2019/05/24 - 2019/05/28
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旅人のくまさんさん
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ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダの夜景紹介です。俄かには賛成できない派手な照明もありましたから、そのことにも触れ、『パゴダ』、『ストゥパ』と『仏塔』の違いについても紹介しておきました。
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ハイテク照明が使われた仏像の数々を紹介します。多分、その是非を巡っては、意見が分かれるかも知れません。あるいは、ハイテク照明の程度や手法によっても賛否が分かれるかも知れません。
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先に、私個人としては許容できる範囲の例をいくつか紹介しておきます。その大雑把な判断基準は、?カラフル過ぎないこと、?ネオンサインのように色変わりや動的表現がないこと、③仏陀の尊厳を毀損しないこと(ハイテク照明が主役ではないこと)、④わざとらしさがないこと、⑤仏陀の歴史的評価を毀損しないこと、⑥品位があること、⑦継続性・普遍性が期待できる芸術性があること、などです。思い付いたことを箇条書きにしただけですから、表現については整理する必要があります。以上の、私個人の勝手な判断基準に照らして、この仏陀像の照明は許容範囲と判断しましたが、もう少し背後の照度を落とせば、仏陀像が引き立つように感じます。
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イチオシ
こちらも許容できる範囲に入りますが、暫く眺め続けないと、いきなりネオンサインのように色変わりしたりする可能性もあります。一応、この仏陀像の照明は許容範囲と判断しますが、右半分の照明を少し落とせば、かなり改善できそうです。
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次は、私個人としては許容したくない仏陀の照明例です。仏陀の品位を毀損しかねないカラフルな照明です。これは私の勝手な推測ですが、国や寺院の利権を牛耳る人達の所業に思えてなりません。
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この照明も、私個人の判断としては許容できない範囲です上部の照明が明る過ぎ、仏陀像の品位を落としているとしか思えません。
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私個人の判断基準では、とても許容することができない仏陀像のハイテク照明です。これでは、少し言い過ぎになりますが、仏陀像が見世物か、晒し者にされたように感じます。
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私個人の判断基準では、とても許容することができない仏像のハイテク照明のズームアップ光景です。仏陀像ではなかったかもしれませんが、悲しそうなお顔のように見えました。
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ハイテク照明の像が、ほかにも続きましたので、精神的に少々疲れてきました。目を転じて、尖塔、パゴダの光景に戻ります。ウィキペディアでは『パゴダ(pagoda)とは、仏塔(ストゥパ)を意味する英語である。日本ではもっぱら、ミャンマー様式の仏塔のことを意味する。 』と解説され、更に『日本の仏塔と同様、仏舎利(釈迦仏の遺骨等)または法舎利(仏舎利の代用としての経文)を安置するための施設である。』とも解説されています。また、『「パゴダ」はミャンマー語ではなく、ミャンマー語では「ゼーディー」または「パヤー」と呼ばれる』とも解説されていました。
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場所を代わって、黄金に輝く室内です。ミャンマーの人々にとって、パゴダは釈迦がいなくなって以来、釈迦に代わるものであり、『釈迦の住む家』であるとされます。
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同じく、仏座像が祀られた黄金の室内光景です。ミャンマーでは、パゴダを建てることは、『人生最大の功徳』とされ、そうすることにより幸福な輪廻転生が得られると信じられています。
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黄金色の仏座像の光景が続きます。『釈迦の住む家』であるパゴダに入るとき、履物を脱ぐことが求められます。靴や靴下、ストッキングを履いて入ることは許されません。この厳しさと、ハイテク照明のちぐはぐさが、私には、不思議に思えてなりません。『郷に入りては、郷に従え』ですから、従いましたが、個人的な意見だけは記しておきました。
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参考までに、日本の代表的なパゴダは、?平和の塔(兵庫県西脇市高野山真言宗高松山宝光院)、?パゴダ平和記念塔(徳島県徳島市眉山町眉山公園)、③世界平和パゴダ(福岡県北九州市門司区和布刈公園)等です。(ウィキペディア)
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石畳の上に敷かれた、絢爛豪華な敷物のズームアップ光景です。あまりに立派過ぎて、この上を歩くのは躊躇されました。
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イチオシ
マスコット人形のような造りの獅子像らしい光景です。白地の肌に、金色の装飾がふんだんに施されていました。
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ライトアップの照明器具を気にせずに撮影できた場所からの光景です。二段に小さな尖塔が幾つも並んでいました。最下段の小さなストゥパには、ハイテク照明された仏陀が祀られていました。
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『パゴダ』、『ストゥパ』と『仏塔』は、基本的には同じものかも知れませんが、それぞれに歴史を経て、日本では微妙に違った説明や内容となっています。このため、それぞれの言葉に焦点を当てて説明をします。最初に『パゴダ』を説明しましたので、次は『ストゥパ』に焦点を当てた説明です。最後に『仏塔』の説明とします。仏陀が死去(釈迦入滅)された時、在家の信者達は、その遺体を荼毘に付し、その遺骨(仏舎利)を八分して記念の塔(ストゥーパ)を建てました。これが『ストゥパ』の始まりとされます。
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伝説によれば、アショーカ王はこの八塔の仏舎利を掘り出し、インド全土に八万四千の塔を作り、仏舎利を分配したとされます。アショーカ王(紀元前268年頃~紀元前232年頃)は、マウリヤ朝の第3代の王です。漢訳音写では『阿育王』と書かれます。インド亜大陸をほぼ統一した大王です。
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仏教の世界で極めて大きな役割を担った、アショーカ王について、もう少し紹介を続けます。釈尊滅後およそ100年(または200年)に現れたという伝説もあるアショーカ王は、古代インドにあって仏教を守護した大王として知られています。『アショカ』とも表記され、その名前は、花の『アソッカ(無憂樹)』を由来としています。
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イチオシ
私の勝手な判断基準では、許容できる範囲の照明がされた、仏座像のズームアップ光景です。アショーカ王の話しに戻ります。チベットに伝わる伝説では、アショーカ王は紀元前232年頃、タクシラで没したと伝わります。古代の『ストゥパ』は、仏や聖者の遺骨や遺品を埋めた跡に、煉瓦や土で造った土饅頭型の記念碑で、代表的なものが中央インドの『サーンチーの仏塔』です。インドの仏教遺跡で、最古のストゥーパ(仏塔)は、インドのほぼ中央に位置するサーンチーに残っています。
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『サーンチーの仏塔』は、紀元前2世紀に作られたもので、中央の巨大な円丘の四方には石造の門があり、全面にブッダやアショーカ王の物語が浮き彫りされています。大塔を中心に、四つの塔があり、それぞれ周囲を門と回廊で結び、それらの全面にアショーカ王の聖地巡礼などを描いた精密な浮き彫りが施されている。美術史上でも重要な遺跡とされます。
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『ストゥパ』は、東南アジアに伝わりますと、『パゴダ』という石造となり、中国や日本では塔の形をとり、中国では土と木、日本では木造の塔となりました。この後は、日本の『仏塔』の歴史の紹介です。
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ミャンマーのライトアップされた仏塔(パゴダ、ストゥパ)を眺めながら、日本の『仏塔』の歴史を紹介しておきます。古代インドのストゥパに起源を持つ仏塔は、崇拝対象としてアジアの仏教圏に広がり、中国、朝鮮半島の百済を経て、五世紀半ばの飛鳥時代に、仏教と共に日本に伝わったと考えられています。日本で記録にあらわれる最初の仏塔は、敏達天皇14年(585年)に蘇我馬子が建てた大和飛鳥の『大野丘の北の塔』が有力とされます。(日本書紀)しかし、この塔がどのようなものであったかは分からず、場所も特定されていません。『敏達天皇(びだつてんのう:538~585年?)』は、第30代天皇です。先代は父の欽明天皇です。
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遺跡として確認できる最初の塔は飛鳥時代です。推古天皇元年(593年)に建てられた『飛鳥寺(法興寺)』の五重塔です。わが国最初の本格的寺院である『飛鳥寺(法興寺)では、仏舎利を納めた塔が伽藍の中心に据えられ、その周りを三つの金堂が取り巻いていました。つまり、仏塔が寺院における最も重要なものと判断できる伽藍配置です。続いて、飛鳥時代初期に創建された大阪の『四天王寺』は、門、塔、金堂、講堂が南から一直線に並んでいます。同じく、飛鳥時代建立の『法隆寺』では、中門を入ると、金堂と塔が左右に並んで建っています。本尊を安置する金堂と塔が同格となったとも解釈されています。
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次に、白鳳時代~奈良時代前期の仏塔です。白鳳時代の伽藍配置を示す『薬師寺』になりますと、それまで一基だった塔が二基になって、伽藍の中心に建つ金堂の前に並ぶようになります。これは塔が仏舎利を祀るだけでなく、伽藍を荘厳する建築へと変容したものと解釈されています。白鳳時代は、広義には大化改新(645年)から、平城京遷都までの約 60年間です。
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奈良時代(710~794年)になりますと、東大寺の伽藍配置に見られるように、塔は中心堂宇が建つ回廊内から、外に出てしまうこととなります。ただし、東大寺の仏塔は現存していません。奈良時代後期になりますと、仏舎利の奉安は形式化されて、仏像の安置が主となりました。
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奈良時代に、伽藍の中心は金堂に移り、仏塔は脇役へと地位が低下していきました。この傾向は、時代を経るにしたがって強まることとなりました。『平安時代(794~1185年)』になりますと、浄土式の池泉庭園を設けた伽藍が造られましたが、阿弥陀堂が中心となり、仏塔は脇の方に建てられることが多くなりました。山岳寺院などでは、地形の制約から、『室生寺五重塔』のように、小さな五重塔が山の平削地に建てられるようになりました。
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以上の、日本における仏塔の歴史は、仏教伝来当初は、礼拝の第一義的な対象として、金堂と共に寺院の中心的な建物として伽藍の中にありました、時代が下るにつれ、伽藍の中心や仏塔本来の宗教的な位置付けから離れ、信仰の証しから寺院のシンボル的な役割を色濃くしていきました。(日本秘境探訪の日本における仏塔の歴史を参照しました)
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大理石張りの広場の中に、色が異なる石盤がありました。裸足でこの部分に立ちますと、周りとの温度差に気づかされます。日射を受けた昼間ですと、この部分の温度が若干低く感じられます。靴を履いていれば分かりませんが、裸足での参拝ですからすぐに分かります。
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建築物としてのストゥパは、中国の伝統的な楼閣と合体して高層建築となり、高いところに神が宿るという思想により楼閣の上にストゥパを載せる形となりました。かつては饅頭形の墳墓に傘立てたストゥパの姿は、塔の頂きに立つ相輪へと姿を変えました。
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尖塔の先端部分のズームアップ光景です。日本の五重塔や三重塔の塔頂に掲げられた相輪は、ストゥパを象徴しているものであり、相輪こそが仏塔の本質を伝えています。
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