2019/12/08 - 2019/12/10
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旅人のくまさんさん
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『頭ヶ島天主堂』見学の後、美味しい五島(有川)うどんの昼食を戴きました。その後、陸路で移動した『郷ノ首港』から小形フェリーで出港し、海上から『キリシタン洞窟』を見学しました。更に久賀島に上陸し、世界遺産の『旧五輪教会堂』を見学しました。
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振り返って眺めた、世界遺産の構成要素の一つ、『頭ヶ島天主堂』方面の光景です。歴史の重たさを感じさせてくれた教会でした。中央奥に、天主堂の尖塔と、その左にアンジェラの鐘が見えました。
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暖簾に『白浜窯』の文字があった地元の陶芸作家の建物光景です。陶芸家の安藤豊氏の陶芸アトリエでした。HPでは『ギャラリー・アンジュ』の呼び名も紹介されていました。庭先での作品展示もユニークでした。『アンジュ』の呼び名は、勝手な推測ですが、『アンゼラ(アンジェラ)の鐘』に因むようでした。
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『陶ギャラリー・アンジュ(Ange)』の標識の光景です。この標識の周りにも陶芸家の安藤豊氏の作品が展示してありました。HPでは、『香川県出身。2004年まで高松地方検察庁で国家公務員として勤務、新上五島町が主催したIターンツァーをきっかけに上五島頭ヶ島の地に魅せられ移住を決意。それまで趣味としてやってきた陶芸の道を自ら生きるための道として選択』と自己紹介されていました。
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安藤豊氏のHPでは、『白浜窯では花器、壺を中心に茶器、湯飲み、お茶碗、お皿、ひょーたん、コーヒーカップ、時計等様々なものを1つ1つ完全手作りで作っています。大きさも10㎝程度の小さいものから50㎝程度の大きなものまで様々です』と紹介されていました。
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安藤氏のHPでは、『海と山で囲まれた穏やかなこの島で繰り広げられた凄まじいまでのキリシタン迫害の歴史。そして、信仰の心を守りつつそれを乗り越え、大自然と調和していった人々。私もそのような上五島の波動に引き寄せられるように約10年前にIターンで移住してまいりました』と自己紹介されていました。Iターンとは都心部で生まれ育った人が、地方の転居することなどを言います。
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安藤氏の作品や、HP紹介が続きます。自分のIターンに対し、『陶芸もこの島の素晴らしい波動を頂き、よい焼き、よい形を目指すのではなく、「完成したものがよかった。」というように全てを受け入れ、この島で、陶芸をして暮らせることに感謝しつつ、一つ一つ自分の子供を育む思いで心を込めて製作させて頂いています』と自己紹介されていました。
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安藤氏は、『人は、自らが決めた素晴らしき経験をするために生かされている存在であると思います。疲れたとき、ご自分を信じ切れなくなったとき、私がそうであったようにこの島はあなたを癒やしてくれると信じています。私は陶芸品の創作活動を通じて、そのことを皆様にお伝えし、皆様方を癒やせる空間を創造していきたいと願っています』と述べて、併せて自己研鑽も決意されていました。
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ユニークな作品展示と自己の紹介が続きます。『人間も、自然の一つ。動物、植物、石も土も、あなたも私も全てが繋がっている。そう気づかされる時、葛藤に苦しみながらも、本当の楽しみ、喜びが見つけられると思います。自らの心の世界で平穏を創造することができれば真の世界平和が訪れると信じています。私は、大自然との調和、共生の道を選択し、陶芸の創作活動を進めて参ります』
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白浜窯のアトリエ紹介です。『白浜窯・GalleryAngeは、長崎県新上五島町・明日の世界遺産・頭ヶ島天主堂の前にあります。1Fは陶芸アトリエとしての作陶スペースと作品の展示販売コーナー。2Fはちょっとゆっくりできる展示販売コーナーとなっております。又、2F階から見渡す教会の風景は絶品です。この癒やしの空間、白浜窯にも是非お立ち寄り下さい』と紹介されていました。
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『ツルソバ(蔓蕎麦)』
タデ科イヌタデ属のつる性多年草
分布:ヒマラヤ、インド、マレー半島、中国、朝鮮半島南部、日本に分布
特徴:温暖な海浜や海岸近くに生育します。
その他:実は、食用や薬用になります。 -
『ツルソバ(蔓蕎麦)』
タデ科イヌタデ属のつる性多年草
分布:ヒマラヤ、インド、マレー半島、中国、朝鮮半島南部、日本に分布
特徴:温暖な海浜や海岸近くに生育します。
その他:家の近所では、ピンク色の花のヒメツルソバをよく見掛けます。 -
イチオシ
『頭ヶ島』の海岸近くに位置する、キリスト教信者の墓の光景です。『頭ヶ島(かしらがしま)』は、五島列島北部の『上五島(かみごとう)』にある周囲約8キロの小さな島です。外海(そとめ)地域の潜伏キリシタンが、敢て移住先として選んだ病人の療養地であったことを示す墓地遺跡が残ります。現地ガイドさんからも同様の趣旨の説明をお聞きしました。
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『頭ヶ島』には、移住に当たって開拓を指導した仏教徒の墓、潜伏キリシタンの指導者屋敷跡が残され、『信徒発見』後には、祈りの場となった『仮の聖堂』跡や、キリスト教解禁後に建てられた教会堂跡があります。『頭ヶ島』は、隣接する上五島の主要な島の『中通島(なかどおりじま)』とは、激しい潮流の幅約150メートルの海峡によって隔てられています。橋を渡る時にその潮流を目にしました。
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『白浜遺跡』のタイトルがあった説明パネルの光景です。『白浜遺跡』は『縄文前期(約6000年前)』から『縄文晩期(2500年前)』の遺跡であることが紹介されていました。『古墳時代(3世紀中頃~7世紀頃)』の須恵器も出土しています。昭和42年(1967年)に発見、調査された遺跡です。キリスト教信者の墓の近くに表示されていました。
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上五島のレストランで戴いた、昼食の紹介です。日本三大うどんにも数えられる『五島(有川)うどん』を、だし汁と、生卵の両方で美味しく戴きました。おかずに合わせて、つい、常温の日本酒も注文しました。腰があり、のど越しの良い、五島(有川)うどんでした。有川郷に位置する、ホテル・マリンピアでの昼食でした。
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有川郷のホテル・マリンピアで昼食の後、キリシタン洞窟がある若松島の沖合に向かったのは、『郷ノ首港』からです。地図で調べますと、有川郷から384号線で長距離移動したようです。海上移動に比べますと、はるかに近距離の陸上コースでした。
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昼食の後に乗船した、上五島の桟橋光景です。旅行計画書には、『郷ノ首港』と記してありました。この小型フェリーの行き先は、若松島のキリシタン洞窟を海上から見学したあと、旧五輪教会がある久賀島(ひさかしま)の桟橋経由して、長崎港までの乗継のための福江港です。
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フェリーを近くで停船して海上から見学した『キリシタン洞窟』の光景です。白い十字架とキリスト像らしい姿がありました。この『キリシタン洞窟』は、上五島の若松島に位置しています。キリスト教迫害により、信者が隠れて生活していた場所とされます。陸上からは辿り着けない、険しい海岸線の洞窟です。
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イチオシ
白い十字架とキリスト像らしい姿のズームアップ光景です。江戸時代、ここに隠れていたのは3家族12人とされ、約4カ月もの間、洞窟で暮らしていました。しかし、冬に、煮炊きをするための僅かな煙で、通りかかった船に見つかってしまいました。棄教させるためのひどい拷問を受けたとされます。信仰を守ろうとした人達を偲び、1967年(昭和42年)にキリスト像が建てられました。
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世界文化遺産の『旧五輪教会堂』見学に立寄った久賀島の桟橋光景です。歌唱力豊かなシンガーソングライターの『五輪(いつわ)真弓(1951~)』さんの故郷の島です。『五輪』は、本家が『ごりん』、分家が『いつわ』と呼び分けているようでした。マスメディアでは『和製キャロル・キング』と謳われ、日本女性シンガーソングライターの草分けと呼ばれている歌手です。
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久賀島の桟橋付近の光景です。五輪真弓さんの代表作、『恋人よ』は、現在も中国・韓国・ベトナムなど東南アジア各国で根強い人気を博しています。1980年の第22回日本レコード大賞金賞を受賞し、その後美空ひばりや淡谷のり子の重要なステージ・レパートリーにもなり、後世へと伝えられる曲となりました。また、インドネシアでは『心の友』が、『第二の国歌』と呼ばれるほど有名な曲です。
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『旧五輪教会堂』の建物正面光景です。最初は、久賀島で最初の教会堂になるカトリック浜脇教会として、1881年(明治14年)に建てられたカトリック教会でした。1931年(昭和6年)、浜脇教会の改築に伴い、浜脇教会の旧教会堂を解体し、その資材をこの五輪地区へ運び、移築したものです。
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更にズームアップした、『旧五輪教会堂』の建物正面光景です。1985年(昭和60年)2月14日、長崎県の有形文化財に指定され、更に、1999年(平成11年)5月13日、 国の重要文化財に指定されました。2016年(平成28年)、世界遺産としては『禁教期に焦点を絞るべき』との指摘をうけ、推薦が一旦取り下げられ、対応を協議し、禁教期を象徴する『久賀島の集落』に包括する扱いとなりました。その結果、2018年(平成30年)6月30日、世界遺産登録が決定しました。
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『国指定重要文化財・旧五輪教会堂』のタイトルがあった説明パネルの光景です。海辺に建つ木造建築のために老朽化が進み、昭和59年(1984年)、新しい教会堂建設のため、解体の危機にさらされたことがありますが、関係機関の努力で修復・保存されたことが記されていました。
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『旧五輪教会堂』の奥の建物側面光景です。この旧教会が老朽化により解体される寸前、島内の仏教徒の助言によって価値が再確認され、五島市に移譲されることになり、文化財として保存されました。
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イチオシ
『旧五輪教会堂』の建物光景です。1881年に建設されたこの旧五輪教会堂は、長崎県にある教会堂としては、大浦天主堂(国宝)に次ぐ古さを持つ木造教会とされ、移築の際に特に改修をしていないことから、創建当時の姿を残しています。
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『旧五輪教会堂』のすぐ近くに建設された、『新五輪教会堂』の建物光景です。煉瓦造りとオレンジ色の屋根が特徴的なこの教会堂は、1985年(昭和60年)に建立された、五島市内では最も新しい聖堂です。内部の写真撮影はできません。
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『新五輪教会堂』の建物側面光景です。パンフレットからの引用らしいネット情報によれば、『堂内のキリストを抱く聖ヨゼフ像、十字架の道行の額などは、小ぶりで簡素なものであるが、この地区の素朴な生活に根ざした信仰がうかがえる』と紹介されていました。
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『新五輪教会堂』の建物正面のズームアップ光景です。同じく、パンフレットからの引用らしいネット情報によれば、『近年は過疎化により五輪教会に所属する信徒数は大きく数を減らし、教会堂の維持も困難な状況にあるが、信徒たちは、牢屋の窄の迫害を耐え抜いた人々の子孫であり、敬虔な信仰を根強く受け継いでいる』と紹介され、アクセスは、『江港?奥浦港等から海上タクシー25分、田ノ浦港から車約40分、下車後山道を徒歩15分』とも紹介されていました。
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『新五輪教会堂』の建物正面の像のズームアップ光景です。父の聖ヨゼフに抱かれた幼子はイエス・キリストです。『旧五輪教会堂』は、内部見学、撮影もできましたので、この後もう一度紹介します。
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