のお地蔵様。

山の写真て、人が入るとかっこいいよね。

あいにくの雲海状態ですが、せっかくの中央アルプスなのでしばし休憩。
今日のおやつは水ようかんです。
最近山も暑くなったので、このくらいスルっと入るおやつがいいです。

梅雨をなめたらだめだねー。

多分乗鞍かどっかの山のてっぺんだけちょこっと見えました。

では下山。
また来よう。

また中岳登る。
この景色、異国みたいでいいなぁ。
高地でもないのにこんな景色の国ってあるよね。

木曽駒ケ岳を振り返る。
頂上がよく見えるわ。
３０００ｍの世界ともなると、ここまでくっきり見えるだけでありがたい。

この透き通るようなお花がきれいだった。

中岳越えた、宝剣岳がガスって来たな

伊那前岳は大丈夫そう

宝剣山荘近くのテン場まで帰ってきた。
こちらもたくさん咲いてるね。

あ、宝剣岳のてっぺんに人が立ってる。コルコバードの丘ごっこしてるわ。
てっぺんの岩から下りるのもそこそこ大変そう

気になるので、ちょっとだけ寄り道。
ヘルメットがないから安全なところまでね。

鎖場までは普通
安全と公共マナーのため、ヘルメット未着用の自分はここで撤収。

谷底こわーーー

寄り道終わり

では、伊那前岳へ

こちらも頂上詐欺ですよ。

乗越浄土から中岳。
まだ雪も残っていました。

伊那前岳、３人ぐらいしかすれ違わなかった。

中岳と木曽駒ケ岳のツーショトが見えた

稜線歩きが気持ちい。
アップダウンもほぼなし。
晴れていればカールの全景が見えたのですが・・・
昼前に、すでにガスの中。

この稜線が見られただけでもラッキーよ。（誰も来ない）

ひとっこ一人いないじゃないか。
心細くなり頂上までの時間を確認し、顔を上げたら・・・・
雷鳥さん発見！
今まで出会った雷鳥さんの中でも１、２を争う近さ、しかも独り占め・・・！
何この優越感。皆の衆、雷鳥はここぞ。

何もない伊那前岳山頂着。
ガスってきそうなのですぐにUターン。
戻ったら雷鳥さんがまだいました。

振り返って伊那前岳頂上。

伊那前岳に続くこのあたり、雷鳥さん目撃情報の多いスポットとのこと。

ちなみにまだ誰も来ない。
完全にこの稜線、独り占めでした。

誰も来ないし、宝剣岳見てランチタイム。
この辺りからだと断崖の宝剣岳が見られるね。

左側に人がいる。見てるだけで怖いわ。

お疲れ様です。乗越浄土帰還

テン場のすみっこでちょっと昼寝休憩。
今日は遅い時間のバスなので時間はたっぷりあるものの、ガスが晴れることはなさそうだから残念ながら撤収です。

その前に宝剣山荘のおトイレを２００円払ってお借りしました。
こんなところでトイレがあるなんて、ありがたいのよ。
山小屋トイレは昭和のまま時間が止まってました。

八丁坂。
ベトナムの若者が５０人ぐらいのチームで登山してました。
外国人にとってもアクセスしやすく人気が出そうですね。
彼らは今日これからキャンプだそうです。
中には日本一周した子も。
ベトナムからの留学生は、技能実習で来る方と比べると比較的豊かな家庭の子が多いと聞いたことがあります。こうやって遊びに割くお金も結構あるのかもしれません。
皆とてもいいリュックを担いでた。

カールの中のお花はまだ見ごろ前です。

八丁坂を下りたら、ちょっとだけ回り道をして帰ります。
山好きの母はここを歩くだけでテンションが上がると言ってました。

帰りも並ぶことなくロープウェイに乗れました。

高速バスの時間まで結構あったので、また昨日の早太郎温泉に行って汗を流しまた。
近くのお土産屋さんでお土産買って、ばんごはん食べて、ついでに吊り橋も渡ってみました。

北アルプス方面
この二日間とも、夕日を浴びるころガスが消えていました。

千畳敷のほう。
また来ます。

暇だったので高速バス停まで歩いていきました。
今日も仙丈ケ岳がよく見えました。
やっと１０００ｍぐらいの高低差まで登れるようになりましたが、空気の薄さを考慮するとまだ難しいかな。

ご覧いただきありがとうございます。

本日のお土産はこちら、伊那の今錦。
お米の甘さが際立つとても飲みやすいお酒でした。