摩耶山へ自然観察ハイク

2025/11/16 - 2025/11/16

16日は摩耶山の上野道を登りながら自然観察をした。色々な植物やイノシシのヌタ場などを見られた。天気が良かったので景色も良く楽しい一日を過ごせた。

エリア 六甲山・摩耶山周辺(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

　集合は阪急王子公園駅。３０分前についたら私が一番乗りであった。

電車が到着するごとに参加者が集まってくる。

　10時過ぎに出発する。王子公園内を歩いていると先頭がとまる。何事かと思うが列が伸びているので説明は聞こえない。伝言ゲームのような感じで伝わってきた情報ではウバメガシのドングリを観察していたらしい。このドングリは頭に毛が生えているのが特徴だという。たぶん初めて知った。儲けものだ。

　公園を出て町中を歩く。神戸高校の横を通りケーブル乗り場の横から少し進み山道に入る。ここまででもなかなかきつい。

　山道を長蛇の列が進む。イノシシのヌタ場がある。いつもの私は「ヌタ場」でスルーするのだがここの参加者は違う。足跡を見つけたりイノシシの毛を拾ったりして楽しんでいる。イノシシの毛が枝毛状になっているのは初めて知った。

イノシシはヌタ場で泥をつけた体を周りの木に擦り付けて落としている。

　さらに進む。伝言ゲームでこの花がツワブキだと伝えられる。

　カゴノキの模様に食いついてくる参加者が多い。これも新しい発見だ。

テイカカズラの葉を引っ張ると繊維が出てくる。こういうのも参加者に好評だ。

　コウヤボウキが花をつけている。この１年枝と2年枝の話も好評だ。

クサギの実が残っている。この木の葉の匂いもなかなか楽しい。写真に写っている紙はクサギの説明を書いたものだ。最後尾の人が回収するようにしたらしい。いい工夫だ。

千万ドル展望台跡で昼食をとる。

寂れた感じだが眺めは素晴らしい。

万博会場跡が見える。

オオバヤシャブシの葉芽や花芽が近くで観察できる。花芽はねばねばであった。

昼食後もいろいろと観察しながら歩く。ウリハダカエデの紅葉が美しい。裏を見ると葉脈の付け根に毛が生えている。多分今まででも教えてもらっていると思えるがすっかり抜け落ちているので新鮮で楽しい。

天上寺跡の石段に差し掛かる。ここからの石段はなかなか厳しい。小さな子供たちが頑張って登っている。年寄も頑張らねばならない。

摩耶の大杉を見て頂上へ向かう。

紅葉が美しい。

摩耶山頂上の三等三角点。

掬星台からの眺めは素晴らしい。ここからも万博跡がしっかりと見える。

帰りは皆さんと別れて山寺尾根を下る。急坂なので慎重に歩く。

４０分ほどで杣谷道と合流する。ここからは穏やかな道だ。

街へ出たところに水場がある。水筒に補給する。いいお土産になる。ここで顔を洗い汗を落とす。後は駅までぽたぽたと歩くのみだ。なかなか楽しい一日であった。