銭湯シリーズ、須磨アルプスから鵯越へ

2021/05/04 - 2021/05/04

　例によって各地の銭湯を紹介するシリーズではないので念のため。

　登山は初心者のチーさんであるが毎日２時間のウオーキングを欠かさないトレーニングの成果で脚力はドラゴンより数段上である。

　バイクで出来るだけ歩く所を少なくしてちょこっと山頂を極められればOKのドラゴンと違い、４時間は歩かないと物足りないという。

　林道バイクでちゃっかり登山のドラゴンには「それは登ったとは言わない、見に行っただけ！」と手厳しい。

　そこで須磨アルプスを紹介し一緒に登ることになった。

　ドラゴンは数年前に須磨から妙法寺迄歩いた経験があるが、今回はチーさんの脚力に合わせて鵯越まで行ってみることにした。

　須磨浦公園から鉢伏山、旗振山、鉄拐山、栂尾山、横尾山、須磨アルプス、東山、高取山を経て鵯越駅まで縦走しても六甲全山縦走の1/4である。

　途中リタイアせずに人物入りの写真が多く撮れれば幸いである。

　ネタがないのでシルバー川柳ご紹介！

エリア 須磨(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 私鉄 徒歩

　鵯越（ひよどりごえ）といえば義経の逆落としであるが、以前ドラゴンは「馬で崖は無理」説を唱えた。

　平家物語では、とても通れそうもない崖を義経が「鹿は通るか」と猟師に聞いて、「鹿も四つ足、馬も四つ足。鹿が通れるなら馬も降りられよう」ということで鵯越の奇襲を敢行したとの事である。

　でも、ちょっと待って、ちょっと待ってお兄さんである。

　鹿やカモシカは本来崖が得意な動物である。

　しかし馬は草原で育つのだ。崖は苦手のはずじゃないのか？

　実際に鵯越方面から攻めたのは義経ではなく多田行綱だったそうだが、そのルートも本当は急だが崖とは言えない単なる坂だったはずである。

　お話や小説というものは作り物であり、史実とは異なるものと心得て読むべきだが真実を追求しても面白くも何ともないので、やはりワクワクしながら楽しんで読むべきものかもしれない。

　さて須磨浦公園からスタートした六甲縦走であるが、ここからは下手なコメントよりシルバー川柳でもご紹介。

ペットロス主人の時より号泣し

ピンポーンにやっと出たのに不在票

できますと家族を泣かす認定日

字を忘れ考えてるうち文忘れ

石段の下から拝む寺参り

いつ死ぬか分かれば貯金使うのに

生きがいは何かと聞かれ「生きること」

「君の名は？」老人会でも流行語

iPad指舐めスライド孫怒る

遺言書「すべて妻に」と妻の文字

付いて来い言った家内に付いて行く

通帳に暗証番号書いている

母がボケ初めて知った過去の恋

ポケモンを捜し歩いて捜されて

忘れ物　口で唱えて　取りに行き

三時間　待って病名　「加齢です」

温かく迎えてくれるは便座のみ

ルンバさえ越えてる段に足とられ

手をつなぐ　昔はデート　今介護

湯加減を　しょっちゅう聞くな　わしゃ無事だ

延命は　不要と書いて　医者通い

女子会と　言って出掛ける　デイケアー

　高取山から下山時に道間違えて鵯越駅には行けなかった。

　気が付くと丸山町というバス停に出てしまい、ちょうど神戸行のバスが来たので乗って帰ったのであった。

　鵯越の逆落としのネタは忘れて下さい。

この旅行記へのコメント （2）

• 164-165さん 2021/05/12 09:37:44

  見事に言い当てていて感心しました。

  熟年ドラゴンさん　こんにちは。お元気でお過ごしの様ですね。
  川柳に感心しました。きみまろさんにネタを提供すれば採用されますね。
  熟年ドラゴンさんの毒舌を 実際に聞いてみたいです。
  登山の方は良く見ないでしまいました。また、年寄りネタをお願いします。
  
  　　　　　　　　　　　　【164-165】

  熟年ドラゴンさん からの返信 2021/05/12 15:50:15

  Re: 見事に言い当てていて感心しました。

  いつもありがとうございます。
  
  川柳は私の作品ではありません。
  昔流行ったシルバー川柳の転載です。