京都鉄道博物館と帰路で大好きな「かんさいのでんしゃ」を満喫【親子で東京往復記2022年8月編その4】

2022/08/09 - 2022/08/09

　お盆直前に、東京から福岡へ帰ることになった我が家。飛行機代が高騰する一方、ギリギリで早得が使えるタイミングだったので、新幹線を選びました。
　しかし３歳児と５時間乗り通す自信はなく、京都での１泊を挟む移動に。中継地点での朝は、鉄博で楽しい時間を過ごしてみました。

エリア 京都駅周辺(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル

　鴨川徒歩圏内で迎えた朝。コンビニ飯の朝ごはんを終え、鴨川までお散歩に出かけてみました。
　よろこんで散歩している我が子を演出してますが、実際は抱っこばかりでした。うーん、暑くなるまでは、数キロでも平気で歩いてたのになぁ…。

鴨川 自然・景勝地

　川床のせり出している小さなせせらぎは、鴨川とは別の人工河川で、みそそぎ川と呼ぶそうです。

　川床を下から見上げてみると、なかなか華奢なつくり。上を歩くと、少し揺れてたのを思い出します。

　そしてどの川床も、店名（設置者？）を示すものは小さなプレートが１枚のみ。
　対岸からアピールするには電飾看板でも取り付けたいところでしょうけど、きっと何か取り決めでもあるんでしょうね。

　せせらぎの音に癒され、今日も夏の暑い１日が始まります。

　裏通りに入ると、これまた風格ある洋風建築が。現役の洋菓子喫茶で、未就学児はお断りの張り紙がありました。
　大人になったら、一緒に来ようではないか我が子よ。

フランソア喫茶室 グルメ・レストラン

　狭い京都の路地裏、セットバックの幅もいきおい広くなります。
　部外者の駐車、駐輪を招きかねない幅があるので、ポールを立てている建物が多かったです。せっかくの土地がもったいない気も。

　今日は朝から、梅小路の鉄道博物館へ直行です。河原町からは直通する電車もバスもないので、タクシーに頼ることにしました。
　せっかくの京都なので、本場のMKタクシーをアプリで配車。３人で予約したら、大型の車が来てくれました。ウワサ通り、運転士さんが手動でドア開け。外気モード、２ヶ所窓開けも徹底されてて安心です。

　京の五条の橋の上を横切り…

五条大橋のモニュメント 名所・史跡

　堀川通りを南下。片道４車線もある立派な幹線道路なのに、本願寺のところで境内を避けるようにカーブを描くあたり、さすが古都です。

　降りるときは自動ドアなんですね。快適なドライブ、ありがとうございました。

　事前にセブンイレブンで買っておいたチケットを渡し、さっそく博物館の館内にGo！カウンターでの入場券への引換えは不要で、障害者割引のチケットも買えます。
　家では「こだま」という名前で教えている０系ですが、「ひかり」と呼ばないと納得しません。食堂車もつないだ立派な編成だから？ まさかね…

京都鉄道博物館 美術館・博物館

　大好きな５００系と対面。パパが高校生の頃（もう25年前かい）にデビューした新幹線だけど、今もってカッコよさは色あせない、子どもたちのスターです。

　下をのぞき込むとは、さすが我が子。現役の５００系に駅で会っても、できない芸当です。

　583系は「げっこう（月光）」。昨日教えたばかりなんですけど、よく覚えてました。
　僕にとっては、長崎本線でよく乗った普通電車の、改造タネ車でもあります。

　「昭和の駅」を一人でぐんぐん探検。違和感なく親しめる、令和の子です。
　停まっている演出の「くろしお型」キハ81系は、さすがに他の国鉄形特急とも区別がつきにくいらしく、「雷鳥！」と言ったら納得してくれました。

　まだ来たばかりだけど、10時40分頃にはレストランへ上がりました。新幹線とJR京都線がよく見えるカウンター席は満席だったので、「仕方なく」嵯峨野線側の席へ。

　ドクターイエロー型のハヤシライスを奮発。最初は警戒してた（警戒色だけに？）けど、おいしいと分かるやガッつきはじめました。

　大人たちは「泡」も頂きました。
　３人分まとめれば、なかなかなお値段になりますね～！

　しかし新幹線やスーパーはくと、そして大好きな新快速を眺めながらのご飯は、特別な時間になったようです。よかったよかった。

JR西日本 新快速 (223系・225系) 乗り物

　11時を過ぎる頃にはどんどんお客さんが増えて、僕らが立った窓際席も一瞬で埋まるほどでした。

　帰りの時間までは、気ままに館内散策。６年前にヨメさんと２人で来たことがあるので、僕自身は「全部見なきゃ」と焦る気持ちはありません。
　我が子は新快速の大きな模型を、時間を忘れてじーっと観察していました。他の展示に行っても、スタスタ戻って来るほど。本当、大好きなんだね。

　家では「普通電車」と教えている312系も、大好きな車両の一つ。JR西日本に限らず、関西全般の電車が大好きです。

　時間ギリギリまで満喫しました。楽しかったね！

　３年前（2019年）に梅小路京都西駅が開業したおかげで、電車でアクセスできるようになったのは助かります。
　ここから、久留米までの帰路のはじまりです。

梅小路京都西駅 駅

　コンコースは、木のルーバーが優しい雰囲気。

　２面２線の追い越し不能な駅の割には、ホームが広く、ホームドアまで完備されてます。乗車人員２千人レベルの駅では破格の設備。

JR山陰本線(嵯峨野線) 乗り物

　普通電車で京都まで出て、新大阪までは快速電車に乗りました。新快速は混雑するかなと思い避けたのですが、高槻まで各停の快速もまずまず席が埋まる乗り。
　どうにか車端部の優先席のボックスシートに収まりました。

　車両は新快速と同じ223系で、大好きな電車に我が子はニコニコ。
　駅ごとに降りる人が多く、だんだんと車内は空いてきました。新快速に乗っていると、分からない人の流れがあります。

　向日町には新快速をはじめ、サンダーバードや「きのさき」など、関西のJR電車がいっぱい！ 新快速が走りながら追い抜いていくシーンも見られ、大満足の様子でした。

　新大阪駅でも少し時間が残ったので、電車ウオッチング。

新大阪駅 駅

　実は車も好きなんですけどね(笑)。

　帰路は、臨時の「のぞみ」で博多まで帰ります。ゆったり２列シートの「さくら」に乗りたいのはヤマヤマでしたが、１ヶ月前の発売時点で、早割枠は埋まってました。

山陽新幹線 乗り物

　今日はノーマルのN700系。完成形の新幹線だと思ってたけど、さらなる進化系の「S」に乗ったばかりだと、どうしても相対的に見劣りしてしまいます。
　新大阪発車時でも６割程度の乗車率で、その後は降りていく一方。「さくら」じゃなくて残念でしたが、空いていたので安心できました。

　２時間半と少しで博多駅に到着。空いていたとはいえ、フルの16両編成から一気に乗客が降りると、かなりの人数になります。

博多駅 駅

　九州新幹線「つばめ」に乗り換え、久留米へ。自由席でもゆったり２列シートです。わずか18分ではもったいないほど。

九州新幹線 800系 つばめ 乗り物

　久留米に到着。む、こっちも暑い！
　タクシーの運転士さん曰く、この数日は久留米も大変な暑さだったとか。暑さも感染状況も、厳しい夏はまだまだ続きそうです。

久留米駅 駅