2019/04/23 - 2019/04/30
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旅人のくまさんさん
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ウズベキスタンのブハラにある、イスマイール・サーマーニ廟の紹介です。中央アジア最古のイスラム建築とされる廟で、『ブハラ歴史地区』にある世界文化遺産の一つです。9世紀末に中央アジアに成立したサーマーン朝の王族の廟とされます。
- 交通手段
- 観光バス
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観光バスを降りた後、公園内を少し歩いて、『イスマイール・サーマーニ廟』に向かいました。1220年のチンギスハーンによる蒙古襲来時には、砂に埋もれた状態だったことが、破壊を免れたようです。
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イチオシ
『イスマーイール・サーマーニ(?~907年)』の名前を冠した霊廟に到着しました。『イスマーイール・サーマーニ』は、中央アジアの古代イスラム国家の一つ、『サーマーン朝(873~999年)』の全盛時のアミールです。アミールは、イスラム国の君主号の一つとされます。『サーマーニ』の名前が冠され、一族の墓であることは間違いないものの、彼の墓であるとの確証はないようです。
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斜め前から眺めた『イスマイール・サーマーニ廟』の建物光景です。砂に埋もれていたことがプラスになったのでしょうか、千年以上経った石造建築ですが、外観、内観共に、素晴らしい石造技術を今日、目にすることができます。サーマーン朝の首都はブハラ、今日のウズベキスタンをはじめ、トルクメニスタン、アフガニスタンとイランの一部に支配が及びました。
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正面出入口の左手前方から眺めたサーマーニ廟の光景です。サーマーン朝全盛期の支配区域をもう少し詳しく説明しますと、ブハラ、サマルカンド、フェルガナ、チャーチュ(タシュケント)といった、現在のウズベキスタンに含まれる都市のほか、トルクメニスタンの北東部と南西部、アフガニスタン北部、イラン東部のホラーサーン地方に支配が及びました。
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ユネスコの界遺産の標識があった、『イスマイール・サーマーニ廟』の標識です。正面入口の左側にありました。これで、ブハラの世界遺産についてのもやもやが少し解消しました。ただし、このユネスコ標識には、登録年月や登録名の『Historic Centre of Bukhara(ブハラ歴史地区)』の文字の記載がないようなのが、少し残念です。
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正面から眺めた『イスマイール・サーマーニ廟』の建物光景です。この廟が建設されたのは、892年から943年とされます。建築に費やされた期間は約50年、イスマーイールが父の『アフマド・イブン・アサド』ために建立したと伝えられています。サーマーン朝の初代王は、兄の『ナスル1世(在位:875~892年)』でした。
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正面出入口の右手前方から眺めたサーマーニ廟の光景です。サーマーン家の君主は、アッバース朝(750~1517年)の権威のもとで、地方太守の格であるアミールの称号を名乗り、アッバース朝のカリフの宗主権のもとで支配を行いました。イスラム世界において独立王朝の自立の証となる事業を行い、アッバース朝の東部辺境で勢力を持ちました。
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『イスマイール・サーマーニ廟』の外壁の石組のズームアップ光景です。この辺りの煉瓦積には、十分な年代を経たことが見て取れました。再発見された時のままか、あるいは、僅かばかりの修復が行われた箇所のようです。狭い曲面部分を煉瓦で構成した、高度な石造技術に見えました。
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『イスマイール・サーマーニ廟』の外壁を先に紹介しておきます。この場所は、明かり採りや通風のための構造のようでした。周りとは異なる、赤っぽい石材か、煉瓦が使われていました。周りの構造からみれば、出入口の一つだったかも知れません。対向する場所に、同じような造りの部分が見えていました。
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類似の造りになっていた、対向する場所の建物光景です。通風や明り採りだけの構造にはとても思えませんでした。正面出入口と同じような手間をかけた造作です。それにしても、修復された箇所はあるかも知れませんが、千年の月を感じさせない精緻な石造建築です。ネット情報では、『どの方向からもお参りができるように建物の四方すべてに入口がつくられているが、現在、開いているのは1面だけ』との解説もありました。
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ここからは正面出入口から入場しての見学です。正面に見えているのが、その出入口です。出入口の正面に、日本の神社で例えれば『蕃塀(ばんべい)』と呼ばれる衝立風の施設がありました。日本の『蕃塀』は、『神社の一施設で、通常は参道上で拝殿の前に存在する短い塀である。不浄除け、透垣、籬などとも呼ばれる。』と解釈されています。
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『イスマイール・サーマーニ廟』のドームの内部光景です。写真をズームアップして眺めた、ドーム部分の煉瓦積の精密さには、本当に驚かされました。最上部には、明かり採りとも、通気口とも見える小さな穴が見えました。構造の概略は、『一辺10mの正方形の箱の上に、内径8mのドームが載せられた形状(ウィキペディア)』になっています。
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イチオシ
精緻なドーム屋根を支えるには、その下部の石積にも高度な技術が要求されます。この内部光景から見る限り、ドーム屋根が完全に崩壊した可能性は感じられませんでした。廟の壁厚は、1.8メートルとされますから、これだけのものを支えるための綿密な計画があったことだけは間違いないようです。
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更にその下部の光景です。ドームの下部の遠州沿いにも、通風と再考を兼ねた格子窓などがありました。それらのアーチ構造がドーム屋根を支え、さらにその下の構造に荷重を伝える構造になっていました。下側から見れば、ドーム屋根を支える煉瓦ピラミッドの構造に見えます。この後、ウィキペディアを参照して、構造について詳しいことを紹介しておきます。
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ウィキペディアでは『廟の四隅には太い円柱が置かれ、箱の部分とドームは八つのアーチと16本の簗で支えられている。廟には複数の入り口が設けられているが、どれが正面入り口かは判明していない。壁の材質にはレンガのみが使用され、レンガの凹凸のみを使用して複雑な陰影を表現している』と解説されていました。
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レンガ壁のズームアップ光景です。ウィキペディアでは、『1,000年以上の年月を経てもなお、廟の土台部分はしっかりと残っており、修復作業も完了している。』と紹介され、また、レンガについては、『一辺20-25cmの正方形、厚さは3-5cmの形状をしており、レンガに施された装飾はイスラム化以前の中央アジアの建築に見られる特徴が残る。』と解説していました。
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『イスマイール・サーマーニ廟』のすぐ近くで目にした、トンネルになったような不思議な樹木の光景です。推測ですが、かつて砂嵐にでも逢った古木かも知れません。生命力を感じさせてくれました。
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半ば倒れた状態でも、長年月生き永らえたように見えた樹木の先端部分の光景です。さすがに寿命が尽きてきたようです。周りには、遺物らしい石材も散在していました。『イスマイール・サーマーニ廟』が、800年ほど前には、砂に埋もれていたことを思い浮かべながらの撮影でした。
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潤いピンク色の一重咲のバラの花の光景です。『ワイルド・ローズ』で検索してみましたら、よく似た花の『ドッグ・ローズ』がヒットしました。ヨーロッパではあちこちに生えていてそこから『ドッグローズ』と言われるようになりました。ローズ・ヒップの生産には最適種のようです。
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潤いピンク色の一重咲のバラの花のズームアップ光景です。『ドッグ・ローズ』の他にも、『ライラック・チャーム』、『バレリーナ」を始め、いくつものに多様な品種がありました。外れているかも知れませんが、『ドッグ・ローズ』の名前で紹介しておきます。
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開き始めたばかり、朱色から赤色のバラの花の光景です。この一輪だけしか、この付近には見当たりませんでした。この条件だけで、名前を特定するのは、私には無理でした。
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シルクロードの中枢のオアシス都市として栄えたブハラの歴史は、2500年以上も前に遡ります。最盛を極めた9~12世紀頃には、中央アジアのみならず、イスラム世界全体の文化的中心地として栄華を誇っていたと伝わります。『イスマイール・サーマーニ廟』の近くにあった六角形か八角形の人工池の光景です。浄めの場所かも知れません。
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ユネスコの世界遺産の『イスマイール・サーマーニ廟』の近くから見えていた尖塔の光景です。次に見学した、同じく世界遺産の『チャシュマ・アイユブ』です。ユネスコ本部の英文資料、『Outstanding Universal Value(顕著な普遍的価値)』の『Brief synthesis(簡潔な総評)』の項目の11世紀の遺産事例として『Chashma Ayub』が表示されていました。
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『イスマイール・サーマーニ廟』の見学を終え、次の見学地の『チャシュマ・アイユブ』に向かう途中の光景です。僅かばかりの距離でしたtが、新緑が爽やかな一寸した林の中を歩きました。
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イチオシ
林の中を少しだけ歩いて、ブハラの旧市街の世界遺産、『チャシュマ・アイユブ』に到着しました。『ヨブの泉』という意味とされ、名前の由来は、人々が水不足で苦しんでいたとき、ヨブがここを杖で叩いたら、泉が湧き出たという伝説によります。
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『チャシュマ・アイユブ』の尖塔の一番高い場所に設けられた『シュバシコウ(朱嘴鸛)』さんの巣です。親子のシュバシコウの作り物も置かれていました。嘴(くちばし)は、オレンジ色に表現されていました。コウノトリですと、黒っぽく見えます。
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右手が入口になる、ウズベキスタンの世界文化遺産の『チャシュマ・アイユブ』の建物光景です。世界遺産への登録名は、『Historic Centre of Bukhara(ブハラ歴史地区)』になります。14世紀から19世紀にかけて何度も建て増しされたため、丸屋根で覆われ、長方形の角柱でできている霊廟、尖った円錐状の屋根付のドームと、アンバランスな建築になっています。
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『チャシュマ・アイユブ』の前から眺めた、周りの光景です。写真撮影を忘れましたが、『チャシュマ・アイユブ』の入口付近にも、ユネスコの世界遺産の標識がありました。その内容は『チャシュマ・アイユブ:12~16世紀』でした。
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白い綿毛に包まれたような、『シロタエギク(白妙菊)』です。黄色の花が咲き始めていました。日本でもよく見かけるキク科キオン属の植物です。洋名は、『ダスティーミラー』や『シルバーレース』、地中海沿岸が原産地です。
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小枝で積み上げられた巣の上にいたのは、お馴染みのカバイロハッカさんです。家主の『シュバシコウ(朱嘴鸛)』さんがいない間の見張り役かも知れません。『シュバシコウ(朱嘴鸛)』は、『赤いクチバシのコウノトリ』の意味です。
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