2022/07/01 - 2022/07/10
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nichiさん
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朝、家内の親友である京都在住のサッチャンは、京都東急ホテルまで来てくれました。
この日はいい天気!
暑くて、、、、
三十三間堂から私の行きたかった養源院、家内の行きたかった智積院を巡りました。
三十三間堂は、歴史好きの私にとっては、後白河上皇の離宮だった所にあったお堂で、木曽義仲に焼かれたぐらいしか知りません。
平清盛による再建後、たくさん仏像があること。
端から端まで弓を射る「通し矢」ぐらいの知識で、あまり興味がありませんでした。
しかし京都在住のサッチャンが好きで何度も訪れているとのこと。
サッチャンの説明で巡る三十三間堂は面白かったです。
次は私がぜひ訪れたかった養源院。
三十三間堂の隣です。
元々は秀吉の側室だった淀殿が建てたお寺ですが、歴史的に意義が大きなお寺で、その存在が面白いお寺でした。
そして養源院の奥にある智積院へ。
ココは家内のリクエスト。
長谷川等伯の国宝になっている素敵な画を見ることが目的でしたが、サッチャンのお勧めのお庭も素敵でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
家内の親友が京都東急ホテルにお迎えに来てくれました。
3人でホテルからタクシーに乗って、三十三間堂へ。 -
ホテルからタクシーで10分弱。
三十三間堂に到着! -
三十三間堂を訪れるのは夫婦共に修学旅行以来。
多くの仏像が並んでいた記憶ぐらいで、その時は2人とも全く興味なかったな~~ -
600円×3人
サッチャンはココの風神雷神が好きで、何度も訪れているそうです。 -
いい天気で暑い!
-
これ!
国宝 三十三間堂。
三十三間堂は、正式には蓮華王院と言います。
後白河上皇が離宮として建てた法住寺殿の一画に建てられたのが三十三間堂です。
三十三間堂から道路一本隔てた隣に後白河天皇法住寺陵があります。
行かなかったけど。。。 -
元々は平清盛が資金を出して造られた五重塔などもある大きな寺院でしたが、80年後に焼失。
80年後の文永3年(1266年)に三十三間堂のみ再建されました。
それが今の姿です。
つまり755年前の建物ですね。
この本堂は、全長118メートル。
この本堂の内陣の正面の柱間が、33あることから通称三十三間堂と呼ばれています。
観音様が人々の救済のため「三十三の姿に変化する」 というエピソードに基づいているとのこと。
この時、初めて知りました。
修学旅行の時に説明受けていたんだろうけど
当時は興味なくて聴いてなかったんだろうな~
内部は撮影禁止です。
1001体の仏像が並んでいます。
これ、圧巻です。
長さ118mの本堂内全部です。
で、一体一体全部表情が違います。
ゆっくり見入ってしまいました。
中央にある十一面千手千眼観世音は、
ヒノキの寄せ木造り。
頭の上に11の顔 で40種の手
作者は運慶の長男。
82歳の時の作品だそうです。
鎌倉時代の名作と言われています。
ぜーんぶ家内の親友のサッチャンの説明。
この巨像を中心に、左右に500体づつ、仏像が並んでます。
圧巻は風神像と雷神像。
サッチャンはこれを見るために何度もココに通っているとのこと。
有名な俵屋宗達の風神雷神図はこの三十三間堂の風神雷神像を描いたと絵と言われているんだそうです。
俵屋宗達の風神雷神図は知っていましたが、そもそも三十三間堂に風神像と雷神像があることを知りませんでした。
宗達の風神は右、雷神は左ですが三十三間堂は左右逆でした。
風神は風を吹かせる神であり背中に背負った風袋から下界へ大風を送ってます。
雷神は背中に背負った8個の太鼓をバチで叩いて雷鳴を下界へ轟かせています。
風神の手の指は4本で足の指は2本であるのに対し、雷神は手の指は3本で足の指は2本なんですね。
迫力ある像でした。
サッチャンの説明、面白い。。。
撮影できないのが残念。。。 -
後白河上皇が離宮として建てた法住寺殿の一画に建てられたのが三十三間堂です。
そのことの説明書き。
かなり広くてデカかったんですね。。。。 -
その時のお庭が今の三十三間堂の中に残ってます。
-
酷暑の中なので、じっくり拝見するというよりは、ダラダラ歩いている感じ。
-
これは?
-
霊泉ですね?
-
説明書きがありました。
夜泣泉という霊泉です。
お堂創建の翌年(1165年)お告げによて発見された霊泉です。
冷たく美味しい水で、水が湧き出す音が、夜には人がすすり泣くように聞こえることからこのような名がついているようです。 -
夜泣泉から目の前に見える三十三間堂。
-
でっかいな~~
-
太閤塀?
秀吉の塀? -
この塀は元々は豊臣秀吉(太閤)によって寄進された塀だそうです。
地震で倒壊し、現存するのは豊臣秀頼が再建した塀だそうです。
サッチャンは何でも知ってる。 -
遠景で三十三間堂を眺めます。
-
三十三間堂の反対側までやってきました。
通し矢はココから反対側に向けて矢を射ったのですね。
建物の長さは118mです。 -
ここに「通し矢」に表記。
江戸時代、尾張・紀州 両藩による通し矢天下一争奪戦の様子の絵がありました。
三十三間堂の建物の南端から北に向けて24時間矢を射続けたようで、民衆の評判だったようです。 -
それがその絵です。
-
雨あられと飛び来る矢からお堂を守るために三代将軍の徳川家光が建物に鉄板を付けました。
-
赤茶に錆びていますが、柱全部に鉄板が巻かれています。
-
反対側には鉄板はありません。
矢は南から北に向けて射ったからですね。 -
サッチャンの詳しい解説とともに拝見した三十三間堂をでました。
右の土壁は見事な太閤塀です。 -
右に見えるは三十三間堂の東大門。
-
次に訪れたのは、養源院。
これは、私が一度訪れたかった場所です。
歴史好きにはたまらない場所です。
入り口には大きな「血天井」の表記が、、、 -
お邪魔します。
-
秀吉の側室であった淀殿が、父である浅井長政の弔いの為に1595年に建てた寺です。
ほどなく焼失し、やはり浅井長政の娘で淀殿の妹である、お江が1621年に再建してます。
つまり関ヶ原の21年後ですね。
お江は徳川2代目将軍の秀忠の妻。
そもそもお寺の名前である養源院は浅井長政公の戒名そのもの。
もう敵味方がグシャグシャの中でメッチャクチャですね。 -
なんで、徳川の時代に、お江は父である浅井長政の養源院を再建できたのか?
これは、関ヶ原の前哨戦と言われた伏見城の戦いで徳川方は三成方に大敗したわけですが、その時の血で汚れた床板を天井にすることで、自害した徳川方の鳥居元忠らを弔ったから再建できたんですね。
お江も考えましたね~ -
拝観料は
600円×3名。
中は撮影禁止。
血天井の細かい説明と、伏見城の戦いにおける徳川方の策略など、面白いお話をたくさんお聞きすることができました。
俵屋宗達の杉戸絵・襖絵があるのであすが、これがまた見事で、見入ってしまいました。
俵屋宗達の絵を美術館ではなく目に前で見ることができました。
白象 唐獅子 麒麟
斬新で大胆で奇抜。
この3つの絵は面白かったです。
俵屋宗達の絵に驚きました。
それにしても歴史の舞台になった小さい寺に大きな物語があり、訪れてみたかったわけです。
解説の方のお話も面白く、興味深く拝見しました。 -
養源院を出ると左側に見えるのは、南大門。
三十三間堂もその一部であった蓮華王院の南大門です。 -
今はアスファルトで舗装されており、車で通ることも可能な門です。
-
南大門を出て外から三十三間堂を覗きます。
-
街の風景にすっかり溶け込んでる南大門ですね。
-
突然現れたこの碑
坂本龍馬・北添佶摩など土佐志士寓居跡
いきなり幕末ですね。
これは感動!!!
偶然でしたが、私は興奮!!!!!
つまりここには、河原屋五兵衛の隠居所があったわけで、坂本龍馬、北添佶摩、中岡慎太郎、望月亀弥太など土佐の志士たちが同居していました。
で賄いをしていた貞の娘が、のち龍馬の妻となるおりょうです。
つまり、ここが坂本龍馬とおりょうの出会いの地であると言われてます。
京都ってすんげぇ~~~
サッチャンもココが坂本龍馬とお量の出会いの場であったことまでは知らなかったようです。
私の歴史好きは偏ってまして。。。 -
サッチャンの案内で隣の智積院へ。
ココは家内のリクエスト。 -
ここもサッチャンお気に入りにのお寺だそうです。
-
とにかくお庭が綺麗だということと、ココには長谷川等伯の見事な画があるそうです。
-
私はそもそも智積院の存在すら知りませんでした。
家内は長谷川等伯の有名な画があることで知っていて訪れたかったようです。 -
お邪魔してみましょう。
500円×3名 -
平安時代に出来たお寺で、その後秀吉に焼かれたり、徳川の世の中になってから復活したり、波乱万丈の歴史があるお寺だそうです。
で、このお寺で最初に入った収蔵庫。
ココに長谷川等伯と久蔵親子、及び長谷川等伯一派の見事な画が展示されていました。
これが冷房が効いた広い部屋で、安土桃山時代の長谷川等伯のリアルな画が展示されていました。
全部なんと国宝です。
「桜図」や「楓図」は思わずそのスケールと壮大さと美しさに息をのんでしまいました。
サッチャンは何度も見ていたようですが、家内と私は初めて。
家内はそもそもこの絵が見たくてこのお寺に来たかったようです。 -
お邪魔します。
-
酷暑の中ですが、落ち着く空間です。
-
いいなぁ~
この雰囲気。 -
中も綺麗。
-
ココから先はお庭。
-
思ったより広い境内。
-
「利休好みの庭」
「東山随一の庭」
と伝わる国指定名勝の庭園です。 -
素人でもこの庭は綺麗だと思います。
-
江戸時代前期の1674年(延宝2年)、現在の庭園に改修されています。
サッチャン詳しい、、、、 -
お部屋に上がり、
-
この広い見事な部屋から、
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素敵なお庭を眺めます。
-
これ、凄いきれいです。
-
東山麓の斜面の地形を活かした築山と横長の広い池泉による庭園は利休好みなんでしょうか?
素敵です。 -
斜面に植わったツツジ・サツキは4月下旬~6月初旬に見頃を迎えるとのこと。
少し遅かったかな?
サッチャンは5月中旬にココを訪れて、見事なツツジ・サツキの花を見たそうです。 -
さぞかし美しいことでしょう。
-
この開放的な空間。
真夏の酷暑の時期ですが、中は風が通って涼しいです。 -
このツツジ・サツキが満開になるんですね?
サッチャンがその時の写真をスマホで見せてくれました。 -
こちらは枯山水。
-
和の「わび・さび」でしょうか・・・
海外赴任時、フランス人に「わび・さび」のことを聞かれ、説明に困ったことがあります。 -
この部屋は、布袋・唐子の画ですね。
-
さらに先に進むと庭が繋がっています。
-
いい雰囲気。
-
京都にはこのようなお寺がたくさんあるんですもんね。
いいなぁ~~ -
私「このお寺、普段からこんなに空いているの?」
サッチャン「長谷川等伯の収蔵庫は混むことあるけど、普段からお庭はそんなに混まないかな? でも今日は本当に人が少ないね。」 -
素敵なこの雰囲気をたった3人で独占してます。
-
金堂です。
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本尊大日如来の尊像が安置されています。
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金堂に掲げられているのはこのお寺の「智積院」の文字。
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境内が広い!
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池には蓮の花。
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金堂の後ろはアジサイ。
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満開ですね。
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金堂の裏側には多くのアジサイが咲いていました。
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暑さで少しくたびれているアジサイも、、、、
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その奥には明王殿。
本当に広いお寺です。 -
明王殿
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ご本尊は不動明王様で、明王殿は不動堂とも呼ばれるそうです。
知らないこと多いな~~
京都在住のサッチャンはよく知ってる。
私たち3人はこれにて智積院をあとにしました。
酷暑の中でしたが楽しかったです。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- yumikenさん 2022/07/12 08:35:44
- わぁ~京都ですねぇ~!(^^)!
- nichiさん。。おはようございます♪
今回は京都へ行かれたのですね~(*´▽`*)
三十三間堂。。私も2回訪れました!!
たくさんの観音様が居て自分の顔に似ている観音様が必ずあるって・・
観音様の顔を見ながら似ている顔を探したけれど見つからなかったです(≧▽≦)
続きはどの神社?お寺さん?へ行かれたのかしら(^^♪
美味しいお食事も。。投稿楽しみにしていますね♪
yumiken
- nichiさん からの返信 2022/07/12 10:51:08
- Re: わぁ~京都ですねぇ~!(^^)!
- yumikenさんこんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
家内の永年の親友が京都在住で、彼女の案内で市内を巡りました。
三十三間堂、修学旅行以来です。
前回は全く興味がなかったのですが、今回はじっくりと拝見しました。
自分に似ている観音様?
そうですねぇ~
千体全部拝見したわけではありませんが、どのお顔も穏やかで聡明で賢そうで、私なんて煩悩だらけで似ても似つかない感じでした。
家内の親友の案内で、東山を中心に地元の方が行かれるお店でご飯食べながら巡ってきました。
順番にアップしていきますね。
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