うちのおかんが六甲へ山登りに行ったんやけど、場所が分からへんねん。

2022/03/06 - 2022/03/06

　六甲山言うたら芦屋から有馬へ行くのが有名やがな。

　そやけど違うみたいやねん。

　ほな、一緒に考えたげるからおかん、どんなとこやったか何か言うてへんかった？

　何か山羊が行列して通るとこらしいわ。

　それ、山羊戸渡やがな！蟻の戸渡は人間のお尻にもあるし、全国の険しい山にはようあるんやけど山羊戸渡いうたら六甲にしかないねんから。

　わからへんねんな～、牛や羊や山羊はおったけど柵で囲われとったんやて。

　ほな、山羊戸渡ちゃうね。六甲牧場に山羊もおるけど野生の山羊は六甲にはおらんね。ほな山羊戸渡とちゃうな。

　おかんが言うには山羊なら通れそうな崖みたいな所いう事らしいわ。

　ほな、それ山羊戸渡やね、狭い崖の尾根をアリみたいに山羊やったら並んで渡れるやろ言う事で名付けられたらしいわ。

　わからへんねんな～、崖やけどウチのおかんでも登れたらしいわ。

　ほな、山羊戸渡ちゃうな。神戸におった外人さんがゴー　トゥー　リッジゆうたんがゴートリッジになったらしいけど、あそこは蟻の戸渡みたいなヤセ尾根で上級者向けのコースらしいからお前のおかんでは無理やろ。

　そやけどウチのおかん、山の会でA級らしいで。

　ほなやっぱり山羊戸渡やがな、ってもうええわ！

エリア 六甲山・摩耶山周辺(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: バイク

　ドラゴン：「俺さ、今日の山登りやっぱやめるわ」

　スギモ：「俺はやっぱ、やめるのやめるわ」

　チー：「俺は、やめようとしたのをやめるのをやっぱやめたわ」

　ドラゴン：「どっちだよ！　行くんかい、行かへんのかい？　行くんかい、行かへんのかい？　やっぱ行くんか～い！！」

　　今日はウオーキングの達人のチーさんと山飯の達人スギモさんの三人で「山羊戸渡」に挑戦だ。

　新六甲大橋の下で集合。

　チーさんとスギモさんは阪急六甲から歩いて来た。（中心の小さな点）

　表六甲ドライブウエイは土日、二輪車乗り入れ禁止である。

　行けるとこまでバイクのドラゴンは仕方がないので交差点付近に駐輪する。

　六甲牧場には羊がいる。

　野生の山羊はおらんけど、牧場から羊が逃げ出すんかい！

　アイスロード登山口の先に山羊戸渡の登山口がある。

　集合場所の橋下で既に標高３２４ｍ。

　山羊戸渡の登山口に立つスギモさん。

　いきなりかなりの急登。

　岩場も多い。

　急登を登るチーさんとドラゴン。

　第一ピークで一休みのチーさんとスギモさん。

　今度は激下り。

　高度感が伝わるかな？

　岩場の激下り！

　そしてまた激登り。

　フランケンシュタイン岩というらしい。

　山羊戸渡らしき痩せ尾根。

　写真では伝わらないが、両側は崖の痩せ尾根。

　山羊戸渡、一応制覇？

　またまた激下りを経て。

　山羊に見えますか？

　角の間に立つスギモさん。

　記念碑台で昼食にする。

　三人分の山飯を調理してくれるスギモさんとキャベツのざく切りに胡麻オイルをからめるチーさん。

　ドラゴンは食べるだけ。

　六甲の上では季節外れのなごり雪が降った。

　今　春が来て　ドラゴン健脚になった。

　去年より　ずっと　健脚になった。

　風呂友のチーさんに付いて週三回の１０ｋｍウオーキングの成果である。

　アイスロードで下山。

　石積の堰堤。

　アイスロード名物のトンネル。

　戦前のケーブルカー址。

　戦時中に金属徴用で撤去になった。

　アイスロード入り口付近。

　ドライブウエイに合流。

　本日のミッション終了。

　地図に記載のない上級ルートのはずであったが、踏み跡もテープもしっかりあり危険個所も無い「うちのおかん」でも登れそうなコースだった。