I like mountains.<br />　<br />　私は言語学者でもないし、簡単な英語も聞き取れない語学音痴でもあるので断定はできないが外国語での表現は貧しいようだ。<br /><br />　日本文学の世界では多種多様な表現があり、人物や時代や背景までもがありありと浮かぶ言葉があるのだ。<br /><br />　朕は山が好きなり。<br /><br />　余は山が好きじゃ。<br /><br />　俺は山が好きだぜ。<br /><br />　あたいは山が好きだよ。<br /><br />　自分は山が好きであります。<br /><br />　吾輩は猫が、じゃなかった山が好きである。<br /><br />　拙者は山が好きでござるよ。<br /><br />　妾（わらわ）は山が好きでありんす。<br /><br />　あっしゃ山が好きでしてね。<br /><br />　うちは山好きや。<br /><br />　その他、僕、私、麿、身共、某（それがし）、愚僧、おいら、小職、本官など、日本語の第一人称を表わす言葉は７０種ほどあるらしい。<br /><br />　これらの表現を英訳すれば全て「I like mountains」になるのは寂しい気がする。<br /><br />　源氏物語や芭蕉の俳句の英訳版があるらしいが、日本語の持つニュアンスを表現できているのか怪しい気がする。<br /><br />　「余」が出てくれば森鴎外、「吾輩」なら夏目漱石、「余談ながら」は司馬遼太郎などの特徴もあり「文体模写」なるジャンルも成立する日本語は奥が深いのである。<br /><br />　旅行記とは全く関係のない前置きとなったが、六甲アルプスへ行ってきた。

余は六甲に登りぬ～日本語は素晴らしい！

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2023/06/24 - 2023/06/24

15位(同エリア709件中)

熟年ドラゴンさん

　I like mountains.
　
　私は言語学者でもないし、簡単な英語も聞き取れない語学音痴でもあるので断定はできないが外国語での表現は貧しいようだ。

　日本文学の世界では多種多様な表現があり、人物や時代や背景までもがありありと浮かぶ言葉があるのだ。

　朕は山が好きなり。

　余は山が好きじゃ。

　俺は山が好きだぜ。

　あたいは山が好きだよ。

　自分は山が好きであります。

　吾輩は猫が、じゃなかった山が好きである。

　拙者は山が好きでござるよ。

　妾（わらわ）は山が好きでありんす。

　あっしゃ山が好きでしてね。

　うちは山好きや。

　その他、僕、私、麿、身共、某（それがし）、愚僧、おいら、小職、本官など、日本語の第一人称を表わす言葉は７０種ほどあるらしい。

　これらの表現を英訳すれば全て「I like mountains」になるのは寂しい気がする。

　源氏物語や芭蕉の俳句の英訳版があるらしいが、日本語の持つニュアンスを表現できているのか怪しい気がする。

　「余」が出てくれば森鴎外、「吾輩」なら夏目漱石、「余談ながら」は司馬遼太郎などの特徴もあり「文体模写」なるジャンルも成立する日本語は奥が深いのである。

　旅行記とは全く関係のない前置きとなったが、六甲アルプスへ行ってきた。

エリア

六甲山・摩耶山周辺(兵庫)

旅行の満足度: 4.0

同行者: 友人

交通手段: 徒歩バイク

　神鉄有馬口駅から逢山峡まで舗装道路が続いているのだが、阪神高速７号線高架下からは関係車両以外通行止めになっている。
　車止めもバイクは通れるので行こうと思えばどこまでも行けそうであるが、良識あるドラゴンはここに駐輪。

　風呂友ちーさんとここで待ち合わせたのであるがどこにも居ない。遅れているかと思い有馬口の駅まで戻って探したが見つからない。

　電話で「今どこ？」って聞いたら、待ち合わせ場所に誰もいないので先に行ってしまったとのこと。「オイオイ、そんな奴おらへんやろ！」
　逢山峡で追いつき、シュラインロードへ向かう師匠とチーさん。
　シュラインロードと古寺山への分岐点。
　シュラインロードのシンボル鳥居を潜ると裏六甲ドライブウエイに出る。
　道路を渡ればシュラインロードが続いているのだが、我々は六甲アルプスを目指すので道路を少し下って行く。
　途中には九体仏がある。
　道路から少し上の藪の中に九体仏。
　更に下の方に六甲アルプス登山口だが案内も標識もない

　こんなとこ入り口って誰が分かるんじゃ！
　いきなりの急登。

　岩場に登るちーさん、だがここはルートではなく先は断崖絶壁。

　一旦右下へ降りて迂回する。
　途中のピークで一服の師匠とチーさん。見晴らし良し。
　両手で木を掴んだりして登るのでストックは使えない。
　そして遂に六甲アルプス制覇！
　足場もない絶壁を降りる。
　足場がなくロープが無ければ降りられない。
　大池地獄谷の東尾根と合流点。六甲アルプスへの表示は無い。
　シュラインロードとも合流。

　歩き足りないチーさんは上を目指して行ってしまった。
　バイクをデポした師匠とドラゴンはシュラインロードを下る。
　歩きやすく傾斜も緩やかなシュラインロード。

　裏六甲ドライブウエイに出てきた。
　道路を横断。
　来た道を戻る。

　ここから逢山峡を経て阪神高速の高架下へ。

　バイクで有馬口駅、有馬温泉、船坂、１７６号線から宝塚の師匠宅へ無事帰還。

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この旅行記へのコメント（2）

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fuzzさん 2023/07/02 10:35:22

オラは山が好きでがんす

熟年ドラゴンさん、こんにちは！

相変わらず活発にお出かけされてて、まったく老ける暇がない感じですね。
私なんて自宅の社宅最上階に住んでいますが、建築年が古くまだエスカレーター義務化の前だったので5階へ毎日歩いて上り下りしてます。
膝にこたえます。それで気が付くんですよ、体重が増えているって(笑)

I like mountains
確かに英語だと表現が同じ。男性も女性も私は「I」
日本語って奥深いって言うより深すぎますね。
それもまた面白いのですが。

私は山登りは苦手ですし、やりませんが、盛岡の町から・自宅の北の窓からみる岩手山は大好きです。山登りはしないけど、私も山が好きです。

この場合、盛岡弁では「オラは山が好きでがんす」となります。

fuzz

熟年ドラゴンさんからの返信 2023/07/03 06:00:32

Re: オラは山が好きでがんす

　コメントありがとうございました。

　藤沢周平の小説の舞台に海坂藩が出てきますが想定は東北のそちら辺りですよね。

　「隠し剣鬼の爪」でも「がんす」がよくでてきましたね。

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