立地抜群のヴィラフォンテーヌグランド東京有明で旅行支援フル活用【親子で東京往復記2022年12月編その１】

2022/12/18 - 2022/12/18

　全国旅行支援は、東京通院支援！ 秋から始まった「全国旅行支援」は、６週に一度の東京への通院が欠かせない我が家にとって、救世主のような存在です。
　先月はホテル代のみの割引に留まりましたが、今回は往復の航空券込のパッケージを予約できました。安くなった分、楽しみも見つけて行こうね。

エリア 有明・新木場(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー ANAグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

　2012年12月19日、福岡県南は時ならぬ降雪に見舞われました。航空会社からも、無料キャンセルと変更OKの通知が来る始末。しょっぱなから波乱ぶくみです。
　高速道路の通行止めのニュースはなかったけど、念のため高速バスではなく、西鉄バス＆電車で空港に行くことにしました。

花畑駅 駅

　幸い電車は数分遅れ程度で済んでいて、ほっと安心。雪の中を、古豪5000形の特急電車がやってきました。
　最後尾ではノーマスクでうたたねするおっちゃんの側で、見守るように車掌さんが立ってました。どうやら泥酔状態みたい。「普通の年末」が帰ってきましたね。

西鉄天神大牟田線 乗り物

　おっちゃんは西鉄久留米駅で降りたものの、今度は酒の残っている若者グループが乗り込み、あまりよろしい雰囲気ではありません。
　外は真っ白。去年まではさして雪に感心がなかった我が子も、じっと車窓を見つめていました。

　地下鉄に乗り継ぎ空港へ。博多までは、大荷物の旅行客を中心に大混雑でした。この調子じゃ空港も混み合っているかなと思っていましたが、保安検査場に列はなし。
　雪予報で日程を変えた人も、多かったのかな。

福岡空港 空港

　僕らの乗る予定の飛行機は、到着遅れに伴い出発も30分遅れるとの通知が入って来ました。
　いつもより早い時間の便にしていたのは、安かったからというだけ。多少の遅れはノープロブレムです。

　おにぎりでも買って機内ランチという予定が、空港で食べられる余裕もできたのだから、かえって歓迎です。
　ひさびさに「保安ゲート内のせんべろ」こと、しらすくじらに来てみました。

九州産直角打ち しらすくじら 福岡空港店 グルメ・レストラン

　感染対策とかで、いつのまにやらモバイルオーダーが導入されていました。専用タブレットを使うより安上がりなはずで、人手不足にも対応できそう。時代です。

　飛び立つ飛行機を見ながら、昼の生ビールを一杯。たまりません。

　ゲート内で新鮮な魚介類を味わえる空港ってのも、福岡くらいでは。ぷりぷりの鯛茶漬け、おいしかったです。

　飛行機を見ながら、我が子もご満悦。

　出発時刻20分前にゲートへ行ったら、ちょうど優先搭乗がはじまるところでした。ムダなし。

　今回の飛行機は、パッケージツアーで安かったANAです。機体後部はガラガラで、気を使わずに済むのは助かりました。
　最新鋭のB787型機。座席のモニタがずいぶん大きくなりました。

　これくらいの画面なら、e-booksも難なく読めます。

　タッチパネルの概念を理解している４歳児にとっても、旅の無聊を慰めてくれるアイテムです。
　ベルトを締めているとギリギリ届かない距離なので、離着陸時には なだめるのが大変でした。

　さすがに悪天候とあって、ところどころ揺れを感じて、手に汗握るフライトでした。
　窓には、伊豆大島・三原山の「お鉢」が映ります。もう数え切れぬほど乗った羽田へのフライトなのに、今回はじめて見ました。

　無事に羽田着。モノレールの普通列車に乗りました。こちらも空いていて、助かります。
　第３ターミナルから乗る人は少なくなく、海外との往来が身近なものになったことを実感。

羽田空港第2ターミナル駅(東京モノレール羽田線) 駅

　天王洲アイルで下車。

天王洲アイル駅 駅

　運河沿いにあり、首都高速が平行する、東京モノレールの中間駅らしい駅です。

　ここで東京臨海高速鉄道、通称りんかい線に乗り換えです。屋根付き通路でつながっているのかと思いきや、街中を200ｍ歩いての乗り換えでした。
　今日は天気がよかったので大丈夫だったけど、雨の日で荷物が多いと、ちょっと大変そう。

　サンクンガーデンへ下り、ようやく りんかい線の駅に到着。青を基調にした、海の文字が入る路線にふさわしい地下駅のデザインです。

　ホームの雰囲気も、海のテイスト。

　りんかい線オリジナルの、70-000系電車がやって来ました。JR東日本の209系電車がベースの車両です。
　本家のJRでは、都心部の路線からほとんどが撤退した車両なので、今やちょっと古めかしく感じてしまいます。

りんかい線 乗り物

　国際展示場駅で下車。

国際展示場駅 駅

　大きな膜天井が印象的な駅舎は、喧騒に包まれていました。乗客の世代に偏りがなく、複数のイベントへの来訪客が交わっているみたい。
　１日で万を超える感染者が発生しつつも、マスクを付けた人々で大混雑。ウィズコロナの2022年の師走の姿です。

　駅を出てもイベント客で大混雑。警備員に誘導されつつ、今夜の宿・ヴィラフォンテーヌグランド東京有明に到着しました。
　中に入るとすごい行列！ チェックインは右、旅行支援のクーポン受取りは左と案内されていたので右に並んでいましたが、旅行支援利用のパックは左だったそうで、混乱していました。30分かけて、ようやくチェックイン。

ヴィラフォンテーヌグランド東京有明 宿・ホテル

　とにかく縦に長いホテルで、廊下をひたすら歩き、最上階・16階の和洋室にたどりつきました。
　2020年に開業したばかりのホテルとあって、こざっぱりとキレイ。

　部屋着がしっかりしているのが嬉しいです。ホテルのうすっぺらい部屋着が苦手な我々夫婦は寝間着持参が定番で、「これなら持ってこなくて良かったのに」と声を揃えました。
　温泉施設を併設していて、部屋着のまま行けるのもホテルのウリのひとつ。そのための、しっかりした部屋着なんでしょうね。

　最大４人用の部屋なので、コップやマグカップが たっぷり。

　ちなみに部屋に置いてあるアメニティは歯ブラシだけで、その他のアメニティやお茶、コーヒーは、ロビーから持っていくシステムです。

　一見不便なようで、何杯でもコーヒーを頂けるのは大いにありがたかったです。結構おいしかったし。

　ミニキッチンも、１泊で４本もらえるミネラルウォーターも、重宝しました。

　お風呂場はちょっと狭めだけど、鏡を仕込んで広く見えるよう工夫されていました。

　臨海副都心のホテルの最上階と聞けば、大いに眺望を期待してしまうところですが…。
　海があまり見えず、有明コロシアムと巨大マンションばかりが目立つのはしゃあないにしても、装飾のせいで視界が限られてしまうのが残念です。

　窓をのぞきこめば、豊洲市場に六本木ヒルズと、東京らしい景色がどうにか見えます。シンボルたる東京タワーは、ま後ろに高層ビルが立ちあがってしまい、なんとも目立ちません。

　真下には ゆりかもめが行き交います。我が子の背丈だと床からは見えず、窓框に座らせたらようやく気付きました。
　スルスルと音もなく走る小さな列車に、大喜び。

　わりとデラックスなホテルだと思うのですが、修学旅行生も泊まるんですね。

　さて今回は旅行支援が適用になり、107,700円のパッケージが64,620円に。さらに18,000円分のクーポンがつきました。ありがたや、ありがたや。
　接種証明の確認もなく、ノーマスクの人にも渡してたあたりはムムとも思いましたが、あれ以上待たされるのも大変。システムそのものに、改善の余地ありでしょう。

　まずは１泊目の3,000円×３人分を、専用アプリ「regionPAY」にチャージ。やたらと認証を要求されるau Payやd払いアプリに比べれば、断然使いやすいアプリです。

　ホテルの６階から、「モール＆スパ」へは直通の通路があります。普通の客室フロアを通り抜ける格好で、この動線上の部屋はさぞうるさかろうと思います。
　だだ何往復かしているうちに、もっともモールに近い便利な部屋だとも思えるようになりました。

　モールへの動線上にはランドリー有。稼働状況は、部屋のテレビで分かります。洗剤自動投入で交通系ＩＣも使えて、洗濯～乾燥まで一気に終わる、一番便利なヤツです。

　秘密の扉を抜けると…

　まずは温浴施設「泉天空の湯」が現れます。入浴料は1,500円で、これでも宿泊者特典の割引価格です。さすがは東京、かなりの値段。
　入浴料込みの宿泊プランもあるようで、ホテルから部屋着でやってくる人の姿が途切れませんでした。

泉天空の湯 有明ガーデン 温泉

　さらに進んで、ショッピングモール「有明ガーデン」へ晩飯の買い出しにやって来ました。明日の病院の受診に備え、我が子とヨメさんは部屋でお留守番です。

有明ガーデン ショッピングモール

　臨海副都心の模型、ちょっとワクワクします。
　ホテルもモールも住友不動産の傘下。周辺のマンション群も手掛けており、モデルルームの役割もあります。

　どこのリゾートホテルですがここは。さすがは住友不動産、僕の地元のショッピングセンターとは質が違います。

　明日は我が子も連れて来よう…

　タワマン群にも明かりが灯り始めました。

　テナントは臨海部に住むファミリー層向けのものが充実。みんな大好きポポンテッタも入っています。
　残念ながら、旅行支援のクーポンは使えないみたい。使えたら、ほとんどここで消費しちゃってたんじゃないかな…その他も使えないテナントが多く、晩飯を買い出しした「Café&Meal MUJI」も非対応。

　イオンスタイルで使えたのはありがたく、ちょっと高めのイチゴや、珍しいクラフトビールもごっそり買い込んでしまいました。
　さすがに「regionPAY」はセミセルフレジにまでは対応しておらず、店員さんを呼び出して処理してもらいました。アナログで困りますねと、店員さんともども苦笑い。

　屋内ということで油断して、ダウンを置いてきたのは失敗。日常の買い物客中心のイオンスタイルは暖房弱めで、凍えてしまいました。
　なのにイルミネーションを見たくて、ちょっくら外へ。クリスマスは間もなくです。

　ご飯を食べて、我が子をお風呂に入れて、寝かしつければ洗濯の時間。

　夜景を眺め、エルビスジュースの缶をちびちび飲みながら待つ時間は、たぶん日本一贅沢な家事のひとときでした。続く。