2019/04/23 - 2019/04/30
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旅人のくまさんさん
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ヒヴァの世界文化遺産、内城を意味するイチャン・カラの紹介です。東西約450メートル、南北約650メートルに広がり、やや東に傾いた長方形をしています。城壁の高さは7~8メートル、基部の厚さは5~6メートル、全長2.2キロ、面積は26ヘクタールに及び、周囲を外壁のデシャン・カラに守られています。
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イチャンカラ内にある、昼食のお店の紹介です。奥の方の列が、入口になります。こちらの見学者は、お店の前部に設けられた調理場の見学です。串焼きか、あるいはナンなども焼かれていたようです。
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お店の近くは、イチャンカラ内の広い空き地になっていました。発掘調査も行われているらしく、調査が完了すれば、再建される建造物もあるかも知れません。立退きによってできた空き地のようにも見えました。
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跡で地図を参照しましたら、昼食のお店のミルザボシは、西門と東門を結んだ勅撰のちょうど真ん中付近に位置していました。ホテルがメインのレストランのようでした。あるいはその逆のレストラン主体かも知れません。
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昼食のお店、『ティー・ハウス・ミルザ・ボシ』の室内光景です。煙が多く出る調理を、隣接する屋外で行っているためでしょうか、室内に煙やにおいが充満することはありませんでした。
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イチオシ
こんがりと焼き上がったばかりのナンの紹介です。この2枚のナンは、千切って、3~4人で食べました。スタンプを使って、花柄模様が描かれていました。ナンの生地に模様を付けるのには、日本の活け花で使う剣山のような道具も使われます。
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こちらは一人前の笹井料理です。しっかりとした味付けで、ビールや白ワインの飲み物によく合いましたが、敢て難を言えば、左側の野菜で巻いた料理は、私には塩味がきつ過ぎました。写真紹介はしませんでしたが、各種の料理が提供されました。ネット情報でも、中々の評判のお店でした。
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昼食の後の見学の始まりです。イチャンカラ内は、見所が満載でした。写真は、昼食のお店の外観です。『ティー・ハウス MIRZA BOSHI(ミルザ・ボシ)』の看板がありました。
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全部は見学できませんでしたから、イチャンカラ内の主な建造物を纏めて紹介しておきます。まずは、『タシュ・ハウリ宮殿』です。ヒヴァ・ハン国の君主の邸宅です。163の部屋と三つの大きな中庭、五つの小さな中庭があり、主な建物に「接見の間」「くつろぎの間」「ハレム」があります。独特の建築構造、壁面に施されたマジョリカ装飾、木柱の彫刻の美しさが高く評価されています。
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次に紹介する建物は、『パフラヴァン・マフムード廟』です。イチャン・カラ中心部、ジュマ・モスクの真裏に位置します。1664年に建立、1810年にレンガ造りに改築されました。ヒヴァの守護聖人であるパフラヴァン・マフムードと、ヒヴァ・ハン国の君主の墓が置かれています。中庭にはヘイワクの泉が湧き出ています。
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3番目に紹介する主な建造物は、『セイド・アラウッディーン廟 』です。1303年没のセイド・アラウッディーンのためのヒヴァ最古の建造物です。日干しレンガの外観は大変に質素です。地下には礼拝堂と廟が置かれ、内部に安置されている石棺はマジョリカ焼のモザイクタイルで装飾されています。14世紀ホラズムにおける、マジョリカ焼装飾の最高傑作と評価されています。
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4番目に紹介する主な建造物は、『ジュマ・モスク』です。10世紀に創建され、1788年から1789年にかけて再建されました。中庭は213本の円柱で囲まれており、往時には熱気と寒気を防ぐために木製の天井があったようです。杯状の柱頭と球状の柱基が円柱の特徴となっていて、花、パルメット、星、文字をモチーフとした彫刻が施されています。
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5番目に紹介する主な建造物は、『クトルグ・ムラド・イナック・マドラサ』です。ヒヴァのマドラサの最高権威[とされます。6番目に紹介する主な建造物は、『アラクリ・ハーン・マドラサ』です。一時期はキャラバンサライとして使用されていた建物です。
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7番目に紹介する主な建造物は、『ムハンマド・アミーン・マドラサ』です。ヒヴァ最大のマドラサです。最盛期には99人の寄宿学生が在籍していました。8番目に紹介する主な建造物は、『イスラーム・ホジャ・ミナレット』です。イスラーム・ホジャ・マドラサに付随する、高さ約45メートルのミナレットです。町のシンボルとなっています。
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最後になる9番目に紹介する主な建造物は、『カリタ・ミノル(クク・ミナル) 』です。高さ28メートル、当初高さ109メートルを予定して建設が進められていましたが、ムハンマド・アミーン・ハンの死によって工事は中断されました。このミナレットは、何度も目にし、紹介もできました。
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猪チャンららの城へkぃ内の建物ですが、新築ではなく、修築中のようでした。歴史的剣豪物の差修復ではなく、民家のようにも見えました。その手前に見えている穴の開いた作り物は、ナンを焼く施設のようです。正式名は知りませんが、ピザ窯等に倣って、ナン窯と呼んでおきます。
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イチオシ
9番目までの主な建造物を纏めて紹介しましたが、透かし彫り彫刻が施された煉瓦の壁と四面に設けられた四つの門も見所の建築物です。西のアタ・ダルワザ門は撤去されましたが、1975年に修復されました。東のパルワーン・ダルワザ門、北のバグチャ・ダルワザ門、南のタシュ・ダルワザ門は、今も健在です。この門は、クフナ・アルク(古い旧殿)の門になるようです。
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『カリタ・ミノル(クク・ミナル) 』の光景です。手前に見える小さな尖塔が付いた石壁が、程よいアクセントになりました。完成はしなかった、カリタ・ミノルですが、存在感はさすがです。
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市街地内に存在するミナレットの中で最大のものは、高さ45メートルのイスラーム・ホジャ・ミナレットであることを紹介しましたが、最も古いミナレットは、18世紀末に建立されたジュマ・モスクのミナレットです。次いで古いのが、1842年建立のパルワーン・ダルワザ門外側の道路沿いに位置するセイド・バイです。
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ムハンマド・アミン・ハーンメドレセのファサードの光景です。一方が完全に開き、三方が壁で囲まれて、天井がアーチ状となっているホールまたは空間のイーワーンです。7世紀に滅んだサーサーン朝ペルシャで多くみられ、後世に見いだされて11世紀から12世紀にかけてのセルジューク朝の時代にイスラム建築の基本的な設計単位として定着しました。
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イチオシ
イーワーン内部の天井近くのズームアップ光景です。イーワーンは、通常、中庭に向けて開いていますが、公共の建物だけではなく、私的な住宅にも使用されました。柱のない大空間としてのイーワーンは、紀元前後のオリエント建築に誕生しましたが、イスラム建築に採用されるようになったのは、12世紀頃のペルシャ世界が始まりとされています。
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説明が前後しましたが、ファサードとは、建築物の正面部分のデザインのことです。フランス語に由来し、英語のフェイス(顔)に相当します。側面や背面でも、装飾的に造形されている場合などはファサードと呼ぶことがあるようです。ムハンマド・アミン・ハーンメドレセのファサード前から眺めた、右手方面の光景です。
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ムハンマド・アミン・ハーンメドレセのファサード前から眺めた、左手方面の光景です。
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ここからは、展示館に入館しての見学です。格式が高そうな椅子に坐した人物像の光景です。絵ではなく、モノクロ写真のようでした。手にしているのは、サーベルのようです。サーベルの柄には、護拳(ごけん)と呼ばれる枠状、もしくは半円の大きな鍔がついていて、指や手を保護します。その柄の部分が左手部分に見えているようです。写真はカリフか、その末裔の人のようです。写真ですから、19世紀末以降の時代になるようです。
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こちらは、『カリタ・ミノル(クク・ミナル) 』のモノクロ写真です。右上に二段餓鬼のアラビア文字がありましたが、カリタ・ミノルの表示かも知れません。アラビア文字は読めませんので、推定だけです。
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イチャンカラの城門光景です。これは写真ではなく絵でした。イチャンカラには四つの門があり、はそれぞれ東のパルワーン・ダルワザ門、北のバグチャ・ダルワザ門、南のタシュ・ダルワザ門、西のアタ・ダルワザ門の名前が付いていました。そのうち西のアタ・ダルワザ門は、1920年に撤去されています。
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『Vase(花瓶:2個)』
ロシア
(14世紀)
彩色を施した金属製品のようです。七宝焼き的な装飾かも知れません。 -
室内の展示光景です。先に紹介カリフらしい人物写真や、イチャンカラの城門光景のセピア写真もありました。それぞれに説明名札が付いていましたが、撮影は割愛しました。
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壁面に展示された、サーベルの光景です。サーベルは、ポルトガル語のサブレに由来するらしく、オランダ語でもサーベル、フランス語ではサーブル、英語ではセーバーまたはセイバーと呼ばれているようです。身に着けるときは、常に腰から下げた鞘に収められています。元々は騎兵の武器として、それまでの直線状の剣に代わって使われ始めたようです。
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同じく、反対側がら眺めた、サーベルの展示光景です。サーベルは、騎兵が片手で扱えるように軽く、できるだけ長く作られた刀剣です。剣身は直刀タイプ、曲刀タイプ、半曲刀タイプがあります。敵を斬り下ろすに適した曲刀型のサーベルは軽騎兵や歩兵用の武器として使われ、直刀型のサーベルは斬るよりも刺し貫く用途に適しており、こちらは重騎兵に好まれたようです。
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3つ並んだサーベルのズームアップ光景です。絵の部分の造りは似通っていましたが、長さや県の部分の太さが、それぞれ違っていました。右端には、実戦でも使われたらしい、江が長い斧も展示してありました。
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