そうだ！京都へ行こう！　その11　LE UN鮒鶴京都鴨川リゾートで京フレンチのランチを戴いてから雨降る先斗町、新京極、近江市場、花見小路へ。

2022/07/01 - 2022/07/10

朝からシニア夫婦２人で京都市内をテクテク。
でもずーーッと生憎の雨です。
八坂神社～円山公園～知恩院と巡ってきた後で、京都在住で家内の親友のサッチャンが予約してくれていたお店でランチ。
その後は先斗町から幕末好きのはたまらない場所巡り。
京都は歴史好きにはたまらない場所が多くてワクワクしちゃいます。
新京極や近江市場、花見小路を歩いてホテルに戻りました。
この日はホテルの部屋でデパ地下テイクアウトの夕飯にしました。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

知恩院からテクテク歩くこと10分ぐらいで鴨川までやってきました。

雨がひどく、でもタクシーも拾えず。。。

四条大橋を渡りました。

ひどい雨の中、歩いてLE UN 鮒鶴京都鴨川リゾートに到着です。

家内の親友で京都在住のサッチャンが予約しておいてくれたレストランです。
外で女性スタッフが傘を差した状態でお出迎え。

雨の中ですが、下から見上げると、五層楼閣様式の建物であることが判ります。
竹林のアプローチの中を進みます。

五層楼閣様式のこの建物は、国の有形文化財に指定されています。

創業１８７０年。
つまり明治3年。
鴨川のほとりに佇む、老舗料亭旅館「鮒鶴」です。
文人墨客のサロンとしても機能してきた京屈指の由緒ある空間だった所だそうです。

入り口のこの敷石は、創業当時のものだそうです。

検温・消毒を終えて、濡れた服をタオルで拭いてから奥に案内されます。

待合室。
予約は11時30分。

スタッフ「nichi様、ご来店ありがとうございます。川床のお席でご予約を頂いておりましたが、生憎の雨でございます。室内のお席にご案内いたしますのでご了承ください。」
私「かしこまりました。」

サッチャンはなんと川床の席を予約してくれていたんですね。
ビックリ～～

川床の席はこんな感じ。

鴨川の向こうに東山が見えて素敵な所なんだろうな～

この大雨では仕方がありません。

11時30分になり、待合室がほぼいっぱいになったころ、順番に席に案内されました。

大きめの4人席に斜めに座るようにセッティングされています。

家内「ビール飲も！」
私「えっ？　まだ11時30分だよ？」

もう乾杯しちゃいます。

あっと言う間に周りの席は満席。
全て予約で埋まってしまうのですね。
客層は若い方から年配の方まで様々ですが、女性率が80％ぐらいかな？
月曜のお昼というのに凄い人気ですね。

家内「サチはチョクチョクこのお店に来てるみたい」
私「京都には東京や横浜には無いお店が多いね。」

前菜です。
鱧の湯引き
ビーツ
クスクスとトマトのサラダです。

カボチャの冷たいスープ。
上には汲み上げ湯葉のジュレが載ってます。

メイン料理です。
私は魚を選択
鱸とエスカルゴのソテー　ハーブバターソース

家内は、
奥丹波鶏のロティ　万願寺唐辛子ソース
京の季節野菜と共に
を選択。

デザートは、
グレープフルーツ、グランベリーのソルベ。
宇治のほうじ茶が入ってます。

最後にコーヒー。

全部美味しかった～～

品が良くて個性的で、戴いていて楽しいフレンチでした。

御馳走様でした。

雨が小降りになったので、鴨川沿いを少し歩きましょう。

サギとカモ

魚を探してる、、、、

これが、鴨川にせり出した「床」で料理を楽しむ川床ですね。

鴨川沿いを四条大橋方面に歩きます。

四条大橋です。
対岸に見えるのは南座ですね。

この先にも川床が繋がっています。

四条大橋の横の階段で上に上がった所が有名な先斗町。

京都の花街のひとつ。
少し歩いてみましょう。

昨夕は、サッチャンに左京区の湯葉料理のお店に連れて行っていただきましたが、本当はこの先斗町の湯葉料理のお店に私たちを連れて行きたかったようです。
満席で左京区のお店になりましたが。。。
そこも美味しかったけどね。

でも、知らないと入れないよな～～

電柱や電線が無く、風情があっていい雰囲気ですね。

夜じゃないと本当の先斗町ではないと思いますが。。。

石畳がいい感じ。

先斗町を抜けて少し先に行ったところに、幕末好きの私が行ってみたい所が。。。

近江屋があった所です。
「坂本龍馬中岡慎太郎遭難之地」
の表記です。

回転すし屋さんの前でした。

近江屋はお醤油屋さん。
ここで坂本龍馬と中岡慎太郎は暗殺されたんですよね～

1867年12月のことですから、大政奉還の翌月ですね。
２人は夜、ココ近江屋の２階で軍鶏鍋を食べていました。
そこに数人の男が押し入り襲われました。
幕府の敵として命を狙われていたこの2人。
犯人は新選組と言われていますが、正確には判っていません。

当然、当時の面影が判るものは何もありません。
ビルだらけで判りませんが。。。。

ココが坂本龍馬が暗殺された近江屋か～
あ～感動！！

と言うことは、近くに土佐藩邸の跡があるのでは？？

あった～
徒歩2分で到着です。
土佐藩邸の跡。

今はGoogleですぐに場所の検索ができるから便利ですね～

坂本竜馬、中岡慎太郎、後藤象二郎
土佐藩出身で活躍した方々は多いですよね。

あ～ワクワクする！

これは高瀬川。
こちら側に向かって藩邸の門があって、橋を渡って屋敷に入るようになっていたようです。

ココに土佐藩邸があったのですね。
それは立誠小学校となり、今ではその建物を利用したホテルになっています。

立誠ガーデン ヒューリック京都ですね。
レトロでクールです。

あれ？
このホテル、フォートラでお友達のたらよろさんが地元泊でご主人と泊まってらしたホテル？
中はめっちゃお洒落だったのをたらよろさんの旅行記で拝見しました。
たらよろさんの地元にはお洒落なホテルが続々誕生していますね。。。

すぐ隣にはこんなっ手札。

高瀬川七之舟入址
江戸時代、ココは高瀬川からの荷物の積み下ろしと船の方向転換の場所だった所。
京都の経済を支えた場所の一つだったのですね。
以前は市内の高瀬川沿いに9か所あったようです。

ココが京都経済を支えた場所だったのね～

雨が少しだけ小降りになったので、歩いて5分弱の後藤象二郎寓居跡へ。

ココには壺屋という醤油屋があり、後藤象二郎は壺屋を定宿としていました。
壺屋跡地に建つホテルリシル京都の１階にギャラリーがありました。

後藤象二郎は土佐藩士で、後に明治新政府でも活躍した才人で、徳川慶喜に大政奉還を勧めたことでも有名。
ギャラリーの展示は本格的で、見どころ満載。
幕末当時の街並みを再現したジオラマもありました。
人が多くて撮影は断念。

雨がひどいので、アーケード下を歩いて新京極へ。

祇園祭に合わせての提灯でしょうか？

修学旅行生もチラホラ。

家内も修学旅行の際の新京極の記憶があるそうです。

ど真ん中にある錦天満宮。

菅原道真を祀っているので、学業成就、商売繁盛にご利益があるんですね。

お参り～

マスクしてない外国の方々がビール片手にフラフラしている。。。。

家内が見るに見かねて、まずは日本語で、
ココは神聖な場所で、ビール飲みながら入るべき場所でないことを注意すると、謝りながら慌てて境内から出て行きました。
日本語が苦手のようでしたので、途中からは英語で会話。
ニューヨークの方々で転勤で来日して在住4年目。
彼らはポケットからマスクを出して付けながら、話し始めました。
今は東京在住で、日本語学校がコロナで休校になり、半年しか通えなかったが、3年ぶりに昨年の秋から再び通い始めているとのこと。
日本が大好きで、せっかく転勤で家族で来日したのにほとんど観光できていなかったが、やっと昨年の秋から旅行していること。
などをお話を聞きました。
家内が、アメリカでは教会の聖堂でビール飲まないでしょう？
とチクッと。。。
すると日本語で「ゴメンナサイ　キヲツケマス」。

そもそも広大な敷地を所有していた金蓮寺というお寺が、江戸時代にドンドン土地を切り売りし、料亭や飲食店、見世物小屋、芝居小屋が建ったのが最初のようです。

戦後には多くの映画館や劇場が建ったそうですが、今ではほとんど残っていません。

サッチャンから
「新京極か錦市場あたりを歩いて総菜買ってホテルの部屋で夕飯にするのもいいのでは？高島屋や大丸の地下でも色々いいお惣菜があるよ～」
というお話もきいていたので、家内はもうその気満々。

でもなかなかコレッ！
というものに巡り会えず。。

錦市場に入りました。
色々なもの売ってて見ていて楽しい。

歩き疲れたので、ココで休憩。
抹茶スイーツのお店で「茶和々」。

店内はガラガラ。
私たちの貸し切り状態ですね。

私はわらび餅と温かいほうじ茶。

家内はわらび餅と冷たい抹茶。

お会計

新京極や錦市場で気に入った総菜が買えず、すぐ近くの高島屋で手毬寿司と京野菜の揚げ物を購入。

高島屋を出たら、雨が止んでいたので、祇園の花見小路まで歩いて行ってみることにしました。

再び市場大橋を渡ります。

有名な南座の前です。

先ほどは大雨の中、前を通りました。

花見小路に到着しました。

へぇ～
こんな所なんだ～

横の道は風情がある道が多いのですが、撮影禁止の表示。

舞妓さんが歩いてきました。
綺麗だな～
カメラを向けたら失礼なので、我慢我慢。。。

多くのお茶屋があり、そこには在籍する舞子さんの名が記されています。

サッチャンお勧めの和菓子屋さん「徳屋」に寄るつもりでしたが、長蛇の列で断念。
人気店なのですね。

またまた急に雨がひどくなってきたので、ホテルにタクシーで戻りましょう。。。。

ホテルの部屋でシャワー浴びて、カンパーイ！
18時過ぎなので外はまだ明るいです。

今晩はホテルの部屋での夕飯にしましょう。
京都高島屋のデパ地下で買ってきた美味しいものたち。

手毬寿司と京野菜の揚げ物です。

鱧　レンコン　アスパラ　加茂茄子　ウズラの卵
の揚げ物です。

ビールに合うんだな～～

このあと、ワイン１本飲んでから寝ました。

翌朝のホテルの部屋からの景色です。

隣の西本願寺。

雨は降ってませんね。

ホテルのレストランで朝食を戴きます。

今日もビュッフェで多めの朝食。

いよいよチェックアウトです。

4泊、お世話になりました。

自分たちの不注意から小さなトラブルが２回あったのですが、ホテルスタッフの何気ない気づかいがうれしかったです。
多分、また来ま～す。

ホテルの送迎バスで京都駅に向かいます。

この旅行記へのコメント （4）

• yamayuri2001さん 2022/08/04 10:56:54

  京都の静けさ・・・

  nichiさん、こんにちは。
  老舗料亭旅館「鮒鶴」の敷石、感動しますね。
  明治３年からずっとそのまま・・・
  いろんな有名人が　踏み締めたであろう敷石・・・
  浪漫がありますね！
  川床のお席は、生憎の雨で残念でしたが、
  室内席でも、お料理のグレードが高いので
  十分満足でしたね！
  
  京都東急ホテルは、亡き母と宿泊した
  思い出のホテルです。
  その頃から、とてもスタッフ教育が行き届いて
  おもてなしが心地よいホテルでした。
  
  京都は、歩いてこそ、真価が解る土地ですね。
  歴史散歩も素敵です！
  
  インバウンドがまだ少ない今が、行き時ですね！
  
  yamayuri2001

  nichiさん からの返信 2022/08/04 22:43:13

  Re: 京都の静けさ・・・

  yamayuri2001
  こんばんは。
  いつもコメントありがとうございます。
  
  >老舗料亭旅館「鮒鶴」の敷石、感動しますね。
  >明治３年からずっとそのまま・・・
  >いろんな有名人が　踏み締めたであろう敷石・・・
  >浪漫がありますね！
  →そうなんですよね～　それも京都の老舗旅館ですからどんな偉人や著名人が踏みしめたか？？？　考えただけでワクワクしますよね。
  家内の親友がたまに伺うようですが、素敵なフレンチでした。
  
  京都東急ホテル、お母様といらした思い出のホテルだったのですね。
  常連さんが多いホテルのようでした。
  フォートラをご覧になった4名の方から、昔よく京都東急ホテルに行った旨のメールを戴きました。
  スタッフの宿泊客に対する適度な距離感と気遣いが素晴らしかったです。
  
  インバウンドが復活する前にまた京都に行きたいです。
  それも京都東急ホテルを基本に、、、
  で、シニア夫婦で歴史散歩をしたいと思います。
  
  

• たらよろさん 2022/07/31 21:16:40

  雨が残念でしたね

  こんばんは、nichiさん
  
  たくさんのグルメを召し上がって、
  さっちゃんのおかげで充実の京都旅でしたねー。
  
  せっかくの川床でのランチが、
  雨で残念。
  LE UN鮒鶴京都鴨川リゾートのテラスっていうか、川床は、
  京都の事件もので結構出てくるんですよー。
  みなとみらいにも、そういうドラマに何度も出てくるお店ってありますよねー。
  
  高島屋で夕食を買って…。
  これだけで我慢っていうか、あれこれ買わないnichiさんが偉い！
  私はあれもこれも食べられもしないのに、
  買っちゃうんだよなー。
  
  たらよろ

  nichiさん からの返信 2022/08/01 17:27:12

  Re: 雨が残念でしたね

  たらよろさん
  こんにちは。
  毎日暑いですね。
  
  たらよろさんのチョー地元のごく一部をサクッと４泊して巡ってきました。
  どこみても素敵な所ですね。
  子供のころの修学旅行では、夫婦ともにその魅力が全く分かりませんでした。
  特に私共のような歴史好きにはたまりません、、、、、
  
  >LE UN鮒鶴京都鴨川リゾートのテラスっていうか、川床は、
  >京都の事件もので結構出てくるんですよー。
  →そうなんですね。家内が「そういえばサッチャンも言ってた！」と申しております。
  たしかにみなとみらいもよく映画やドラマのロケに使われていますが、京都とは比べ物になりません。
  そもそも京都は絵になるところが多いし、歴史が深いし、私たちにとってみると、近代的で人工的なみなとみらいが薄っぺらく見えます。
  
  >高島屋で夕食を買って…。
  >これだけで我慢っていうか、あれこれ買わないnichiさんが偉い！
  >私はあれもこれも食べられもしないのに、
  >買っちゃうんだよなー。
  →後で写真見直して気付いたのですが、「茄子の煮びたし」も買ってました。
  私たちはこの時は「呑み」が中心であったため、つまみですね。
  この時はビールロング缶を６本おｔワインボトル１本が主役でした（笑）
  
  勝手にたらよろさんに２回もご登場いただきすみません。
  この後は竹田城に行って丹後半島をぐるっとして京都に戻ってきます。
  順にアップしていきますね～