2019/04/23 - 2019/04/30
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旅人のくまさんさん
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イチャン・カラにある、クフナ・アルクと呼ばれる『古い宮殿』の門を潜った内部の紹介です。17世紀に建てられましたが、新しいタシュ・ハウリ宮殿が出来てからは、区別するために『古い宮殿』と呼ばれるようになりました。
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『クフナ・アルク』と呼ばれる『古い宮殿』の中にあった、『アクシェイフ・ボボモスク』の光景です。6本の新しい柱が建っていますが、ヒヴァ・ハン国からロシアに統治が移ってから、以前の柱は持ち去られたようです。イスラム教のモスクは、『神の家』を意味します。ところで、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神様は、同じ神様です。
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イチオシ
正面から眺めた、『アクシェイフ・ボボモスク』の光景です。細くて長い柱には、桑の木が多く使われるようですが、この宮殿の柱の材質は確認できませんでした。別の場所で目にした細長い柱は、桑の木を途中で継いでありました。先程の三つの宗教は、共に聖地エルサレムから出た一神教ですから、ユダヤ教ではアドナイ 、キリスト教ではデウス 、イスラム教ではアラーと呼ばれます。
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『アクシェイフ・ボボモスク』の柱の最上部付近のズームアップ光景です。細かな彫刻はなく、極めてシンプルな造りでした。天井部分も、実用的な造りでしたが、全面に、少し地味な色の装飾が施されていました。ユダヤ教を始めとする三つの宗教は、呼び名は異なりますが、いずれも同じ神様であるヤハウェのことを指しています。
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『アクシェイフ・ボボモスク』に向かって右端方面と、その周りの光景です。かつての宮殿跡ですから、高い塀と壁で取り囲まれていました。その上に見えていた青空と、白い雲の光景です。ユダヤ教を始めとする、三つの宗教の話しに戻ります。ユダヤ教は紀元前13世紀、キリスト教は紀元1世紀、イスラム教は紀元7世紀と、三つの宗教の成立した時代は大きく異なります。このため、同じ神様と言っても異なる見解部分があります。
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『アクシェイフ・ボボモスク』に向かって左端方面と、その周りの光景です。隅の柱は、小さな尖塔、ミナレットのような外観の造りでした。現代社会にも、大きな影響を与えているユダヤ教を始めとする三つの商況ですから、もう少し紹介を続けます。ユダヤ教は以降に成立したキリスト教とイスラム教を、キリスト教はイスラム教を認めていませんから、最も新しいイスラム教から見た場合にのみ、三つの宗教の神様は同じことになります。
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ユダヤ教にとっては、旧約聖書のみが聖書です。キリスト教の場合は、旧約聖書と新約聖書の二つが聖書となります。またイスラム教では、最大にして最後の預言者が、ムハンマド(マホメット)であり、彼により語られた神の言葉が記されたものがコーランと教えます。旧約聖書は、認める立場ですが、新約聖書でのキリストは神ではなく、預言者としているようです。聖地、エルサレムを巡る見解も異なってくるようです。
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青色タイルの壁面文様のズームアップ光景です。唐草文様風の植物が基本図形に使われていました。色彩的には、濃い青、薄い青と白の三色になるようです。サマルカンド・ブルーの呼び名もあるようです。
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イチャン・カラ(内城)の内部の光景です。この辺りは、モスクに分類されるエリアになるようです。お土産店も店を広げていました。
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老朽化が目立つ『アクシェイフ・ボボモスク』のタイル装飾の壁面光景です。残念ながら、補修工事らしい跡はありませんでした。下部の茶色に見える部分は、表面のタイルが剥がれ、生地の石材が顔を出した部分です。
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『アクシェイフ・ボボモスク』の天井と、壁面上部の光景です。地味な色ですが、天上には全面に装飾が施されていました。壁面上部の装飾は、天上よりは明るい色彩ですが、どちらかと言えば、地味な装飾です。
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同じように、こちらの青色タイルの壁面の下部も、タイルが剥がれ、生地の石材が顔を出していました。世界遺産に登録されている建物ですと、むしろ、簡単に補修ができない状態になっているのかも知れません。
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青色タイルの壁面の中間部分の光景です。こちらには、大きな損傷個所は見られませんでした。濃い青色と、薄い空色のような部分と、白地の三色でした。唐草文様風の植物が基本図形に使われていました。
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イチャン・カラ(内城)の内部を移動中の光景です。前方左手には、塀越しに『カリタ・ミノル(クク・ミナル) 』が見えていました。『短い塔』の意味合いですが、存在感がある塔です。
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先ほど見えていた方面に向かって歩きましたので、『カリタ・ミノル(クク・ミナル) 』が大きく迫って来ました。『短い塔』と言っても、28メートルと紹介されている塔です。計画では100メートルを超えるミナレットとされますから、その下部の大きさでも、大いに目を引きます。
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上から覗き込んだ、古井戸の光景です。随分と深さがありました。上の方は完走しきっていましたが、下部の方は、苔が生えたような緑色でした。円形に煉瓦が積み上げられていました。
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イチャン・カラ(内城)の内部を移動中の光景が続きます。イチャン・カラの建築物は、大きくアルク(城郭)、マドラサ(神学校)、モスク(寺院)、マスジッド(霊廟)に大別されます。20のモスクと20のマドラサと6基のミナレットなど、50以上の歴史的建造物と250以上の古い住居が残ります。
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前方に見える、小さな門を潜った先が、ヒヴァ・ハン国の王の『謁見の間』になるようです。先ほど紹介した区分ではアルク(城郭)に該当するようです。高い塀と壁で区切られているようでした。
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左斜め前から眺めた、ヒヴァ・ハン国王の『謁見の間』の光景です。広場より一段高く、基壇になっていました。格好の記念遭撮影場所になっていましたが、基壇の上には、お土産品も並べられていました。
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見学に来ていた学生さん達です。20名余の皆さんが整列して、何となく記念撮影会の雰囲気になりました。ウズベキスタンの地元の学生さん達のようでした。学生さん達の服装は自由で、女学生さん達も顔を覆うスカーフなどは皆無でした。
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イチオシ
ヒヴァ・ハン国の王との謁見の間の光景です。右が王様用の扉、中央が首相の扉、左がお客様用の扉とされます。扉の先に謁見の間があるのではなく、2本の柱が並ぶこの空間が、謁見の間になるようでした。
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謁見の間の柱のズームアップ光景です。全面に繊細な彫刻が施され、下部が細くなり、大分は石造のようでした。天井を支えるための、強度を目的とした柱ではなく、装飾や、国王の権威のシンボルとしての柱のようでした。
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この場所は、来客がいない時には裁判所になっていたようです。扉は三つありますが、裁かれる人は、左の扉に通されると死刑、中央は無罪、右は刑務所行きだったと、現地ガイドさんが説明されていました。
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ヒヴァ・ハン国王の『謁見の間』がある広場を取り囲む建物の光景です。上階にはテラスのような場所が設けられ、建物上部を移動できる造りにもなっているように見えました。
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同じく、現在は、お土産品売り場にもなっていた、ヒヴァ・ハン国王の『謁見の間』がある広場を取り囲む建物の光景です。このような場所での商売は、公式か非公式かは分かりませんが、場所代が必要かも知れません。
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イチオシ
お母さんに了解を得たうえで撮影した、可愛らしいお子さんの姿です。可愛い盛りの2歳くらいでしょうか。ジュースを飲みながらも、お母さんの方をしっかりと見つめていました。男の子のようです。
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撮影用にセットされていた、レプリカの玉座のようです。多分、有料での記念撮影の場所になっているようです。複数の人が腰掛けられそうな、ベンチのような大きさの玉座でした。
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これで、『クフナ・アルク』と呼ばれる『古い宮殿』の1階部分の見学はおしまいです。最後にもう一度振り返って紹介する、ヒヴァ・ハン国の王との『謁見の間』の光景です。
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この後向かったのは、『クフナ・アルク』の屋上です。屋上からのヒヴァの旧市街の眺めがお勧めとお聞きしていました。ヒヴァ・ハン国の時代には、イチャン・カラには宮殿、モスク、マドラサ、霊廟が建ち、ディチャン・カラには職種別に区画された地域に職人たちが居住していました。
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『クフナ・アルク』の屋上へと向かう階段の入口付近の光景です。トルクメニスタンのカラクム砂漠に残るメルプ遺跡(世界遺産)から、クフナ・ウルゲンチ(旧ウルゲンチ)に至る隊商路に泉が存在し、この泉を中心に町が発展した伝承が残ります。イチャン・カラの中では、現在も泉が湧き出ています。発掘調査の結果、1世紀にはすでに町の基礎ができていたことが判明しています。
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まだ『クフナ・アルク』の最上部ではありませんが、ヒヴァの市街が眺望できる場所にやってきました。旧城壁の内側になる『イチャン・カラ』は、1991年にウズベキスタンとして初めてのユネスコの世界遺産に登録されました。
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