2019/12/08 - 2019/12/10
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旅人のくまさんさん
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久賀島にある世界遺産の『旧五輪教会堂』の紹介です。リプボールト(コウモリ天井)』の純教会様式が用いられたものの、建築自体は地元工匠の在来工法の和風建築でした。移築されたり、取り壊されそうになったり、数奇な運命の『旧五輪教会堂』でした。
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『県指定有形文化財・旧五輪教会』のタイトルがあった説明パネルの光景です。建築様式の部分をピックアップしますと、『リプボールト』の純教会様式を用いたものの、建築自体は地元工匠の在来工法の和風建築』と紹介されていました。明治初期の教会建築として極めて重要と評価されていました。ゴシック教会堂建築の構造技術上の3要素は、リブ・ボールト、尖頭アーチと飛控えです。
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イチオシ
室内の撮影も許可されていた『旧五輪教会』の祭壇光景です。内部は3廊式の会堂、いわゆるリブボールト天井(コーモリ天井)、 ゴシック風の祭壇など定法どおりの教会建築様式に仕上げられています。大工棟梁は、久賀田ノ浦の平山亀太郎と伝わります。長い禁教政策の下、弾圧と迫害に耐え、ようやく禁教が解かれた明治初期、五島各地には信仰の証として、教会堂が建設され始めました。
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中央の祭壇に祀られた、幼子イエスと父のヨゼフの像です。右手の祭壇には、マリアさま、左手の祭壇には、大人になったイエスが祀られています。ヨゼフさまが真ん中にいる造りは珍しく、五島では江上天主堂と頭ヶ島天主堂だけのようです。
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旧五輪教会堂は、その当時の教会建築史を物語る、歴史的建築様式を持つ貴重な文化財です。国の重要文化財にも指定されているほか、世界文化遺産の暫定リスト入りを経て、『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成資産の一つに登録されました。ここは、入口に、ステンドグラスではなく、色ガラスが使われています。お金ない中でも、神様のものとの理由で色ガラスが使われたようです。色ガラスが残されているのは、あとは山形の鶴岡教会だけとされます。
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切り株の根元で満開になっていた『ツワブキ(石蕗、艶蕗)』の花です。キク科ツワブキ属の常緑多年草です。和名の『ツワブキ』の由来は、『艶葉蕗(つやはぶき)』、つまり『艶のある葉を持ったフキ』から転じたとする説のほか、『厚葉蕗(あつはぶき)』、つまり『厚い葉を持ったフキ』から転じたとする説もあ利ます。
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『旧五輪教会』の建物側面光景です。外観で、キリスト教会と分かる部分の一つです。建物は木造瓦葺平屋建て、窓が教会堂特有のポインテッドアーチ型であるのを除けば、外観はまったくの和風建築の造りです。
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小さなマリア様が祀られた石塔の光景です。金文字で説明文が記してありましたが、写真の文字が滲んで読み取れませんでした。部分的には、一番上に『献』、二段目に『心の清い人々』、一番下に『千年の平安』などの文字が読み取れました。
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『史跡旧五輪教会』の裏側の小山の裾の光景です。黄色の『ツワブキ(石蕗、艶)』の花が満開でした。食用にもされるキク科ツワブキ属の常緑多年草です。『石蕗の花(つわのはな)』は、初冬の季語となっています。二十四節気の立冬(11月8日頃)から、大雪(たいせつ)の前日(12月7日頃)までです。
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『史跡・旧五輪教会』の文字が刻まれた石標の光景です。1999年に国の重要文化財に登録され、現在は『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』として世界遺産の構成要素として登録されています。
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久賀島の集落 にある『旧五輪教会』の最寄りの入り江の光景です。澄んだ水の色でした。コンクリート造りの護岸ではなく、自然石が丁寧に積まれた石垣でした。ここにも、『頭ヶ島天主堂』と同じ、上五島の石造技術が生かされているようでした。
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よく澄んだ海中のズームアップ光景です。小魚の姿や、ムラサキウニらしい姿も確認できました。動きが遅いウニは、はっきりと写っていましたが、動きの速い小魚は、少しだけその姿が写っていました。
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『ヒルガオ(昼顔)』
ヒルガオ科ヒルガオ属のつる性多年草
分布:日本全土、および世界に広く分布。
特徴:帰化植物のセイヨウヒルガオ(西洋昼顔)もあります。
その他:ハマヒルガオ(浜昼顔)にも似ているようです。 -
『ツルソバ(蔓蕎麦)』
タデ科イヌタデ属のつる性多年草
分布:ヒマラヤ、インド、マレー半島、中国、朝鮮半島南部、日本に分布
特徴:温暖な海浜や海岸近くに生育します。
その他:実は、食用や薬用になります。 -
中通島の『郷ノ首港」から乗船してきたフェリーの光景です。この後は、福江港に向かっての出航です。船の向きを変えて、再接岸している最中のようでした。岸壁に古タイヤなどを利用した緩衝装置がなかったのかも知れません。再乗船の時間を見計らっての、いつもの作業かも知れません。
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イチオシ
フェリーが接岸した場所から眺めた、新旧の『五輪教会堂』の光景です。背後に迫った山が見えていますが、今も、陸路からは難所になっている新旧の『五輪教会堂』の場所です。久賀島は、福江島とは田ノ浦瀬戸、奈留島とは奈留瀬戸で隔てられた馬蹄形の島です。平成23年(2011年)に国の『重要文化的景観』に選定されています。
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ズームアップした『旧五輪教会堂』の建物光景です。フェリーポート近くからの撮影です。こちらを向いたアーチ型の窓と、屋根の右手に見える十字架が、教会の建物であることを示しています。『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』を構成する『久賀島の集落』に包括される教会です。
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ズームアップした『新五輪教会堂』の建物光景です。同じく、フェリーポートからの撮影です。1985年(昭和60年)、『旧五輪教会堂』の隣接地に建てられたカトリック教会です。
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進級の『五輪教会堂』の学を終えて、フェリーで福江島の福江港に到着しました。福江港から長崎港までのフェリーの出発時間まで、1時間弱ありましたので、『福江城』の見学に向かいました。2018年から始まった『続日本名城』巡りのスタンプ押しです。時間の制約で、初めから半分は諦めていましたが、ぎりぎりで見学とスタンプ押印が可能と判断しました。
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歩いて10分ほどでやって来た『福江城』の石垣光景です。今回の長崎の名所巡りで、知り合いになった、お二人も参加され、三人での『福江城』見学です。待ち時間を利用してのギリギリの福江城見学ですから、念のために添乗員さんにも行き先を告げておきました。
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続日本百名城の公式スタンプが押印できた『五島観光歴史資料館』の建物正面光景です。少し道を迷って戸惑う場面もありましたが、通りがかった女子高校生グループに福江城への道を確認でき、実質的にロスタイム無しで福江城跡に到着しました。その城址に建つ、『五島観光歴史資料館』の建物光景です。
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いつもは続日本百名城巡りの公式スタンプは、『福江城五島氏庭園』に置いてあるところですが、今日は月曜日のため、『五島観光歴史資料館』の方に移っていました。持参した『続日本百名城・スタンプ帳』には、その旨の記載はありませんでした。受付で、スタンプ帳の置場を確認しましたら、直ぐにスタンプが用意されました。実にラッキーでした。
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福江城のお堀と本丸石垣の光景です。本丸石垣の上の白い建物は、長崎県立五島高校のようです。本丸石垣は打込み接ぎで積まれているようですが、角の部分には修復されたように見える部分がありました。この部分の石積は、算木積の部分を含めて切込み接ぎでしたから、修復されたのではなく、当初からの石積かもしれません。石材も打込み接ぎ部分より大きなものが揃っていました。
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同じく、福江城のお堀と本丸石垣の光景です。本丸石垣の上の白い建物は、長崎県立五島高校のようです。お堀を枯れた蓮が覆っていました。一面に草が生い茂った石垣には、中ほど当たりに切込みが設けてありました。
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『五島観光歴史資料館』の文字が刻まれた大きな石標の光景です。入場して、続日本百名城の公式スタンプが押印できた建物です。通常は、『福江城五島氏庭園』に置かれているスタンプです。『五島観光歴史資料館』は、平成元年に『二の丸跡』に建てられ五島の歴史や文化に係る資料を展示しています。現在の住所は、五島市池田町1番4号です。
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『五島観光歴史資料館』のHPからの紹介です。『1614年(慶長19)江川城が焼失し、その後、長年にわたって陣屋住まいを余儀なくされ、その間、3代にわたって築城の嘆願をしました。江戸時代後期には、異国船が頻繁に五島灘を往来するようになって、幕府から築城の許可を得ました』と紹介されていました。
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『五島観光歴史資料館』の方が、わざわざ足を運んで見学させて戴いた、福江城の『船入跡』の光景です。本日休館日の『福江市立図書館』の敷地内にありました。福江城は、幕末の1863年(文久3年)に福江藩最後の藩主である五島盛徳が完成させた五島氏の居城です。『日本最後の城』、『日本一新しい城』として知られ、『石田城』の別名を持ちます。
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福江城の『船入跡』のズームアップ光景です。海上防衛や異国船の来訪に備えるために幕府から建築を認められたこともあり、城内には台場(砲台)が設けられていました。遺構としては、石垣や石橋のほか、城の裏門である蹴出門が現存しています。
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イチオシ
『船入跡』から眺めた、『五島観光歴史資料館』の建物光景です。『船入跡』は、『三の丸跡』に位置します。現在、『本丸跡』に長崎県立五島高等学校、『北の丸跡』に五島観光歴史資料館や五島市立図書館、五島市福江文化会館が建てられています。『二の丸跡』には、盛成の隠居所として造られた『五島氏庭園(国指定名勝)』が当時のまま残っています。
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『船入跡』のズームアップ光景です。福江城は、三方を海に囲まれた『海城』でもあります。築城開始が1849年(寛永2年)8月、完成したのが1868年(慶応3年)6月です。廃城になったのが、1872年(明治4年)でしたから、わずか数年の間のお城でした。幕末の慌ただしさを感じさせます。
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大手門の『虎口』になるようです。保存状態の良い石垣が左右に残っていました。その内の一つです。現在の福江城址は長崎県の史跡、『五島氏庭園』は国の名勝に指定されています。天守はありませんでしたが、本丸の二重櫓がその代用とされました。
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『五島観光歴史資料館・五島市立図書館」の文字が刻まれた案内補油式の光景です。往きには気付きませんでしたが、帰りに撮影できました。
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