四国カルストへ新緑の中ドライブ旅と道後　 2022.4

2022/04/30 - 2022/04/30

2022.4ゴールデンウィーク
コロナ自粛もようやく緩んできて、感染予防を心がけながら、新緑の中、四国カルストへのドライブ旅の記録です。
山口の秋吉台、福岡の平尾台と、日本三大カルストの一つと愛媛県と高知県の県境25㎞にわたり続く四国カルスト。
大野ヶ原から東端で最高所でもある天狗高原までは開放感あるドライビングコースとなっていました。
道後温泉本館は改装中でした。
松山ＩＣから国道33号線で４５キロ55分
↓
落出(柳谷)
↓
440号線で25キロ４０分
↓
寺芳峠
↓四国カルスト公園縦断線で３㎞　５分
↓
姫鶴平

エリア 道後温泉(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

道後温泉から車で日本三大カルストの一つ久万高原町の四国カルストまでドライブしてみました。
国道33号線で南下し、久万高原町へ上っていきます。
途中長いトンネルで山道をかなりショートカット。
久万高原町は四国にあって標高の高い高原の町。
高知の仁淀川の支流がたくさん流れています。
久万高原町の国道を走っているとこんな不思議な光景が目の前に広がります。
御三戸嶽　別名軍艦岩
北側からの面河川と西方からの久万川との合流地に石灰岩で形成された奇岩絶壁です。高さ３７メートル　幅１３７メートルもあり、頂上には老松が生い茂り、あたかも軍艦のように見えます。

御三戸遊園地キャンプ場 キャンプ場

突然現れた自然が作った景色の雄大さに驚きます。

河原に降りて、見上げると、より雄大さを感じることができるらしい。
夏は河原でバーベキューを楽しむ人で賑わうらしいですが、こんな大自然の中でのバーベキューはさぞ気持ちいいことでしょう。

石灰岩が水と風の浸食で作り上げられた絶壁、端は尖って鋭い形になっています。

久万川にかかる美川大橋を渡り

国道33号線、松山と高知を結ぶ国道を面河川沿いに走ります。

上るにしたがって川の表情も険しくなっていきます。

森は新緑の季節でどこも新芽の色で空気が綺麗です。
清々しいドライブです。

柳谷で高知への国道33号線と別れ県道440号線に入ります。

松山からすでに一時間くらいかかっていますが、ここからまだ23キロ

緑を楽しみながら走っていました。

ながーいトンネルがあったり

四国のド真ん中あたりを走ってます。

段々と道が険しくなってきました。
柳谷キャニオンというらしい。

なるほど・・かなりの高低差のあるＶ字、キャニオンです。
今度は黒川・・これまた仁淀川の支流・・の両岸に形成された渓谷は7㎞
石灰石が浸食されてできたんでしょうが、自然の雄大さを感じます。

下を見下ろすと、怖い。かなりの深さです。

走ってると・・目立って立つバス停が・・普通じゃない雰囲気。

止まってみてみると
合格　
と、縁起の良い名前のバス停　です。

合格切符もあるんだ・・

久万高原町営らしい。
綺麗に整備されているところを見ると、人気のバス停のようです。
偶然出合っただけで、何か良いことが起こりそうな気になってきました。

この辺りはかなり細く険しい道になってきました。
対向車線からは、ひっきりなしにレーシングカーが走ってくるのですが、何かあったのかな？わからずじまいでしたが。

細い道幅だったり、急カーブだったり、ちょっと怖い。

ちょっと怖い山道をクネクネと注意しながらの運転でしたが、うっそうとした道を抜け、地芳峠を抜けると開けてきました。

尾根沿いを走る四国カルスト公園縦断道路線に入ると気持ちよい高原の景色になりました。東西25㎞で日本一のカルストドライブが楽しめます。

何やら、山小屋風の建物が見えてきました。行ってみよう。

四国カルスト 自然・景勝地

道の右側に目を移すと、楽しそう～
見晴らしの良い場所にキッチンカーがある～

姫鶴平 自然・景勝地

ここでお昼が良さそう。

キャンプ場もあります。３６０度遮るものがない、夜は満点の星の下のキャンプが楽しめます。

五段高原姫鶴平キャンプ場 キャンプ場

広々としています。

四国カルストは東西25㎞、標高1000－1500ｍにつらなる日本有数の石灰岩の巨大台地です。

駐車場に車を止め、山小屋風の建物の周りが賑やかなので行ってみよう。

姫鶴荘 宿・ホテル

建物の敷地内にも、楽しそうなキッチンカーが止まってます。

姫鶴荘、宿泊施設になってます。レストランでは特産のアマゴ料理や、建物外ではバーベキューもできるようになっていて、その準備もしてくれるようになっているので、キャンプをしなくても、かなり楽しめそうです。

姫鶴荘 宿・ホテル

四国カルストの中でも、この辺りは姫鶴平

姫鶴平 自然・景勝地

見渡す限りなだらか、そのはるか向こうに西日本最高峰の石鎚山まで見えます。

パノラマで見渡しても、撮りきれません。

四国山地は険しいところかと思っていたけれど、こんな広々としたところが天空にあるとは。

コロナ以前の夏などは渋滞するほど人気の一帯だったようですが、この日は丁度良いくらいの込み具合。駐車場はほぼ満車ですが、とめられるくらい。

風があるようなのに、風車は動いてませんでした。風の向きが違ってたのか。

姫鶴荘では、レンタサイクルもあって、電動もあるので軽々天空のサイクリングが楽しめます。

キッチンカーをちょっとのぞいて・・

ホットドックに高原牛乳、ソフトクリームなど、軽食がありました。
ここで、ホットドックを買って

ここで食べても良いのだけど、も一つの売店も気になるので、移動しよう・・
と思って空に目をやると

不思議な現象が起きてました。

日がさ　という
、太陽の周りにできる白色の光の環。巻層雲の氷片に光が反射して起こる現象。

道を渡り、降りていきまして

カルスト珈琲

売店の周りはブランコが置かれ、パノラマの景色をのんびり楽しめるように椅子が置かれています。

こんな景色の中のブランコってあり得ませんね・・ハイジの気分になれます。

かわいい売店です。

この景色の中の昼食にはベストな気候でした。

丁寧にハンドドリップしたコーヒーが人気で、カフェオーレとシュークリームをチョイス

さっきのホットドックもこの景色の中で映える～

椅子に座り、のーんびり

テーブルは切り株ってのもいい。

このぬいぐるみが結構リアルなのもシュールな感じ。

向こうの方は小高い丘になって散歩道があるので、お腹もちょうどいい具合になったので、歩いてみました。

今まで見られなかった石灰石の岩がゴロゴロしてるのが見えてきました。

カルスト台地特有の風景、無数に石灰岩が点在しています。

四国カルストは1400メートルもの標高があるので、空気感がアルプスっぽい。五月って季節のせいか。

カルスト台地とはいえ、緑の草原の雰囲気もあります。

先ほどの、姫鶴荘横のキッチンカーでアイスクリームを・・濃厚なのにあっさり、自然な感じの美味しさでした。

姫鶴荘から南の景色

この辺りはツーリングのメッカでもあって、全国からバイクがたくさん

かっこいい～ったら・・
こんな日の天空ドライブは最高でしょうね。特に今年は渋滞知らずだし、今のところ。

姫鶴平から車を東にに四国カルスト縦断線を少し走って

五段高原に

五段高原 自然・景勝地

ここは、カルスト台地特有の景色
遠目に羊の群れのように見えます。

放牧された牛とのコラボ

近づくと浸食で滑らかな岩肌

のーんびりな牛たち寝そべって日向ぼっこなのか、皆同じ方向、太陽に背を向けてました。よその牛たちより大きいような。

五段高原をも少し東に行くと、天狗高原
四国カルストの東端標高1485メートルの天狗の森のふもとに広がる高原です。

天狗高原スキー場 自然・景勝地

以前は天狗荘だったのがリニューアルオープンされてます。

星ふるヴィレッジTENGU グルメ・レストラン

その名も星ふるビレッジ　　素敵なネーミングです。
今回は訪れただけでしたが、内容を知って、再訪したいと思うほど、素敵。
夜は星がふるほどの体験ができそうです。

ここでお昼でもよかったかな・・
でもここは室内だったので、姫鶴荘前のキッチンカーの方がお天気の良い日にはよかったね。

売店をのぞいてみます。

星降るグッズであふれています。

こちらも、インパクトあり。

竜馬ポテチ・・
って・・ここは愛媛県じゃないんだ・・って気づく・・

美味しそうに見える、模様があるだけで一層。

ダバダも並んでます。栗焼酎・・独特の香りで美味しいんですよね。

カルスト縦断線は、こんな感じでずーっと西に走ってます。あり得ない風景です。四国の山の上にこんな場所があるとは、知りませんでした。

星降るビレッジから下方に建物が、行ってみよう！

ビレッジの外には愛媛と高知の境界線がひかれてます。

県が違ったからなのか、高知に入ると何となく雰囲気も違うんですよね～

カルスト学習館　で四国カルストの地形の仕組みや、高山植物、花木や生き物を学べる施設です。

カルスト学習館 美術館・博物館

色んなスポットでいろいろ楽しめるようになっています。

四万十流域が一望できます。
清流をはぐくむ一帯だけあって、深く青々とした山々が続いています。

わかりやすく説明図があったりで

知ることができました。

何億年も前から長い時間をかけ造られた大自然の偉大さを知ることができました。

カルスト台地と言ったら、山口の秋吉台しか思いつかなかったんですが、こんな場所があったとは、無知でした。

スターウォッチングも面白そうです。

ブナや楓の生い茂る森の散策もできるそうです。
また、本格的に再訪したいものです。

天狗高原を後にして、戻りましょ。
行きがけに鯉のぼりが泳いでるのを見かけたので、見に行こう！

遠目に見えてきました。

仁淀川沿い

山間の

愛媛県久万高原町柳井川の落出大橋の近く

清流が流れています。大雨の翌日だったのですが、それでも綺麗でした。

住民の方々が実施されてる48匹の鯉が風に吹かれて泳いでいました。

鯉のぼりの影は川で泳いでるようにも見えます。

新緑に映えてます。

こんな立派な鯉のぼりが泳ぐ姿、久しぶりに見ました。
自粛続きでしたが、やっと抜け出せそうな、清々した気持ちになれました。

鯉のぼり　つづきで・・ここにも
久万高原町の産直市の前にも大きな鯉のぼりが上がっていたので、つられて寄ってみました。
道の駅　天空の郷

道の駅 天空の郷さんさん 道の駅

物産展では季節野菜や特別栽培米など並んでました。

新茶がもう並んでました。

河内晩柑の季節が始まってました。ジューシーで、和製グレープフルーツとも言われる河内晩柑はこれからの季節爽やかです。
結局、愛媛はほぼ一年中柑橘があるようです。

青空に気持ちよさそうでした。

久万高原町から帰路は同じで、道後温泉に戻ってきました。
目下、道後温泉本館は改修中

道後温泉本館 温泉

観光客もこのゴールデンウィークは戻ってきて盛況のようです。

建物の裏手には仮の入り口

改修中の姿を見ることができるのは今だけ・・って事のようです。
近くに　飛鳥の湯　椿の湯もあるので、そちらを楽しむのもよさそうです。

歴史ある建物、改修も慎重に進められているようです。
四国カルストドライブ旅は終わりです。